村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

香に親しむ・・・

2011-04-04 23:16:09 | 香道のこと
日射しは春だが
風は冷たい
今日は午後から香の講義を聞きに行く
そして
夜はいつもの香道の稽古
今日は一日中、香に親しむ

香の講義の後に香席があり、席順を引くと一番の正客になってしまった
香組は試香が三チュウ、本香が五チュウ
私たちは志野流の系統だが、皆さんは御家流であるから扱いが違う
お家流は香を頂いたら聞き筋を回さず正面で聞くらしい
銀葉にのせた香が落ちないようにとのお話しに納得した
名乗りを聞くと
答えは殆ど私と同じで、違う答えがお一人
結果は そのおひとりだけが当たった
もし、だれも当たらなかったら、私が料紙を頂けたのに
残念


六国を六歌仙にあてはめた事もあるらしい

伽羅は宮人で僧正遍照、
羅国は武士で在原業平、
真南蛮は百姓で大友黒主、
真那加は女で小野小町、
佐曾羅は僧で喜撰法師、
寸聞多羅は地下人で文屋康秀

万葉集やら古今集からの歌のいくつかを
ホロホロと皆さまが呟く
とても、とても私には及ばず
先生の博識と会話する御連客の方々の
古典文学のレベルの高さに驚くばかり
少しショックであった
でも
いつもの稽古に出かければ
何事も同レベルすぐ安堵した
これがなにより安心だが階段は上へと登らねばならない
やはり勉強せねば…


帰ってからも
今日一日の
香の香りが漂う



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コメント (2)
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