毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 鹿児島県の阿久根市長は昨日の臨時議会で、2月に続き2度目の不信任議決を受けて自動的に失職。

 市長は5月の出直し選に立候補予定で進む。
 反市長派も、以前から候補者を公表。
 まだ、議意図の対立の構図が続く可能性は高い。

 「2回の不信任決議を受け自動失職した市長はこの10年間では、07年5月の兵庫県加西市の中川暢三市長(出直し市長選で再選)だけ。 」(朝日新聞)という。

 その加西市の中川市長は、昨年の道路特定財源問題のとき、道路特定財源を批判した数少ない首長。
 もちろん、「不信任」の原因はそれ以前の別のことだけど、個性的な市長。

 私たちの「自治ネット」無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワークの先日の総会では、視察に行きたい市長、自治体として想定されている。

 その加西市長のブログも、個性的だ。
    「私が市長になって以降、市議会議員が2人逮捕され、1人が暴力事件を起こしました」

 なお、この東海地区では、三重県の尾鷲市長が議会と対立、不信任されるかも知れないという状況らしい。
  ●市長 「私が当選したということは、市民は変革を求めているということ。今後も、議会とのなれ合いを認めるわけにはいかない」
  ●議長 「市議への根回しイコール癒着ではない」

 それら個性的な首長の情報の整理をする。

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点
ここのところ6位あたり

●阿久根市長:不信任で失職…出直し選出馬を明言 鹿児島  毎日新聞 2009年4月18日
 不信任決議を前に席を立つ竹原信一阿久根市長=鹿児島県阿久根市で2009年4月17日午後4時16分、矢頭智剛撮影

 鹿児島県阿久根市議会は17日、竹原信一市長(50)の不信任決議案を賛成11、反対5の賛成多数で再可決し、竹原市長は自動失職した。竹原氏は5月下旬にも予定される出直し市長選への出馬を改めて明言。反市長派が擁立する国土交通省川内川河川事務所の前副所長、田中勇一氏(56)との一騎打ちとなる見込みだ。

 ブログでの「辞めさせたい市議アンケート」など過激な言動を繰り返した竹原市長に対し、市議会は2月、不信任決議を全会一致で可決。市長は議会を解散し、3月に出直し市議選が実施された。

 地方自治法は、出直し市議選後の不信任案再可決について「3分の2以上の出席、過半数の賛成が必要」と定めている。この日の臨時議会は定数の16人全員が出席。市長派議員が「改革ができるのは竹原市長だけ」、反市長派が「お騒がせ市長はもういらない」などとする討論を経て採決された。

 失職後の会見で、竹原氏は約半年間の市政について「反省と後悔は何もない」と強調。「市民が政治に興味を持ち、表に出ていなかった(市職員)給料などが目に見えてきた」と自己評価した。

 出直し市長選に向けた動きは既に活発化。反市長派市議は14日、市議らを中心に田中氏の後援会を発足させ、竹原氏の支援者も11日に後援会を立ち上げている。【馬場茂、福岡静哉、川島紘一】


●阿久根市長が失職 臨時議会で不信任案可決  =2009/04/17 西日本新聞=
 鹿児島県阿久根市議会は17日の臨時議会で、竹原信一市長(50)に対する不信任決議案が提案を可決し、竹原市長は地方自治法の規定で自動的に失職した。50日以内に出直し市長選が行われる。

 竹原市長は既に市長選への立候補を明言。反市長派の立候補者も決まっており、昨年8月の竹原市長の就任以降、混乱が続く市政は、市長選という新たな段階を迎える。
 竹原市長の不信任決議案が提案されるのは二度目。最初は今年2月で、市議批判を繰り返し、大幅な議員削減を訴える竹原市長に対し、全会一致で同案を可決した。

 これに対して竹原市長は議会解散で対抗。竹原市政の是非を問う形となった3月の市議選(定数16)では、反市長派議員が11人を占め、選挙後初の臨時議会で二度目の同案を提案、可決は確実とみられている。

