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Sunday Songbook #1621

2023年11月05日 | Sunday Song Book

2023年11月05日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 世界の果てまで / 山下達郎 '95
2. YOU GOT IT / ROY ORBISON '89
3. SWEET LOVER MAN / POINTER SISTERS "BLACK & WHITE" '81
4. TURNED AWAY / CHUCKII BOOKER '89
5. DINING ALONE / CARLA BLEY "DINNER MUSIC" '77
6. OUR LIPS ARE SEALED / THE GO-GO'S '81
7. LET ME DREAM / GEORGIA GIBBS "CALL ME" '66
8. ずっと一緒さ / 山下達郎 '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録。いよいよツアーは11月6日(日)、7日(月)の沖縄市民会館で千穐楽を迎える。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
先週に引き続いて「リクエスト特集」。

・世界の果てまで
気の早いリスナーから「まだ冬の気配が近づいてくる前なのに」、1995年のシングル「世界の果てまで」にリクエストがたくさん届いてるそうだ。

・YOU GOT IT
ロイ・オービソンの1989年のベスト10ヒットで本格復活作「YOU GOT IT」。

・SWEET LOVER MAN
ポインター・シスターズは4人組でデビューしたが、途中で3人組になり、あわやと思ったがリチャード・ペリーの手腕で復活した。1981年のアルバム『BLACK & WHITE』はゴールド・レコードを獲得。A面の1曲目でジェリー・ラゴヴォイの作曲作「SWEET LOVER MAN」。

・TURNED AWAY
チャッキー・ブッカーの1989年、全米ソウル・チャートNO.1の大ヒット・ナンバー「TURNED AWAY」。チャッキー・ブッカーはL.A.出身でバリー・ホワイトに見出された人。

・DINING ALONE
カーラ・ブレイが亡くなった。ピアニストで作曲家だがアヴァンギャルドなアプローチの人。リクエストしたリスナーから、村上"PONTA"秀一さんの自伝にカーラ・ブレイのアルバム『DINNER MUSIC』でスティーヴ・ガッドの代わりに叩いたと書かれているけれど、アルバム『DINNER MUSIC』はSTUFFのメンバーとレコーディングした作品で、スティーヴ・ガッドの名前がクレジットされてます。真相はどうなんでしょうか?というお便り。リクエストはカーラ・ブレイが珍しく歌っている「DINING ALONE」。
『DINNER MUSIC』は1977年のアルバムで、達郎さんもポンタさんの話も知ってるが、「はっきり言ってわかりません。アメリカの場合はユニオンがうるさいですから、影武者とかそういうのありますけど、記録には残らないのが多いです」と達郎さん。アナログ・レコーディングはエンジニアの力量に音色がものすごく左右されるので、同じドラマーでもエンジニアによって全く違う音で聞こえる場合もあるそうだ。でもポンタさんが大ボラを吹くこともないので、ある程度は事実のような気がするとのこと。「謎です」と達郎さん。

・TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜
RCA/AIR YEARSのアナログ盤、全8タイトルの発売を記念して、DJイベントが決定した。『TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜』という長いタイトル。タワーレコード渋谷店で11月17日(金)、18時開場 / 18時30分開演。出演はDJ MURO、「SPARKLE」のミュージック・ビデオに出演したダンサーのTHE D SoraKi、あとDJのNatsu Summer。会場はタワーレコード渋谷店地下一階 CUTUP STUDIO。詳しくは山下達郎 RCA/AIR YEARSのX、旧ツイッターにて。
https://twitter.com/TATSURO_RCA_AIR/

・Tokyo Woman
竹内まりやさんの未発表のカバー曲「Tokyo Woman」をモチーフにしたドラマが、フジテレビの深夜ドラマ枠にて、明日11月6日月曜日から4夜連続で放送される。この「Tokyo Woman」は、竹内まりやさんが度々レコーディングで共演をしている杉真理さんのバンド、BOXが2012年にリリースしたアルバムの収録曲。ドラマは関東ローカル。詳しくは竹内まりやオフィシャル・サイトにて。
https://www.mariyat.co.jp

・OUR LIPS ARE SEALED
L.A.の4人組のガールズ・バンド、ゴーゴーズ。ベリンダ・カーライルが在籍していたことで知られている。1981年のファースト・ヒット、全米20位の「OUR LIPS ARE SEALED」。

・LET ME DREAM
ジョージア・ギブスは戦前から活動している、いわゆるジャズ・ヴォーカルの範疇に入るシンガー。1966年のアルバム『CALL ME』にテディ・ランダッツォが3曲書いている。その中から「LET ME DREAM」。

・ずっと一緒さ
今日の最後は富山県滑川市の超常連のリスナーからのリクエストで「ずっと一緒さ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月12日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1620

2023年10月29日 | Sunday Song Book

2023年10月29日プレイリスト「リクエスト特集」
1. ターナーの汽罐車 / 山下達郎 "アルチザン" '92
2. TALKING IN YOUR SLEEP / THE ROMANTICS '83
3. AIN'T NO WOMAN (LIKE THE ONE I GOT) / THE FOUR TOPS '73
4. RED BEANS / PROFESSOR LONGHAIR "CRAWFISH FIESTA" '79
5. JESSICA / THE ALLMAN BROTHERS BAND '73
6. I'M COMING HOME / JOHNNY MATHIS "I'M COMING HOME" '73
7. SUNSHINE AMONG US / ETERNITY'S CHILDREN "ETERNITY'S CHILDREN" '68
8. RECIPE / 山下達郎 '19
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■内容の一部を抜粋
・近況
先週は「珍盤奇盤特集」。パンデミックでレコード屋に行けなかったので仕込みができなかった。ツアーが終わったらレコード屋を回って少し仕入れてみようと思ってるという。
ライヴは大詰めを迎えて来週11月5日(日)、6日(月)に沖縄市民会館で千秋楽。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
今週は山のように来ているハガキに応えて「リクエスト特集」。自分のかけたい曲をやっている暇がないそうだ。

・ターナーの汽罐車
1991年のアルバム『ARTISAN』から「ターナーの汽罐車」。

・TALKING IN YOUR SLEEP
ザ・ロマンティックスはデトロイトの4人組ロック・バンド。1983年、全米3位のヒット・ソング「TALKING IN YOUR SLEEP」。

