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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

菓子の茶事 「星に願いを」

2011-08-07 23:19:22 | 村雨庵 茶事茶会
今日は菓子の茶事
いつもながら道具も設えも大したことは無いが
その亭主の考えや道具を持ち出し
「わたし」の茶事をしようと
干菓子は
亭主が休暇中に糸巻きの干菓子を打ち
そして主菓子も心をこめて昨日作ったもの
飯後ではあったが
少し青紫蘇ご飯と香のもの
それに沢煮椀
八寸はオランダ土産のチーズに
飛び姫の蛍烏賊の燻製は富山のもの
千鳥の盃もすっかり慣れて 
すらすらと・・・
お流れの盃も すいすいと・・・
だったようだ

亭主は飛び姫
正客 清秀庵
次客 ながたん姫
三客 さわわ様
四客 うらちゃん
五客 くましょうさん
詰 さかちかさん

待合 光琳版画 枝豆、ささげ、露草の図 
汲出 ギヤマン
煙草盆 瓢型
本席 竹林満清風 萬仞宗岱

飯椀 潤み塗り瓢蔓文様
煮物椀 黒鷺芦蒔絵

釜 車軸釜 高橋敬典
風炉 雲華焼
炭斗 蛍籠
羽 縞梟
火箸 ささげ
釜環 宮崎寒雉
香合 扇面 乾漆
菓子 葛饅頭 「星に願いを」飛び姫製
菓子椀 黒

後座
花入 魚篭 竹美斎造
花 宗旦木槿
水指 砂張 時代
茶入 伊賀 坂本瀧山造
仕覆 逢坂金襴
茶杓 橋本紹尚作 「この夜」 飛び姫蔵
茶碗 平茶碗 清水七兵衛造
替  刷毛目三島茶碗 時代
薄器 金輪寺 
薄茶碗 赤楽 宝珠絵 時代
替茶碗 色絵七夕 粟田焼 岡田佳山造
    御所丸写し 広州窯
建水 浄益

煙草盆 蛇籠蒔絵黒塗
火入 水月窯 
干菓子器 練込四方皿 飛び姫造
干菓子 糸巻 青、白 飛び姫製

今日は旧暦の七夕
それならば 避けては通れぬと
おのれを織姫に見立てたそうだ
お菓子の葛饅頭は 
枝豆餡に星のオクラと短冊の人参を入れて
金粉をつけて熱々の葛でくるむ 本人のアイデア
それをラップで包み昨日蒸しておいた
出来あがりは想像とはチト違ったようだが
味は良かった
久しぶりの茶事であるが
飯後は簡単だから
また来月




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大炉の茶事 日曜日

2011-02-20 23:55:33 | 村雨庵 茶事茶会
待合のかけもの
菅楯彦の大津絵
若衆、藤娘、鬼、奴、猿
五人が勢ぞろい

どこへ出かけるのか
今回の大炉の茶事は
梅見
土曜日のアイテラ氏は
干菓子のボーロを自動車で
日曜日のモリーナ様はキャビンアテンダントであったから
干菓子は飛行機のボーロで
其々の乗りもので梅見にと
いざ出かけん
というような・・・

今日の亭主はモリーナさん
正客はナガタン姫とソーマ先生と塚ちゃんと逗子夫人と詰はおりょう様の五名




水屋にいるよりも皆さまと席中に居たかった

一期一会

モリーナ様 
良い茶事でした
お見送りが終わると
塚ちゃんが「感激しちゃって」と涙目で言う
それを見て私ももらい泣き
一心にお客様にお茶を差し上げる姿は

泪もの だ





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大炉の茶事土曜日

2011-02-19 21:33:31 | 村雨庵 茶事茶会
大炉の茶事の土曜日の亭主はアイテラ氏
お客様は六名
アイ様とご友人のおおた様
あとは社中のおたけさん、さわわさん、うららちゃん、デレラ嬢、
水谷はくましょうさん、サカチカさん、飛び姫の三人
待合の掛け物は
定石の大津絵を掛けたい

