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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

想うこと言わねば知らじ

2017-06-19 04:12:26 | 植物・茶花
おもふ事
いはねば知らじ
口なしの
花のいろよき
もとのこころも
     樋口一葉

家の隅にクチナシが植えてある
香りがあり茶花として使わないので
花が咲いても咲かなくても
あまり感心がない
わざわざ見に行かないと
見えないところに植えてあり
種を料理に使うときだけ
ハタと思い出す

実の口が開かないので
口無し
というらしい
茜科の植物で香りが良い
開花時期は 6月半ばから7月末頃
一重ものは早咲き
八重ものはやや遅咲きで実を付けない
実は薬用や染色になり
かつ無毒であり
たくあんや金団の色付けにも使う
台所の引出の中に今も何個か入っている
役に立つ植物だ

また国蝶のオオムラサキの幼虫は
クチナシの葉を好んで食べるようで
電気かガスの検針に来る人から
ただの毛虫じゃないのだと聞いた

梔、桅、梔子、巵子、支子
と書く
難しくて多分書けない

写真は 夏椿 
クチナシではない


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貝母

2017-01-29 23:07:01 | 植物・茶花
まだ1月
貝母が芽吹き始めた
狭い庭の何カ所かに
芽を出している

貝母は
春の一番はじめに
まっすぐに
その芽を伸ばす
もう少し背が伸びると
雨に打たれたり
猫にふまれたりして
倒れてしまう
日が当たらないと
花芽がつかない
日が当たりすぎても
消えてしまう
貝母はなかなか難しい
球根を植え替えても
花咲くまで何年もかかる
花は可愛らしい


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カワラナデシコ

2016-07-05 23:48:29 | 植物・茶花
写真は
ご存じカワラナデシコ
昨日の雨に打たれて傾いている
別名「ヤマトナデシコ」だとか

ナデシコには他に
セキチク(石竹)これは唐撫子とも
あと
ヒゲナデシコ(アメリカナデシコ)、
タツタナデシコ、
ヒメナデシコ(姫撫子)、
ハマナデシコ(浜撫子)
別名「フジナデシコ(藤撫子)
などなど

ハコベやカスミソウも
ナデシコ科
いずれも可愛らしい


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山香し ヤマコウバシ

2015-11-07 23:56:38 | 植物・茶花
月に一度の茶の稽古

今日は
長板総荘りにて
口切に初炭
貴人清次濃茶
棚を丸卓に変えて
貴人清次花月

写真の花は
山香しと初あらし

山香し やまこうばし
クスノキ科
クロモジ属の落葉低木
枝と折るとよい香りがするから 
ヤマコウバシと名がついたらしい
別名 
モチギ、ヤマコショウ、ショウブノキ、ショウガノキ





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秋の野草

2015-08-28 23:16:16 | 植物・茶花
園芸は不得意だが
誰も植えてくれない
仕方なく
苗で買った野草を植えた
田村草、
丁子草、
トリカブト、
白花台湾ホトトギス、
松本仙翁、
フシグロ仙翁、
糸すすき

鹿沼土とらん用の土それに黒つちが縁の下にあった
それらを
どう使えばよいかわからないが
土を掘りポットの苗を抜いて適当に土を置く
すこぶる
いい加減に植えたが
根付いてほしい
頑張れ



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蔓荊

2015-07-22 00:50:34 | 植物・茶花

ギラギラ陽は照り
少しの距離歩くだけで
照り焼き状態だが
いかにも夏らしい日
昼間は茶の稽古
夜は料理教室へ
ダブルヘッダーは辛い のだが
どちらも楽しい時間ゆえに
両方行こう


写真は
はま ごう 
漢字は非常に難しいが〈蔓荊〉
クマツヅラ科の落葉低木。
海岸の砂地に自生。
茎は砂上をはい,高さ50センチメートル 内外の枝を立てる。

葉は対生し,
灰緑色の楕円形。
夏,枝頂に青紫色の唇形花を多数つける。
果実は球形,
生薬名を蔓荊子(まんけいし)と称し
鎮痛・排膿薬などとする。
ハマツバキ。
《大辞林》



