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村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

サクラ 吹雪

2013-03-29 22:42:42 | 茶の事
たらちねの花見の留守や時計見る 子規

桜吹雪が舞っている
足元の桜の花びらを踏みながら
いつものクリニックへ
まず熱を計る と36.9
大したことはない
自覚は無いのだから

のども痛い、はな水が出て苦しい咳もでる でも
ビタミン入り点滴をすれば元気が出るのだ
 
明後日の日曜日は飯台の茶事
明日の土曜日は日曜日の茶事のしたく
今日は夕方 鍼の予約、
その後 美容院への予約してある

夜七時に美容院へ 
受付でちょっと目についた計算機
キーボードが竹で出来ている



髪は短く、気分良くカット
毎月髪が白くなる気がするが
まあ良しとする

担当の先生はシュガー先生
かつて二日酔いだったり風邪をひいたすると何故か
桃のネクターを飲みたくなるのとお喋り
帰り際に先生からネクターは売って無かったので桃缶を買ってきたと
思いがけないプレゼントを頂戴した
夕食後 パッカンと缶詰を開けた
喉の痛みに桃の甘味が優しく癒される
みるみる元気になった 

気がした


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しら菫

2013-03-26 23:43:38 | 茶の事
若草やあるがなかにもしら菫 松岡青蘿

松岡青羅は江戸中期の俳人
もともとは姫路酒井家藩士だったらしい


つくばいのそばに咲く菫 
エイザンズミレだ
葉がギザギザですぐわかる
よくぞ今年も咲いてくれたと 写真を撮ると
写真目線でほほ笑んでいるような 
気がする


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わが宿に

2013-03-25 23:23:01 | 茶の事
S先生へとお菓子をお持ちした
今月はお誕生日月である
3月15日を無事に迎えられ
お元気なお声を聞く事が出来て嬉しい
玄関を入ると誕生祝いの
美しい蘭や花籠が飾られている

花はお祝いにも悲しみにも無くてはならないものだ
美しい花は
喜びを猶増し、悲しみを穏やかに癒してくれるのだろう

我が宿に咲ける桜の花ざかり千とせ見るとも飽かじとぞ思 兼盛

ボツボツと雨が降る
見上げると桜が咲いている
青い空だと もっと綺麗なのだが・・・


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花 十日

2013-03-24 01:11:12 | 茶の事
月みれば風に櫻の枝なべて花かとつぐるここちこそすれ  西行

エレベーターで20階に登り地上を見下ろすと
あちら またこちらに桜の花の薄桃色が見て取れる
桜が咲いた

花十日 珠玉のごとき日を生きる 徳子

草苑さまが花をたくさん持ってきたので
七事式のお稽古は
仙遊之式と三友之式
いずれも全員が花を入れる
選ぶ花 添える花 生け方にも個性が出る
大胆な人は大胆に 可愛らしい人は可愛い花を
花寄せでそれぞれの花入に花が入り 茶室は花盛り 
香も焚かれれば 
まさに
「香 満ちました」



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北寄貝 姥貝

2013-03-23 00:05:12 | 茶の事
金曜日の料理教室
生徒は三名

ほっき貝は北寄貝と書き
姥貝とも
ビタミンB12, 鉄、マグネシウムが多く含まれている
捌いて
きらず和えにした

写真は煮物椀
蟹しんじょ
生身をよく擂って 山芋、玉子の白身、コブ出汁、蟹と浮粉をいれて
茶巾絞りにして蒸した
上手に出来て美味
今日は蟹が165gだったので生身は同量にした
蟹がたくさんで嬉しいと皆 ほほ笑む


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白衣観音

2013-03-22 00:48:24 | 茶の事
木曜稽古 
この二、三日で庭の椿が満開になった
順に咲いてくれるはずが
いっぺんに開花
自然のものは勝手な人間の自由にならない
どの花を生けようか
今日は紺ワビ介と黒文字にした
本席の経切れを掛けたい
生憎無いので根津美術館の空海の大般若経の色紙をかける
待合には
久しぶりに白衣観音を掛けた



