古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

水泳の練習

2016-08-31 | 水泳
3年前まではマスターズ水泳大会でバタフライに出場していました。
大会でバタフライに出場するには、8月で200mをバタで泳ぐ練習をしておく必要があったので、夏は11回雨降りを狙って(プールが貸切状態)名城公園プールで泳ぎました。それが2年半前の事故以来全くバタフライが泳げなくなりました。
 2年半前に転倒で、いわゆるむち打ち症になった。その怪我の影響と思われるが、それだけでない。おそらく怪我と同時に身体の高齢化の影響が出たのかもしれない。
通常、身体を使って覚えたことは、忘れないのですが、怪我をしたら今まで覚えていたバタフライの泳ぎ方を忘れてしまった!これが不思議なのですが、もう一度泳ぐためには、最初から覚え直すしかない。
 そこで練習したのは、ドル平です・脚をドルフィンキック、手を平泳ぎで泳ぐのです。
つまり、バタフライの手の動きと足の動きを同時にマスターするのは難しいので、まず、脚の動きを先にマスターしよう。-その後手の動きを覚えるよう手もバタフライにして練習するという考えです。
そのドル平です。コーチは、水の中でお辞儀を繰り返せばいい。つまり、両手で水を引っ張るのはかなり腕力を要するので疲れてしまう。手で引っ張るのでなく、体幹で水を押せば疲れない。その体幹で水を押すにはお辞儀の姿勢だというのです。しかし、水中でお辞儀するのは水の抵抗があって」簡単ではありません。
なんとか、25mはバタフライで泳げるようになりました。
しかし、ドル平も25m水中でお辞儀すると、へとへとのなってしまいます。コーチは疲れるのは、運動に必要な酸素を十分取り入れていないから。酸素の吸入が不足している。「酸素を十分吸入するには十分空気を肺から吐き出さないといけない」。そこで、バタフライの息継ぎから覚えなおさないといけない。練習を繰り返し、なんとか、25mは楽に呼吸ができるようになりました。80代の手習いですね。

今夏の目標は100m楽に呼吸できることです。
過日報告したように、子供でにぎわい、コースロープも張ってありませんから、すぐぶつかるので25m泳ぎとおすことが出来ない。半分ほど泳いで一旦立ち止まって停止し、空いでいるコース・方角で残りの半分を泳ぐという方法で、それでも連日1000m、20往復練習できました。
31日午後3時、今夏最後の屋外プール。なんとか50mは楽にドル平ができるよう練習に出掛けました。ところが最後の日とあって超満員。すぐぶつかってしまって25m連続でドル平は出来ません。ぶつかったら、停まってまた泳ぐという方式で16往復、800mを泳ぎました。最後に25mバタフライを4回泳いで終わりにしました。
帰宅して鏡を見ると、顔が見事に真っ黒になっている。屋外プールで泳いだ日焼けです。プールは31日まで営業ですが、25日になって回数券が6枚残っているのに気づきました。毎日泳がないと、と26日から連日屋外プールに通ったためです。

昨年までは毎年9月に大会があったので、大会でバタフライに出場するには、8月で200mをバタで泳ぐ練習をしておく必要があったのです。ひと夏に大体11回ぐらいは雨が降るのです。
で、今年も雨が降ったら行こうかな、と思っていたら、一向に雨が降らない。一度雨が来た時があったのですが、猛烈な雷鳴に恐れをなしていきませんでした。
今夏の名古屋は雨が少ないですね。