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立葵 タチアオイ

2015-06-08 23:15:51 | 植物・茶花
雑草の花もちたれば梅雨の雲 秋櫻子

そとは雨
明日も雨だとか
梅雨に 入った

今日は月に一度の研究会
毎年今ごろ線路際に咲く
写真はタチアオイ
薬用として古くからあったようだ




源氏物語の柏木
くやしくぞ
つみをかしける
あふひ草
袖のゆるせる
かざしならぬに

梅雨の初めに咲き始め
梅雨明けとともに終わる
「梅雨葵ツユアオイ」とも言う
6月23日の誕生花でもある



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天豆

2015-05-08 22:35:22 | 植物・茶花
築地に用事があると最近は
自分では行かない
頼んでいってもらっていたので
久しぶりだ
築地

ベジタブル石橋で野菜を買う
重い野菜は近所で買うので
今日の買物は
莢入りのえんどう豆
莢入りの蚕豆
白瓜、ウド、牛蒡、インゲン、
わけぎ、
何ということは無いが
築地へ行けば大丈夫
ないものはない
場外に八百屋は18軒ある

平日の午前中だが
築地は結構混雑している
ほとんどは観光客
外人も多い
歩きながら何かを食べ
嬉しそうにきょろきょろしている
行列の店もいくつもあり
縁日のようだ
築地はたのしい
ひとりでも楽しい
不思議と元気になる



《そらまめ》
ソラマメ(蚕豆、空豆、英: Broad bean または Fava bean、学名 Vicia faba)は、
マメ科の一年草または越年草。
別名、
ノラマメ(野良豆)、
ナツマメ(夏豆)、
テンマメ(天豆)、
シガツマメ(四月豆)。
和名の由来は、
豆果(さや)が空に向かってつくため「空豆」、
または蚕を飼う初夏に食べ、
さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という字があてられた。
酒処では「天豆」と表示している場合も多い。
《ウィキペディアより》


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花いかだ

2015-04-18 23:18:41 | 植物・茶花
家の南西に灯篭があり
その奥に花筏の木がある
裏手で高いところは2メートル位
目の高さに枝がない
そのせいか
その花どきを忘れてしまうことが多いが
今年は裏に回ってみると
丁度よいころあい
可愛らしい花が葉の上に乗っている



ハナイカダ(花筏、Helwingia japonica)は
モチノキ目に属する落葉低木。
別名、ヨメノナミダ(嫁の涙)。
北海道南部以南の森林に自生する。
葉の上に花が咲くのが特徴である。

クロンキスト体系では
ミズキ科に分類されていた。

落葉性の低木で、
高さは2m程度、
太くはならない。
若い枝は緑色で無毛、
あまり木質でない。
葉は互生、楕円形で長さ6-12cm、
楕円形で浅い緑色で柔らかい。
その縁は低い鋸歯になっており、
それぞれの先端が少し突き出す。

雌雄異株。
花は淡緑色で、子房下位、
花弁は3-4枚。
春に葉の中央に1-2個(雌花)
または数個(雄花)の花が咲く。
果実は黒い液果で種子を2-4個含む。
この液果は甘味があり食べられる。
《ウィキペディアより》


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白もくれん

2015-03-24 23:23:14 | 植物・茶花
白木蓮に声を呑んだる雀かな 龍之介


茶会が近いので
花ばかり見ている
さて間に合う花はあるか

わが狭庭の
はくもくれんが 花を咲かせた
半開の厚ぼったい白い花びらの 
空へと開くその姿は
希望にあふれ 美しい

が 
花も終わり
一枚一枚はらはらと散りはじめると
その美麗な白色は酸化した茶色に変わり
なんとなく悲しい気分になる

庭をつくるとき
まず希望したのが白木蓮
でも
茶花としては殆どつかえない
わずかの日数に一度に咲いてしまう
木が高くなって背が届かない
台にのって切ろうとしても
植木屋さんが枝を切って
枝が短くなり
つかえないのだ

みじかい花のとき
鑑賞する

花が終わると 
鮮やかな緑色の葉が伸び始める
これも美しい
水うちわのような形で
少しガサガサしている

普通の木蓮は 葉と花が一緒に出る
はくもくれんとは違う
木蓮のほうが
少し小さい
両方好きだが
白木蓮のほうが上だ
香りもよい



別名:マグノリア、ハクレン(白蓮) 




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オリーブの枝

2014-10-10 22:31:31 | 植物・茶花

猪もともに吹るる野分かな 芭蕉

専ら台風のニュースを見る
明日、明後日、明々後日
この連休には予定が入っている

自然現象には
祈るしかない


写真はオリーブの実

オリーブと言葉にするだけで
地中海の風景が浮かぶ
もちろん
テレビで見た風景だが


オリーブは
モクセイ科の常緑高木

オリーブは
平和の象徴

オリーブの枝は、
ハトとともに平和の象徴とされることが多い。
これは
『旧約聖書』ノアの箱舟のくだりで
「神が起こした大洪水のあと、
陸地を探すためにノアの放ったハトが
オリーブの枝をくわえて帰ってきた。
これを見たノアは、
洪水が引き始めたことを知った」
との一節に基づいている
≪ウィキペディアより≫





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草いろいろ

2014-09-21 23:13:34 | 植物・茶花
草いろいろ
おのおの花の
手柄かな    芭蕉



何年か前に庭の一部に植木の青木さんが
秋草を植えた
白根葵、蓮華しょうま、しでしゃじん
だったか
今は以前からの
水引とホトトギスあとは秋海棠くらいしかない
なぜか みなダメになった

秋草は
優しい柔らかい





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芙蓉

2014-09-19 23:40:18 | 植物・茶花
昨晩 発熱した
少し熱が下がった気がして
体温計を見ると38.5度
具合が悪いわけだ
今日の朝には下がったが
午後まで具合悪くどうなるかと思ったが
夕方には回復
今は元気である
人は生身
状況によって変化するし
回復もする
同じ状態が続くとは限らないから
自分の様子を見ながら
体調と相談しながら
行動しよう
年をとれば尚更だ

写真は酔芙蓉
白から紅へと変化する
美しい花だ
それでなくとも
芙蓉は艶めかしく手を差し伸べたくなる
切り取って家へと持ち帰りたい
よしんばそうしてわが花瓶へ活けても
水揚げが悪く
しょぼんと頭を垂れてしまう


芙蓉樹とは ネムノキのこと
芙蓉鳥とは カナリアのこと
芙蓉峰とは 富士山のこと 

そういえば
若いころ勤めていた会社は
芙蓉グループだった
芙蓉グループとは 今のみずほグループ 
富士銀行の富士に因んだ




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葛の葉の

2014-09-12 23:28:38 | 植物・茶花
今日は一歩も外へ出ない
だるっとしている
5月にノートパソコンを新しくしたのだが
なんやかんやで古いのをそのまま使っている
メールのアドレスを新しいのに移し
古いのは捨てようと思うのだ
今日は時間があるから
やってみたのだが
出来ない 
古いWindows Vistaだったのが
Windows 8に変わった
やりにくいんだ これが
デレラ嬢 今度やってね


写真は昨日信号の所で撮った
見覚えのある三出複葉という葉が
野草の上に精力的に覆いかぶさる
低木の林など覆い尽くすというのだから
日当たりのよい横断報道の場所は
みな葛の葉ばかりが生き生きとしている
葛はとにかく繁茂する 
根茎で増えるので幾ら蔓を切っても
まだまだ増えるのだが
花は咲いていない


葛の葉の吹きしづまりて葛の花 子規



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檜扇が咲いた

2014-08-06 22:43:56 | 植物・茶花
ヒオオギの花が咲いた
以前しま様から頂いたもの
ひいろんさんにあげて、花咲くようになってから
また分けてもらった
綺麗な花だ


檜扇 ヒオオギ
アヤメ科である
葉が檜扇に似ているからの命名らしい
種は真黒で、 
「ぬばたま 射干玉」または 「うばたま 烏羽玉」


あかねさす
日は照らせれどぬばたまの
夜渡る月の
隠らく惜しも   万葉集



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