毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 ここのところの政局。
 自民党の単独での復活はありえないとこのブログでも指摘してきた。
 そんな見切りは、今年になって、ますます広がっている。
 今年の7月18日投開票見込みの参議院選挙を前提に、離散と集合が画策される。

 自民党の本体はWebページ上で、「子ども手当ての賛否」を問うなど、工夫をしている(下の写真の「右下=公式Webのトップページの右下にある)。

 この数日の焦点。
 平沼氏と与謝野良氏は郵政民営化問題では相容れず。

 平沼氏は極めて保守的、石原都知事が一緒に参加していることからも明らか。
 しかも、新党の名称は石原氏に一任しているという。
 与謝野氏も「将来的に憲法改正や集団的自衛権行使なども新党の理念として検討する考えを強調」という。

 なぜか、橋本大二郎の名前も出ている。

 とはいえ、「『完全な保守政党』にならないなどの理由で見送り」という国会議員もいる。

 参議院選挙で民主が単独で勝てる見込みがどんどんなくなっていく中、政権与党の組み換えがあり得る状況。
 かつて、自民・民主の大連立を画策した小沢氏。
 
 民主党内には、「小沢氏と関係が深い与謝野氏が参院選後に向けた連携を探っているのではないかという見方も根強い」というのうなづける。

 そして、中曽根康弘氏の秘書だった与謝野氏は、この状況を中曽根氏とともに「読売・新聞・渡辺恒雄氏」に報告に出向いたという。
 渡辺氏は、もともと政界の裏にいる一人。

・・・
 ここまで書いて、今朝の紙版の新聞を見ていたら朝日新聞の3ページ目に、図入りで同旨のことが指摘されていた。
 これはおもしろいと、図だけスキャンした。(右の図)
 記事はインターネットでは、今時点では見つからなかった。

 いずれにしても、自民党が大物政治家どうこうに関係なく(参院比例)70歳以上は公認せず方針を明確にしたことも影響しているだろうし、そもそもの政治家の思惑がらみ。
 とはいえ最終選択は国民だ。

人気ブログランキング→→人気ブログランキングへ←←ワン・クリック10点
8位あたり


  自民党公式ページ から
     


●新党:「消費税上げ」、与謝野・平沼両氏が一致
   毎日新聞 2010年4月6日
 自民党に離党届を提出した与謝野馨元財務相(71)、無所属の平沼赳夫元経済産業相(70)らは5日夜、東京都内で今週中の新党結成に向けて協議し、基本政策として「日本の伝統・文化・歴史の尊重」「将来的な消費税率引き上げ」を掲げることで一致した。保守再生を訴える平沼氏と財政再建派の与謝野氏の主張を並べ、双方の顔を立てた格好だ。【野原大輔、大場伸也】

 ◇邦夫氏外れ5人で発足
 平沼氏らは「国会議員5人で発足する」と明言している。だが、先に自民党を離れた鳩山邦夫元総務相(61)は結党時のメンバーから外れる。5日は旗揚げ日や党名に結論を出せず、8日を想定していた結党は10日にずれ込む可能性も出てきた。

 会合には自民党の藤井孝男元運輸相(67)=参院=と、5日自民党に離党届を出した園田博之前幹事長代理(68)が出席し、支援を表明している石原慎太郎東京都知事も同席した。

 新党参加に意欲を示す鳩山氏は5日昼、都内で平沼氏と同じ会合に出席したが、あいさつを交わしただけ。平沼氏は会合後、鳩山氏の参加について「党首として今考えていない」と否定した。新党メンバーには鳩山氏が兄の鳩山由紀夫首相同様、実母からの資金提供問題を抱えていることを懸念する声もある。平沼氏と近い鴻池祥肇元官房副長官(69)=参院=も結党には加わらない見通し。5人目には自民党の中川義雄参院議員(72)らが取りざたされている。

 会談後、平沼氏は記者団に「将来的な増税も視野に経済政策と財政再建を両立させる」と与謝野氏がこだわる消費増税を容認し、基本政策を巡る両氏の主張に「大きな差異はない」と述べた。ただ、05年に衆院で郵政民営化法案に反対した平沼、藤井両氏と、当時自民党側で法案とりまとめを主導した与謝野、園田両氏が手を組むことには分かりにくさもつきまとう。