名城公園プール

2016-08-17 | 水泳
15日、名城公園屋外プールに出掛けました。このプールは、毎年7月20日から8月31日まで営業しています(水曜定休)。
毎年11日はこのプールで泳ぐことにしています。
11日というのは、11枚つづりの回数券が1000円ですので、回数券1冊分だけ雨降りの日に泳ぐことにしています。
雨降りの日というのは、プールが空いているからです。
お天気の良い日は子供たちでプールは満員で、プールの真ん中で子供たちが逆立ちをしたりして遊んでいますから、ぶつかってしまってまともに泳げない。雨の日は誰も来ないので、プール借り切り状態で泳げるから雨の日に行くのです。
毎年9月に大会があったので、大会でバタフライに出場するには、、8月に200mをバタで泳ぐ練習をしておく必要があったのです。
ひと夏に大体11回ぐらいは雨が降るのです。
で、今年も雨が降ったら行こうかな、と思っていたら、一向に雨が降らない。一度雨が来た時があったのですが、猛烈な雷鳴に恐れをなして行きませんでした。
今夏は雨が少ないですね。
このままでは、今年は名城公園プールに行かれない!15日になって午後、プールに行きました。
「まぁひさしぶりねぇ」受付のおばさんが言ってくれました。「今年はこないかな?と思ってた」。顔を覚えていてくれました。
 すっかり泳力が落ちていてなんとか25mをバタで泳ぐことはできるのですが、ターンして帰りの25mを泳ぐことが出来ない。
だから、真ん中で子供たちにぶつかっても、そこで止まってまた残りの半分を泳ぐくらいでちょうど良いのです。
「雨がふらなくても名城プールで泳げる」と安心今月の後半半分で、10回は泳いで今夏の11回を練習できると一安心。
それにしても何故泳力がこんなにも落ちたのか?自分でも不思議です。
 2年半前に転倒で、いわゆる頚椎損傷した。その怪我の影響と思われるが、それだけでない。おそらく怪我と同時に身体の高齢化の影響が出たのでは?
自民党前幹事長の谷垣さんが自転車で転倒し、頸髄損傷を起こしたそうですが、それと同じです。
いずれにしてもこのまま水泳引退は残念ですので、雨が降ったらいそいそと屋外プールに出掛けようと思っています。



岩崎恭子ちゃん

2016-08-03 | 水泳
今朝は3時ごろに目をさましてしまったので、ラジオをつけたら昭和54年の流行り歌を特集していました。こんな歌があったのですね「蝉しぐれ」
https://www.youtube.com/watch?v=bfD-2KkR8bo
その後、4時から岩崎恭子さんの語る番組でした。バルセロナオリンピック(1992)の水泳女子200m平泳ぎの金メダリストです。対談相手が、その金メダルの瞬間を実況放送したNHKのアナウンサーでした。話が面白くてついそのまま朝まで起きて聞き惚れていました。
オリンピックレース後の彼女のコメント、ご記憶の方が多いと思います。「今まで生きてきた中で、一番シアワセ!」当時の記録で最年少金メダリストだったそうです。しかし、次のアトランタオリンピックは、10位に終わったそうです。その直後、インタヴューした時「14歳の少女が金メダリストの重荷を背負って今までよく頑張りましたね」とアナウンサーが語りかけたら、わっと泣き出されて、こまりましたよとアナウンサーが語っていました。
1992年の日本代表選考会は、名古屋のレインボープール(現在の日本ガイシプール)で行われました。このプールが出来たばかりで、当時は東洋一の大きなプールでした。
 名古屋では大きな大会はこのプールでいつも行われていますので、私も度々泳いだことがあり、泳ぐ都度、ここは岩崎恭子ちゃんがオリンピック代表を射止めたプールだと大会の出場するたびに思っていました。彼女の今まで生きてきた中で、一番シアワセ!のスタート地点なのだと。
彼女が語っていましたが、当時は一日8000m練習で泳いだそうです。4~5年前には一日1500mくらい泳いでいましたが、小生、最近は1000m泳ぐとぐったりしてしまい、9時頃には寝入ってしまいます。だから3時頃目覚めてしまう。
年は争えない!そんなことを入り色思いださせたラジオ深夜便の時間でした。
彼女の金メダルは24年前の1992年7月27日です。話は別ですが、40年前の7月27日は田中角栄の逮捕された日です。
今「秘密解除ロッキード事件」(奥山俊宏著、岩波書店)を読んでいます。これも面白い話がありますので、後日紹介します。