・AIN'T NO WOMAN (LIKE THE ONE I GOT)
フォー・トップスがモータウンからダンヒルに移籍してランバート&ポッターの名曲で以前以上の成功を収めた。1973年、全米ソウル・チャート2位、全米4位の「AIN'T NO WOMAN (LIKE THE ONE I GOT)」。

・RED BEANS
次はニューオリンズもの。プロフェッサー・ロングヘアーはニューオリンズを代表するピアニスト、そしてシンガー。1979年の生前最後のアルバム『CRAWFISH FIESTA』から「RED BEANS」。

・JESSICA
オールマン・ブラザーズ・バンドの1973年のアルバム『Brothers and Sisters』は全米NO.1を5週間のプラチナ・アルバム。彼らの代表作『JESSICA』。
曲をかけ終えて。
1973年はシュガー・ベイブを結成した年で、周りはみんなこのアルバムを聴いていて、「デュアン・オールマンもいいけどディッキー・ベッツもすごいよな」とそういうような話をしていたのを思い出したそうだ。

・TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜
RCA/AIR YEARSのアナログ盤、全8タイトルの発売を記念して、DJイベントが決定した。『TOWER RECORDS SHIBUYA Presents RCA/AIR YEARS 〜TATSURO YAMASHITA FRIDAY NIGHT BOMBER〜』という長いタイトル。タワーレコード渋谷店で11月17日(金)、18時開場 / 18時30分開演。出演はDJ MURO、「SPARKLE」のミュージック・ビデオに出演したダンサーのTHE D SoraKi、あとDJのNatsu Summer。会場はタワーレコード渋谷店地下一階 CUTUP STUDIO。詳しくは山下達郎 RCA/AIR YEARSのX、旧ツイッターにて。
https://twitter.com/TATSURO_RCA_AIR/

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・I'M COMING HOME
ジョニー・マティスの1973年のアルバム『I'M COMING HOME』は全曲トム・ベルの作曲、アレンジ、プロデュース作品。トム・ベルがジョニー・マティスのプロデュースをするということで期待したが、オケの厚さが薄かったりして、全く売れなかったそうだ。だけど何回も聴いてるとしみじみ沁みてくるアルバムで、達郎さんはすごく聴いたアルバムなんだとか。そのアルバムから「I'M COMING HOME」。

・SUNSHINE AMONG US
エタニティーズ・チルドレンはいわゆるソフト・ロックの範疇に入る4人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。カート・ボエッチャー(Curt Boettcher)のプロデュース、アレンジで知られている。1970年代はなかなか手に入らなかったアルバム。1968年のファースト・アルバム『ETERNITY'S CHILDREN』のラストに入ってる「SUNSHINE AMONG US」。

・RECIPE
2019年のシングル「RECIPE」にリクエストが集まった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月05日は引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1619

2023年10月22日 | Sunday Song Book

2023年10月22日プレイリスト「珍盤奇盤特集」
1. MEDAKA NO GAKKOH (めだかの学校) / SNUFF "SCMINKIE MINKIE PINKIE" '96
2. ハートを狙い撃ち / 有馬竜之介 '69
3.太陽に抱かれたい / ジョニー広瀬 '67
4. ミミの甘い生活 / 沢久美 '70
5. ミニミニデート(CMスポット) '67~ トンボのメガネ / 山本リンダ '70
6. 逢えば好き好き / マーガレット '68
7. 宇宙旅行の渡り鳥 / 小林旭 '64
8. とんでもナイト・フィーバー / 内藤熱 & オイル・ダラー・スペシャル '78
9. 与作 / 少年探偵団 "恐怖の人間カラオケ" '79
10. タリラリラン・ブルース (青春編) / 信楽潤 '70
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■内容の一部を抜粋
・近況
ライヴはいよいよラスト・スパート。今週は24日(火)、25日(水)に広島文化学園HBGホール。これが終わると11月5日(日)、6日(月)の沖縄市民会館でいよいよ今年のツアーはファイナル。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・珍盤奇盤特集
今週は聴取率週間。ライヴがラスト・スパートなので、いろいろと立て込んでいる。で、困ったときの「珍盤奇盤」。3年ぶり。今日の前半はベリー・ベスト・オブ・珍盤奇盤。後半にサンソンでは初めてオンエアする曲を少し。今週はサンソン恒例の「珍盤奇盤特集」。今日は前も後ろもなし、CM挟んで全部「珍盤奇盤」。

・MEDAKA NO GAKKOH (めだかの学校)
スナッフはイギリスのバンド。ジャンル的にはパンク、メタル。美空ひばりから童謡までいろいろな日本の曲を取り上げている。そんな中の一曲で1996年のアルバム『SCMINKIE MINKIE PINKIE』に入ってる「MEDAKA NO GAKKOH (めだかの学校)」は「めだかの学校」のメタル版。

・珍盤奇盤の選定
リスナーから「達郎さんの中で珍盤奇盤の選定はどういった点を基準にしてるのでしょうか?」という質問。
基本的には達郎さんの好きな曲。狙ってるやつはダメ。だからコメディアンとか芸人さんの曲は狙っててあまりよくない。真面目にやってるんだけれどもズレてる、これがいちばん素晴らしい、と達郎さん。そんな作品が60年代から70年代にかけてたくさんあって、ほとんどヒットしてないけれど、それを必死になって探すそうだ。今日の前半はそんな代表的な珍盤。何回もオンエアしているが何十回聴いても通用する作品だとか。

・ハートを狙い撃ち
有馬竜之介さんは1969年にクラウン・レコードからデビュー。シングルのB面だったが今ではこの「ハートを狙い撃ち」の方が圧倒的に有名になった。作詞は水沢圭吾だが中山大三郎さんのペンネーム、作曲は叶弦大さん。演奏しているは津々美洋とオールスターズワゴン。

・太陽に抱かれたい
珍盤奇盤の宝庫はクラウン・レコードと遠藤実さんのレーベル、ミノルフォン。このふたつがとどめを指す。ミノルフォンでも抜きん出た最高傑作が1967年のジョニー広瀬の「太陽に抱かれたい」。
曲をかけ終えて。
ジョニー広瀬さんは不明の人で、吉本のマジシャンのジョニー広瀬さんとは別人らしいが、まだ判明していない。