 一方、自民党は5日、執行部と両院議員らによる3日間の懇談会を終えた。谷垣禎一総裁は同日夕、緊急に記者会見し、参院選選対本部に「政権力委員会(ネクスト・ジャパン)」を設置することや、本部役員は派閥を離脱することなどを打ち出した。中堅・若手議員らの執行部交代要求をはねつけた代わりに、河野太郎氏の幹事長代理起用など党改革の要望をある程度取り入れて妥協を図った。

 ◇民主、第三極を警戒
 与謝野氏や平沼氏らの新党結成の動きに対し、民主党は新たな「第三極」になる恐れがあるとして警戒している。みんなの党に続き、新党が参院選で改選数2以上の選挙区での候補擁立を進めれば、複数候補を立てて票の掘り起こしを狙う小沢一郎幹事長の戦略にも影響を与えるからだ。

 平野博文官房長官は5日、新党との連携について「少なくとも現時点で鳩山政権が連立政権としてどうのこうのということはない」と述べるにとどめた。だが、与謝野氏らが参院選で民主党の単独過半数獲得阻止を掲げて「反民主」を明確にしていることには、「政局音痴だ」(参院幹部)との反発も出ている。

 民主党は、内閣支持率が低下する中、自民党の支持率も伸び悩んでいることに期待をつないできた。しかし、新党が反民主・反自民の双方の批判票の受け皿になれば、参院選での民主党の単独過半数獲得はさらに厳しい状況となる。新党側は、東京選挙区など改選数3以上の選挙区では候補者擁立を積極的に進める方針で、仮に新党とみんなの党がともに候補者を擁立し「新党ブーム」で躍進すれば、複数擁立を仕掛ける民主党の「共倒れ」すら誘発しかねない。

 一方、党内には、小沢氏と関係が深い与謝野氏が参院選後に向けた連携を探っているのではないかという見方も根強い。小沢氏に近い党幹部は5日、「今のところ99%可能性はないとは思うが、参院選後に与謝野氏にも近い青木幹雄前参院議員会長ら参院議員が大量離党して民主党と連携するのなら話は別だ」と漏らした。【高山祐】

●新党、「平沼党首」で合意…10日に結成
      2010年4月6日03時11分 読売新聞
 新党結成を目指す無所属の平沼赳夫・元経済産業相と自民党に離党届を提出した与謝野馨・元財務相らは5日夜、都内で会談し、新党を10日に結成し、平沼氏が新党の党首に就任することで合意した。

 新党には当初、国会議員5人が参加することも確認。政策面では、経済成長と財政再建を「車の両輪」とし、将来的な消費税率引き上げによる増税も視野に入れることなどで一致した。

 会談は約2時間行われ、平沼、与謝野両氏のほか、園田博之・元官房副長官、藤井孝男・元運輸相が出席。新党を支援する石原慎太郎・東京都知事も加わった。

 平沼氏は会談後、記者団に、自民党の鴻池祥肇・元防災相と平沼グループの小泉龍司、城内実両衆院議員の3国会議員が将来合流するとの見通しを示した。平沼氏は、政党助成法の政党要件として必要な5人目の国会議員の名前を明らかにしなかったが、自民党の中川義雄参院議員について「(新党参加をめぐって)話している」と語った。

 無所属の鳩山邦夫・元総務相については、結党時の参加は見送られるとの見通しを示し、6日にも行う鳩山氏との会談を踏まえて、判断する考えを示した。

 党名は、4候補に絞り込んだが、決まらなかった。平沼氏は「今の時代に合っているのは、ひらがながいいんじゃないか」と語った。

 夏の参院選に向けた候補擁立については、「比例なら最低10人は選ばなければならない。東京はしっかり立てていこうと(思っている)。3人区もあるから、一生懸命考える」と述べた。

 会談に先立ち、園田氏は5日、自民党本部で谷垣総裁と会談し、離党届を提出した。藤井氏も同日、「判断すれば(離党は)今週中だ」と述べた。平沼氏と近い前衆院議員の中山成彬・元国土交通相は5日、新党に参加し、夏の参院比例選に出馬する考えを表明した。

 また、与謝野氏は5日、中曽根元首相や青木幹雄・自民党前参院議員会長、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長・主筆と個別に会談し、新党結成について報告した。