スポーツ医事相談

2016-01-16 | 水泳
15日夜、白鵬が勝ったのを見届、直ぐ出掛けました。年1回の「スポーツ医事相談」です。毎年、12月に受診していましたが、昨年11月、申し込むと「2月17日まで空いていません」と言われたのですが、数日前、「キャンセルが出たので15日にできます」との電話があり、この日になったのです。
 10年以上、継続して毎年受診するのは、運動能力、筋力などの測定をしてもらい、現在の運動を続けてよいか、専門医師の見解を聞くのが目的です。私にとって、いわば「スポーツ維持相談」。
 6時55分、笠寺駅前の総合体育館に着き、診断室に行きました。寒かったので、先に検尿を採り、受付け。受診料は500円です。
 運動着に着替え検査を始めました。
 身長、体重、体脂肪(10.1)、肺活量測定と進み(身長が169.5、昨年より11mm縮んだ?)、次は 脚伸展パワーの測定です。
 これは、シートベルトで体を座席に固定し、両足でペダルを蹴飛ばし、その時の力をワット数に換算して表示する検査です。結果は、299Wで、前まで400Wを越していたから、脚の筋力はかなり落ちている。 昨年6月以後、ジョギングを止めているから、その影響だろう。体脂肪は、以前の11~12より増えていない。
 その後、ベッドに横たわり、心電図をとり、最後は自転車エルゴメーター。これは、自転車をこぎながら心電図をとり一定の時間間隔で血圧、脈拍を測るものです。脚にかかる負荷(ワット数で表示)は徐々に増加させていき、1分ごとに血圧を測りながら「きつさはどうですか?」と聞く。(非常に楽6点、楽7点など)。
測定は、8分余、「終わります」、血圧が200に達した時点(最高負荷110W)で負荷終了、後3分間はダウンでペダルをゆっくり回して終了です。
いつも、この検査は、10分以上、最後は汗びっしょりになりますが、今回はほとんど汗なしのうちに終わる。医者が「被検者の年齢を考慮したため」早めにストップをかけたようです。
 着替えをすませてから、担当医師のコメント。
私は質問事項をあらかじめプリントして持っていき、医師に診てもらっていました。
1. ジョギングを止めたので、体力は落ちていないか。「たしかに脚力はかなり落ちているが、年齢からすると、相当であり、心配する必要はない。
2. バタフライが泳げなくなったが、脚を動かす神経が異常なのか、筋力が落ちているのか?(バタフライが泳げないのは、要するに足が水を押す力が弱いものだから、ストローク毎の浮き上がりが少ないので口が水面上に出ない。従って呼吸が出来なくて泳げないのです。「腕の力だけで泳いでいるので泳げないのだ」と、コーチは言う。)
水泳は専門外でわからないが、神経の異常は腰のMRIを撮るなど調べるなど調べねばわからない。脚の筋力は確かに落ちている。
ジョギングを止めた所為らしい。頸の怪我で(いわゆる鞭打ち症状)、左足の動きが悪くなった。左足を、たとえば30㎝上げたつもりなのに、実際は10センチしかあがっていないので道路の凹凸に左足が引っ掛かり転倒するのです。それまでやっていたジョギングを、昨年6月以降全然走っていない
総合的にいうと、「昨年までの体力が維持できているようで、全身持久力(予測最大酸素摂取量)は57.8(ml/kg・分)は年齢からすると、非常に良い。
予測最大酸素摂取量(ml/㎏・分)は57.9(前回69.6、前々回57.8)ですから、前回がよすぎただけで、持久力はほぼ維持されているようです。
最後はスポーツ・アドバイザーのアドバイスです。
「脚力が落ちているので、これを高めるには、水中トレーニングだけでなく、陸上のトレーニングが必要です。総合的に言って、体力は維持されていて、運動継続に問題ありません」。
結局、ジョギングを止めたので脚筋力が落ちているのが問題ということのようです。
9時帰宅しました。