・ミミの甘い生活
ポリドール・レコードも珍盤奇盤が多い。1970年に女優の沢久美さんが出した「ミミの甘い生活」。作曲は信楽潤さん。編曲はポリドール専属の早川博二(ひろつぐ)さん。トランペッターだけれども作曲・編曲で有名な作品がある。

・ミニミニデート(CMスポット) '67~ トンボのメガネ
戦後歌謡のいちばん超絶さを現しているのが遠藤実さん with 山本リンダさん。1970年の「トンボのメガネ」がミノルフォンのコンピレーションに入ってたとき、1967年のシングル「ミニミニデート」のCMスポットが頭にくっついて、そこから「トンボのメガネ」に繋がっていた。作詞作曲は遠藤実さん。

・タツローくん卓上カレンダー
山下達郎ファンクラブで毎年とり・みきさんのイラストで「タツローくん卓上カレンダー」を作っている。予約は明日10月23日(月)午後12時から11月5日(日)の午後11時59分まで受付している。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。アップテンポのアカペラで今回初アナログ化。全3曲全て2023年ニュー・カッティング・マスター。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・逢えば好き好き
マーガレットはハーフの女の子。寺内タケシさんの後押しでデビューした。演奏は寺内タケシとバニーズで、ちょっと走ってゆくヴォーカルが最高。1968年の「逢えば好き好き」。
曲をかけ終えて。
「突き抜けてますね、これね」と達郎さん。

・宇宙旅行の渡り鳥
初めてかける曲。小林旭さんの最近手に入れたやつから。これもクラウン・レコードで1964年の「宇宙旅行の渡り鳥」。作曲は叶弦大さん、作詞は水島哲さんで、これも突き抜けた一曲。大瀧詠一さんが監修した小林旭作品集からリマスター。

・とんでもナイト・フィーバー
1978年の「とんでもナイト・フィーバー」。ポリドールの作品でディスコ・ブームに乗った内藤熱 & オイル・ダラー・スペシャルという幽霊バンドの作品。葡萄畑の青木和義さんが歌っている。作編曲はどうろこうじは馬飼野康二さん。

・与作
少年探偵団は劇団の方でステージねたをレコーディングしたもの。ソニーから1979年に出た6曲入りEP『恐怖の人間カラオケ』から「与作」。

・タリラリラン・ブルース (青春編)
先程かけた沢久美さんの「ミミの甘い生活」を作曲した信楽潤さんが、自分で歌ったシングルをポリドールから出している。1970年、東宝映画『タリラリラン高校生』の主題歌としてシングル・カットされた「タリラリラン・ブルース (青春編)」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年10月29日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1618

2023年10月15日 | Sunday Song Book

2023年10月15日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. BLOW / 山下達郎 '92
2. AIN'T NO STOPPIN' US NOW / McFADDEN & WHITEHEAD '73
3. OUR DAY IS HERE / J. P. ROBINSON '74
4. BETCHA DIDN'T KNOW / CHOICE OF COLORS '72
5. ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND / TOWER OF POWER "URBAN RENEWAL" '74
6. FROM SOUVENIRS TO SOUVENIRS / DEMIS ROUSSOS "SOUVENIRS" '75
7. EARLY AUTUMN / JOANIE SOMMERS "SOMMERS' SEASONS" '63
8. MONDAY BLUE (LIVE) / 山下達郎 "TOKYO FM ホール 22/12/16"
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は久しぶりに直近で収録。ツアーはいよいよ残り6本。今週は10月17日(火)、18日(水)に新潟県民会館。その後は広島と沖縄を残すのみになる。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ+リクエスト
ということで今日も「リクエスト特集」。ちょっとだけ達郎さんの聴きたい曲をまぶして「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・BLOW
達郎さんの曲へのリクエストはバラけて一人一曲みたいな感じだが、今週は珍しく「BLOW」にリクエストが集まったとか。

・AIN'T NO STOPPIN' US NOW
マクファデン&ホワイトヘッドはフィラデルフィアのソングライターとしてたくさんヒット曲を放った。この人たちがレコードを出したらミリオンセラーになった。1979年、全米ソウル・チャートNO.1の「AIN'T NO STOPPIN' US NOW」。

・OUR DAY IS HERE
達郎さんの選曲。フロリダのマイアミ、TKレーベルのソングライター、シンガー、プロデューサーのクラレンス・リード。クラレンス・リードのシングル・コレクション、それから彼が書いた曲のソングブックが日本で企画された。この中から一曲。J.P.ロビンソンはフロリダ生まれのシンガー。達郎さんの好きなプロデューサー、ジョージ・カーの叔父さん。1974年のJ.P.ロビンソンの「OUR DAY IS HERE」。Written & produced by クラレンス・リード。

・BETCHA DIDN'T KNOW
チョイス・オブ・カラーズ、MFSBのメンバーが作曲してアレンジしているのでフィラデルフィアのレコーディングだと思われるが、グループ自体はサン・アントニオ(テキサス州南部の主要都市)の出身。同名のグループ、チョイス・オブ・カラーズが存在するのでTHE IMAGEとグループ名を変えて同じ曲を出し直している。今日は1972年のチョイス・オブ・カラーズの「BETCHA DIDN'T KNOW」。CDが出てないので達郎さんの持ってるレコードから。ボロボロのレコードだが、1972年のチョイス・オブ・カラーズの「BETCHA DIDN'T KNOW」は値段が高騰していて、このレコードしかないとか。

・ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND
秋口で朝晩冷え込んで、こういう季節、達郎さんはタワー・オブ・パワーが聴きたい気分なんだそうだ。タワー・オブ・パワーの1974年の5枚目のアルバム『URBAN RENEWAL』から「ONLY SO MUCH OIL IN THE GROUND」。

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。アップテンポのアカペラで今回初アナログ化。全3曲全て2023年ニュー・カッティング・マスター。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・珍盤・奇盤
来週はまた聴取率週間。何かやれと言われてるので、困ったときは「珍盤・奇盤」。アーカイヴだが、おもしろいのは何回聴いてもおもしろいので、珍盤奇盤で逃げるとか。

