11月14日(金) 晴れ。
念願だったキャロル・キングのコンサートを聴きに行った。
昨年のキャロル・キング、ファギー、メアリー・J・ブライジによるジョイント・コンサートは
行くか行くまいか迷った末に見送ってしまい、ひどく後悔 した。
それだけに今回はキャロル・キングがステージに現れただけでクラクラした。
しかも「Welcome To My Living Room Tour」のステージ。
"わたしのリビングルームにようこそ
歌いたい曲はたくさんあるけど
すべてできなかったとしても許してね
だってわたし66歳なのよ"
その年齢にまつわるお約束のフレーズが聴けてうれしかった。
そして前にブログに書いたこともある「Now And Forever」が聴けて早くもグッときた。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/fbd2632cc44141b420a2191780e413ad
アルバム『つづれおり』発売直後のライヴを収録した
ライヴ・アルバム『The Carnegie Hall Concert』は最高だったけれど
それから37年経った今でもこんなに素晴らしいパフォーマンスをするなんて思ってもみなかった。
第一部の中盤、ゲイリー・バーが歌うパートでは
ナッシュビル風のカントリー・ソングにアコースティック・ギターで参加し、
「イーグルスのメンバーになるという夢が叶った」とキャロルは話していた。
「次はルディの曲をやりましょう」というキャロルに、
「曲ありません。あなたの曲を歌いましょう」と日本語で答えるルディ・ゲス。
「Smackwater Jack」がこのあと披露された。
第一部のハイライトは'60年代にジェリー・ゴフィン/キャロル・キングのコンビが書いた曲のメドレー。
いちばん最後の曲「Will You Love Me Tomorrow」はシレルズに書いた曲。
ジェリー・ゴフィン/キャロル・キングのコンビが放った初の全米NO.1ヒット(1961年)。
しかも黒人ガール・グループ初の1位というおまけ付き。
"今夜あなたの瞳は愛で輝いている
でも明日も私を愛してくれるかしら"
佐野元春もかつて言及した素晴らしい愛の歌。
キャロル・キングによる内省的な弾き語りに心が揺さぶられた。
20分の休憩の後の第二部は
最新オリジナル・アルバムのタイトル曲「Love Makes The World」で幕が開いた。
セットリストの中心はアルバム『つづれおり』からの曲。
「It's Too Late」も素晴らしかったが、
「一緒に歌いましょう」と言った「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」がよかった。
オーディエンスは斉唱するといった感じ。その中に自分の声が混じると不思議な気持ちになった。
アンコールで「You've Got A Friend」をまた一緒に歌った。
キャロル・キングを代表する曲といってもいい「The Locomotion」では
途中からハンドマイクになりステージを跳ね回りながら歌った。その若々しい姿が微笑ましかった。
■Welcome To My Living Room Tour - Japan 2008 Her Best Hits Live
2008年11月14日(金) 大阪厚生年金会館大ホール
1階G列38番
Carole King(Vocals, Piano, Guitar)
http://www.caroleking.com/
Rudy Guess(Guitar, Bass, Mandolin, Backing Vocals)
Gary Burr(Guitar, Bass, Vocals, Backing Vocals)
Set List
1st Set
01 Music
02 Welcome To My Living Room
03 Now And Forever
04 Up On The Roof
05 Where You Lead, I Will Follow
06 Home Again
07 Nothing Bout Love Makes Sense(Vo:Gary Burr)
08 Love's Been A Little Bit Hard On Me(Vo:Gary Burr)
09 Smackwater Jack
10 Medley:
Take Good Care of My Baby
It Might As Well Rain Until September
I'm Into Something Good
Go Away Little Girl
Hey Girl
One Fine Day
Will You Love Me Tomorrow
Pause(20 minutes)
2nd Set
11 Love Makes The World
12 Sweet Seasons
13 It's Too Late
14 Chains
15 (You Make Me Feel Like)A Natural Woman
16 Pleasant Valley Sunday
17 Being At War With Each Other
18 I Feel The Earth Move
Encore
19 So Far Away
20 You've Got A Friend
21 The Locomotion
グッズのトートバッグ付きパンフレット。
萩原健太さんと湯川れい子さんのエッセイ、
「萩原健太が選ぶ20曲」など読み応えありの内容。3000円はちっと高い気がするけれど。。
通信販売もあります。
http://www.goods-info.net/online/shop/frontpage.cgi