Sunday Song Book #1087

2013年08月11日 | Sunday Song Book

2013年08月11日プレイリスト
「納涼リクエスト大会」
1. SOUTHBOUND #9 / 山下達郎 "コージー" '98
2. FUN FUN FUN / THE BEACH BOYS '64
3. SUMMERTIME BLUES / EDDIE COCHRAN '58
4. LOVE LOST / JAMES BURTON '65
5. RIGHT DOWN HERE / J.J. CALE "REALLY" '72
6. SAILING / SOUL GENERATION "BEYOND BODY & SOUL" '72
7. I'VE GOT MY MINDS SET ON YOU / JAMES RAY '62
8. IKO IKO / THE DIXIE CUPS '65
9. 愛しきわが出雲 / 愛しきわが出雲市民合唱団 8月10日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
「猛暑でありますが、また豪雨。猛烈な雨でございます。数日前は秋田と岩手が豪雨で亡くなった方まで出ましてですね。半日で8月中の雨量分降ったという情報。全くおかしな陽気でございます。東京はもうとにかく暑いなんてもんじゃありません。ここ二三日とんでもない暑さです(笑)。40度超えたところも四国辺りではあるそうでありましてですね。一体どうなってしまったんでしょうね、しかし。観測史上何番目とかまだ言ってますから、これより上の季節があったんですね、昔は。おそろしいアレでございます。豪雨の災害に遭われた方は心よりお見舞い申し上げますが。北、それから西のほう、相次いででですね、ここ数週間ですね、被害がたくさん出ております。早い復興をお祈り申し上げております。日本中なんか原発だったり豪雨だったり、あとは猛暑だったり。暑かったり寒かったりとんでもないアレでございます。お身体みなさまくれぐれもお気をつけいただきまして。それでも季節は巡ってまいりましてお盆のシーズンでございます。今週はお休みのシーズンで、帰省がラッシュだというようなことも報道で出ております。こちらはもう盆も正月もございません(笑)。今月末から始まりますツアーのリハーサル。いよいよコーラスとサックスが加わりましてですね、本格的に段取りを組んでいく、こっからの二週間でございます。がんばっていきたいと思います。もう切符が取れたとか取れなかったいろいろなおハガキいただいております。お出でいただくみなさんはお待ち申し上げております。まだ当りがわからないという、そういうところもございます。お祈り申し上げております。こればかりは私にはどうにもなりません。ひとつよろしく」と達郎さん。

・PERFORMANCE 2013
8月27日(火)、埼玉県戸田市文化会館を皮切りに12月24日(火)、クリスマスイブの中野サンプラザまで全国26都市49公演のホール・ツアー。詳しいスケジュールとチケットの販売方法は山下達郎のオフィシャル・ホームページの「Live」にアップしている。
http://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
今週も納涼リクエスト大会。

・SOUTHBOUND #9
1998年のアルバム『COZY』から夏向きの曲ということでリクエストが殺到した。

・FUN FUN FUN
ビーチボーイズの1964年のシングル「FUN FUN FUN」は全米5位のヒット・ソング。1960年代初期は今とレコーディング方式が違っていて、特にビーチボーイズはヴォーカルがものすごく大きく入ってるので、今のダンスものと比べるとどうしても音圧に差が出るそうだ。「それをいかに埋めるかというですね。この20年サンデー・ソングブックで営々と努力してまいりました。引けを取らない音圧でビーチボーイズをお聴きいただけます」と達郎さん。

・SUMMERTIME BLUES
エディ・コクランの1958年のベスト10ヒット「SUMMERTIME BLUES」。ドラムが入ってなくて、しかもアコースティック・ギター。この曲も今のダンスものと比べると音圧に差が出る。「現代的なレコーディングに引けを取らないデジタル・プロセッシングの研究の経過をご堪能ください」と達郎さん。
曲をかけ終えて。
「ロックンローラーとしては最高にかっこいい人、エディ・コクラン。1958年のSUMMERTIME BLUESでございました。僅か21歳でこの世を去ってしまいました。永遠のロックンローラー、エディ・コクラン」と達郎さん。

・ LOVE LOST
先週のエレキ・インストのあまり。伝説的なギタリストのジェームス・バートン。テレキャスターの名手。1965年にジミー・バートンの名義出した至極のインスト・ナンバー「LOVE LOST」。作曲も本人。

・RIGHT DOWN HERE
J.J.ケールが亡くなった。オクラハマ出身のシンガー・ソングライター。スワンプ・ロックのカテゴリーに入る。達郎さんがいちばん聴いたのは1972年のアルバム『REALLY』。A面に入ってる一連の曲は女の人に対する情けない男の歌ばかり。とりわけ5曲目の「RIGHT DOWN HERE」はマッスルショールズで録音されたが、ギターとオルガンが素晴らしい。