・FROM SOUVENIRS TO SOUVENIRS
デミス・ルソスはギリシャ生まれでヨーロッパでは大変人気がある人。1975年のアルバム『SOUVENIRS』に入っている「FROM SOUVENIRS TO SOUVENIRS」。

・EARLY AUTUMN
ジョニー・ソマーズの1963年のアルバム『SOMMERS' SEASONS』に入ってる「EARLY AUTUMN」。「EARLY AUTUMN」はもともとウッディ・ハーマンの楽団のために書かれたインストで、1952年に歌詞が付けられてジョー・スタッフォードがヒットさせた。

・MONDAY BLUE (LIVE)
10月なので「MONDAY BLUE」にリクエストが集まっていて、しかもライヴ・ヴァージョンでとのご所望。2022年12月16日に半蔵門のTOKYO FMホールで行われたサンデー・ソングブック30周年記念のイベント「SUNDAY SONGBOOK 30th PREMIUM LIVE」での最新ライヴから。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年10月22日は「珍盤・奇盤特集」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1617

2023年10月08日 | Sunday Song Book

2023年10月08日プレイリスト「リクエスト特集」
1. 風の回廊(コリドー) / 山下達郎 '85
2. STUCK IN THE MIDDLE WITH YOU / STEALERS WHEELL '73
3. GETTIN' THROUGH TO ME / THE ROYALETTES "THE ELEGANT SOUND OF-" '66
4. HERE TODAY AND GONE TOMORROW / THE BROTHERS FOUR "A NEW WORLD'S RECORD" '67
5. INSPIRATIONAL PLEASURE / MELLO MOODS '72
6. DO YOU WANT TO MARRY ME / UNKNOWN GROUP "セシルの歓び OST" '67
7. AUTUMN / THE THOMAS GROUP '66
8. MY FRIENDS / THE STRANGERS '54
9. DENISE / RANDY & THE RAINBOWS '63
10. 人力飛行機 / 山下達郎 "ソフトリー" '22
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■内容の一部を抜粋
・近況
全国ホール・ツアーのため番組は前倒しで収録しているそうだ。今週は10月11日(水)に埼玉県の大宮ソニックシティ、13日(金)が栃木県の宇都宮市立文化会館。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・リクエスト特集
今週は「リクエスト特集」。

・風の回廊(コリドー)
1985年のシングル「風の回廊(コリドー)」。秋めいてきてリクエストが変わった、と達郎さん。

・STUCK IN THE MIDDLE WITH YOU
スコットランド出身のデュオ、スティーラーズ・ホイールの出世作「STUCK IN THE MIDDLE WITH YOU」。1973年、全米6位、全英8位。ジェリー・リーバとマイク・ストーラーのプロデュースによる名作。

・GETTIN' THROUGH TO ME
ザ・ロイヤレッツはフィラデルフィアの4人組ガール・グループ。テディ・ランダッツォによる珠玉の名曲が目白押し。セカンド・アルバム『THE ELEGANT SOUND OF THE ROYALETTES』から「GETTIN' THROUGH TO ME」。

・HERE TODAY AND GONE TOMORROW
ブラザース・フォーの1967年のアルバム『A NEW WORLD'S RECORD』はジョン・サイモンのプロデュース。そこからのシングル・カットで「HERE TODAY AND GONE TOMORROW」。

・INSPIRATIONAL PLEASURE
フィラデルフィアのギャンブル・レーベルからリリースされたシングル「INSPIRATIONAL PLEASURE」。メロウ・ムーズは女性ヴォーカル・グループと思われるが3枚くらいしかシングルが出てない。
曲をかけ終えて。ネットで調べるとスワンズ、スイート・スリーというフィリーの女性シンガーの別名と書いてあるとか。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・忠臣蔵の好きな場面
リスナーから「達郎さんの好きな忠臣蔵の場面は?」という質問。
1938年、昭和13年に制作された『忠臣蔵 天の巻・地の巻』に出てくる阪東妻三郎さんの大石蔵之介と片岡千恵蔵さんの立花左近。立花左近の名を語って江戸に上がるときに本物の立花左近と鉢合わせしてしまう。この場面での阪妻と千恵蔵のやりとりだとか。今はネットで観られるそうだ。

・DO YOU WANT TO MARRY ME
映画『セシルの歓び』の劇中歌「DO YOU WANT TO MARRY ME」にリクエスト。リクエストしたリスナーはピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアが歌うと書いているが、達郎さんはそんなデータを知らず、リクエスト・カードで初めて知ったそうだ。詳しい人がいたら教えてほしいとか。今日は作曲のミッシェル・マーニのオリジナル・サウンドトラックから。

・AUTUMN
ザ・トーマス・グループはビバリー・ヒルズの有名な女優さんのご子息たちが結成したバンド。P.F.スローンとスティーヴ・バリがプロデュースしているが、実際はスタジオ・ミュージシャンの演奏。ダンヒル・レーベルでレッキング・クルーの演奏なので今でも人気がある。1966年の「AUTUMN」は作曲とプロデュースをP.F.スローンとスティーヴ・バリがやっている。

・MY FRIENDS
ドゥー・ワップもの。ザ・ストレンジャーズはブルックリンの黒人ヴォーカル・グループ。1954年の「MY FRIENDS」。

・DENISE
ニューヨークの今度はホワイト・ドゥー・ワップ。ランディ&ザ・レインボウズの1963年のベスト10ヒット「DENISE」。

・ホテルでの過ごし方
リスナーから「達郎さんはホテルでどのように息抜きをされてますか。またツアーの際はどのようなホテルに宿泊されてるのか気になります」という質問。
達郎さんはいわゆるオタクなのでコンピュータでレコードのリストを見たり、YouTubeかなんか眺めてるだけで、ホテル暮らしはあまり苦にならないとか。イベンターによってはスイート・ルームに泊らせられるのが本当に嫌で、天皇陛下が泊まる部屋にひとりで泊まるのが嫌なので、普段使ってない部屋なので蛇口から赤水が出たりするので、ちゃんと普段使われてるツイン・ルームとか、普通の部屋にしてくださいと言い続けて、最近はそういうかたちになってるとか。

