村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

宇治のしば舟

2022-04-26 23:58:51 | お習字

  寂蓮法師
暮れて行く
春のみなとは知らねども
霞に落つる
宇治のしば舟
(新古今集)

今日はお習字
時間は十時からだが
お茶をいれたり
用紙を探したり
硯の墨を摩り
いざ書き始めるまで
なんと時間の取られることよ
結果は仮名だけちょこっと書いた

失敗したことは回りからみたら、
失敗でないかも
失敗したと自分が思うことは、
自分自身を過信したせい、
個の程度だと思えばよい、

まあいいか、
楽しかったしと、
気楽に
いい意味で折り合いをつける

すべからく
ポジティブにとらえる
逆境に負けるな
失敗を恐れるな

写真はキイチゴ

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野原の露にやどる

2021-08-31 23:25:32 | お習字

 藤原俊成
三日月の
野原の露にやどるこそ
秋の光のはじめなりけれ


今日は八月晦日
茶室に花茣蓙をひき、お習字教室に変身
お習字をしようと思うと
気になることがいくつも出てくる
そうそう、ゆうパックで送りたいものがある
宛先を書かなくても、
自動でシールが出てくる
ゆうパックスマホ割というアプリを入れたので
試してみたいと
梱包して郵便局へ行った
スマホの二次元コードを表示して
機械にかざすと宛名ラベルが出てくるはず
二次元コードを出すまでに、
これで良いのかと何度も迷う
その都度
郵便局の人に教えて貰い
何とかできた
次は自分一人で大丈夫
のはずだ多分

戻るとお昼近い
お昼ごはんを食べてひとやすみしてから
やっとお習字を書き始める
お習字は書かないより
書いた方がよいに決まり
良いことはやってみよう

ミーちゃんは寝てるけど
安心した前より元気

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茶の煙

2021-08-24 23:05:28 | お習字

犬蓼イヌタデの
花くふ馬や
茶の煙 子規

今日はお習字教室
生徒さんは二名見えた
私は硬筆をチラッと書いて
そのあとはお謡の自主練
先週も今週も私めの謡を聞かされる
お耳汚しお許しあれ
10月の発表会が伸びたので
その分稽古できると喜んだが
時間があるだけで
自分が稽古するとは限らないから

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夢の餘波を眺むれば 

2021-08-17 22:58:50 | お習字

あかつきの 
夢の餘波を 
眺むれば 
これもはかなき 
あさがほの花
  藤原定家

最近は夢をみてないなあ
今日はお習字教室
天気が悪く
私めは頗る具合が悪い
頭の回転が悪く
体が重く
頭も体も
動かせない
じっとしている
お習字教室だが私めは
じっとしてお謡の本をよんでいた
森金先生はご自分の硬筆を書かれてる
午後には暮れちゃんが来て
仮名のお稽古してる
若者文化に詳しいので
テレビ放映されていた
「コミケ」のお話しを聞いた
まったく知らない世界のこと
面白かった
体はじっとしてても
人と話すと
何かいいね

サッシに雨戸を閉めているので
そとの物音はふつうはあまり聞こえない
少し前 雨が降ってるようだ
と思うやいなや
滝のような
ものすごい雨の音がした
今は全く静か

写真はいとこが送ってきた
この花なあに

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行きかふそらの通路

2021-08-10 23:41:17 | お習字

夏と秋と
行きかふそらの通路は
 かたへすゞしき風やふくらん
凡河内躬恒オオシコウチミツネ

今日はお習字教室
森金先生と私をふくめて生徒四名が
時間差でのお習字の練習日

私は仮名の高野切の臨書
と現代詩文を三枚ずつ
とんでもなく下手だけど
とりあえず提出用はできた
小さな達成感あり

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なごりの著るき百日紅

2021-07-27 23:54:01 | お習字

 斎藤茂吉
油蝉
いま鳴きにけり
大かぜの
なごりの著シルるき 
百日紅サルスベリのはな

今日はお習字教室の日
台風のせいか
起きたくない

のろのろと支度して
今月と来月の仮名を完成させた
あとはペン字と細字をちょっと頑張ったが
集中力が続かず適当なところでおしまい

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すつかり好きになつたトマト

2021-07-20 23:36:39 | お習字

すつかり好きになつたトマト
うつくしく
うれてくる 山頭火

今日はお習字
先生の森金さんが故郷から戻られて
お習字教室の再開 

お習字初めて一年過ぎた
10級から少しずつあがっていく
現在漢字楷書が6級
仮名が7級
ほかに行書や隷書、王羲之の臨書
仮名は高野切の臨書と現代詩文がある

硬筆も色々、毎月作品を提出し二ヶ月後に
優秀だと写真とコメントがのり
佳作だと写真だけ載る
名前の上に丸がつくと
昇級する
お習字教室がなくとも
各自自宅でお稽古している人は
どの部門でも良い結果が出ている
たいして努力してない場合は
上達せず昇級しないことになる

