新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

渋沢、尾高一族の華やかな家系図

2021年03月07日 | テレビ番組
今日の大河ドラマの冒頭は、田んぼ道での栄一と尾高惇忠の会話の場面でした。惇忠は栄一の従兄で、自宅に私塾を開き近郷の師弟を集めて学問を教えており、栄一も大きな影響を受けました。

先月「尾高惇忠’21.2.16日死亡」の記事が出たときに「えっ???同じ名前?・・・」、と調べてみたらWikipediaに「尾高惇忠」が2個並んで出てきました。
大河ドラマの惇忠(じゅんちゅう)の後からは、音楽家、学者の家系が繋がっていきます。大河ドラマの惇忠の曽孫が、現代の作曲家・尾高惇忠と指揮者・尾高忠明だったのです!そして今「青天を衝け」のテーマ音楽でN響を指揮するのが尾高忠明さんです。
惇忠は幕末の激動のうねりに大きく呑み込まれましたが、維新後は栄一の縁とその実力で富岡製糸工場の工場長を勤めたり、藍の研究書を出したり、銀行界に席を置いたり精力的に活躍します。

とにかく渋沢・尾高両一族はお互いの人物相関図が入りくみ、その肩書も教育者、芸術家、実業家など書ききれないほど多く名を残す人物を輩出しました
明治には薩長ばかりでなく、片田舎の草莽の志士からも新しい日本を作るべく活躍した人がたくさん出ました。
明治維新はある日突然に近代社会に変わったのでなく、草莽の人々のなかに近代化へのエネルギーが少しずつ蓄積され、準備されていたのだと思っています。

藍の生育、藍玉作りに正面からしっかりと取り組む栄一が、藍色のなかに溶け込みそうなこの場面は先週のもの。
どんなに汚れていても吉沢亮の端正な顔と藍染めの共演は、計算された素晴らしい場面だと感動しています。

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