・人力飛行機
葛飾区の超常連のリスナーからのお便りを読んで。2022年のニュー・アルバム『SOFTLY』から「人力飛行機」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年10月16日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1616

2023年10月01日 | Sunday Song Book

2023年10月01日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 永遠のFULLMOON (LIVE) / 山下達郎 "81/03/11 六本木 PIT INN"
2. RESPECT YOURSELF / THE STAPLE SINGERS '71
3. WITHOUT YOU / MICHAEL LANDON '64
4. SHE NEEDS THE SAME THINGS I NEED / MICHAEL J.JAMES '68
5. HIGHWAY TO HELL (LIVE) / AC/DC "81/02/05 日本青年館" '23
6. HEAVEN IS ONLY ONE STEP AWAY / THE CONTROLLERS '72
7. IF IT AIN'T NOTHING...IT'S ANOTHER / RICHARD "DIMPLES" FIELDS '82
8. JUNGLE SWING / 山下達郎 '93
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■内容の一部を抜粋
・近況
サンデー・ソングブックはサタデー・ソングブックとして1992年10月に放送がスタートして、この10月で31周年を迎えることになった。この番組はオールディーズの番組で、古くてもいい曲、"OLDIES BUT GOODIES"という呼び方をするけれど、古いけれどいい曲をかける番組。山下達郎自身の新譜、関係各位、そうしたものの新譜がかかることもあるけれど、基本的には"OLDIES BUT GOODIES"、古いけれどもいい曲をかける番組。「はじめて以来31年。完全家内製手工業の番組でございます。台本ありません。曲も選曲その他、全部ひとりでやっております。いちばん基本的なプログラムは棚からひとつかみ。山下達郎のレコード棚からアトランダムにお聴きをいただく。これで特集とか、みなさまのリクエストにお応えしていく、いろいろとやってまいりました。引き続き32年め突入でございます。よろしくお願いしたいと思います」と達郎さん。

・棚からひとつかみ+リクエスト
ということで今日は「棚からひとつかみ」。ちょっとだけリクエストをまぶして。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」はいよいよ残り10本。今週は10月5日(木)、6日(金)は名古屋国際会議場センチュリーホール。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・永遠のFULL MOON (LIVE)
一昨日が中秋の名月。「月」で棚からひとつかみを考えたけれど、選曲している暇がなかったそうだ。でも中秋の名月なので月の曲。1979年の『MOONGLOW』に入ってる「永遠のFULL MOON」。シングル・カットにもなった。今日は1981年3月11日に、今はなき六本木ピットインでのライヴ・レコーディング。

・秋の味覚
リクエストしたリスナーのひとり、香川県のリスナーから「達郎さんはどんな秋の味覚が好きですか?」という質問。
「さんまに松茸に、ふぐもそろそろ」と達郎さん。

・RESPECT YOURSELF
ステイプル・シンガーズの1971年、R&Bチャート2位の「RESPECT YOURSELF」。プラチナ・ディスクにもなった代表作。

・WITHOUT YOU
「2023年のご時世で、全世界的にCDはほとんど滅んだと、言ってる割には結構出ています。日本は特にまだまだ。意外でしたけれども」と達郎さん。いわゆる隣接権ものが得意なクリンクレコードからデヴィッド・ゲイツのソングブックが出た。ブレッドの前にスタジオ・ミュージシャンとしてアレンジャー、コンポーザーとしてやっていた時代の曲を集めている。達郎さんの個人的な見方では選曲が良くないとか。曲の許諾が下りてないのかもしれない。番組でデヴィッド・ゲイツの特集をしたときにかけられなかったマイケル・ランドン。マイケル・ランドンは俳優で、今年亡くなったそうだ。シングルが3枚出ていて、1964年のシングル「WITHOUT YOU」。作曲、アレンジ、コンダクトはデヴィッド・ゲイツ。

・SHE NEEDS THE SAME THINGS I NEED
トニー・パワーズというソングライターがいて、ジョージ・フィショフと組んでたくさん名曲を出している。達郎さんが最近手に入れたシングルで、トニー・パワーズとカール・デリコのコンビで、マイケル・J・ジェームズ(どこの誰かわからない。シングルが2枚出ている)の1968年の「SHE NEEDS THE SAME THINGS I NEED」。

・HIGHWAY TO HELL (LIVE)
AC/DCが初来日したのは1981年。最初は日本青年館で1981年2月5日。このときのライヴがCD化された。音が全然よくないので、かなり補正したそうだ。「HIGHWAY TO HELL」。

・HEAVEN IS ONLY ONE STEP AWAY
コントローラーズはアラバマ出身の4人組のヴォーカル・グループ。1978年、全米ソウル・チャート37位の「HEAVEN IS ONLY ONE STEP AWAY」。アルバム・ヴァージョンは7分と長いのでシングル・ヴァージョン(3分45秒)。

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコード渋谷店で開催されていた『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が終了。そこで販売されていたグッズは今後、コンサート会場、通販でも販売するとのこと。また山下達郎オリジナル・デザインのレコード・プレーヤーとカセット・プレーヤーの予約販売も行っている(本日23時59分までの申込)。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・IF IT AIN'T ONE THING...IT'S ANOTHER
リチャード "ディンプルズ" フィールズはほのぼのとした歌と励ましの言葉で人気があった人。1982年の全米ソウル・チャートNO.1の「IF IT AIN'T ONE THING...IT'S ANOTHER」。ウルトラ・ヴァイヴから再発されたそうだ。今日はアルバム・ヴァージョンは長いのでシングル・ヴァージョン。

・JUNGLE SWING
1993年のシングル「JUNGLE SWING」にリクエストが集まった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年10月08日は「リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1615