菅楯彦の大津絵を掛けた
本席は武島羽衣の歌

お菓子は主菓子も干菓子もわが菓子部で作った

久しぶりに亭主をしたアイテラ氏
半東も付かずひとりで
大変
でも楽しかった!とのたまう

勿論のことだ




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火の用心

2011-01-30 23:38:14 | 村雨庵 茶事茶会
二日つづいた夜咄の茶事も終わった

乾燥しているから
火には気をつけないとと思いつつも
昨日は廊下の角においた蝋燭が
燃え過ぎて床にも蝋が垂れて
火が付いて燃えていた
驚いた火の番のかつどのが
水をかけて難なくすぎたが
廊下の一部が溶けている
今日は待合のカーペットに置いた蝋燭が
倒れて蝋をカーペットに流した

燈明の油を畳の上にこぼして歩いた為に
畳は油の垂れた跡がいっぱい
出来るだけ敷物を敷いて着物が汚れないようにした

暗いので待合で水をこぼしたが気がつかず
膝が冷たくなってようやく気がつく

今回の夜咄でわたしめがした失敗
ともかく火事や事故のなくて良かった

もうずっと昔だが東博で
富岡鉄斎の大短冊を買った
印刷だがふつうの大きさの三倍くらいで
「火の用心」とあった
心にとどめるには大きくないと響かない
声も大きく 短冊も大きく

「火の用心」




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村雨庵 辛卯の初釜

2011-01-09 23:42:14 | 村雨庵 茶事茶会
辛卯の初釜
待合はお福の画 川端玉章
天保13年(1842)~大正2年(1913)
京都生れ、本名は滝之助。丸山派の日本画家



本席は昨年とおなじ
近衛信尹コノエノブタダの懐紙
寛永の三筆の一人
他の二人は松花堂と光悦

かず様が初炭をし、その後すぐに点心
鯛の向付と牡蠣の煮物椀、春菊の胡麻和えを料理部四名で作り
あとはお弁当にした
お膳に引盃は箸の上
まずは一献 一献せねば箸は取れない
今年の初釜は十七名の参加 
休みは四名ということは今のところ社中は二十一名らしい
うらちゃんは振袖だし皆さん晴着でとても綺麗だ
全員良くしゃべる何時に増して賑やかで華やか
しかし狭いわが茶室に私も入れて十八名とは
座るのがやっとだ 

主菓子は二種を用意した
ひとつはお土産でも良し、食べても良し
昨日菓子部が作ったものだから
金団は今年の御題の「葉」
君が為葉々清風起こす・・・から
竹の葉ずれの音を表わし緑の金団に金箔を振る
「銘は葉々」
それと練りきりで「雪うさぎ」
金団は縁高 
大きな角盆に「雪うさぎ」が十七羽をモリーナさんが盛付る
大勢のうさぎにたっぷりの雪を降らせる





まだ干菓子までは作れないので
鶴屋吉信の二種と豊島屋のを買った
濃茶は
金銀の嶋台をふたつ組
十七名分の四椀を私めが練る
軽々と練る
と言いたいが続けて四椀練るのはとても大変なのだ
年に一度の社中の前の点前だから
多少は無理でも
不出来でも、
精いっぱいの真心で
真剣に濃茶を練らなければ

と思うのだ




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よばなしは夕月夜

2010-12-19 23:07:37 | 村雨庵 茶事茶会
土曜の夜咄の茶事
待合はキツネの画賛


へんげとの
世捨て人の真似をして
衣は着ても狐なりけり 楓葉



本席は烏丸光広



名所森

夕月夜
入りぬる影や
木枯らしの
森の下草
置く露もなし

菓子はわが菓子部の蒼宙菓子部で作った
銘を「夕月夜」




写真をもっと入れようとしたら
二重に投稿になってしまい削除したら
みんな消えてしまった
がっかり
もう一度書くのはつらい


日曜は懐の会である
お正月料理を作った
参加の生徒は三名
中にかつて
プログにコメント頂いた暢々庵様も初参加
中々お上手で皆と良く溶け合って初めてとは思えない
暢々庵さま ようこそ
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よばなしの茶事

