古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

左心室肥大

2007-10-04 | Weblog・人生・その他
 毎年誕生日の前後に健康診断を受けることにしている。4日朝、向かいのホームドクターの医院で受信しました。基本的な検診と胃のX線写真は70歳以上は無料です。
 余談ですが、小泉内閣以来、高齢者福祉は極力カット(というわけでもないのかも?)されて、65歳以上無料だった各種入場料は¥100に。プールの入場料が有料になったのは大きい。百円でも回数が多い。そこで定期券を買ったが年¥10600。「安いじゃない?」と言われるが、無料が¥10600だと、それだけ市民税が増えたような気がする。地下鉄も無料から年五千円に。国保の1割負担は3割に。所得税、市民税の控除廃止は言うまでもない。 その中で、唯一残っている無料が、70歳以上の検診無料です。
 例年通りの検査ですが、今年特に気が付いたことを述べてみます。
 最初に、バリウムを飲んでレントゲン撮影。このバリウムが苦手です。昔は、検診の後のトイレは、家のトイレを使わず1階まで降りて集会所のトイレを使った。つれあいが「掃除に苦労する」と苦情を言うからです。確かに、高層住宅でトイレが詰まると、ことです。
 それが数年前から、どのように改善されたのか分からないが、排泄されるバリウムが流れやすい。今年は飲む感じも変わって水っぽい。撮影がすむと、看護師が「直ぐ飲んでください」と3錠の下剤をくれた(昔は家に帰って飲んだと思う)。
 尿を採った後、体重測定。「59.2kgです」と言う。少し重くなっている。そうか!バリウムの分だけ重くなってるんだ。「身長は172センチです」59.2÷1.72÷1.72=20.0だからBMIは20、こんなものだな。
 その後、心電図。これが今年一番の変化です。ベッドに寝て、電極を貼り付け、測定を始めると、直ぐプリンターが動き出す。すると、直ぐ電極を取り外し「心電図終わりました」。未だプリンターが動いている。以前はプリンターが終わるまで寝ていたが、測定開始後直ぐ測定データがプリンターのメモリーに入るらしく、もう起きて良いというのだ。
 視力測定、血液試料採取、眼底検査は例年どおり。最後に大先生の血圧測定と面談。今日は大先生の出勤日(週一回)だった。(後5日は若先生の担当です。)
 「尿検査は異常なしです。心電図は、いつものように(と昨年の心電図と比較)左心室肥大がでていますが・・・マラソンをやっている所為かもしれませんね」。見て改めて感心したのは、昨年の心電図と今年の心電図が、(当たり前ですが)まるでコピーしたようにそっくりです。
 「左心室肥大」は心電図を撮るたびに言われます。最初に言われた時(20年も前)超音波エコーの写真を撮ることを勧められ撮影、「心臓の筋肉が厚くなっており、内容積は肥大してはいない」との診断でした。いわゆる”スポーツ心臓”です。
 以上、今年の検診が終わりました。

追伸:インターネットで「左心室肥大」を見ると、
【全身から送られてきた血液は右心房を経て、右心室から肺に送られ、酸素を受けとって左心房から左心室に流れ込み、全身へと送り出されます。血液を送る原動力は心臓の収縮力です。 血液を送り出す力を増すために、左心室の壁と心室中隔が肥大を起こす症状】
【スポーツ心臓とは
 スポーツ選手は昔から心臓が大きいことが知られています。ヘンシェン(Henshcen)が1899年にスキー選手の心臓陰影が大きいことを報告したのが最初と言われています。ある種のスポーツを長期間継続しているうちに、心臓の形態や機能が次第に変化してきたものをスポーツ心臓と呼びます。スポーツが長期間心臓に負荷を与えた結果、スポーツをおこなうのに適したように変化する適応現象と考えられています。スポーツ心臓の形態的な特徴は、肥大と拡張です。
 心臓肥大とは、心臓から血液を送り出すときに収縮する壁が厚くなることをいいます。普通は心臓から動脈血を送り出す部屋(左心室)の壁の厚さは12mm以下ですが、これを超えて厚くなるのをいいます。】
 【マラソンやスキーのクロスカントリーでは、全身を使う運動で、心臓は多くの血液を長期間にわたって送りださねばなりません。1回の心臓の収縮でたくさんの血液を送り出せるように、心臓が拡張して、心臓の容量(体積)が増加していきます。実際は肥大と拡張の両方の特徴をもったスポーツ心臓が多いようで、心臓の超音波検査でその特徴をとらえることができます。これらの心臓の形態の変化は、スポーツをやめると徐々に普通の人に近くなるので、スポーツに適応した結果と考えられています。】 

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