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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

半夏生

2019-06-23 23:36:43 | 植物・茶花
二十四節気以外に
雑節というのがある

雑節は
農業において必要な季節の
移り変わりの目安としたもので
・節分
・八十八夜
・入梅
・半夏生
・二百十日
・土用
・彼岸など

半夏生ハンゲショウは雑節の1つで、
半夏ハンゲ(烏柄杓)という薬草が生える頃。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という
草の葉が名前の通り半分白くなって
化粧しているようになる頃とも。
様々な地方名があり、
ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。

七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から
作られた暦日で、
かつては夏至から数えて11日目としていたが、
現在では天球上の黄経100度の点を
太陽が通過する日となっている。
毎年7月2日頃にあたる。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、
大雨になることが多い。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言う。
(ウィキペディアヨリ)

写真は
昨日の三友之式にての
半夏生とシモツケ

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十薬

2019-06-09 23:06:00 | 植物・茶花
今 気温は:16度 雨だ

ここもそこもどくだみの花ざかり 山頭火

ドクダミ
古くは、
之布岐(シブキ)と呼ばれていた。
どくだみの名称は「毒矯み」(毒を抑える)から来ている。
ドクダミ自体に毒はない。
とウィキペディアに

・開花時期は、 5/20 ~ 6/末頃。
・「毒」を
 「矯める(ためる=収める)」、
 即ち、毒を止める効能がある
 ところからの命名。

・「毒痛み」は
 ハート型の葉の先端に、
 十字型の白い花を咲かせる。
 道端のちょっとしたところで
 この時期よく見かける。

・花びらがたくさんある、
 「八重毒痛み(やえどくだみ)」
 という品種の花もある。
 なかなかきれいな花。

・薬効   解毒、ちくのう症、
      はれもの
・薬用部位 葉、地下茎など
・生薬名 「十薬(じゅうやく)」
      10種類の効能が
      あるところから。
季節の花300から
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花散れば

2019-04-22 23:07:21 | 植物・茶花
花散れば
道やはよけぬ志賀の山
うたて木ずゑを
越ゆる春風
定家

やは=どうして…(であろうか)
うたて=ますますはなはだしく。
志賀=滋賀


写真は縞様のお宅にあった野草

八角蓮ハッカクレン
中国原産の山野草
めぎ科
春になると葉の下に
赤紫色か白色の花が咲く
漢方で解熱剤ともされる
若葉の頃は破れ袋のように
閉じた傘の形で芽吹いて来るようだ

わが庭は今
二人静と宝鐸草ばかり
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バイモ(貝母)

2019-01-25 23:07:41 | 植物・茶花
貝母バイモ

写真はうちの庭
貝母がもう葉を伸ばし始めた
まっすぐに葉を伸ばす
元気そうだ


貝母の
鱗茎を乾燥させて生薬として使うようだ
別名
アミガサユリ(編笠百合)
テンガイユリ(天蓋百合)

まだまだ
咲くまで時間が
かかる

貝母の人生が始まったばかり
雪など積もれば
葉は倒れてしまう
猫に踏まれて折れるかも
心配であり
花咲く迄
楽しみでもある
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鶯宿梅オウシュクバイ

2019-01-14 20:59:49 | 植物・茶花
先日のお稽古で紫兎先生は
紅梅と松を青磁の花入にいけられた
紅梅と白梅
どちらが先に咲くのかなど
話題に上がった
調べると
品種により異なり
決まっていないようだ

「梅」というと茶杓の銘に
鶯宿梅と書かれている

鶯宿梅オウシュクバイ
村上天皇の時、
清涼殿前の梅が枯れたので
紀貫之の娘
紀内侍の家の梅を移し
植えたところ、
枝に
「勅なれば
いともかしこし
うぐひすの宿は
と問はば
いかが答へむ」

という歌が結んであり、
天皇はこれに深く感じて
梅の木を返したという、
拾遺集・大鏡などにみえる故事。
また、その梅の木。
(デジタル大辞泉の解説)