今月はぞくぞくと昇級し
写真版には個人でも複数掲載され
KABA.ちゃんが四種類
サカチカさんは三種類
の科目で写真掲載されている
他の人も何らかで写真掲載されてるのだが
唯一私めのみ写真も載らず丸もつかず静かだ
お習字はコツコツ励むべし
日々の努力は
着実に身に付く
というわけだろう
此のところ わがお習字教室の熱気は
驚くほどに熱い 
私だけ一ヶ月早いが
皆ほとんど同時にはじめた

もともとの才能とたゆまぬ努力
結果は順位としてあからさまに本に載る

切磋琢磨
くじけずに筆をもとう
グタグタせずに
少しの時間でよいから
十五分でも三十分でも
筆をもつ方が上達するだろう
みんなと一緒に頑張れば
上がらなくてもお習字は楽しい
上がるともっと嬉しいし
写真に載ると幸せいっぱい

皆さんおめでとう

古希を過ぎてもまだ修行中
勉強は楽しい でも

お習字はちょっと面倒だ

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夏至ゲシの夕べの

2021-06-22 22:37:48 | お習字

禁煙す夏至ゲシの夕べの
など永き 臼田亜浪

 書道について
古典は数多くあるが、
最初に学習すべき
各書体の基本的な古典は

楷書 は
 欧陽 詢オウヨウジュンの
 九成宮醴泉銘キュウセイキュウレイセンメイ、
 虞 世南 グセイナンぐ の
 孔子廟堂碑

行書は
 王羲之遺墨を集字した
 集王聖教序シュウオウショウギョウジョ、
 王羲之の
 蘭亭序ランテイジョ
草書は
 孫 過庭ソンカテイの書譜
隷書レイショは
 乙瑛碑イツエイヒ、
 曹全碑ソウゼンヒ
篆書テンショは
 泰山刻石タイザンコクセキ、
 石鼓文セッコブン
かなは
 高野切第一種、
 高野切第三種
とウィキペディアにあった

今日はお習字教室
森金先生のもと
出席の生徒は六名
時間差でやってくる
とりあえず一枚書いたら先生の添削を受ける
お習字を書きながらその話を聞いている
右はねは最後まで力を抜かずに
ゆっくりと筆を残すのよ
書き方が早いとかすれますよ
まずはお手本をよく良くみてね

書きながら聞いて
人の事でも自分のことに
できることは やろうかな

写真はふくもとのお菓子
水牡丹
美ウツクし うまし

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高野切コウヤギレ 第一種

2021-04-27 23:26:27 | お習字

高野切コウヤギレは
書風から三名の寄合書。
おのおの第一 種、第二種、 第三種と呼ばれる。
第二種の筆者は源兼行と推定され。
第一種、第三種もその時代の筆者。

第一種は、
端整な字形、
繊細な中に肥痩の変化のある筆線、
おおらかな連綿、
巧みな墨継ぎによる墨の濃淡の妙。
3人の筆者中、
最も能筆による書と考えられている。

高野切は、
1049年頃に書かれたとう。
現存す最古の古今集の写本。
高野切を書かせたのは、
道長の子、藤原頼道ヨリミチで、
以後、高野切は、近衛家に代々伝わった。


今日は一日お習字のお稽古
仮名半紙
高野切一種の臨書
硬筆楷書
硬筆行書
硬筆で葉書
森金さんの先生、
生徒は村雨庵の社中。
今日は六名が
午前と午後にみえた。
大嫌いなお習字だが、
みんなのお習字教室は
楽しい。
月例のお習字の本に
名前や写真が載ると嬉しい。

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流火稍西傾リュウカ ヤヤニシニカタムク

2021-04-20 23:04:42 | お習字

今日はお習字
久しぶりに筆を持った。

漢字規定課題は
 流火稍西傾
流火リュウカ稍ヤヤ西に傾く

隋 薛道衡セツ ドウコウ
夏晩ナツノクレ   
   流火稍西傾
   夕影遍曾城
   高天澄遠色
   秋気入蟬聲

流火リュウカ稍ヤヤ西に傾カタブき
夕影セキエイ曾城ソウジョウに遍アマネし
高天コウテン遠色エンショク澄み
秋気シュウキ蟬声センセイに入る

中国南北朝時代および隋の文学者
薛 道衡セツドウコウの漢詩。

薛 道衡セツドウコウ
540年 - 609年
北朝および隋を代表する文学者で
「一代の文宗」と称えられたが、
煬帝にその文才をねたまれ処刑された。


隷書課題は
結廬在人境
廬イオリを結んで人境ジンキョウに在り

陶淵明トウエンメイの飲酒より
陶淵明 飲酒 其の五
 結廬在人境
 而無車馬喧
 問君何能爾
 心遠地自偏
 採菊東籬下
 悠然見南山
 山気日夕佳
 飛鳥相與還
 此中有真意
 欲辨已忘言

