古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

目眩で倒れた

2007-07-31 | Weblog・人生・その他
 ここ数日体調を崩し、珍しく寝込んでしまいました。以下、そのいきさつ。
 27日、井川がノックアウトされたので、TVはここまでと、オフして立ち上った時、突然めまいが来ました。同時に猛烈な嘔吐感に襲われトイレに駆け込みました。もどした後、ベッドにひっくり返って休みました。暫くして落ち着いたかな?と立ち上がろうとすると、また目眩、それに嘔吐です。
 「どうしたのだろう?」。また、暫くして立とうとすると、また、目眩、嘔吐の繰り返し。そのうち吐くものがなくなって胃液だけ吐くようになる。
 どうなったか分からないが、「まぎれもなく病気だ!」と、5時、病院の夜の部が開くと同時に、ホームドクターに駆け込みました(よろめきこんだ?)。
 受け付けで体温計を借りて計るが5.7度で熱はない。「血圧は?」、若先生が計って「155ですね」、「メガネを外して、首を回さず私の指を見てください」と、若先生が人差し指を立てて左右上下に動かしながら、私の瞳を覗き込む。「こういう場合、最初に脳梗塞を疑いますが、その兆候はないですね」「ではどこが悪いの?」「内耳です」
「えっ?」「耳の奥に内耳という器官があって、身体のバランス感覚を保つのですが、・・・小脳は大丈夫とは思いますが、念のため、今日ではないですが、1,2ヶ月のうちに写真を撮らせてください」。
 小脳は運動を司る脳で、これだけ運動している私の小脳がおかしい筈はないと思ったが、逆によく運動している人の小脳がどうなっているか興味はあるので、写真撮影に同意した。
 「今日は点滴で治めましょう。2~3日、安静にしていてください。」、「そんなことはないと思いますが、万一病状に急変があれば、私のケイタイに電話してください」
 その後、看護師が点滴をうってくれる。1時間ぐらいかかるというので、暇つぶしに話し掛ける。
「この点滴液は、どうして目眩に効くの?」「血管に入って全身を回るから」
「全身を回っても、薬は患部に入らないと意味ないでしょう。腸や胃に入ってもだめでしょう。どうして、薬は、全身を回っていて、ここが患部だと分かるのでしょう。分かった後、どういう風に患部に作用するのか、そのメカニズムはどうなってんの?」、「メカニズムねえ」。暫く考えた彼女の結論は。
「ワタシ、ソンナコト分カッタラ博士ニナレルワ」。その後、彼女は話題を変えた。
「NOZUEさんて、息子さんもマラソンやってんだって?」
「そう、2月の東京マラソンは、親子で完走したよ。もっとも愚息は3時間20分だったから、2時間以上も離された」
「マラソンやってる人って、Qちゃん見ても、ガリガリに痩せてるのね」、「・・・・」
「TV見るの好きだけど、男子マラソンは面白くないわ」「すみません」私が謝ることはなかったが、彼女にはマラソンの話題の方が面白いようだった。
 注射後落ち着いたので帰宅して、インターネットで「内耳 めまい 注射」で、Googleの検索を見た。すぐ、ページが表示された。
 要するに、小脳ないし内耳周辺の血の回りが少なくなると、めまいと嘔吐の症状が起きる。
 原因は、脳梗塞などで血液の流れが悪くなる場合、低血圧で脳まで血が上がらなくなる場合、その他とある。嘔吐のひどい場合は、(飲み薬でなく)血行を活性化する薬品の注射で対処する。
 そうか、脳は身体の中の臓器で一番糖を消費するから、糖に血の流れを活性化する薬品を結合させて、血中に入れれば、脳に流れていって、そこで糖が消費されれば分離された薬が脳内の血に作用するわけだ。
 なんとなく、点滴液のメカニズムが分かったような気がした。(続く)