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OCR化した本の感想0424

『働くことの哲学』

 仕事の終焉が近づいている。ここでの仕事はメーカーとかサラリーマンである。「意思の力」でのハイアラキーの組織でのリーダーシップが幻想になっている。一人ひとりが原動力になる「存在の力」「サイレント・マジョリティではないけど、「何のために生まれてきたのか?」を問うときに、仕事では何も答えられない。

 では、仕事が終演になったときには、どんな社会になるのか、そこまでのシナリオはあるのか。「仕事」会社は「教育」学校と「生活k津」家庭と循環系で絡んでいる。これらすべてを順序よく変えていかないといけない。混乱からは何も生まれない。共有がベースになる。

『思考停止という病』

 「思考停止」という言葉が一番合うのが、太平洋戦争での日本の指導部であり、現在の日本の政治そのものです。この実態には触れてなくて、個人レベルの思考停止を扱っている。その対応策が、知識の量を増やすこととなっている。

 知識の量を増やすのに、多読は有効な方法です。私の場合も1万冊ぐらいから、周りが見えてきた。だから、1万冊が一つの基準なんでしょうね。そのために、図書館が必要であり、新刊書が必要です。

『憲法1 人権』

 自由に対する平等とか格差を定義したかった。憲法での平等の理念は意味があるのかわからない。国が平等を守ってくれるとは思えない。資本主義の元での税制とか解放では期待できない。自ら守ることが必要なんでしょう。

『リーダーシップ構造論』

 「意思の力」では、リーダーシップは幻想としてあるが、「存在の力」では、各人が分化しているので、統合することはできない。組織運営よりも、コミュニティを活かす道になる。このリーダーシップが発揮できているのは、乃木坂キャップテンの玲香ぐらいです。AKBの高橋ではダメです。

『現代思想史入門』

 「歴史の歴史」での歴史の概念をずっと、探っている。ヘーゲル「歴史哲学」が唯一だと思っているけど、フランス革命で展開が終わっている。それも西洋中心で、ムスリムはほとんど挙げられていない。

 国民国家のあり方、全体主義を経過した後の民主主義の状況から、新しいの「歴史哲学」をヘーゲルならどう見ていくのかという見識が必要になる。歴史の根底に触れざるを得ない。その答えはムスリムのおける個人と神との関係にあるような気がする。

『赤ちゃんの誕生』

 7月に生まれる未唯の子供をイメージして借りてきた。精子の群れを見ていると、「これは事実でない」という気がしてくる。後付された事実。個人の存在から発想しないと答えには行き着かない。だから、こんな世界がありましたとさ・・・。

『通勤の社会史』

 ざっと見たところ、「通勤」という言葉が引っかからなかった。だけど、最後にグーグルの自動運転車への野心ですべては変わった。自動運転車で、①交通事故を九割削減できる、②通勤に費やす時間とエネルギーの無駄を九割削減できる、③自動車の数を九割削減できる、のです。

 自動運転車が新たな公共交通機関となり、地域インフラでのシェア社会につながるような気がしてきた。その状況が見えてきた時に、クルマメーカーは追従できない。地域の中間の存在が主導権をとれるようにしていくシナリオが必要になる。

『視覚都市の地政学』

 「ルメイという男と東京大空襲」に述べたように、ナパーム弾は米国の根幹の姿勢です。精密爆撃から無差別爆撃へ。そして、実験のための原爆・水爆。国家における怨念の壁を破らないと、次の時代は開かれない。トランプ大統領で振り子は振りきれるかもしれない。
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