写真はうちの椿
「本白玉椿」

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一花三葉

2019-01-11 23:23:24 | 植物・茶花
写真はうちの庭
何故か土から直に
一花三葉の椿の花が咲いている
不思議

加茂本阿弥らしい

加茂本阿弥椿がすぐそばにある
右隣は明石潟 曙 赤角倉 香り姫
左隣には紺わびすけ 白金魚葉椿
中の木戸の奥には
大神楽
本白玉
白わびすけ
横の空き地には曙 羽衣 のりこぼし
それともうひとつのは
名前を忘れた


写真の右手には寒葵が見える
やっと葉が五枚になった

寒葵は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の植物
別名:カントウカンアオイ。
ギフチョウの幼虫の食草としても知られる。
日本固有種で、
本州の関東地方から近畿地方、四国に分布する。
山地や森林の林床に生育する。
小型の多年草。
茎は短く、地面を匍匐する。
葉は互生、卵形~卵状楕円形で、
先端は尖り、基部は心脚、
長さ6-10cm、幅4-7cm、
濃緑色で白い斑紋がある。
花期は秋季(10-11月)で
地面に接して咲く。
(ウィキペディアより)

小さな庭だが
生命が息づく

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初雪や

2019-01-10 23:13:23 | 植物・茶花
初雪や水仙の葉のたわむまで 芭蕉

水仙はスイセン属
ヒガンバナ科
市販の球根を買って花壇や鉢に植えて育てる。
一定の寒さに当たらないと開花しない性質を有する。

ニホンズイセンだと初春には開花するが、
西洋スイセンは4月ごろに開花する。

スイセンは日本の気候と
相性が良いので、
植え放しでも
勝手に増える。


スイセンという名は、
中国での呼び名
「水仙」を音読みしたもの。
仙人は、
天にあるを天仙、
地にあるを地仙、
水にあるを水仙という
中国の古典に由来する。
水辺で咲く姿を仙人にたとえたのであろう。
別名に雪中花、雅客。
(ウィキペディアより)


今日も寒い
昼間はおうたいのお稽古だったが
お休みした
寝てる
木曜稽古の夜の部は
二人ともお休み
結局みなお休み
ずっと寝てる
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八つ手の花

2017-11-20 02:48:18 | 植物・茶花
塀の上の八つ手の花の青白く
光つめたき冬さりにけり
千樫

古泉 千樫
コウズミ チカシ
[1886~1927]歌人。
千葉の生まれ。
本名、幾太郎。
伊藤左千夫に師事し、
「アララギ」同人として活躍。
のち「日光」に参加。
歌集「川のほとり」「青牛集」など。
(デジタル大辞泉の解説)

写真は八つ手の花
開花時期は、
11/ 5 ~ 12/10頃。
・日陰でもよく育つ。
・掌状に7~11裂する葉を
「手」に見立てた。  
実際には7裂または9裂
するものが多いようだ。 
「八」は、”数が多い”という
意味からの命名。

・別名
 「天狗の羽団扇」
 (てんぐのはうちわ)。
 でかい葉っぱに、
 魔物を追い払う力があると
 考えられてこの別名がついた。
(季節の花300ヨリ)



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秋の暮

2017-10-24 22:59:12 | 植物・茶花
たれかはな 
枯野をしのぶ 
をみなへし 
おのれも慕へ 
秋の暮をば
  藤原俊頼


今日は茶道具展示会の添釜
担当の日
お仲間がお持ちの花を
友人の里庵さんが入れた
秋草は
なんとなく
哀愁を感じる

黄葉になっているのは
丁子草チョウジソウ
それと
杜鵑ホトトギス
吾亦紅ワレモコウ
藤袴フジバカマ
糸薄イトススキ
女刈萱メカルカヤ
野菊ノギク

風炉の茶花もあと少しで
炉の花へと変わる



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蓮 はちす

2017-08-22 23:33:41 | 植物・茶花
蓮葉の
西にちぎりの深ければ
上こす露に
秋ぞ
うかべる
  定家

ハス
古名「はちす」は、
花托の形状を蜂の巣に見立てた
とするのを通説とする。
「はす」はその転訛。

水芙蓉(すいふよう、みずふよう)、
もしくは単に
芙蓉(ふよう)、
不語仙(ふごせん)、
池見草(いけみぐさ)、
水の花
などの異称をもつ。

漢字では
「蓮」のほかに
「荷」または
「藕」の字をあてる。

ハスの花と睡蓮を指して
「蓮華」(れんげ)といい
仏教とともに伝来し
古くから使われた名である。

また地下茎は「蓮根」
(れんこん、はすね)といい、
野菜名として通用する。

7月の誕生花であり、夏の季語。
花言葉は「雄弁」。
(ウィキペディアより)