雨プール

2015-08-31 | 水泳
 名城公園の屋外プールは、毎年7月20日から8月31日まで開業する。
例年千円で11枚綴りの回数券を1冊購入して、つまりひと夏11回このプールで泳ぐ。
暑い日は、子供たちで芋を洗うような混雑なので、まったく泳げない。
コースロープは引いてないし、プールの真ん中では、子供が逆立ちして遊んでいるから、直ぐぶつかってしまうのだ。
 今年は、雨がなかなか降らなかった。最初にプールに行ったのは、8月17日である。
 受付のおばさんが「久しぶりだねぇ」と言ってくれた。1年ぶりなのに、顔を覚えていてくれた。
17日が初日では11日はいけないと、回数券は止めて、1回100円の当日券で入場した。
8月後半は、雨の日が多く、昨日までに6日行けた。今日、最後だし、秋雨前線が停滞している。
泳いで来ようと、3時過ぎ、パラパラ雨が落ちる天気だったが、泳ぎに行った。
2~3度泳いでいて他人にぶつかった。雨がパルつく日は、ほとんど貸切状態のプールになるのだが、みな今日は「最後だから」と思ったらしく、割と混んでいた。
クロールと平泳ぎは前の泳力に戻ったようだが、バタフライは、怪我の後遺症でうまく泳げない。
どっちみちこれだけ混んでいてはバタフライは無理。少し泳いで人がいるところでは停まって立ち、また人のいない方向に泳ぐというやり方だった。
それでも、1時間弱で700mばかり泳いだ。
 帰り際に受付のおばさんに「来年また来ます。もし生きていたらね」といったら、「いつも雨の日はいろんな泳ぎをやってますね」と言ってくれた。覚えていてくれた。
「それが、昨年までは4種目泳げたのが、去年、鞭うちをやってバタフライが泳げなくなってね。もう一度練習をやりなおしているんですが、この齢では難しいですね」
「また来年ね」と言い置いて帰ってきました。
 今朝3時過ぎに目覚めて、深夜便のラジオを聞くと「雨酒場」を歌っていた。香西かおりの歌だが、「雨の日にきてくれるとじっくり話ができる」と酒場のおかみさんに言われた作詞家の作った歌らしい。20年以上前、私が単身赴任の地で流行っていた歌だ。
「雨に日はじっくり泳げる」と通った「雨プール」の報告でした。


ワンポイントレッスン

2015-07-28 | 水泳
水泳のワンポイントレッスンに通っています。北スポーツセンターで月曜は11時から、木曜と、土曜は午後3時から、5人だけ先着順です。コーチが個人別に10分間、手取り足取り指導してくれます。たった10分間ですが、教室で10人1時間の指導より参考になります。人それぞれに下手なところが違いますから、個人別に指導してくれた方が良いのです。実際、此処のレッスンは、コーチが「こうやって見てください」と泳ぎを見せて、その後動作ができるようになるまで繰り返させる。手を取り足を取り、「こういう風に動かすのだ」と言葉と動きを同時に指導する。「やってみせ、言って聞かせて、させてみて。褒めてやらねば人は動かじ」という歌の通りの指導ですから、とても参考になります。
 このレッスンに通うようになったのは、バタフライが泳げなくなったからです。昨年2月の怪我の後、それまでバタフライの100mは平気で泳げたのが全然泳げない。必死で泳いでも25mがやっとです。バタフライってこんなに難しい泳ぎだったかな?と不思議に思っています。
 一般に、「あたまを使って覚えたことはわすれ易いが、身体を使って覚えたことは忘れない」と言われます。たとえば自転車の乗り方は一度覚えれば、決して忘れることはありません。水泳も同じで覚えた泳ぎを忘れるなんて考えられないのですが、どうもバタフライの泳ぎを忘れてしまったみたいです。
身体を使って覚えたといっても、その記憶は神経回路に記録されている筈ですが、その記憶している神経回路が壊れてしまえば、身体を使って覚えたことでも忘れてしまうということらしい。その記憶が頸にあったらしく、頸を怪我したら泳げなくなってしまった。実際は記憶は頸でなく、小脳にあって、その記憶を脚や手に送る神経回路が頸の怪我で損なわれたのだと思います。いずれにしても泳げない。となれば、もう一度練習して泳ぎをマスターしようと、4月ごろから北スポに通うことにしたのです。
月曜日は10時過ぎにプールに入りました。11時開始の30分前から受付ですが、30分前ではすでに5人が受付にならんでいますから、もっと早くいかないといけない。この日は1番でした。10時半に受付して、しばらくプールに入って練習していました。11時前、コーチの先生が見えてプールサイドの椅子に腰かけ、泳ぎを見ていました。11:00~11:05の休憩時間に先生の傍に行き雑談しました。
「泳ぎ見てたが、パーツはいいよ」という。
「パーツ?」、「部品、泳ぎの部品はできている」と言われる。
要するに個々の動作はいいから、「その個々の動作を組みあわせるタイミングが習得できれば楽に泳げるようになる」ということらしい。
私は「去年、今年と名古屋マスターズは休んだので、来年は是非100mバタに出場したいのでご指導ください」と挨拶しておいた。
 この日の練習は、ドルフィンキックに合わせて右腕回し、左腕回し、両手回しの順で手を動かす練習だった。
練習の最後に「うまくなったよ」と「褒めてやらねば人は動かじ」を実践してくれた。
 来年は是非なごやマスターズ100mバタに出場しようと思っています。

