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3.4 インタープリテーション 2/9

 (つづき)

 グローバリズムから脱却するヒントが必要です。

 トルコは地域から変わってきています。それが平和につながります。なにしろ、観光には平和が前提になります。

 観光は「使う」ことの象徴です。

 トルコは世界遺産をそのまま、売るのではなく、「足湯」、「温泉プール」で引きつけている。絨毯、革製品、トルコ石も国が税務上の支援をしている。農業は「作る」ことだが、観光は「使う」人を呼び寄せてくれます。

 観光は総合産業で、人を吸引します。

 イズミールは革製品、ドライいちじくの産地で、トルコ第3の町です。電車というインフラもできてきた。トルコは変化しつつあります。バザールにも、国際遺産の防衛隊が入り口をガードしていた。国からのセキュリティ面での支援です。トルコの強さです。意志を感じます。


 平和を維持するという産業です。

 トルコは「平和のすること」に専念しています。若者はそれを望んでいるし、観光立国には必須です。観光立国を目指すと、平和を願いことは一緒です。グローバルが支配するのか、支援するのかは、ローカルから吸い上げた知識の共有化をはかるのか、独占するかです。

 次に、日本の自動車産業でインタープリテーションを見ていきます。ここでは「作る」ことに固執している。

 資源のない日本が世界から注目されているのは、クルマ産業があるからです。農業国家的な団結力は、試練を力にして、外に対して発揮することで習得してきた。輸出しないと国家が成り立ちません。


 それでも、「使う」に変わらざるをえないじょうきょうになりつつある。

 社会は、エネルギー問題、環境問題などで変わらざるをえなくなっているが、販売店は変わろうとしない。サファイア循環ではローカルが変わろうとすることが出発点です。グローバルはそれを支援します。

 変革は周辺から起きます。お客様の変化が、お客様の接点である、販売店の店舗に伝播します。対応できた店舗が、販売店本社、メーカーを変えていくというシナリオを作り出す。インタープリテーションの大きな実験です。

 社会でのインタープリテーションの第一の目標は政治です。グローバルに文句を言って、変えさせる、そのものです。

 (つづく)
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