観音様に33観音があり
白衣観音はそのうちのひとつ
他に楊柳観音、魚籃観音、延命観音、
龍頭観音、滝見観音、水月観音、
威徳観音、岩戸観音 
初めて聞く知らないお名前の観音様がまだまだある
お顔を拝見すると ほっと安心する
やさしいお顔だが観音様は性別不明だそうで
それも 魅力的だ




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銀瓶に湯の沸きて

2013-03-20 23:39:57 | 茶の事
珠数ひろふ人や彼岸の天王寺 子規

文の会を今日はhirokoさんのお宅でする事になった
バイ様と日暮里で待ち合わせ
常磐線で松戸まで行く
今日は彼岸の中日 
改札口の混んでいる事 その凄さ
ところがバイ様が時間になっても来ない
10分過ぎて漸く見えたが
なんともう一つの改札口でずっと待っていたとのこと
バイ様は携帯を持っていない
こういう待ち合わせには少々不便だが
不便に思うのはこちら側で 
バイ様は何も不便に感じないだろう

Hirokoさまのお宅へは二度目だ
閑静な住宅街である
玄関の隣には広い書斎があり
文机が窓に向けて据えてある
そこに座るとお習字ができるように書道具が備わっているのだそうだ
隣の茶の間には火鉢に銀瓶が掛りしゅんしゅんと沸いている
炭はほの暖かく
とても懐かしい風景だ




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三十六歌仙 僧正遍昭

2013-03-19 23:55:46 | 茶の事
朝はまだ本調子ではないが
午後からは何とか調子が出て来た
膝が悪く座布団を重ねながらだが
今日は点前も二度ほど 何とか出来た
点前の出来る幸せ 確かにそれはある



棚は認得斎好みの香狭間棚
釘もあり中板を移動させる
杉棚に似ているが地板がない
運び点前だ
水指は砧青磁
口が小さい
柄杓の合が入れば使えるとのこと
これもギリギリであるが水は汲める
釣釜は雲龍釜で蓋は掻立鐶
大きい蓋や小さい鐶の時は動かさずとも構わない
音するものは音を立てない
動かす時は静かに動かす
みな普通の事だが
身につくまで稽古する

明日は彼岸の中日 
相応しい軸が掛っている
本席は仏心清浄常寂滅の一行
花入は経筒
待合には青々光琳筆僧正遍昭の白描画がかかる

僧正遍昭816~890
六歌仙、三十六歌仙のひとり
桓武天皇の孫 母は光孝天皇の乳母ともいわれる
仁明天皇の寵遇を受けたが天皇崩御のあと出家 
花山僧正とも呼ばれた
子は素性法師
俗名は良岑宗貞ヨシミネノムネサタ
 ゛
百人一首では12番
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ をとめの姿しばしとどめむ    



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春の彼岸

2013-03-18 19:52:42 | 茶の事
渡し舟武士は唯のる彼岸哉 其角

昨日から彼岸の入り
今日は棚経にとお坊様がいらしたが
お経が終わったらtomoちゃんが
お布施をそっとお渡し
緑の金団とお薄を差し上げる
案外お経が長かったようだ

昨日から風邪ぎみであったが
今日は朝から具合が悪い
予定のお料理へ出かける事、美容院への予約
予定は取止めて今日はゆっくり眠ることにした
とじっと寝てばかりでお坊様の時も眠っていた
冷たいお薄は にがかっただろうに・・・


写真は昨日の八寸
海のものは京都錦でおみやげに買った鰻
山のものは蕗のとう 
また京都に行きたくなった


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草紙洗椿

2013-03-13 01:22:02 | 茶の事
今日はいそがしい
お茶のお稽古へとでかけ
そのあと お料理のお稽古へと向かう
二件の用事をこなして家に帰ったのは23時45分
すぐ日が次の日にかわってしまう

花はキフジと草紙洗椿 
椿の銘の草紙洗とは・・・

能の演目の一つだが
六歌仙の小野小町と大友黒主のはなし
デジタル大辞泉には下記のようにある
草紙洗小町ソウシアライコマチ
謡曲。三番目物。
宮中の歌合わせで、小野小町の相手となった大伴黒主は、
小町の詠歌を盗み聞いて万葉集に書き入れ、
古歌だと主張するが、
小町が草子を洗うと
その歌の文字が消える。
草紙洗。

