村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

逆勝手は頭の体操

2010-07-13 23:03:41 | 紫廼茶話会
わが社中では八月と二月には逆勝手をする
極暑極寒にふだんの稽古と違う事をすると
否応なく頭を使い
その日の寒熱も忘れてしまう
のではと思うが はて

紫兎先生にてお稽古をつけて頂く
今日は逆勝手とのこと
丁度よし勉強させて頂く
有り難い

逆勝手は全てが逆でなく
居前の茶碗は必ず利き腕の右手で取り置く
置きあわせる茶器と茶碗などは
客付に茶器がくる約束なので左にする
柄杓を蓋置に引くのは左手
勝手付につける袱紗は右側になる
袱紗を畳むとき立てるも 右側
あと茶碗の湯や水をこぼす手は左右と順にする
茶器の蓋はいつも膝前
水指の蓋は四手で勝手側に
拝見を出す位置は右から茶器次茶杓仕服となる
戻るときは打ち返しなし
もちろん畳を進むめるは客付の足で越すこと
すべからく頭と体の体操となる
今日はわりと涼しくクーラーもさわやかだ
やはりうちでは八月にして
さて熱暑も忘れるかどうか・・・

今日の
軸は吉井勇の祇園の歌
かにかくに…
花はムクゲ祇園守
香合は御輿
時代の備前片口の水指
茶碗は天竜寺青磁
茶入は古高取
茶杓は歴代茶杓より玄々斉
建水はサハリ棒の先

夕方 家に戻るとすぐ
お盆の迎え火をした
御先祖様がお越しになられた後
雨が降り出した

まだ梅雨は明けていないのだ
熱暑はこれからやってくる




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コメント
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