古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

「嵐」ってなんだろう

2010-12-05 | 経済と世相
4日午後2時過ぎ、日課の水泳トレーニングに行こうと、地下鉄に乗りました。滅多にないことですが、ダイヤが5分ほど遅れています。事故があったようではないが、電車も超満員で、乗り降りに時間がかかって遅れたみたいです。

なごやドーム前で下車すると、大勢の客が降りて、ゾロゾロとドームに向かっています。

「なにかイベントがあるみたい」。道端に若い女性が紙を掲げて立っている。紙には「チケット譲ってください」と書かれている。7~8m毎にこういう女性がいる。

よほど人気のあるタレントの公演があるみたいだ。

ドーム北の東区プールで1時間泳いだあと、ジャスコで買い物をしようと、ドーム西のイオンモールに向かって歩き始めると、ドームへ向かう行列が賑やか。先ほどの紙を掲げた女性の数は尚増えている。冬型気圧配置になったらしく、風が冷たい。こんな寒空に立っていて、彼女らはチケットを入手出来るのだろうか。入手できなかったら、トボトボと帰宅するのだろうか?私が心配することではないのですが、心配です。

一体、誰の公演なんだ?耳を澄ませていたら「嵐」という声が聞こえてきました。

嵐の公演なんだ!しかし、嵐ってなんだろう?ここで思い出しました。先日、紅白唄合戦の出場者のリストをネットでみていたら、白組の最初に載っていた名前だ。

私は嵐が何か全然知りません。もちろん唄も聴いたことはない。しかし、世の中ではすごい人気のある歌い手らしい。

イオンモールへ入っていくと、一階のレストラン街は、どの店も満員らしく、レストランの外側に椅子を並べて、順番待ちの客が腰を下ろしている。ここで腹ごしらえをしてから嵐を見に行くのらしい。ということは、公演は夜。なのに、もう2時過ぎからチケットを求めて路傍に立つ人がいる。これだけ大勢の人に金を使わせるのだから、「嵐」って日本の景気振興に貢献してるんだ。

 帰宅してから「嵐」をPCでぐぐってみました。1999年結成、男性5人の人気グループです。Youtubeで検索して、唄を聴いてみましたが、イマイチ私にはピンときません。

世の中、私が知らないうちにすごい人気の歌手が生まれている。小説家も、私が知らないうちに人気小説家が生まれていることを、新聞雑誌の書評欄で知ることがあります。小説家の場合、名前だけは知る機会があるのですが、歌い手は名前も知らない。

こうして、世の中、私の知らないところで動いていくのだ、と感じた次第です。