水泳のレッスンと筋トレ

2015-06-10 | 水泳
 私のリハビリ、筋トレについての報告です。4月13日から、理学療法士の指導を受け、体幹の筋トレをやっています。
1月中旬、名古屋市のスポーツ障害診断を受診しました。
http://blog.goo.ne.jp/snozue/d/20150116
その時診断した医師から
「バランス能力が落ちているわけではないが、頸の動きが悪いためバランスがとりにくくなっている可能性があるので、体幹のバランスを鍛える訓練を取り入れるとよいでしょう」と言われた。近くの整形外科病院の医師に相談したら、「ウチにも理学療養士がいるから、リハビリに体幹の筋トレをやってはどうか」と、勧められ、週2回のペースでやることにしたのです。
「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう
診療の補助として理学療法を行う。それは一般に考えられている、加齢、事故などによる身体機能障害からの回復目的のトレーニングのみならず、脳卒中での麻痺などから、新生児の運動能力の発達の遅れ、循環器・呼吸器・内科・難病疾等の身体的な障害を持つ人に対して、医師の指示の下、その基本的動作能力の回復を図ることを目的に、治療体操その他の運動(運動療法という)を行わせ、及び電気刺激、温熱、寒冷、光線、水、マッサージなどの物理的手段(物理療法という)を加える者である。その物理的治療手法による治療を理学療法という。

理学療養士という資格を持つ療養士M君が30~40分相手をしてくれて筋トレの指導をしてくれます。
体幹の筋トレが必要だという意見には私も納得です。というのは、泳いでいて横波が来たりすると姿勢がすぐ崩れる。姿勢が崩れると立て直すため腕を回します。腕の回転が速くなるとすぐ疲れてしまうので長く泳げないのです。
「ゆっくり泳ぐトレーニングをしなさい」と、コーチはいう。ゆっくり泳ぐのは簡単と思われるかもしれませが、正しい姿勢を保ちながらゆっくり泳ぐためには姿勢を保つ筋肉が強くないといけない。
 それで、筋トレが良いと、通っています。療養士M君はまだ若い人ですが、言うことは理論的です。
 最近ウオーキングをやっていて困っている問題があります。10㎞も歩くと、左足の足裏が腫れてきて痛むのです。
 この種の腫れは経験したことがあります。30年前、フルマラソンに挑戦しようと考え、練習を始めた直後、両脚の足裏が腫れてきたのです。走るとき体重の3倍の荷重が両足にかかりますから、20kmも30㎞も走ると腫れてきます。練習を重ねていると、足裏が固くなりますから、腫れはなくなりました。フルマラソンはそれだけ足裏を酷使するのです。今回の場合は、両脚でなく、なぜか左足だけです。整形外科医の診断を受けると「足の酷使だ。休ませれば治る」と言う。
「何故左足だけ腫れるのかな?」。M君が言います。
「野末さん、左側の筋肉に指令する神経がおかしくなっているらしく、左の腰も膝も上がりにくくなっている。歩くときは自分の体重を足裏だけでなく、腰や膝で受けている、ところが、腰や膝が荷重を持ちこたえず足裏だけに体重がかかり、足裏を酷使することになる」と言います。全く論理的です。
 でも、年が離れているので、時々面白い対話が発生します。
 先日、4年前の淀川マラソンでもらったTシャツを着て筋トレに行きました。「このシャツ有森裕子のデザインしたTシャツだよ」と私が言うと、
「有森裕子って?水泳の選手ですか」
「1992年のアトランタオリンピックの女子マラソンで銀メダル、1996年のバルセロナオリンピックで銅メダル」。「そんな人いたの!」「19年前のバルセロナオリンピックの時何歳でした?」。M君が答えました。「3歳でした」

7日の中日新聞に今年のなごやマスターズ水泳大会の1位入賞者のリストが載っていました。昔、一緒に泳いだ友人の名前が出ていました。2年前までは、私の名が出ていたのに!
もう一度、復活したい。そのため、筋トレのリハビリの他、北スポーツセンターに週3回「ワンポイントレッスン」(10分間の個人レッスン)に通っています。
 もっぱらバタフライのレッスンですが、先生は「バタの正式の泳ぎをマスターしないといけない」と言います。
「ゆっくり泳ぐ練習をしなさい」、「バタのキックは、水を叩くのではなく、水を押すのです。水しぶきは上がらないのです」等々、来年の復活を目指して頑張っていますが、今のところ、バタは25m泳ぐと、息が上がってしまいその後続けられない!まだまだ復活には時間がかかりそうです。

