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てらまち・ねっと



 G7の首脳会議のニュースを見ていて、安倍・トランプの親密さは当然として、その「恰好」に強い共通項・共通視点の存在を感じた。
 詰め寄るメルケル独首相、マクロン仏大統領、メイ英首相らに二人とも、困惑した雰囲気を見せるが、腕を組んだ状態。「腕を組む」とは、相手の言うことをきくつもりが無いことを無意識に表わすとも言われ、自己防衛、緊張、テリトリーの主張という人もいる。

 ともかく、各国のアメリカ・保護守護への批判にトランプ氏が「シンゾーの言うことに従うから、まとめてくれ」と安倍氏に預けた。その後に出された「首脳宣言」。
 しかし、米朝会談のために先に出国したトランプ氏は、合意文書の不承認を指示したとツイート。安倍氏はコケにされた格好。
 これらを確認。

 時事は、★≪安倍首相、G7結束に腐心=トランプ氏反旗で挫折/米国批判に真っ向から反論していたトランプ氏だったが、夜には柔軟姿勢に傾いたかに見えた。「シンゾーの言うことに従うから、まとめてくれ」とげたを預けた。これを受け、首相は「ルールに基づく貿易体制の推進」を宣言に明記する腹案を示し、歩み寄りを促した。首相同行筋は「首相がリーダーシップを発揮し、宣言採択の流れをつくった」と語った≫
 
 BBCは、★≪G7首脳会議、混乱して閉幕 トランプ氏、合意文書の不承認を指示/米政府はいったんこのコミュニケに合意し、トランプ氏は署名していた。しかし、米朝首脳会議が開かれるシンガポールへ向かう機内で、トランプ氏は「自動車関税を検討するので、コミュニケを承認しないよう」政府担当者に指示したとツイートした≫

 産経(共同)は、★≪まさかの「ちゃぶ台返し」、議長国カナダに広がる戸惑い トランプ氏は「不誠実」と怒りのツイート/トルドー氏はサミット閉幕後の記者会見で、米国が発動した鉄鋼などの輸入制限を「侮辱的」と非難し「私たちは強制されない」とも宣言。サミットでは自分の主張が受け入れられたと満足していたトランプ氏は、「だまされた」と感じたようだ≫

 他に次を記録しておく。
●「他国がアメリカに高い関税」トランプ大統領の強硬姿勢で対立浮き彫り/CNN 2018年6月10日
●G7サミット、各国のイメージ戦略で繰り広げられた写真バトル/AFPBB 6月10日
●G7首脳会談の1枚  この写真には誰と誰が/BBC 6月10日

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●「他国がアメリカに高い関税」トランプ大統領の強硬姿勢で対立浮き彫り
      CNN 2018年6月10日 10時14分
トランプ米大統領は9日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれていたカナダ・シャルルボワでの記者会見とツイッターへの書き込みで、他国が米国に高い関税を課していると改めて批判した。

トランプ政権が最近、鉄鋼、アルミニウムの輸入制限を発動したのに対し、カナダや欧州連合(EU)は報復措置を表明している。

しかしトランプ氏は会見で、関税や補助金の撤廃が「最終的な目標」だと語った。

その後のツイートでは「他国が米国の農民や労働者、企業に莫大な関税を課すことを許さない」「何十年もの末にとうとう公平で互恵的な貿易が実現する」と強調した。

G7サミットの場で実際に関税撤廃を提案したと述べ、各国首脳との関係は「非常に良好」との見方を示した。

同氏は貿易赤字の削減を公約に掲げ、問題の原因は他国の不公正な貿易慣行にあると唱えてきた。

G7サミットに出発する前にも、米国が長年、他国からの不公平な関税に苦しんできたと主張。「それが変わる。関税は大きく下がる。米国はみんなに中身を盗まれている貯金箱のようだが、それも終わる」と予告していた。

●G7サミット、各国のイメージ戦略で繰り広げられた写真バトル
    AFPBB News 2018年6月10日 13時6分
 最初に会議の様子を外部に伝えたのは、米国のサラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官が午前10時45分(日本時間午後5時45分)に公開した会議室内の写真だった。

 この写真でドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、落ち着いた様子で正面を見て、自信に満ちたたたずまいで腕を組んで椅子の背もたれに寄り掛かり、ほとんど嫌みを言っているような疑り深い態度で、懇願しているかのようにトランプ氏に向かって体を傾けている他の首脳らをはねつけるようなそぶりを見せている。

