8月16日(金)にビルボードライブ大阪で開催された
「矢野顕子トリオ featuring Will Lee & Chris Parker」を聴きに行きました。
アッコちゃんのライヴを観るのは2011年のさとがえるコンサート以来です。
昨年は縁がなくて一本も観られなかった。
今月に入ってレコード会社の移籍というニュースが飛び込んできました。
10年近く在籍したYAMAHAからスピードスターに電撃移籍して、
リラックマとのコラボレーションCD「リラックマのわたし」をリリース。
下世話な話をすると会場のビルボードライブ大阪には
FM 802, FM COCOLOの花が届いてるだけでしたね。
YAMAHAから花が贈られてないことに現実を知る思いがありました。
このトリオのライヴを観るのは今回がはじめてでしたがとてもよかったです。
画家としても活躍するというクリス・パーカーのドラミングは素晴らしかった。
ウィル・リーは達郎さんのファースト・ソロ・アルバム『CIrcus Town』の
ニューヨーク・サイドに参加していたことでも知られるベーシスト。
トリオの中でも彼の演奏はひとつのトピックでした。
新曲「リラックマのわたし」の披露とともに
ウィル・リーが20年ぶりに出したソロ・アルバム『Love, Gratitude and Other Distractions
アッコちゃんのヴォーカル曲の「1, 2, 3」も披露されました。
ビルボードライブ大阪でのCD販売分が売り切れになっていたことで人気のほどが窺い知れます。
会場で手に入れられず残念でありました。
このトリオで歌いたい曲としてアラン・トゥーサンの「With You in Mind」や、
ウィル・リーが歌う「What'd I Say」とクリス・パーカーのドラム・ソロを挿入した「変わるし」など、
全体の構成はどちらかというとR&B色の濃いものでした。
そして今公演で最大に盛り上がったのは「在広東少年」でした。
オリジナルのアレンジを再現して演奏されましたが素晴らしかったです。
こうしたクラブでの公演はワン・ステージ約70分というのがお決まり。
アンコールを含めてひとつのパッケージ・ショウですね。
残念ながらアッコちゃんのピアノ弾き語りソロはなし。
そんな中で「ごはんができたよ」はうれしい選曲でした。
最後の曲はマーヴィン・ゲイとタミー・テレルの「Ain't No Mountain High Enough」のカヴァー。
アッコちゃんとウィル・リーのデュエットに酔いしれました。
■矢野顕子トリオ featuring Will Lee & Chris Parker
2013年8月16日 ビルボードライブ大阪 2nd Stage
矢野顕子 / Piano, Vocal
WIll Lee / Bass, Vocal
Chris Paker / Drums
Set List
01 BAKABON
02 学べよ
03 海のものでも、山のものでも
04 With You in Mind
05 1, 2, 3
06 リラックマのわたし
07 変わるし~What'd I Say
08 在広東少年
Encore
09 ごはんができたよ
10 Ain't No Mountain High Enough

この春に行われた「矢野顕子、忌野清志郎を歌うツアー2013」にも参加しました。
ピアノ弾き語りのコンサートでしたが、ゲストに奥田民生を迎えて、
「festival hall オープニングシリーズ」の一環として行われた公演でした。
アッコちゃんが何年かぶりにフェスティバルホールで単独公演を行う、
それだけで感動ものでしたが、この夜に集まったファンの多くも
同じような思いを共有していたのか、コンサートが終わっても
拍手が鳴り止まずにダブル・アンコールが実現しました。
急遽、歌った「PRAYER」には心を揺さぶられました。
フェスティバルホールの神様に感謝しました。
■矢野顕子、忌野清志郎を歌うツアー2013
5月11日(土) フェスティバルホール
3階1列47番
矢野顕子 / Piano, Vocal
奥田民生(GUEST) / Guitar, Vocal
Set List
Opening : ひとつだけ
01 誇り高く生きよう
02 デイ・ドリーム・ビリーバー
03 雑踏
04 ひとりぼっちはやめた
05 恩赦
06 Money Song
07 スタウダマイヤー
08 スローバラード
09 500マイル
10 野ばら
11 胸が張り裂けそう
12 海のものでも山のものでも
13 いい日旅立ち
14 ひとつだけ
Ending : けんかでデート
Encore
15 セラピー
16 2 Cars
17 PRAYER
コンサートのオープニングに使われた映像。「ひとつだけ」。