2023年09月24日 | Sunday Song Book

2023年09月24日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. YOU / 山下達郎 "ソフトリー" '22
2. HEY, LITTLE STAR / ANN-MARGRET '64
3. (GARY, PLEASE DON'T SELL) MY DIAMOND RING / WENDY HILL '65
4. HEAVENLY, THAT'S WHAT YOU ARE TO ME / BARRY WHITE "JUST ANOTHER WAY TO SAY I LOVE YOU" '75
5. OL'55 / TOM WAITS "CLOSING TIME" '73
6. THE WARMTH OF THE SUN / THE BEACH BOYS "SHUT DOWN VOL.2" '64
7. WHO IS GONNA LOVE ME / DIONNE WARWICK "PROMISES, PROMISES" '68
8. 街物語 (LIVE) / 山下達郎 "12/04/01 神奈川県民ホール"
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■内容の一部を抜粋
・近況
昨日、一昨日9月22日(金)、23日(土・祝)の週末は今年最後の大阪フェスティバルホール公演。そのため番組は前倒しして収録している。今週は9月27日(水)、28日(木)に神奈川県民ホール。ツアーは2/3を消化して神奈川県民ホールが終わると29本になり、残り10本。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ+リクエスト
今週も先週に引き続いて「棚からひとつかみ+リクエスト」。

・YOU
三重県のリスナーからのリクエストで2022年のアルバム『SOFTLY』から「YOU」。

・HEY, LITTLE STAR
千葉市のリスナーからガール・シンガーものにリクエスト。アン=マーグレットの1964年のシングル「HEY, LITTLE STAR」。作曲、アレンジメントはデイヴィッド・ゲイツ。

・(GARY, PLEASE DON'T SELL) MY DIAMOND RING
江戸区の超常連のリスナーからゲイリー・ルイスのヒット・ソング「THIS DIAMOND RING」のアンサー・ソングにリクエスト。1965年、ウェンディ・ヒルの「(GARY, PLEASE DO'T SELL) MY DIAMOND RING」。ウェンディ・ヒルはほとんどデータのないシンガーで3枚くらいシングルが出ている。たぶんスタジオ・ミュージシャン。

・HEAVENLY, THAT'S WHAT YOU ARE TO ME
神奈川県のリスナーからしつこのリクエスト。バリー・ホワイトの1975年のアルバム『JUST ANOTHER WAY TO SAY I LOVE YOU』のA面一曲めに入ってる「HEAVENLY, THAT'S WHAT YOU ARE TO ME」。

・OL' 55
江戸川区の超常連リスナーからのリクエストでトム・ウェイツの1973年のデビュー・アルバム『CLOSING TIME』からのシングル・カット「OL' 55」。イーグルスや竹内まりやさんもカヴァーしている。

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコード渋谷店にて開催されている『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』は今週9月28日まで。今回のオリジナル・グッズで山下達郎オリジナル・デザインのレコード・プレーヤーを受注生産、数量限定でカセット・プレーヤーを販売しているが、この度オンライン・ショップでも販売することになったとのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。アップテンポのアカペラで今回初アナログ化。全3曲全て2023年ニュー・カッティング。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・プレゼント
ベッピ・キュッパーニの書籍「救い」(中嶋浩郎訳)を抽選で2名にプレゼント。応募は番組のホームページから。プレゼントのバナーをクリックとのこと。締め切りは今日9月24日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・THE WARMTH OF THE SUN
岡山市の27歳のリスナーから、ビーチボーイズの「GIRL ON THE BEACH」のように転調が美しい曲のおすすめ、というリクエスト。
「GIRL ON THE BEACH」よりちょっと大人しいけれど、ブライアン・ウィルソンの素晴らしいコード・プログレッションが堪能できる曲。1964年のアルバム『SHUT DOWN VOLUME 2』に収録されている、ジョン・F・ケネディが暗殺されたときに、その思いを込めて作られた曲で「THE WARMTH OF THE SUN」。

・WHO IS GONNA LOVE ME?
雑誌に「バート・バカラックの100曲」という特集があった。「この曲が入ってないじゃないか」と達郎さん。ディオンヌ・ワーウィックの1968年、全米33位の「WHO IS GONNA LOVE ME?」。

・人生の最後を明るく表現した落語
静岡県沼津市のリスナーから「人生の最後を明るく表現した落語はありますか。あれば今年85歳になる落語好きの父と聞いてみたいものです」というお便り。
落語は大体シニカルなものが多いので難しい質問。個人的には柳家喬太郎さんの「鬼背(おにのせ)参り」。夢枕獏さんの原作を落語にしたもので、達郎さんがここ十年二十年でいちばん感動した噺だとか。いわゆる怪談噺で結末が素晴らしいとのこと。人生の最後を明るく表現した落語かどうかは微妙だがいい後味の噺なんだそうだ。

・街物語
2012年4月1日に神奈川県民ホールで行われたライヴからのP.A.OUT。



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2023年10月01日は引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Songbook #1614

2023年09月17日 | Sunday Song Book

2023年09月17日プレイリスト「棚からひとつかみ+リクエスト」
1. 悲しみのJODY / 山下達郎 "メロディーズ" '83
2. SWEET SEPTEMBER / THE LETTERMEN "MORE HIT SOUNDS OF THE LETTERMEN!" '65
3. JAMMIN / TEENA MARIE "STARCHILD" '84
4. JUST DON'T WANT TO BE LONELY / RONNIE DYSON '73
5. SEPTEMBER MORN / NEIL DIAMOND '79
6. SUMMER GIRL / SIX PENTS '66
7. YOU AND ME / THE COCKROACHES '88
8. I BELIEVE IN MUSIC / MAC DAVIS "I BELIEVE IN MUSIC" '71
9. 白いアンブレラ / 山下達郎 "ソノリテ" '05
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は今日も直近で録音しているそうだ。全国ホール・ツアーは三回目の大阪フェスティバルホール。9月22日(金)、23日(土・祝)の週末、今年最後の大阪公演。ツアーは2/3を消化して残り1/3。沖縄の最終公演まで二月弱。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ+リクエスト
先週の久しぶりの「棚からひとつかみ」は好評だったとか。今週は「棚からひとつかみ+リクエスト」だけれど、あんまり変わらないという。

・悲しみのJODY
夏の終わりの季節になるとリクエストが増える「悲しみのJODY」。

・SWEET SEPTEMBER
9月にちなんで「9月で棚からひとつかみ」をやろうとして選曲したが、あんまりおもしろいのがなかったそうだ。その企画は諦めたが、ザ・レターメンの1965年のアルバム『MORE HIT SOUNDS OF THE LETTERMEN!』に入ってる「SWEET SEPTEMBER」。プロデュースド・バイ・スティーヴ・ダグラス。この頃のアルバムはクレジットがないのでわからないが、アレンジもスティーヴ・ダグラスかもしれない。

