Sunday Song Book #1322

2018年02月11日 | Sunday Song Book

2018年02月11日プレイリスト
「棚からひとつかみ」
1. REBORN / 山下達郎 '17
2. IF I HAD A HAMMER / TORINI LOPEZ '63
3. GRAZING IN THE GRASS / HUGH MASEKELA '68
4. EVERYBODY PLAYS THE FOOL / THE MAIN INGREDIENT '72
5. HOLDING ON / THE DETROIT EMERALDS '69
6. SO VERY HARD TO GO / TOWER OF POWER '73
7. FEBRUARY SUNSHINE / THE GIANT SUNFLOWER '67
8. NIGHT TIME GIRL / M.F.Q. '66
9. ブルー・ヴァレンタイン・デイ / 大瀧詠一 "ナイアガラ・カレンダー '78" '77
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■内容の一部を抜粋
・近況
北陸を襲った暴風雪の災害に触れて「心よりお見舞い申し上げます。お大事に」と達郎さん。

・棚からひとつかみ
達郎さんはスタジオ仕事の真っ最中。一曲出来上がり、今は違う仕事に取り掛かってるという。今週片がついて、来週から違う曲の曲書きの予定だとか。誕生日が過ぎて年金の申請に行ってきたそうだが大変だったという。機会があればボヤキの続きを聞いてくださいとのこと。今週はスタジオ仕事のためにレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」。

・REBORN
相変わらず「REBORN」へのリクエストがたくさん来ているとか。

・IF I HAD A HAMMER
ダラス、テキサス出身のクラブ・シンガー、トリニ・ロペス。PJ'Sというクラブで歌っていたところドン・コスタに見出されてレコード・デビューしたという。ファースト・アルバム『TORNI LOPEZ AT PJ'S』からシングル・カットされた「IF I HAD A HAMMER」は1963年、全米3位。アルバムも101週チャートインするロング・セラーになった。「IF I HAD A HAMMER」はピーター、ポール&メアリーのピート・シーガーの歌。

・60代後半戦への意気込み
リスナーから「65歳のお誕生日おめでとうございます。60代後半戦への意気込みを教えてください」というお便り。
「節制して一年でも一日でも多く現役でいたいと思いますが、もうちょっとレコードのリリースを早めたいというのが(笑)、正直なところでございますが。え〜寄る年波」と達郎さん。

・声が出る秘訣
リスナーから「達郎さんのライヴに行くたび、この人は若い頃より声が出てるんじゃないか、衰えを知らないんじゃないかとつくづく思いますが、何か秘訣はあるのですか?」という質問。
「節制してます(笑)。若い頃はデタラメでしたからね。タバコ吸って、酒飲んで、朝まで起きて。今そんなことやったら死んじゃいますからですね。石部金吉でやっております。がんばります」と達郎さん。

・GRAZING IN THE GRASS
ヒュー・マサケラの訃報が飛び込んできた。南アフリカ出身のジャズ・トランペッター。10年近く癌と戦っていたが1月23日に逝去。享年78歳。ヒュー・マサケラといえば1968年の全米NO.1、ミリオンセラーの「GRAZING IN THE GRASS」。この曲が代表作。

・EVERYBODY PLAYS THE FOOL
「今日は棚からひとつかみなので完全に気分です。レコード棚を見ておりましたら、これ行きたいなという、CDが私を呼んでいるというやつ」と達郎さん。ニューヨーク出身の黒人3人組のヴォーカル・グループ、メイン・イングレディエント。1972年の全米3位「EVERYBODY PLAYS THE FOOL」。

・HOLDING ON
CDは絶滅寸前だがイギリスのエース・レーベルは精力的にリイシューをしている。日本のカスタマー向けだと達郎さん。昨年末にデトロイト・エメラルズのベスト盤が久しぶりに出たとか。デトロイト・エメラルズはデトロイトの黒人ヴォーカル・グループ。でも出身はアーカンソー州。いわゆるノーザン・ソウルでイギリスでは人気がある人たち。達郎さんがいちばん好きなのは1969年の「HOLDING ON」。ヒットはしてないそうだ。