また紀貫之・凡河内躬恒・壬生忠岑という有名歌人たちも登場する

蒔なくに 何を種として 浮草の 波のうねうね 生き茂らん
その時の 小町の歌だ





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明日がある

2013-03-08 23:39:12 | 茶の事
用事の無い金曜日
というか用事をいれなかった
そろそろ
確定申告を完成させないとと
時間を開けてあったのだが

今日はまだ完成しなかった
もう少しかかりそう
予定が詰まっている、予定通りに運ばないと困るが
予定は予定 決定では無いなどと自分に都合よく考えやすい
結果 また続きは明日にする事にした

手を止めたら
ふと昨日otakeさんから頂いた曙のオセンベを思い出した
曙だもの 美味しいに違いないが
食べてみないと決定は出来ない
ちょっと味見のつもり が
しっかり食べてしまった
結果はやはり おいしい
体重が増えぎみだが
明日からは気をつけよう

明日は茶事に招かれている
夜は美術倶楽部へと勉強会
茶事に出て、勉強会でもオカシクナイ着物はどれか
さて 何を着ようか
これも 明日 
明日がある


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木五倍子

2013-03-05 23:03:37 | 茶の事
茶の稽古
今日は
色無地に一つ紋
花は
木五倍子キブシとクリスマスローズ

帰りにそのキブシをもらった
大事にバックに入れておく
稽古の帰りには
いつもの喫茶店に皆さまと寄る
何気なく自分のバックのファスナーを閉めたところ
飛び出していた
キブシの花を挟んでしまい
二房ついていた花のひとつを
ポトンと切り落としてしまった
ああ 残念
でも
キブシの花はてんぷらやお浸しで食べられるらしい

やはり
花より団子



啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く 虚子

今日は啓蟄だったそうな
日射しはすでに春の陽だ







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春の苑

2013-03-04 23:34:52 | 茶の事
春の苑 紅にほふ桃の花 下照る道に出立つ少女オトメ 家持

京都へ持って行ったバックを整理していたら短冊が出てきた
昨日の茶会の点心の籠の中に入っていたのだ

折敷に蓋つきの籠が運ばれる
竹製の蓋を開けると二枚の短冊が入っていた


朱杯にお酒が注がれ
鯛の昆布〆山芋と山葵の向付
それと蓬麩のみそ汁

美味しかったなとぼぉっと思いだしていると
電話がなった
今日の予定は夕方の鍼だけだ と思っていたのだが
さにあらず
1時半に駅で会うことになっていたのだ
「スイマセン忘れてました」
時間は1時 急げば間に合う
急げや急げ




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京都に

2013-03-01 23:53:55 | 茶の事
京都
 昼食は美濃吉本竹茂楼



まず上品な甘酒が出て
その後 お膳に口取り
手鞠寿司はお内裏様だそうで



パクッと一口にて有り難く頂戴した 雪洞の中は筍の木の芽和え
それから
山葵のお造り



煮物椀はスッポン仕立ての鮎の稚魚のお椀




おこわだったか 忘れてしまった




ささカレイとうるい




お待ちかねの但馬牛



ご飯は雛の蒸し鮨か鰻を選ぶ
写真を撮るのを忘れてしまった

デザート



アイスクリーム 

と こなしが出て
お薄が運ばれてくる

心地よく順にお料理が運ばれて
至福の時間を味わった
食は 癒やし
叉 来よう

近くの山形有朋の別荘
無鄰庵へ
雨が強くなってきた

タクシーで知恩院へ

雨あしがますます
激しくなった

誰なの 雨女は
と誰かが言う

わたしめ かも 




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三月菜

2013-02-23 23:32:43 | 茶の事
今日は七事式の稽古に出かけた

基本に還って
且坐を二回と貴人清次濃茶付花月

お昼には先生の田舎から送ってきたと
三月菜という青菜を頂戴した
少し苦味がある

まさに
春は苦味を盛る
というわけだろう



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