 10分後、フランス大統領府が同じ瞬間を別の角度から撮影した写真を公開。この写真ではエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領がジェスチャーを見せながらトランプ氏と交渉し、他の首脳らは魅了されたようにマクロン氏を凝視している。しかしアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相の顔は手前にいる人物の頭で隠れている。

 これは良くないと思ったのかメルケル氏の報道チームは大技を繰り出した。「世界報道写真(World Press Photo)」コンテストの受賞歴があり、現在はドイツ政府の公式カメラマンとして活動しているイェスコ・デンツェル(Jesco Denzel)氏が撮影した写真では、テーブルに両手を突いたメルケル氏が、緊張して無言で見上げているようなトランプ氏に迫っている。マクロン氏の顔は別の人物の顔に隠れ、英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相の顔はほぼ完全に見えない。

 ドイツ政府が公開したこの写真はインターネット上で拡散し、オリジナルと同一の写真、もしくはユーモアや風刺のために加工された写真がソーシャルメディアを飛び交った。

 イタリアのジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相はまだ就任から3日もたっていないことを反映するかのように、写真でも控え目な後ろ姿を見せていた。

 最後にホスト国のカナダは午後2時(日本時間同9時)すぎに、他の首脳らと共に会議室にいるジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相が横から撮影された写真を公開した。この写真は今年のG7議長国であり、また伝統的に平和維持活動に尽力してきたカナダにふさわしく、トランプ氏と他の首脳を対等な存在として公平に捉えている。

 この写真では鋭いが父親のような視線を投げかけているトルドー氏の下で、全首脳が協力して意見の違いを乗り越えようとしているように見える。

●G7首脳会談の1枚  この写真には誰と誰が
    BBCニュース 2018年6月10日

1.ドナルド・トランプ米大統領
2.ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)
3.山崎和之外務審議官
4.安倍晋三首相
5.西村康稔内閣官房副長官
6.アンゲラ・メルケル独首相
7.エマニュエル・マクロン仏大統領
8.テリーザ・メイ英首相
9.ラリー・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長

●安倍首相、G7結束に腐心=トランプ氏反旗で挫折
      時事 2018/06/10-16:42
 【シャルルボワ(カナダ東部)時事】貿易問題をめぐり激しい応酬となった先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)。安倍晋三首相はG7の結束を保つため、保護主義的な動きで孤立を深めるトランプ米大統領と、これに反発する欧州各国やカナダとの橋渡しに努めた。首相の尽力はサミット首脳宣言の採択に結実したが、トランプ氏は直後に反旗を翻して不承認を表明。存在感発揮を狙った首相の思惑は空を切った。
 会議は異例の経過をたどった。貿易問題で首脳宣言の事前調整が難航していたため、各国首脳は8日夜に急きょ集まって協議。翌朝も膝詰めで意見を交わした。7回目のサミット出席となる首相は「今回のようなことはなかった」と振り返った。

 8日午後の討議では、米国批判に真っ向から反論していたトランプ氏だったが、夜には柔軟姿勢に傾いたかに見えた。「シンゾーの言うことに従うから、まとめてくれ」とげたを預けた。これを受け、首相は「ルールに基づく貿易体制の推進」を宣言に明記する腹案を示し、歩み寄りを促した。首相同行筋は「首相がリーダーシップを発揮し、宣言採択の流れをつくった」と語った。

 「米国第一」を掲げるトランプ氏は、イラン核合意や地球温暖化の国際枠組み「パリ協定」から離脱し、他の6カ国との溝は広がるばかり。「G6」首脳の中でトランプ氏が厚い信頼を寄せる首相は、仲介役として面目を保った形となった。

 だが、議長国カナダのトルドー首相が会議を総括する記者会見で、米国の鉄鋼輸入制限措置を「侮辱的」と非難。この後、トランプ氏はツイッターに「首脳宣言を承認しないよう米代表団に指示した」と書き込み、日本政府関係者を落胆させた。

 日本はアジアで唯一のG7メンバーとして、国際社会のリーダーとしての地位を保ってきた。首相がG7の結束を重視するのは、一致したメッセージを出せなければ日本の発言力も弱まるためだ。通商政策が引き続きG7の課題となるのは確実で、首相は今後も難しいかじ取りを迫られそうだ。