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葡萄

2017-08-16 01:17:31 | 植物・茶花
雨に剪つて一と葉つけたる葡萄かな 蛇笏

結構たくさん雨が降ったようだが
家の中にいると何もわからない
ただ昨晩から足が痛い
いわゆる座骨神経痛だ
ロキソニンテープを貼って
ゴロゴロの一日
テレビではお盆休みの渋滞と
天気予報の話し
見ているうちに眠ってる

明日とあさってはお茶のお稽古だが
お盆だからと休みの人も多い
みなそれぞれの田舎へ帰るらしい
帰るところのない人は
お稽古に来るはず
小雨になるとよいが‥




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芙蓉

2017-08-14 00:04:44 | 植物・茶花
反橋ソリバシの小さく見ゆる 芙蓉かな
   夏目漱石


白い芙蓉の花が咲いていた

芙蓉は アオイ科

短い毛が密生した大きな葉は、ふつう浅く5裂します。
熱帯・亜熱帯地方では常緑ですが、
温帯では冬に落葉します。
6月から9月にかけて、
淡いピンクの花を咲かせます。
朝に開いて、
夕方には萎む一日花です。
(三省堂 大辞林)



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数珠玉

2017-08-12 00:31:19 | 植物・茶花
真ん中のは数珠玉別名 唐麦

似ている物に鳩麦があるが
鳩麦には縞模様があり
数珠玉はつるつるしている
鳩麦はうつむくが
数珠玉は天を向いている

「ずずこ」とも読むようだ


・熱帯アジア原産。
 稲の伝播とともに
 食用作物として渡来した。
・水辺や荒地に生える。帰化植物。

・秋に実がなる。
 実を数珠として利用したことから
 この名前になった。

・と(季節の花300より)にあった

お盆にふさわしい
懐かしい植物のひとつだ 


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昼顔咲きぬ

2017-08-05 01:07:08 | 植物・茶花
子ども等よ昼顔咲キぬ瓜むかん 芭蕉


花は昼顔

わるなすび


・茄子(なす)科。
 この属の植物に鎮痛作用を
 持つものがあることから。

・開花時期は、 6/ 5 ~ 8/20頃。
・北アメリカ地方原産。
・ナスに似た白い花。5弁花。

・茎と葉にとげがあり、
 繁殖力があり強いので
 ”悪”と名づけられた。
・秋から冬にかけて、
 黄色い実ができる。
 けっこうきれい。
 だが夏場に、草刈りされてしまう
 ことが多いので
 実を見かける機会はほとんど無い。
・実は有毒です。注意。
・別名
 「鬼茄子」(おになすび)。

「季節の花 300」ヨリ




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紫陽花や

2017-06-21 01:41:08 | 植物・茶花
紫陽花や
藪を小庭の 
別座敷
   松尾芭蕉

写真はアジサイ金団


あじさいは
雪の下科
日本原産
開花時期は、 6/ 1 ~ 7/15頃

名前は、青い花が集まって咲くさまを表した

集まることを、
「あづ」とか「あつ」と言い、
「さい」は「さあい」真藍、
と言う

さ藍 つまり藍色の花が集まっている 
ので
「あづさい」が「あじさい」になったとのこと
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」と 書くようだ

「紫陽花」とは、
 唐の詩人の
 白居易が命名した、
 別の紫の花のことで、
 平安時代の学者、
 源順が
 今のあじさいに
 この漢字をあてたため
 誤用がひろまったらしい

中国では「八仙花」
または「綉球花」と呼ぶ

(季節の花 300より)

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