大怪我をした日から1年

2015-02-23 | 水泳
 2月22日は、昨年頸の大怪我をした日から丁度1年です。
怪我した当日は、こんなに長引く大怪我だとはおもっていませんでしたが、もしかしたら私の人生観に影響するほどの怪我でした。
 日常生活には何の支障もありません。
 通っている整形外科医によると、「この年でこの怪我をして、車椅子暮らしになっても不思議でないのに、日常生活は支障ないのだからむしろ幸運だ」と言いましたが、納得できません。水泳が出来ないのです。
頭で覚えたことは忘れるが、「身体を使ってマスターしたことは、絶対に忘れない」と言われますが、実際、私もそれは信じていましたが、身体の動きを記憶する神経回路が壊れた場合、身体の動かし方を忘れてしまうのです。
以前は、クロールu、平泳ぎ、バック、バタフライ、いずれも100m、200mは泳げました。それが、25m泳ぐと息が上がる。それ以上になると、腰が下がって沈んでしまうのです。
脚の間にプルブイを挟んで泳ぐと浮力が稼げるので、長く泳げるのですが・・・最近は、プルブイの助けを借りないと一日1000m泳げません。
最初は持久力、すなわち心肺機能が落ちた?と疑い、昨年7月、名古屋市のスポーツ維持相談を受診しました。ところが心肺機能はむしろ良くなっている。「練習すればもとに戻る」と言われましたが、その後練習を重ねても泳げるようになりません。今年の1月名古屋市の「スポーツ障害診断」を受診しました。
「頸の怪我はなおっているのでは?」と言われました。「怪我が治るということは、怪我で壊れた細胞が再生して新しい細胞に入れ替わるということだが、入れ替わった細胞が元の細胞と同じ働きができるとか限らない」と、言います。
「では、練習さえすれば、元に戻る」と練習を工夫することにしました。
「足のキックが弱くなって、浮力不足で腰が沈む?」
東プールで時折出逢う飯田さん(55歳区分クロールの日本記録保持者)は「筋トレをやったら」と助言してくれた・そこで、今年から月に10回ほどジムに行き、太ももの筋トレをやることにした。
また泳ぎ方を基礎からチェックしようと、北スポーツセンタ-に通うことにしました。月曜11時からと土曜3時から先着順で5名、「水泳ワンポイントレッスン」をしてくれるのです。
臼田さんというコーチが。10分間泳ぎを診てアドバイスしてくれるのです。1月から教えてもらっているのですが、とても良くポイントをついたアドバイスを頂けます。
「クロールのキックは、左足がほとんど動いていません。右脚だけでキックしている。打つというよりは、脚をしならせるつもりで動かしてください」
「バタフライは、水中をうねるように進む泳ぎです。そのうねりができていません。うねり方を練習してください」等々。
さて、泳ぎが元に戻るかどうか、今日も北スポーツセンターに出掛けます。「今日行くところがある」、「今日用がある」、キョウヨウとキョウイクは、健康と長生きのコツだそうですね。

スポーツ障害診断

2015-01-16 | 水泳
スポーツ障害診断という診断を受けてきました。
 「スポーツ障害診断」は、名古屋市が市民サービスとして行っている事業で、毎月15日の夜、怪我などの障害でスポーツが出来ない人の相談に応ずる事業です。今回、この診断を受けようと思ったのは、昨年の怪我以来、いくら練習をしても、思うように水泳が泳げないからです。
 15日、夜7時半に予約を入れておいて、名古屋市総合体育館に出掛けました。
 7時過ぎ、会場に着くと、控室で問診票とアンケートの記入。簡単に記入後、用意してきた「症状と知りたいこと」を添付して提出しました。
【 症状
 頸椎の怪我の後、泳ぎがうまくできない
(泳げることは泳げるが、極端に持久力が落ちている。以前は100mバタフライを泳ぐのは、そんなにむずかしくなかったが、今は25mで息が上がり、50mになると沈んでくる。他の泳ぎでも同様である。)
 原因は腰が下がってしまうため水の抵抗が増えてしまうためではないか(プルブイを脚に挟めば、4種目とも少なくとも25mは泳げる。)
 腰が下がる原因として二つ考えられる。
 一つは、脳から脚へつながる神経が壊れて足を強く打てない。もう一つは、頸を動かすことで、水泳中の姿勢、バランスを保っていたのが、頸が動かないため、バランスを保てない。腰が下がる。(1月5日、北スポーツセンターのワンポイントレッスンを受けて水泳のコーチの意見を聞いたら、前者の意見でした。)