●G7首脳会議、混乱して閉幕 トランプ氏、合意文書の不承認を指示
     BBCニュース 2018年06月10日
トランプ米大統領とメルケル独首相、安倍首相、日米政府関係者たち(9日、カナダ・シャルルボワ。写真はドイツ政府撮影)
カナダ東部シャルルボワで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は9日、ドナルド・トランプ米大統領がいったん発表された合意文書(コミュニケ)への承認を撤回し、大混乱の内に終わった。トランプ氏は、議長国カナダを「不正直だ」と非難し、諸外国が「莫大な関税」を米国にかけようとしていると糾弾した。

G7サミットは、トランプ政権による鉄鋼・アルミへの輸入関税をめぐりぎくしゃくしながら進み、合意文書の取りまとめも難航した。それでも「ルールに基づく国際秩序」を推進すると合意し、「自由、公平で相互利益になる貿易と投資は(中略)成長と雇用創出の主要原動力」だと確認し合った。さらに、「関税障壁、非関税障壁の削減に向けて努力する」と宣言した。

さらに首脳合意文書では、ロシア政府に「不安定化行動を停止」し、「民主主義を損なおうとする」行為をやめるよう求めた。シリアのアサド政権支援も中止するよう呼びかけている。イランについては、核開発事業が「恒久的に」平和的なものであり続けると約束するよう求めた。

米政府はいったんこのコミュニケに合意し、トランプ氏は署名していた。しかし、米朝首脳会議が開かれるシンガポールへ向かう機内で、トランプ氏は「自動車関税を検討するので、コミュニケを承認しないよう」政府担当者に指示したとツイートした。

「ジャスティン(トルドー・カナダ首相)が記者会見で事実と異なる発言をしたことや、カナダが米国の農業関係者や労働者や企業に莫大な関税を科していることをもとに、コミュニケを承認しないよう米政府代表に指示した。まずは米国市場をあふれさせている自動車への関税を検討する」とトランプ氏は書いた。

さらに大統領は続けて、「カナダのジャスティン・トルドー首相はG7会合の最中はすごくおとなしくて穏やかだったのに、僕がいなくなったら記者会見して、『米国関税はいささか無礼だ』、『好き勝手な真似はさせない』とか言ったりしている。非常に不正直で弱虫だ。我々の関税は、カナダが乳製品に270%もかけてることへの反応だ!」と書いた。

トランプ氏はサミット閉会前に出発していた。その機内ツイートに先駆けて、閉幕後に記者会見して合意文書を発表したトルドー首相は、トランプ氏が鉄鋼・アルミ製品関税を、国家安全保障を理由に正当化しようとするのは「いささか無礼だ」と発言し、「事態を憂慮しながらも、明確に、かつ断固として、7月1日には報復措置を発動する」と述べていた。

トルドー氏はさらに、「カナダ人は礼儀正しく合理的だが、好き勝手にされるがままなどあり得ない」と言明した。

カナダ首相官邸は、トルドー氏の発言内容は今回初めてのものではなく、これまでも公の場だけでなく、トランプ氏との個人的会話のなかでも繰り返してきたことだと説明した。

●【G7サミット】まさかの「ちゃぶ台返し」、議長国カナダに広がる戸惑い トランプ氏は「不誠実」と怒りのツイート
        産経(共同) 2018.6.10 15:44
 保護主義的な米通商政策をめぐる対立が先鋭化したカナダでの先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)。難産の末にまとめた首脳宣言をトランプ大統領が承認しないと表明し、まさかの「ちゃぶ台返し」に議長国カナダには戸惑いが広がっている。

 「不誠実で、説得力がない」。シンガポールに向かう専用機内でトランプ氏は、カナダのトルドー首相への怒りをツイッターにぶちまけた。トルドー氏はサミット閉幕後の記者会見で、米国が発動した鉄鋼などの輸入制限を「侮辱的」と非難し「私たちは強制されない」とも宣言。以前も同じ表現で米国を批判したトルドー氏だったが、サミットでは自分の主張が受け入れられたと満足していたトランプ氏は、「だまされた」と感じたようだ。

 トルドー氏が輸入規制への強い抵抗を表明する背景には、税金が高止まりし、一向に改善しない生活に不満を抱える国民への配慮が垣間見える。


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