・SO VERY HARD TO GO
タワー・オブ・パワーの「SO VERY HARD TO GO」にリクエスト。同名のアルバム『SO VERY HARD TO GO』のタイトル・ソングでシングル・カットになり1973年、全米17位。タワー・オブ・パワーのチャート・アクションとしてはこの曲がいちばん高かったそうだ。

・今後の予定
サンデー・ソングブック25周年の企画で雑誌の「BRUTUS」とサンデー・ソングブックがコラボした「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」が2月1日に発売された。好評なので3月に入ったら本の中で取り上げられてる曲のリクエスト特集を計画中とのこと。題して「BRUTUS SONGBOOKで棚からひとつかみ」。今のところ3月4日のオンエアを予定していてBRUTUS SONGBOOKリクエストに応募したリスナー25名に、BRUTUS「特集 山下達郎のBrutus Songbook 最高の音楽との出会い方」の表紙をポスターにしてサイン入りでプレゼント。今回はメールでのリクエストを受け付ける。
tatsuro@tfm.co.jp

・拾得でアコースティック・ライヴ
2018年3月16日(金)、17日(土)の二日間、京都の拾得で山下達郎、伊藤広規、難波弘之によるアコースティック・ライヴを行うことが決定。拾得は蔵を改装したライヴハウスで45周年だとか。達郎さんがライヴを行った会場の中でいちばん小さいところになるそうだ。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
http://www.tatsuro.co.jp

「先日も目黒のブルース・アレイ・ジャパンでやりましたけれども。そんな狭いところでやってお客さんが全部観れないじゃないかと、いろいろなこと、お叱りも受けましたけれども。あくまで心と声のストレッチ。そうしますと本チャンのツアーがひじょうに順調に行けますので。体調管理の一環としてやりますので、その辺をご理解いただきたいと思っております。よろしくお願いします」と達郎さん。

・FEBRUARY SUNSHINE
2月の歌ということで「FEBRUARY SUNSHINE」。ジャイアント・サンフラワーはいわゆるウェスト・コーストのサイケERAのグループ。男性4人、女性1人、5人組のグループ。「FEBRUARY SUNSHINE」は1967年のデビュー・シングル。昨年オンエアするつもりでかけられなかった曲だとか。
このグループのリーダー格、ギターとヴォーカルをやっているバル・ガレイはキム・カーンズの1981年のメガ・ヒット「BETTE DAVIS EYES」のプロデューサー&エンジニアとして知られているそうだ。

もうひとりドラマーのエディ・ホーはジャイアント・サンフラワーを作る前にモダン・フォーク・カルテットのメンバーとしてスタート。その後、セッション・ドラマーになりモンキーズの数々のレコーディングに参加した。モダン・フォーク・カルテットのチップ・ダグラスがモンキーズのプロデュースに関わっていたためにそのまま参加したという経緯があるという。

・NIGHT TIME GIRL
1966年のモダン・フォーク・カルテットのシングル「NIGHT TIME GIRL」。曲を書いてるのはアル・クーパーとアーウィン・レヴィン。プロデュース&アレンジがジャック・ニッチェ、コーラス・アレンジがカート・ベッチャー。

・BRUTUSを買ったことがありますか?
リスナーから「過去にBRUTUSを買ったことがありましたか?」という質問。
達郎さんはBRUTUSに蓮實重彦さんが映画評を書いていて、それで『人情紙風船』を知って日本映画にハマったそうだ。

・ブルー・ヴァレンタイン・デイ
まもなくヴァレンタインズ・デイなので「ブルー・ヴァレンタイン・デイ」にリクエストが集まってるそうだ。ここ数年は達郎さんが歌っているヴァージョンだったので、今年は久しぶりに大瀧詠一さんの1977年のアルバム『NIAGARA CALENDER '78』から。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
2018年02月18日は、引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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