【 知りたいこと
 練習によって、元の泳力が回復できるのか。それとも加齢による症状だから、回復はできないのか。もし回復できるとすればどういう練習が効率的か。】
後藤さんという医師が面談してくれて、簡単な体の動きのチェックをしました。(ベッドに四つん這いになり、対角線の手と足を水平に伸ばしバランスの状況を診る、など)
先生のアドバイスは「決してバランス能力が落ちているわけではないが、頸の動きが悪いため(水中の)バランスが採りにくくなっている可能性があります。
 体幹のバランスを鍛える練習を良いでしょう」と言うものでした。
 先生との対話の中で、気付かされたポイントは、
「整形外科医は、「加齢現象だから回復に時間がかかる」と言うので「加齢ではなく、怪我でしょう」と聞くと「回復能力の衰えというのは加齢現象です」と言っていました」
後藤医師はこういった・
「時間をかけて部品をとりかえているんです」
「細胞が入れ替わるということですか」
「そうです。細胞の再生に高齢者は時間がかかるのです」
「あなたの場合、治ってはいると思いますよ。ただ、前の状態よりも可動域が狭い状態で治っている。頸の怪我は治っていないわけではない。ただ、治っても前と同じ状態に治るわけではない。可動域が狭い状態になっている。これは首のストレッチングを度々することで、徐々に可動域を広げるしかない」
「なおっていないのではない」という言葉は励みになりました。
8時過ぎ終了して9時過ぎ帰宅しました。

名城公園プール

2014-09-01 | 水泳
前便の補足です。31日名城公園プールで泳いできました。
このプールは、25m屋外プールで、毎年7月20日から8月31日(水曜休み)まで開業しています。
1000円で11枚つづりの回数券(料金シニア)が買えますので、毎年11回泳ぐのです。
このプールで泳ぐ目的は、毎年9月に水泳大会で20mバタフライに出場するのですが、
さすがに200mは練習していないと泳げない。ところがバタフライは普通のぷールでは、逆方向に泳いでくる人に」腕があたってしまうので練習できないのです。
そこで、天気の悪い日に、この名城プールにくれば、特に雨降りが是口です。時には誰も来なくて一人借り切りで泳げることもあります。
ひと夏に10日ぐらいはお天気の悪い日がありますから、毎年回数券を買い求めてここで練習しています。
 昨年は、雨の日が多くて練習不足、本番の200mでは、180mで失速し、失敗しました。
 今夏は前半暑い日ばかりですが、後半は台風の余波でお天気のすっきりしない日が多かった。
今夏の最初は9日。プールに入り泳ぎ始めて愕然としました。バタフライが全然泳げない!
通常、身体を使って覚えたことは忘れません。たとえば、本で学習したり、授業で聞いたことは忘れることがおおいのですが、
自転車の乗り方など、一度覚えたら忘れません。それなのにバタフライの泳ぎ方を忘れてしまったみたい。
バタ200mなんてとんでもない。25mも泳げない。いったいどうしたのだろう。
ここに至って、半年前の転倒事故のためだと、認めざるを得ません。脳あら手足に至る神経回路が壊れた!
 ためしに、両脚の間にプウブイを挟んで泳げば、バタも泳げるのです。腰が沈んでいると思わざるをえません。
脚の蹴る力がない。キックが弱いので沈んでしまうのです。
くりかえし、キックを練習するしかない。と、以後名城プールに行くたびキックの練習をやることにしました。
キックの練習なら腕を回さないので腕が他の人い当る心配はありません。以後10日名城プールで練習しました。
屋外プールで泳いだので、顔は日焼けで真っ黒です。31日は今夏の最終日なので、泳ぎました。
脚はドルフィンキック、両手は平泳ぎで練習するのですが、この泳ぎ方なら、25m楽に往復できるようになりました。
1時間、今年最後の名城プールを楽しみました。