●平沼・与謝野氏ら新党へ詰め 橋本大二郎氏の擁立検討
       朝日 2010年4月5日13時20分
 平沼赳夫元経済産業相は5日午前、与謝野馨元財務相らと結成する新党について「私は代表になる。与謝野氏は代表格で行動してもらいたい」と記者団に語った。そのうえで、将来的に憲法改正や集団的自衛権行使なども新党の理念として検討する考えを強調した。平沼氏と与謝野氏らは同日夕、新党結成に向け最終的な協議を行う予定。

 平沼氏は新党の理念について「我が国の長い伝統と文化と歴史を大切にしていく。自主憲法や集団的自衛権をどうするかも将来的な構想としてある」と述べた。一方で「与謝野氏は景気対策後に、福祉を考えれば消費税増税も考えないといけない(との主張だ)。大筋において異論はない」と語った。

 一方、与謝野氏は5日、自民党の青木幹雄前参院議員会長、中曽根康弘元首相、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆を訪ね、新党構想を説明した。同日夕の協議には自民党の藤井孝男元運輸相や園田博之前幹事長代理も参加する予定で、園田氏はその前に離党届を提出する見通し。

 鳩山邦夫元総務相の参加について、平沼氏は5日、「考えていないが、会いたいというので考え方を聞く」とした。また、自民党幹部は5日、同党の鴻池祥肇元防災担当相も「新党に入る」と語った。夏の参院選の候補者としては橋本大二郎・前高知県知事が浮上。中山成彬元国土交通相も4日、朝日新聞の取材に「平沼新党から出馬の意思はある」と述べた。

●与謝野氏ら都内で協議、新党週内に結成へ
       サンスポ 2010.4.6 05:01
 自民党に離党届を出した与謝野馨元財務相(71)と無所属の平沼赳夫元経済産業相(70)らは5日夕、新党旗揚げに向けた詰めの調整に入り、今週中の新党結成を確認した。ただ、当初予定していた8日の結成は、10日に先送りされる方向となった。

 これに先立ち、与謝野氏に同調する自民党元幹事長代理の園田博之衆院議員(67)が離党届を提出した。

 協議は都内のレストランで行われ、園田氏と離党を検討している元運輸相の藤井孝男参院議員(77)も出席した。

 与謝野氏ら現職国会議員の4氏のほか、政党要件を満たすことになる5人目の国会議員が誰になるかが焦点。平沼氏は会合後、記者団に自民党の中川義雄参院議員(72)と協議していることを明らかにした。

 離党の動きをみせている鴻池祥肇元防災担当相(69)、すでに離党している鳩山邦夫元総務省(61)は結党時のメンバーには入らない見通しだ。

●新党は邦夫氏外し…早くもきしみ?平沼・与謝野氏 (1/2ページ)
     産経 2010.4.6 00:50
 5日夜、東京都渋谷区 平沼赳夫元経済産業相と与謝野馨元財務相らによる新党構想は5日の協議の結果、党首は平沼氏だけになり、鳩山邦夫元総務相の参加も平沼氏の意向で見送られることになるなど、「平沼新党」のカラーが強まった。平沼氏は与謝野氏との共同歩調をアピールしたが、今後「二枚看板」がどう足並みをそろえていけるかが、党勢拡大の鍵となりそうだ。

 「新しい政党の代表は私がなることになっている」

 平沼氏は5日午前、都内の個人事務所前に詰めかけた報道陣にこう強調した。そこには、新党立ち上げのもう一方の主役、与謝野氏への対抗心があった。

 与謝野氏は3日に自民党離党届を提出後、新党結成の時期や目指す理念、参院選への対応方針などを記者団の前やテレビ番組で披露、報道も「与謝野新党」との文言が先行した。

 しかし、個人事務所を党本部事務所として提供し、資金面でも勝る平沼氏にとっては不快な話だった。

 このため、平沼、与謝野両氏の「共同代表」という当初の構想から、与謝野氏が譲歩する形で決着した。

 鳩山氏の処遇も、平沼氏の論理が勝った。平沼、鳩山両氏は5日昼、都内で開かれた超党派議員による「日華議員懇談会」の会合で一緒だったが、背後から近づいて声をかけた鳩山氏に、平沼氏は気に留める様子をみせなかった。

 平沼氏が鳩山氏入党に抵抗したのは、鳩山氏が兄の鳩山由紀夫首相と同じく実母から多額の資金を提供されたため、新党結成当初から問題を抱えることを警戒しているためだ。鳩山氏が事前の相談もなく自民党を飛び出し新党結成を宣言したことにも、平沼氏側からは「『鳩山新党』を作ろうとしている」との不満が噴出した。