廬イオリを結んで人境に在り
而も車馬の喧しき無し
君に問う何ぞ能く爾ると
心遠く地自から偏なり
菊を採る東籬の下
悠然として南山を見る
山気日夕に佳し
飛鳥相與に還る
此の中に真意有り
辨ぜんと欲して已に言を忘る

漢詩もいい
ちょっと口ずさんでみたくなる

漢字臨書課題は
行書の極則と言える『王羲之の集字聖教序』より
写真のところ
うまく書けなかった。
参加することに意義があると。思おう。

今日は森金先生に
kabaちゃん改めトモカ様と雪様とサカチカ様
皆さんとお習字すると楽しい。
それにたくさん勉強した感じがする。
漢字規定はまだ7級。
それも生徒は全員が7級だ。
上を目指して頑張ろう。

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ちりぬる風のなごり

2021-03-30 22:50:35 | お習字

さくら花ちりぬる風のなごりには
水なきそらに浪ぞたちける
紀 貫之
『古今集』

今日は久しぶりのお習字教室
今月のお習字の締切のため
頑張って提出
漢字半紙は
イタチの新しい筆を下ろし
楷書を書く
「弘法筆を選ばず」とは言うものの
わたしめには
「下手ヘタの道具調べ」
「下手ヘタの伊達道具ダテドウグ」

写真は送ってくれた写真
根津美術館の信号のところの
花もも

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春風花草香

2021-01-12 22:27:09 | お習字

遅日江山麗
春風花草香

遅日 江山麗し
春風 花草香ばし

日が伸び
江山がいつまでも麗しく見え、
春風に草花が芳しい

杜甫の漢詩だ

昨日書いた行書半紙
今日はお習字はせず
短歌をつくろうとしたが
出来なかった

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お習字まだ10級

2021-01-11 22:50:59 | お習字

紀貫之
袖ひちて
むすびし
水のこほれるを
春たつ今日の
風やとくらむ
『古今和歌集』

現代語訳をみると
(夏の日に)袖がぬれて
(手に)すくった川の水が、
(冬の間は)凍っていたのを、
立春の今日の風が
吹き溶かしているのだろうか。

今日はお習字
朝ごはんの後 
机に書道具を広げた
硯と筆
下敷きに紙をのせ文鎮で押さえる
お手本を見ながら書いていくのだが
筆は思うように動かず
よって思うように書けない
しばらく書いては珈琲を沸かし
また書いては一休み
お昼を食べて
三時は鯛焼きで一休み
今日は
終日お習字
漢字は7級になったが
まだ仮名は10級
入門から半年経っても
全く上がらないけれど
頑張ろう

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高野切

2020-12-22 23:45:22 | お習字

今日はお習字教室
森金先生は早々と九時半にお越し
生徒は三名と私めだ
お手本をよく見て書くようにと
いつも言われる
整って書くのは難しい
今月から高野切れの臨書がはじまった

五島美術館の古今集の春歌一
ふるとしに春たちける日よめる  

年のうちに 
春は来にけり 
ひととせを
去年とやいはむ 
今年とやいはむ
在原元方アリワラノモトカタ

第一種の筆者は現存する巻のうち、
巻一、九、二十を担当。
古今集の冒頭の巻一と
最後の巻二十を担当していることから、
3人の筆者の中でもっとも地位の高い人物と推定される。
筆者については
藤原行成の子の
藤原行経(1012-1050)と
する説が有力だが、
確証はない。
第一種の書風は
今日に至るまで
仮名書道の手本として尊重されている。
書風は、
秀麗温雅で、
字形は直筆を主として、
くせがなく、
連綿は控えめである。
(ウィキペディアより)

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浦島が老の箱

2020-12-04 23:31:28 | お習字

白炭やかの浦島が老の箱 芭蕉

茶事初座の炭手前は陰イン
簾を掛け窓からの明かりを落とした中で
客共に炉中を覗き込む

種火は赤々と燃え
湿し灰を撒き
順に炭をついでゆく
管炭をつぎ枝炭を足す
とめ炭が入ると
名残惜しげに
詰めより炉中を離れるが
炉中の薄暗い中に
種火の赤
道具炭の黒
枝炭の白がある
それらの美しさは
その場の誰もが感じうる
茶の美だろう
炭の温かみは穏やかに広がり
徐々に気持ちも茶室も
緊張が解けていく


さて
今日はお習字教室
私は仮名をお稽古する
先日森金先生から頂いた青墨を擦って
仮名を書いてみる
道具が変わると気分が良い
でもでも
まだ八級だから
大したことはないが

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