2013/08/06 OnAir - 1st. Week - 特集:夏の唄を集めて
佐野元春:夏草の誘い
Brian Wilson & Van Dyke Parks:My Hobo Heart
佐野元春:天国に続く芝生の丘
Trixie Whitley:Fourth Corner
Mayer Hawthorne:Reach Out Richard
ブルーベルズ :ブルーベルズの'サマー'
Steely Dan:Hey Nineteen
The Zombies:Time of the Season
Frank Sinatra:Summer Wind
佐野元春:君をさがしている (Live)
佐野元春:ニューエイジ (Live)
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■内容の一部を抜粋
・夏の唄を集めて
今夜は夏の唄を集めて。
・夏草の誘い
元春の2011年のセルフ・カヴァー・アルバム『月と専制君主』から「夏草の誘い」。
・My Hobo Heart
ブライアン・ウィルソンとヴァン・ダイク・パークスで「My Hobo Heart」。
・天国に続く芝生の丘
元春の1996年のアルバム『FRUITS』から結婚式の唄「天国に続く芝生の丘」。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月8月の「3PICKS!」はトリクシー・ウィートリー『Fourth Corner』、メイヤー・ホーソーン『Where Does This Door Go 』、そしてトム・オデル『Long Way Down』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はトリクシー・ウィートリー『Fourth Corner』とメイヤー・ホーソーン『Where Does This Door Go 』。
・トリクシー・ウィートリー
ベルギー出身の女性ソングライター、現在26歳。最初に注目されたのはダニエル・ラノワとのコラボレーション。ダニエル・ラノワはU2、ボブ・ディラン、ピーター・ゲイブリエルといったアーティストを手掛けたプロデューサー。そのダニエル・ラノワのバンド、ブラック・ダブのヴォーカリストとして参加していた。とても自然でソウルフルな声が素晴らしい。父親がミュージシャンということもあって幼い頃から歌や楽器に慣れ親しんでいたということ。新しいレコードでもピアノやギターを弾いて歌っている。アルバム・タイトルは『Fourth Corner』。この中から「Fourth Corner」。
・メイヤー・ホーソーン
米国、ミシガン州デトロイト出身のソングライター。2008年にデビューした。ミシガン州デトロイトといえばモータウン・レーベル。モータウンとはモーター・タウンを縮めた言い方。モータウン・レーベルは米国の自動車産業で知られるデトロイトで生まれた。今回取り上げてるメイヤー・ホーソーン。影響を受けたアーティストはスモーキー・ロビンソン、ホーランド=ドジャー=ホーランド(モータウン・レーベルでたくさんのヒット曲を書いた作曲家チーム)。幼い頃から地元のラジオでソウルやジャズ、そうした音楽を聴いていたということ。その影響が現在の彼の音楽に出ている。アルバムを聴いて感じるのはソウル・ミュージックへの愛情。リスペクト。ソングライティングだけではなく、楽器の演奏、サウンドのデザイン、ほとんど自分でやっている。かなりのソウル・ミュージックおたくと言ってもいいだろう。そのメイヤー・ホーソーンの新しいレコード『Where Does This Door Go 』から「Reach Out Richard」。
・トゥイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるトゥイッターを公開しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。www.moto.co.jp/MRS/ 番組からトゥイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・ブルーベルズの'サマー'
「毎年夏になるとこの曲へのリクエストをいただきます」と元春。
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週は「エコサーファー」。神奈川県や静岡県を拠点に海岸の美化活動に取り組んでいる。
・Nineteen
スティーリー・ダンの「Nineteen」。
・Time of the Season
ゾンビーズの「Time of the Season」。
佐野元春 : この季節夏、僕は大好きです。みなさんはどうですか? 夏といえば旅行の計画を立てている方もいるかと思います。今年2013年は大型の外国船が日本から発着するクルーズを運行して話題になってます。いわゆるメガシップですね。船の中にはプール、ショッピング・モールがあって、エンターテインメントやおいしい食事があるという船の中に街がある感じですね。こうしたクルーズというとお金がかかるという印象がありますけれどどうなんでしょうか。意外と外国船は割安だということも聞きます。それと去年は確か格安航空のサービスがはじまったと思います。気軽の空の旅を楽しめるというこであれば旅の計画も立てやすいですね。すいません何か旅行代理店のような話題になってしまいました。とにかくこの2013年の夏。たった一回きりしかないので、リスナーのみなさんも是非よい出会いを求めて素晴らしい思い出を作ってください。僕もちょっとがんばってみたいと思います。
・Summer Wind
フランク・シナトラの「Summer Wind」。
・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
佐野元春 : 夏といえば野外コンサートに行くという方もいると思います。日本も大規模なロック・フェスが毎年開催されています。この野外フェス。世界的には'50年代から行われているということですけれども、日本ではこうした野外での大規模なロック・コンサートというと'80年代がはじまりですね。1985年、東京国立競技場でALL TOGHTHER NOWというイベントが行われています。そしてその2年後、1987年に熊本県でBEAT CHILDというイベントが行われています。それ以降、1997年にFUJI ROCK FESTIVALがはじまってRISING SUN、SUMMER SONIC、ROCK IN JAPANといった野外フェスが開催されるようになりました。
これは自分の話になるんですけれどもこの日本においての野外ロックフェスの黎明期といってもいい'80年代。先ほど例にあげましたALL TOGHTHER NOW、そしてBEAT CHILD。思い返せばこのふたつのイベントのどちらにも僕はラストの出演者として演奏しました。このときのライヴの記録が残ってるということなので、そのうちしっかりとまとめて、また改めてみなさんに聴いてもらえたらいいなと思ってます。
ライヴの話が出ました。ではここで最近の僕のライヴから聴いていただきたいと思います。これは自分の30周年のときに行った2011年、東京国際フォーラムでのライヴからです。バッキング・バンドはホーボーキングバンドにハートランドから長田くんを加えた編成となっています。僕の30年間のバンド・サウンドが正にここにあるという演奏です。是非聴いてください。
・君をさがしている (Live)
・ニューエイジ (Live)
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
「次回のMotoharu Radio Showは9月3日になります。このあとみなさんは2013年、残りの夏、素晴らしい時間を過ごしてください」と元春。