 今回、反市長派議員は(1)インターネットのブログ(日記風サイト)で議員を誹謗(ひぼう)中傷した(2)国の法律に矛盾する独裁主義を唱えている(3)不況の中、市民生活を守る具体的施策は皆無‐などとして同案を提案。「公平・公正な市政運営は期待できず、市政史上かつてない混乱はすべて竹原市長の責任」と批判している。

 出直し市長選は5月24日か31日に行われる見通しで、竹原市長と、反市長派の市民団体が擁立した元国土交通省職員の田中勇一氏(56)が立候補を表明。一騎打ちとなる公算が大きい。

●また不信任決議、阿久根市長失職 ブログ巡り議会と対立  
朝日 2009年4月18日3時24分

 ブログで議員や市役所を批判し、議会と対立している鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)は17日、市議会の臨時会で再度の不信任決議を受け、自動失職した。5月下旬にも予定される出直し市長選に立候補の意向を示しており、反竹原氏派の議員や市民らが擁立した元国土交通省職員の田中勇一氏(56)との一騎打ちとなる公算が大きい。

 臨時会は3月22日の出直し市議選後初めて開かれ、反市長派議員が不信任決議案を提出。「ブログを通じ阿久根市の恥をさらした。公正公明な市政運営は期待できない」などと提案理由を述べた。採決の結果、賛成11、反対5で可決された。

 竹原氏が不信任決議を受けたのは2月6日に続いて2回目で、地方自治法の規定で自動失職した。竹原氏は「予想通り。現実は受け止めます」と話し、「どうしてこんなに公務員と市民の間に格差があるのか。市民に考えてもらいたい」と、出直し市長選で市職員・議会改革を訴えるとした。選挙管理委員会が18日開かれる予定で、同日から50日以内に市長選が行われる。

 竹原氏は最初の不信任決議に議会解散で対抗。これを受けた3月の市議選では、竹原氏を支持する議員が2人から5人に増えたが、反竹原氏派も再度の不信任案可決に必要な11議席を確保していた。

 全国市議会議長会などによると、2回の不信任決議を受け自動失職した市長はこの10年間では、07年5月の兵庫県加西市の中川暢三市長(出直し市長選で再選)だけ。

 竹原氏は昨年8月の市長選で、議会定数の大幅削減や市長給与の半減などを公約に掲げ、新顔候補3人を破って初当選した。しかし、議会と対話が図れないまま、公約の議員定数削減や市長給与半減の条例改正案、民間から市職員幹部を登用する人事案件などを否決された。今年に入って自身のブログで「辞めさせたい議員アンケート」を呼びかけ、不信任決議を受ける事態になっていた。

市長室 / 阿久根市役所


市長ブログ 住民至上主義 から ↓
■2009/04/15 (水) 公僕が市民を家畜扱い、民主主義    
主(あるじ)が代理人(政治家)に任せっぱなしにしている時、僕(しもべ)たちが何をやりだすか?
しもべが代理人を篭絡してやりたい放題になる。市民にいくらかでも自覚があれば僕もでたらめはできない。 しかし、市民が自らの立場を忘れて代理人(政治家)の事を主人あるいは親分と勘違いするために、しまいには家畜扱いされている。

公僕が代理人(政治家)を篭絡して手をつなぎ、市民を家畜扱いする、それが民主主義の現実だ。役人は大体、政治家など欲深で頭の弱い、ただの威張り屋と見ている。あしらうのは簡単だ。
 
 民主主義と呼ばれる仕組みにあって、市民は主(あるじ)である事の責任を自覚していない。本来、主には知って管理する責任が有る。
住民は働き手でありながら主人でもある。
民主主義は住民に主人としての責任も仕事も担わせる仕組みだ。投票がめくら判だから経営がデタラメになった。

しかし、大衆が適切に代理人を選ぶ事は非常に難しい。カネの為に大衆の心理を操作する煽り新聞屋のやりたい放題になりやすい。大衆は正体を失い、主権は乗っ取られる。

 代理人としての自覚ができる人間に主の役割を担わせ、大衆が労働者である事に不幸を感じない社会の仕組みを考える必要がありそうだ。


●加西市長の不信任再議決 兵庫、出直し市長選へ  千葉日報 2007年05月13日22時19分
 兵庫県加西市の職員採用をめぐり、市長の不信任可決を受けて解散された市議会の、選挙後初の臨時議会が13日開かれ、中川暢三市長(51)に対する不信任決議を16対2の賛成多数で再び議決した。