 与謝野氏側は、国会論戦で鳩山首相を追及したときに協力を得た邦夫氏を「仲間」として扱おうとしてきたが、断念せざるをえない状況になった。

 新党参加が見込まれた自民党の鴻池祥肇元防災担当相も現状では「完全な保守政党」にならないなどの理由で見送ったという。


 新党の前途は多難を予感させるものとなっているが、平沼氏は5日夜の会合終了後、記者団に「私と与謝野氏は高校の同級生で、政治歴も大体30年で一緒だから、一緒に党の切り盛りで努力していくことで合意している」と、党運営に問題はないと強調した。

●幹事長代理に河野氏=「政権力委員会」を設置-自民
     時事 2010/04/05-21:31
 自民党は5日夕、党本部で臨時役員会を開き、党再生に向けて「政権力委員会」(ネクスト・ジャパン)を設置することを決めた。夏の参院選に向けた体制強化の一環で、谷垣禎一総裁が役員会後の記者会見で明らかにした。谷垣氏は、離党届を提出した園田博之前幹事長代理の後任に河野太郎衆院議員を起用する方針を決めた。

 河野氏は昨年の総裁選に出馬し、谷垣氏に敗北。大島理森幹事長以下の役員刷新を要求するなど、執行部に批判的な若手・中堅の代表格として知られる。谷垣氏には、河野氏を取り込むことで執行部批判をかわす狙いもあるとみられる。 

 政権力委員会は執行部内で検討されている「シャドーキャビネット(影の内閣)」を先取りする組織で、来年の党大会で党則改正し常設機関とする方針。役員会では、人事を谷垣氏に一任することを了承。谷垣氏は週内に人選する予定で、若手・中堅を起用する考えだ。

 また役員会では、衆参両院議員による「全議員懇談会」を月2回のペースで開く方針も確認した。

●【社説】 与謝野新党 あえて疑問を挟みたい
      中日 2010年4月6日
 自民党に離党届を提出した与謝野馨元財務相らが新党結成に向けた動きを加速している。夏の参院選での民主党の過半数阻止が狙いだというが、なぜ今、新党なのか、疑問を感じざるを得ない。

 与謝野氏に続き、園田博之前幹事長代理も自民党に離党届を提出した。無所属の平沼赳夫元経済産業相らとともに、週内にも新党を結成する段取りだという。

 新党結成理由は、園田氏の発言を要約すると次のようになる。

 参院選で民主党の過半数を阻止しなければ日本は滅びる▽しかし谷垣禎一総裁率いる今の自民党では民主批判票の受け皿にならない▽ならば新党を結成して、自民党とともに民主党を挟み撃つ-。

 共同通信の最新世論調査によると、自民党を離党した渡辺喜美元行革担当相率いる、みんなの党の支持率が9・6%に上り、民主、自民両党に次いで第三位となった。


 これは二大政党に対する失望感の裏返しであり、与謝野氏らの新党結成には、みんなの党の好調さに触発された面もあるだろう。

 目ただ、「第二自民党」をつくって民主党を挟撃するという選挙戦略はいかにも分かりにくい。国民の理解が得られるのだろうか。

 与謝野氏らの行動は谷垣執行部への警鐘と言えなくもないが、本来なら党にとどまり、最後まで党再生に死力を尽くすべきだった。離党が、自民党という「泥舟」からの逃避であってはならない。

 自民党分裂で、政権与党に対する追及が弱まらないかも心配だ。

 世論調査では与謝野新党に期待しない人が65・9%に上り、期待する人は27・1%にとどまった。

 与謝野新党に、かつての日本新党や民主党の結党時のような新鮮味や高揚感が感じられないのは、新党の顔触れに、自民党出身のベテラン議員が並んでいることと無縁ではあるまい。

 そもそも新党は政策実現が目的のはずだが、与謝野、平沼両氏の間では、憲法、郵政、財政再建、経済成長などをめぐって考えに開きがある。


 付言すれば、与謝野氏は自民党の比例代表選出議員だ。離党しても議員職にとどまることは認められているが、他党の代表格に就くのは違和感がある。新党をつくるなら議員辞職するのが筋だ。それが保守政治家の矜持(きょうじ)ではないのか。

 いずれにせよ、与謝野新党結成へ賽(さい)は投げられた。しかし、その出目を決めるのは、あくまで有権者であることを自覚したい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )