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競輪場整備予定価格上限20億円に─19億9,991万円で契約とは・・・

2020年04月07日 | 玉野市政
 玉野競輪場の再編整備は、設計・建設・運営を一括発注する公募型プロポーザル方式によって実施。

これに参加した企業は1社のみで、競輪場の包括業務委託に実績のない㈱チャリ・ロト(資本金1千万円)が、

予定価格20億円上限に対して、19億9,991万円で基本(工事)契約を締結した。

日本共産党市議団は、契約内容に疑義が多く、市民参加もない、この不透明な事案に反対した。

 また、この契約には付帯事業として、選手宿舎兼ホテルの建設・運営が含まれている。

玉野市の競輪場市有地を賃借して、㈱チャリ・ロトが資金調達し、ホテルを建設し、所有する。

建設費は約20億円前後で、本場での競輪開催日の選手宿舎として年間約80日程度の使用については、

玉野市がその費用を支払い、一般観光客等の宿泊ホテルとして年間を通じて同時使用する。

 この瀬戸芸祭などの観光客等を相手にするホテルが本当に採算がとれるだろうか、

甚だ疑問である。市が、また、民間企業と連携して観光開発等に手を出すことのリスクを、

黒田市政は、過去の苦い教訓を忘れたのだろうか。スペイン村開発、王子が岳山頂のホテル残骸など。

 全国の競輪場では初めてというが、「選手宿舎兼ホテル」建設を市外民間企業にまかせ、

20年間もの長期契約での包括委託業務によって、収益最低保証3億円が本当に大丈夫なのか、

これも、この先、不透明な運営となることは確かである。

 新型コロナウイルス感染症問題で、いま、競輪場も無観客で開催し、売上は大減少。

 玉野市は、学校給食センター建設、消防署所再編整備、さらに、市民病院の新病院建設、

本庁舎の耐震化、巨大地震等に対応した避難所となる体育館へのエアコン整備など、

次々と公共施設整備が予定されている。さらに、介護・医療・国保・障がい者福祉など

社会保障の維持・充実に向けた福祉増進への財政支出も求められている

 優先順位を違えて競輪場再編整備20億円の投入が、

今後の市財政運営に大きなツケが回ってくることは明らかである。





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