・SAILING
リスナーがスマホのアプリでマイクをかざして曲名検索した曲。ソウル・ジェネレーションの「SAILING」。達郎さんもiPhoneのアプリで「Shazam」というのを使ってるそうだ。ソウル・ジェネレーションはニュージャージー出身の4人組の黒人コーラス・グループ。1972年のアルバム『BEYOND BODY & SOUL』から「SAILING」。スタン・ヴィンセントが作曲してアレンジ、プロデュースしている。ニューヨーク・レコーディングでポール・ハンフリーのドラム、チャック・レイニーのベース、ヒュー・マックラケンのギター、ジョー・サンプルのピアノという最高のミュージシャンの素晴らしい演奏。

・『MELODIES』と『SEASON'S GREETINGS』のリマスター再発
ムーン・レーベル移籍第一弾の『MELODIES』が30周年になる。そして1993年に発売された『SEASON'S GREETINGS』が20周年。アニバーサリーということでこの二枚のアルバムを最新のリマスター・ヴァージョンで再発することになった。『Melodies 30th Anniversary Edition』と『Season's Greetings 20th Anniversary Edition』二枚とも発売日は8月28日。2013年のリマスターでボーナス・トラック・自筆ライナー付き。『MELODIES』は5曲、『SEASON'S GREETINGS』には7曲のボーナス・トラックが付いている。値段は現行2957円が2310円に。詳細はワーナーの山下達郎スペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・映画『陽だまりの彼女』主題歌「光と君へのレクイエム」
10月12日公開の映画『陽だまりの彼女』は越谷オサムさんの同名小説の映画化。主演は上野樹里さん、松本潤さん。監督は『ソラニン』や『僕等がいた』の三木孝浩さん。達郎さんがこの映画に主題歌を書き下ろした。タイトルは「光と君へのレクイエム」。映画の公開に合わせてCDのリリースは10月9日。カップリングはNHKドラマ10「第二楽章」の主題歌「コンポジション」。シングル「光と君へのレクイエム」の詳しい情報はワーナーのスペシャル・サイトにて。
http://wmg.jp/tatsuro/

・I'VE GOT MY MINDS SET ON YOU
ジョージ・ハリスンの1987年のカヴァーで全米NO.1になった「I'VE GOT MY MINDS SET ON YOU」のオリジナルにリクエスト。
リクエストしたリスナーから「ムーン・レーベルのリマスターはどのアルバムまでするのですか?」という質問。
時間はかかるかもしれないが『SONORITE』まで考えてるそうだ。
「I'VE GOT MY MINDS SET ON YOU」のオリジナル・ソングはワシントンD.C.出身のジェームス・レイの1962年のシングル。

・IKO IKO
ニューオリンズのガール・グループ、ディキシー・カップス。「IKO IKO」はもともとはインディアンの民謡で1940年代にダニー・ベイカーズ・クレオール・キャッツが最初のレコーディングという記録が残っている。シュガボーイ・クロフォードが1954年に「ジャコモ」と曲名を変えてニューオリンズではかなり知られるようになった。達郎さんの世代ではドクター・ジョンのヴァージョンではじめて聴いたそうだ。'60年代にはディキシー・カップスの「IKO IKO」が出なかったという。プロデュースはジェリー・リーバーとマイク・ストーラー。ディキシー・カップスがレコーディング・セッションの合間にドラム・スティックで灰皿を叩いてふざけていたら、それをリーバーとストーラーが録音していた。そこにパーカッションとベースをかぶせてシングルにしたところ、1965年に全米20位まで上がるヒットになった。

・愛しきわが出雲
今年出雲大社は60年に一度の平成の大遷宮という大改修が行われて、それにちなんで出雲出身のまりやさんが出雲市から依頼を受けて故郷への思いを綴った歌を書いた。「愛しきわが出雲」という曲を書き下ろし、ポランティア提供した。まりやさん本人のプロデュース。リズム・セクションのアレンジは達郎さん。ストリングス、オーケストレーションは服部隆之さん。これを出雲市が販売するCDということで8月10日に発売。まりやさんと市内の中高生・社会人合唱団総勢100名による「合唱団ヴァージョン」が収録されている。出雲市役所、観光協会のほか通販のワーナーミュージック・ダイレクトでも販売する。
http://shop.wmg.jp/items/IZCD-17322?icid=bnr_topmainM/

08月18日は、引き続き「納涼リクエスト大会」
08月25日・09月01日は、毎年恒例「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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