 地方自治法の規定で中川市長は失職し、出直し市長選挙が50日以内に行われる。

 市によると臨時議会は「多くの市民が傍聴できるようにしたい」との中川市長の意向から、市民会館のホールで日曜日に開催された。職員採用で疑惑が取りざたされた市長としては「開かれた市政」に努める姿勢をアピールする狙いもあったとみられる。

 この日は約800席の傍聴席がすべて埋まり、立ったまま審議を聴く人の姿も。審議中、傍聴席からは「さっさと辞職しろ」「市長がんばれ」など賛否両論の激しいやじが飛び交った。

●道路特定財源問題で「道路はいらない」と異色の主張する中川市長がNEWS ZEROに登場   追撃コラムiza版 2008/03/14 16:56
 今夜11:30放送開始 日本テレビNEWS ZEROに兵庫県加西市の中川暢三市長が出演する。
その番組タイトル
<市長の乱“道路もう造らない”大胆な決断に波紋が>・・

●中川暢三 
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 から
中川 暢三(なかがわ ちょうぞう、1955年11月30日 - )は、兵庫県加西市長(当選2回)、北条鉄道代表取締役社長。

経歴 [編集]
加西市出身。1975年、兵庫県立北条高等学校卒業。1979年、信州大学経済学部卒業。 鹿島建設に新卒入社後、松下政経塾創設時に一期生として入塾。その後1年で退塾し、卒塾しなかったため、松下政経塾公式サイトには出身者として掲載されていない。同期生には、逢沢一郎、小野晋也、野田佳彦、鈴木康友などが政界で活躍している。

退塾の理由について「高度なビジネススクールであることを期待して入ったが管理されるばかりだった。方針が合わなかった」と語っている。「最長5年の研修期間を待たずとも、悟りを開いた者から卒塾し、一流一派を形成して、国家・国民のために活躍してほしい」と松下幸之助氏から激励の言葉を受けたという。

鹿島建設本社開発部の次長として在職中に、2001年の第19回参議院議員通常選挙に東京都選挙区から出馬。同社トップの了解を得て、有給休暇を取得して在職のまま立候補。サラリーマンがポケットマネーで立候補し、政策本位のマニフェスト選挙を実践したとして大きな話題になった[要出典]。

2005年に故郷・加西市長選挙に出馬し、現職との一騎打ちのすえ初当選。新自由主義的視点から、職員削減や民間委託推進など市役所改革と行財政改革を進めたが、市議会と対立し、2007年4月、二度の不信任決議が可決され、失職。しかし、2007年6月の出直し市長選で再選した。

また、出直し市長選挙の前に、市議団より職員採用に関して不正があるのではないかという点で告発されていたが、中川本人が主張する通り[1]、違法性がなかったと検察より判断され、不起訴が確定した。現在、二期目。

中川暢三後援会公式ブログ から
●コンプライアンスとガバナンス
2009年4月6日
 加西市のコンプライアンスとガバナンスは、残念ながらお粗末と言わざるを得ません。採用問題に関する騒動は、市役所の内部管理体制が甘く、リスク管理能力が不十分だったことも遠因と言えます。

一方、私が市長になって以降、市議会議員が2人逮捕され、1人が暴力事件を起こしました。他方、職員においても、管理職職員が万引き・重大な交通事故・飲酒運転でそれぞれ逮捕され、既に退職または懲戒免職となっています。
・ ・・・


●構想日本
事業仕分け第29弾は兵庫県加西市
  2008/08/07(木)更新
 構想日本が2002年から行なっている行政の「事業仕分け」は行財政改革の切り札です。実績が認められ過去一年の間に加速度的に広まり今年度は12の自治体で実施予定です。

