古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

合宿ゼミはこんな具合でした

2009-07-22 | 放送大学
放送大学院のゼミで18日から20日まで幕張の放送大学本部へ出かけました。
構内にセミナーハウス研修室という建物があって、宿泊できます。一泊1500円というので、どんな部屋に泊まらせられるのか?と思っていましたが、立派なものです。中級のビジネスホテルのシングルルーム並み(ただし冷蔵庫はなかった)の施設で、これで1500円では申し訳ない、と思うくらいです。
難点は構内にレストランがない。食事は外に出て探さないといけない。結局、近くのイトーヨーカ堂のレストラン街で夕食を取り、朝飯は、これも外に出てコンビニでおにぎりその他を調達して済ませました。
ゼミの内容は、院生が交互に25分(発表15分・アドバイス・質問10分)で、修士論文の進捗状況を報告するというものです。
修士論文は原則2年で仕上げるということですから、今年入学したM1(1年生)と昨年以前入学のM2の30名と、指導教官7名(放送大学3名と他大学から4名の教授・准教授)の出席でした。
M1はどのような方針で論文作成を進めるか、M2は論文の大要の発表です。
以下、面白い研究テーマを記します。
「地方公共団体のNBCテロ災害対策のあり方。」
NBCとは核・生物・化学兵器の意味で、オーム真理教のテロみたいなのが、起きたとき、現行の法律で適切に対応できるか?という話。それは良いのですが、発表したのがうら若い女性でしたから、私は「よくこんな恐ろしいことを若い女性が研究できる!」と、唖然として発表者の顔を見つめていました。
教授の質問の様子を聞いていて分かりました。彼女は自衛隊のエリート(の卵?)らしい。

「開発途上国における零細漁村振興のための有効な実践的手法」
この研究、モロッコに行って、漁村で漁村振興策を実践したと言う。よくそんなに遠くに行って試行ができるな、と感心していたら、質疑で分かりました。この人、JICA(ジャイカ:国際協力機構)の職員らしい。

「個人所得税における所得控除の今日的課題」
私と同じ先生に就いた沖縄のSさんです。税務署の職員らしく手馴れた説明でした。

「横浜の貿易統計と貿易諸手続き」
という発表もありました。どうも、自分の職場からテーマを持ってきた人が多い。

「地方公共団体の経済的な資源回収政策」
というテーマで話した人は「一周遅れのトップランナー 名古屋市民のごみ革命」という前名古屋市長の著書を引用して話したので、名古屋の人か?と思ったら福島県の人でした。

私は「外国為替市場に対する政府の影響と最適資源配分」というテーマで発表しました。

二日目の夜は懇親会でした。話してみると、私より年上の人もいれば、30代の若い人もいる。私の指導教官は愚息より二歳年長と分かりました。
3日目は午前で終わり、直ぐ名古屋へ帰りましたが、当日は帰宅後メールも見ずに8時前寝てしまいました。若い人たちと付き合った三日間、すっかり疲れていたのです。

追伸:今週は25日に期末試験。その後論文の第一回報告の期限が来ます。今月は真面目に学生をやっています。