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3.4 インタープリテーション 1/9

3.4.1 グローバリズムから脱却

 グローバルに対して文句を言うこと、書くことで、インタープリテーションが始まる。そのために、社会を見る視点が必要です。私にとって、環境問題です。

 環境問題へのきっかけは豊田市からのデンマーク・フィンランドへの環境学習施設訪問だった。その事前教育を1ヶ月ほどしたときです。

 環境問題の個人としての捉え方として、フィンランドは「小さな政府」「市民参画」「専門家」をキーにして、環境問題を解決しようとしている。それを世界に問い続けています。その問い掛けに対して日本、豊田市、市民活動を変える努力をしていく。

 社会としての捉え方は、環境問題のアイデアは「Think Globally, Act Locally」です。これを軸として、社会を見ることができた。それを発展させて、ローカルなサイクルとグローバルなサイクルでのスパイラルな循環を手に入れた。

 基本はローカルからの参画です。サファイア循環のなかで、解決するのはローカルがグローバルの力を借りて、次のステップ(将来)にいけるようにすることです。ローカルとグローバルがいい関係を作るのは、冒険です。ローカルから仕掛けます。

 そういう観点で考えてきて、一般の環境問題活動はまやかしだと思えてきた。

 環境問題をやってきた結果、「温暖化防止」を叫ぶのは控えています。温暖化を救えれば、全てが救えるわけではない、「温暖化」を叫ぶ企業には意図を感じています。意図を超えたアプローチをしていきます。

 地球の変化に対して、地球は「有限」であり、エネルギーも「有限」なのは確かです。人間は変わるか、滅亡するかです。地球にとってはどうでもいいことです。小手先の対応ではなく、「有限」のなかで生きる勇気が必要です。  

 とりあえず、動いてみることではなく、「温暖化」という、一つのパラメーターだけではなく、社会の基本を「循環」にしていくことで、それぞれの人が、それぞれのレベルで「循環」の中で機能することが重要です。サファイア循環の実現です。それがインタープリテーションです。

 (つづく)
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