2010-12-19 00:09:10 | 村雨庵 茶事茶会
ここの所忙しいからとか
昨日が遅かったからとか

今日の茶事の支度が遅れたことの
言い訳ばかりしていた

今日はよばなしの茶事
11月に二度
12月は一度のみ
今日は日暮れが早いので席入りは三時
初座は腰掛けは明るいが
待合いも本席も電気を消せば蝋燭がないと暗くて見えない
我が家の陽当たり悪いことが
役立つこともある

中立の時は外も暗くなって後座の向付には手燭の交換ができる



今日のお客様は
麗しきお客様が揃われた
ご正客様は紫兎様
逗子夫人ながたん姫と塚ちゃん
お詰はしま様
亭主はモリーナさんに頼んだ


会記は明日 書こう





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かんたん夜咄しの茶事

2010-11-21 23:21:14 | 村雨庵 茶事茶会
今日も夜咄し 茶室は
昨日のままで始めるから したくは楽である

懐石は略してお弁当
かんたん夜咄しの茶事でも
簡単煮物椀と
深向に和えものでも出そう
午前中は出しをとり味をととのえ
煮物椀準備完了
白和えのころもを作る
お豆腐一丁を霜降り
水を切り
擂鉢で良く当たる
砂糖 大さじ 2と1/2
塩 小さじ 1/3
淡口しょうゆ 小さじ 1/2
酒 小さじ 1
加えて完成だ

午後なって
亭主や半東も早めに来て
支度をするが すぐ終わった
改めて畳を清め
お客様を待つ
蝋燭を新しいのに替え
短檠や灯明に油を注ぎ
準備しておく
火をつけるのも大変な作業だ
火の番役は集中して
最後まで同じ人がする事
水も何度も撒く
水が灯りをなお美しく引き立てるから
今日の亭主は
カズ殿
半東は森金さん
腰掛はまだ明るいが
初座の席入りすると
すでに短檠に灯をともし
外とは違う幽玄の世界となった はず

事故もなく 
良かった

迎え付けの時よばなしでは
右に手燭
左に桶を持って
蹲踞の前の前石に立ち
裏千家では
右の長めの手燭石に手燭を置き
左の丸い湯桶石 湯桶を置く
高さは手水鉢、手燭石、湯桶石、前石の順に低くなる

席入りが早い時間だったので
中立ちのあとの 向付 手燭の交換だ

二日間 雨も降らず露地にも出られたし
腰掛けも使えた
外は丁度よい温度でいくらいても寒くない
来月はそうはいくまいが

前茶に初炭
点心と菓子を食べ中立
後入りして
床に石菖
続き薄茶そのご留め炭

まあ四つ椀でないと
茶事は こうも簡単で楽ちんだ
あまり楽なことは
喜びも薄いし
力がつかない気がするが
一汁一菜でも二菜でも
ちゃんと懐石をしたほうが良いと思う
社中が席に出れるようにと
お弁当にしたが
今度は水屋の役も 火の番もやってもらおう
昔の灯りを体験して
どうだったかな みんなは

またしよう 夜咄しを


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茶事の三露

2010-11-20 23:47:47 | 村雨庵 茶事茶会
客は五名
亭主ひとりに
水屋はひとり私がする
本懐石は出来ないから
お弁当にした
柿の白和え
それと出来あいの飛龍頭ヒロウスを種にして
煮物椀をだすこと
今日決めた
席入が遅いので
材料を買い
午前中は料理
蒟蒻、人参、大根、芹、柿の白和え
黄瀬戸の深向に盛る
汁も準備するが
柿を剥くのと柚子の松葉を森金さんに頼んだ
手伝いに来てくれた
うらちゃんと森金さん
今日の亭主の清秀庵氏と
ちょっと休憩などしていたら
まもなく三時
三時半に席入だから
急がないと 
慌てると
足元の物を蹴飛ばすから
ゆっくり
急いで