・JAMMIN
ティナ・マリーの「JAMMIN」は1984年、全米ソウル・チャート45位。アルバム『STARCHILD』からのシングル・カット。

リクエストした金沢市のリスナーから「ゲネプロのときはMCも忠実に再現されますか?」という質問。
通しリハのときは曲演奏のみで、セットリストが決定してから喋ることを考えるそうだ。

・JUST DON'T WANT TO BE LONELY
フィラデルフィアのギタリスト、ボビー・イーライが8月17日に亡くなった。享年77歳。ロニー・ダイスンの「JUST DON'T WANT TO BE LONELY」(1973年)はボビー・イーライの作曲で、トム・ベルのアレンジ。

・SEPTEMBER MORN
セプテンバーものでニール・ダイヤモンドの「SEPTEMBER MORN」。1979年、全米7位。同名のアルバムに先駆けてシングル・カットされた。プロデュースド・バイ・ボブ・ゴーディオ。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
9月6日に発売された『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。オリコンの週間アルバム・ランキングは9位と10位。5月から続けてきたこのシリーズ、8作品全てトップ10入り。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコードNU茶屋町店 3階の特設会場で開催されていた『CITY POP UP STORE FOR YOU @ UMEDA NU CHAYAMACHI』が、9月5日(火)に再度東京に戻ってきて、前回と同じ渋谷にて『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催されている。今回は山下達郎オリジナル・デザインのレコード・プレーヤーとカセット・プレーヤーを数量限定で販売とのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・プレゼント
ベッピ・キュッパーニの書籍「救い」(中嶋浩郎訳)を抽選で2名にプレゼント。ヤマザキマリさんのご主人はイタリア人のベッピ・キュッパーニさん。比較文学論を専攻してイタリアとかスペイン、ポルトガルなどの植民地の文学を研究している方。この度、小説を書かれたとのこと。イエズス会の宣教師から見た日本の戦国時代を描いている。
応募は番組のホームページから。プレゼントのバナーをクリックとのこと。締め切りは9月24日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・SUMMER GIRL
テキサス、ヒューストンのバンド、シックス・ペンツの「SUMMER GIRL」にリクエスト。1966年のシングル。

・YOU AND ME
京都市のリスナーからゴキブリ退治にまつわる家庭の話題と「ゴキブリが歌詞に出ている楽曲はあるのでしょうか?」というお便り。
少なからずあるそうだけれど、聴いておもしろいものではないとのこと。寝技でグループ名にそういう名前をつけたコックローチズ。オーストラリアのパブ・ロックのバンド。ゴキブリの名前を付けているが、サウンドはめちゃくちゃ爽やか。1988年、オーストラリアのチャートで44位の「YOU AND ME」。

・I BELIEVE IN MUSIC
足立区のリスナーからしつこのリクエスト。「I BELIEVE IN MUSIC」は1972年にロック・バンド、ギャラリーのヒット曲。リスナーはダニー・ハザウェイのヴァージョンを聴いて、他のヴァージョンにリクエスト。作曲したのはマック・デイヴィス。1971年のアルバムに入ってるので、ギャラリーよりも先にレコーディングしている。今回はマック・デイヴィスのオリジナル・ヴァージョン。

・白いアンブレラ
この季節になるとリクエストが増える2005年のシングル「白いアンブレラ」。

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2023年09月24日は引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Songbook #1613

2023年09月10日 | Sunday Song Book

2023年09月10日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. RIDE ON TIME (SINGLE VERSION) / 山下達郎 "グレイテスト・ヒッツ" '82 アナログ&カセット9月6日発売
2. SEPTEMBER RAIN / FRANKIE VALLI "TIMELESS" '68
3. MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL / THE ISLEY BROTHERS "MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL" '23
4. SEE THROUGH ME / BETTYE LAVETTE "LAVETTE!" '23
5. BESIDE YOU / SMOKEY ROBINSON "GASMS" '23
6. (IF LOVING YOU IS WRONG) I DON'T WANT TO BE RIGHT (DEMO) / HOMER BANKS "WRITTEN IN THEIR SOUL" '22
7. RESPECT YOURSELF (DEMO) / MAC RICE "WRITTEN IN THEIR SOUL" '22
8. FUNKY FLUSHIN' (1982 VERSION) / 山下達郎 "グレイテスト・ヒッツ" '82 アナログ&カセット9月6日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組はリアルタイムで、直近に収録しているとのこと。ツアーは台風などの天候に左右されず23本が終わって半分過ぎた。残り16。今週は12日(水)と13日(木)に名古屋国際会議場センチュリーホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・棚からひとつかみ
久しぶりにレギュラー・プログラムの「棚からひとつかみ」。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
9月6日に1978年のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。これで完結だが、アナログ、カセット共に生産を継続し増産しているそうだ。「限定盤じゃねぇじゃないか。そういうの。知りません。よろしくお願いします」と達郎さん。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・ RIDE ON TIME (SINGLE VERSION)
『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』から「RIDE ON TIME」のシングル・ヴァージョン。

・SEPTEMBER RAIN
9月にちなんだ曲。フランキー・ヴァリの1968年のソロ・セカンド・アルバム『TIMELESS』に入ってる「SEPTEMBER RAIN」。シングル・ヴァージョンよりもアルバム・ヴァージョンの方がいいという珍しいパターン。作曲はボブ・ゴーディオとイタリアのバイオリニストのピエール・ジョルジオ・ファリーナ。

・MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL
ロナルドとアーニーの二人になったアイズリー・ブラザーズの新譜『MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL』がでた。1975年のアルバム『THE HEAT IS ON』に入ってる「MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL」をセルフ・カヴァー。ビヨンセを連れてきてリテイクしている。7分と長いので途中まで。「後は配信で聴いてください(笑)」と達郎さん。