 今回は、兵庫県加西市で行います。行革を進める中川暢三市長の強い意向を受けて、実施する運びとなりました。また今回は、滋賀県内の自治体を中心に事業仕分けを展開している「滋賀大学事業仕分け研究会」と初めて共同で開催致します。
 行政の方、自分の地域を何とかしたいという方、メディアの方、お誘いあわせのうえ、侃々諤々の議論に傍聴参加ください。必ず地域再生の大きな参考になると思います。

●奥田・尾鷲市長:就任1年 議会対立、市民冷ややか /三重   毎日新聞 2009年4月17日
 ◇副市長人事案否決/問責決議案提出
 尾鷲市の奥田尚佳市長(41)が就任して17日で1年となる。当時、東海3県で最年少だった新市長への市民の期待は高かった。しかし就任直後から市議会と対立、人事案が否決されたため副市長が今も空席のままなど、不安定な市政運営が続く。今年1月に税理士法違反容疑で書類送検されると、辞任を求める声が強まり、3月25日には市議15人のうち13人が問責決議案を提出した。今後不信任案が出される可能性もある。【岡大介、七見憲一】

 「片意地を張りすぎた」。取材に応じた奥田市長はこう話す一方で、「私が当選したということは、市民は変革を求めているということ。今後も、議会とのなれ合いを認めるわけにはいかない」と言い切った。

 これに対し、「市議への根回しイコール癒着ではない」(三鬼和昭議長)と議会側は不満を漏らす。昨年9月に否決された副市長人事議案が象徴的で、問責決議案を代表で提出した南靖久市議は「急に提案されても、どんな人か分からず、賛成のしようがない」と批判する。

 昨年末には互いに歩み寄り、奥田市長が選挙戦で公約に掲げた市長退職金全額カットの議案が可決された。だが、市長が税理士法違反容疑で書類送検されると、対立が再燃。3月定例会では市長批判が相次ぎ、不信任案提出の動きも出た。奥田市長が「不信任案成立なら解散」との姿勢を見せたため議会側の足並みがそろわず、結局は強制力のない問責決議案にとどまったが、今も一部市議の間で不成立覚悟で不信任案提出を模索する動きがある。

 対立に終始し、市の将来を見据えた施策を論じられない市長と議会の関係に、市民の目は冷ややかだ。商店を経営する女性(71)は「レベルの低い争い。まちには活気がなく、いつまでも対立を続けている場合ではないはず」と批判する。
 
奥田市長は「議会とも、もっと話し合わなければいけない」と関係修復を図る姿勢を示すとともに、タウンミーティングを開いたり、まちおこしのボランティア団体などを諮問機関として登用し、市民の意見を市政に反映させる考えだ。「今後は、コンサルティング業にかかわっていた経験を生かし、起業家支援に力を入れたい。市から上場企業を出すのが、私の夢」とアピールする。世界的な不況で、市の経済状況がさらに悪化する懸念もある中、言葉通り施策を実現して信頼を回復できるのか、市民は注視している。
==============
 ◇奥田尚佳尾鷲市長をめぐるこの1年間
 <08年>
 3・23 現職を破り初当選
 4・16 就任に先立ち会見し、市長選で市議から「票を取りまとめるかわりにと300万円を要求されたが断った」などと発言。市議側は否定
 6・23 公約の市長退職金廃止や市長、副市長の給与5%・賞与10%カットを継続する条例改正案を市議会が否決
 9・25 副市長人事案が市議会で不同意。副市長は現在も空席に
10・28 市議時代の発言で訴えられた訴訟の費用を巡り、市議会常任委員会で答弁中に体調を崩し病院へ
12・19 市長退職金廃止条例が市議会で可決
 <09年>
 1・22 税理士法違反容疑で県警が書類送検
 2・10 市議15人中14人が辞職を文書で申し入れ。市長は市長給料の3カ月間半減する案を示したが、辞職は否定
 3・12 税理士法違反の罪で尾鷲区検が奥田市長を尾鷲簡裁に略式起訴。市長は会見で改めて辞職否定
 3・25 市長の問責決議案を市議13人が提出し、可決

コメント ( 0 ) | Trackback ( )