やはり一番にアイさん
間もなく全員 揃った

照明を切ると
四畳半の茶席はとても暗い
短檠に火をともして
茶事をはじめる
まだ外はあかるいが
中立ちの頃には暗くなる
志野の食籠に蒸したお饅頭で
中立ち
外はほの暗い
後座の支度をしているうちに
ますます暗くはなっていくが
私めの役は水撒きと火の番人

いつもよりたっぶりと
初水、
中水、
立水
三回打ち水をする
足元行燈が敷石に映えて綺麗だから
たっぷり水打つ

また掛け物の風帯の露、
花の露、
茶杓の露
茶事に三露あり


暗くて良く見えない
打ち水しつつ
自分の足元を濡らした

喚鐘カンショウを打ち残して迎え付け・手燭の交換と
たぶん見てはいないが順調のはず
あとはいつもの続き薄茶で留炭
炭のあとは
話しが弾んでいる
中々終わらない
時間を見計らって水を打ち
にじり口の草履のそばに手燭を置き
足元行燈をカッコ良く並べておいたのだが
時間があまり移ると
蝋燭の状態が心配で
また灯の回りを見に行く
灯篭の灯は消えてないか
主客の見送り 
残心

寄付で身支度整え お帰り頂く
いつもの茶事の後は
珈琲などで
ひと休みするが
今宵は
このまま・・・




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ひいろんさんの正午茶事

2010-10-17 23:31:40 | 村雨庵 茶事茶会
今日の亭主はひいろんさん
ボランティアで物語の読み聞かせをしていると聞き
今回の茶事は物語の茶事にした
初めての茶事
この茶事で
亭主も客もお茶が面白くなって
もっともっとお茶を好きになってほしい
と強く思う

待合は岡田華郷の藤原敏行朝臣の図
汲出は呉須赤絵 蔵珍作
濡れ縁を腰掛にしてしばしお待ち頂き
迎え付けをする
掛軸は掬水有月手 ミズヲキクスレバツキテニアリ
正客は松風庵さま
何事もはきはきと気持ちよくおっしゃる
感想もはっきりとわかりやすい
初めは緊張していた席中も松風さまのおしゃべりにリラックス
まずは客も亭主も
お茶事を楽しむ事が出来たら良いのだ
挨拶の後はすぐ懐石
今日は一汁五菜
八寸は松茸と車海老の酒塩
そのご
初炭
炭斗は小さい菜籠
羽は縞梟
火箸は銀
かんは寒雉
灰匙は李朝のさじ
香合は時代の貝合わせ
平安の殿方と姫が描かれてある
拝見が戻ると菓子を運ぶ
写真がそれだ
竹はその物語を想像してほしい為のだが
源氏にいってしまったらしい
中立ちして用意整い銅鑼を打つ
ひいろんさんは昨日練習したが
とても銅鑼の打ち方がうまい 私よりずっと上手い
後座は
床は竹の長い花入
花は庭の玉すだれと水引きをひいろんさんが入れた
水指は竹の絵水指
茶入は高取喜恵 しふく ジョウチ金襴
茶杓 成瀬宗巨の蓬莱
建水 浄益
その後 後炭をして
薄茶水指は竹であるが
蓋を替えた
白漆大棗の御所車の色絵茶碗は菊の籬と次茶碗は井上東也の円相まるが書いてある絵唐津
菓子器は光琳蒔絵の松文様の食籠と虫かごの菓子器
茶杓の銘は
かがり火

その席中にいなければ味わえない
感覚がある
光の演出
時間の流れ
茶は演劇に似ている
観客は五名
ひいろんさんは
お茶の奥へ足を一歩踏み出した
さて
その結果は…如何に



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段取り

2010-10-16 23:44:22 | 村雨庵 茶事茶会
明日は茶事
その支度をしなければならない
つくばいの掃除
濡れ縁を腰掛けにするのでお客様が座ってもお着物が汚れぬように清める
明日使う道具を箱から出して並べる

茶をこして
炭を洗う
水屋は
エビイモを六面に剥いて…明日の下拵えを
出来るだけしておく
今日は
五名が明日の茶事の支度をした

段取り
真剣
後始末

明日は晴れるはず


近所の無人の家
崩れかけた塀に
隣家から蔓が伸びて朝顔が咲いている
薄い水色の大輪の朝顔
まるで造花のように透明な美しさ
目が洗われるようだ
写真にはその清々しさは写らなかったが…



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茶杓は 「むしくひ」

2010-10-05 23:03:31 | 村雨庵 茶事茶会
濃茶の茶杓は
藪内流の比老斉作
銘は
「むしくひ」




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庸軒棗

2010-10-04 23:36:43 | 村雨庵 茶事茶会
月曜日 今日は何もない
茶会の道具が部屋に乾かしてある
茶事ほどではないが 広がっている

茶会は二日で三回を二席
合計で十二席
お客様は四十六名様 社中は十五名
四名様から六名様がひと席で濃茶と部屋を代わって薄茶
それにおしのぎで
十時からと十二時半からと三時からとした

ほんとに小さな家でどうなることかと思ったが
どうにか なったようだ

写真は濃茶器として使ったもの
箱には藤村庸軒の
庸軒棗とある
箱書は観山 
仕覆は
龍馬の紋と龍が文様になっている
龍馬裂 緞子だ
仕立は
裏を飛びちゃんが縫い
表をさかちかさんが縫って完成させ 
私めは紐と裂地を選び
内側の底にハンコを押した
茶会に間に合うように急いで作った仕覆だ
いや縫い子班うつろものの会で作ってもらった
この棗に本物の仕覆も付いているが
古くてすでに切れて駄目なのだ 
袋物を習っていて良かったと思う
なにしろ思い立ったらすぐ出来るんだから
頼めば…

藤村庸軒は
慶長18年(1613年)から元禄12年9月18日(1699年)
宗旦四天王の一人
名は政直(のちに当直)、俗称は十二屋源兵衛。微翁、反古庵と号す
久田家初代の久田宗栄の次男
異説もあるが呉服商十二屋の藤村家に養子に入る

庸軒の棗は小さく四名か五名のお茶を入れるといっぱいだ
三百年は過ぎたから黒漆の色は透けて思ったより重い
何より形が庸軒棗なのだろう観た事のない形だ



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寿老人

2010-10-04 00:09:23 | 村雨庵 茶事茶会
二日間の茶会が終わった
社中の感想は
 面白かった と言う事で
まずは良かった
面白い
楽しい
そういう茶会を目指そう

写真は濃茶席の掛けもの
小堀宗中の賛
狩野伊川院の寿老人の画

今日はもう寝よう



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村雨会三十年記念茶会

2010-10-03 00:04:15 | 村雨庵 茶事茶会
茶会の一席めは10時から
初めてお目にかかる
アイさんのご友人
紳士のお数寄者ノウス様と睫の長い麗人オー様
お茶は同じ席での偶然の出会いである
未知の方とも一瞬で旧知のように分かり合え語りあえる
その時の嬉しさは格別だ
だから茶会や茶事は楽しい
二席目には晴着を召された仲良しのゼミのお友達たちだ
初めはかしこまって挨拶をするがそれだけで何だか浮き立つ気持ち
三席目には古くからの友人泉さんがオーストラリアからの留学生で現在東大の大学院生の若き女性とご一緒に
あと
拙宅の茶会には初めてお越しになるネコ様ご姉妹と
美しいこば様

今日の茶会は
あれこれ考える暇も無く
あっと一日目は過ぎた
社中は実に伸び伸びと自由に汲出やら菓子やらを運び何の屈託もなく点前をしている
ように見えた
良かった
茶会が苦痛ではいけないから
明日は違う生徒も来るから…
またリセットして
茶会に望もう

写真は唐物香合
箱は古筆了伴だったか箱書きがある
またシフクも組紐の細く結びやすい

そうそうだ
灰型をするのを忘れていた…




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