・虫の声
「達郎さんは何に秋を感じますか?」というリスナーからの質問。
虫の声だそうだ。

・SEE THROUGH ME
ミシガン出身のベティ・ラベットはもうキャリアが60年になる。精力的に新譜を出しているが、日本ではほとんど新譜が発売されていない。ニュー・アルバム『LAVETTE!』から1曲目に入ってる「SEE THROUGH ME」。
曲をかけ終えて。曲はランドール・ブランブレットが全面的に手がけていて、プロデュースはスティーヴ・ジョーダン。「ニューヨーク・レコーディングですが随分アーシーな音でありますが」と達郎さん。ベティ・ラベットは1946年生まれで77歳。ランドール・ブランブレットも70代中盤。

・BESIDE YOU
スモーキー・ロビンソンの新譜『GASMS』に収録されている「BESIDE YOU」。8月20日の放送でオンエアしたボルチモア出身のヴォーカル・グループ、スワローズの1952年R&Bチャート6位の「BESIDE YOU」のカヴァー。

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコードNU茶屋町店 3階の特設会場で開催されていた『CITY POP UP STORE FOR YOU @ UMEDA NU CHAYAMACHI』が、9月5日(火)に再度東京に戻ってきて、前回と同じ渋谷にて『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催されている。今回は山下達郎オリジナル・デザインのレコード・プレーヤーとカセット・プレーヤーを数量限定で販売とのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・(IF LOVING YOU IS WRONG) I DON'T WANT TO BE RIGHT (DEMO)
CDの時代ではないけれど相変わらずボックス・セットが出ている。寝技でデモ・ヴァージョンを集めたコンピレーションなんか発売されている。昨年2022年にスタックスのソングライターのデモを集めたCD7枚組の『WRITTEN IN THEIR SOUL』が発売されている。曲として有名なヒット・ソングのデモを今週は紹介する。ルーサー・イングラムの1972年の大ヒット「(IF LOVING YOU IS WRONG) I DON'T WANT TO BE RIGHT」。作ったのはメンフィスのソングライター、ホーマー・バンクス。ホーマー・バンクス自身が歌ってる「(IF LOVING YOU IS WRONG) I DON'T WANT TO BE RIGHT」。

・RESPECT YOURSELF (DEMO)
スタックスのソングライターのデモを集めたCD7枚組の『WRITTEN IN THEIR SOUL』からもう一曲。1971年のステイプル・シンガーズの大ヒット「RESPECT YOURSELF」。作ったのはルーサー・イングラムとマック・ライス。マック・ライスはファルコンズというヴォーカル・グループのメンバー。マック・ライスの弾き語りで「RESPECT YOURSELF」。
曲をかけ終えて。
ホーマー・バンクスもマック・ライスもルーサー・イングラムも全員亡くなっているので、「こういうデモ集が出せるのかな、いいのかなという感じもしますが、聴くほうにとってはおもしろい(笑)」と達郎さん。

・FUNKY FLUSHIN' (1982 VERSION)
『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』に入ってる「FUNKY FLUSHIN'」はリテイク・ヴァージョン。『MOONGLOW』のアルバム・ヴァージョンはオーディオ的に不満があったとか。今日の最後は1982年ヴァージョンの「FUNKY FLUSHIN'」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2023年09月17日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
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Sunday Songbook #1612

2023年09月03日 | Sunday Song Book

2023年09月03日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. SEPTEMBER / 竹内まりや "ラブ・ソングス" '80
3. あまく危険な香り / 山下達郎 "グレイテスト・ヒッツ" '82 アナログ&カセット9月6日発売
4. MUSICIAN (IT'S NOT AN EASY LIFE) / 竹内まりや "ターンテーブル" '19
5. SUMMER VACATION / 竹内まりや with 山下達郎
6. LET IT BE ME / 竹内まりや with 山下達郎 "スーベニール" '00
7. さよなら夏の日 / 山下達郎 "アルチザン" '92
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は8月31日(木)、9月1日(金)の福岡サンパレス公演の帰りに、そのままスタジオに入って録音しているとのこと。今週は9月6日(水)、7日(木)にNHKホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
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・納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
先週に引き続いて竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
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・SEPTEMBER
9月に入ったので「SEPTEMBER」。作曲した林哲司さんは今年デビュー50周年で2000曲書いた。達郎さんは300曲ちょっとだとか。

まりやさんの今後の活動についての質問。
次のオリジナル・アルバムに向けてレコーディングしたり、他人に曲を書いたり、いろいろしている。来年がデビュー45周年(1978年にデビュー)にあたるので、いろいろしょうかなと思ってるそうだ。

「水分補給はどんなもので摂ってますか?」というまりやさんへの質問には、冷やしたスパークリング・ウォーター(炭酸水)が好きだけど、基本的にあったかいお茶を夏でも飲んでるとか。

「この夏、思い出になる出来事はありましたか?」という質問には、達郎さんがツアーしてるので、何処にも出かけてないけれど、実家の出雲に帰ったとき、出雲市の駅前からタクシーに乗って出雲大社正門前のスタバで降りて、コーヒー買って歩いて実家に帰った。そのとき膝の上に乗せてたカーディガンをタクシーから降りるときに落としてしまったみたいで、スタバに電話して落としものがないか訊いて、隣のお土産ものやで見つかったエピソードを話した。

・あまく危険な香り
1982年の『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』から「あまく危険な香り」。シングル・オンリーだったためアナログは『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』にしか入ってない。松木恒秀さん、佐藤博さん、青山純さんという鬼籍に入った人たちと六本木のソニーで録音。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
9月6日に1978年のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・MUSICIAN (IT'S NOT AN EASY LIFE)
アルバム『TURNTABLE』に収録。1976年のシルヴァーというバンドの「MUSICIAN (IT'S NOT AN EASY LIFE)」をまりやさんがカヴァー。リスナーからのリクエスト。

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコードNU茶屋町店 3階の特設会場で開催されていた『CITY POP UP STORE FOR YOU @ UMEDA NU CHAYAMACHI』が、9月5日(火)に再度東京に戻ってきて、前回と同じ渋谷にて『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催される。今回は山下達郎オリジナル・デザインのレコード・プレーヤーとカセット・プレーヤーを数量限定で販売とのこと。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・プレゼント
中野サンプラザは7月2日(日)に最終日を迎えた。達郎さんが「さよなら中野サンプラザ音楽祭」の最終日を行ったが、このときに消しゴムを10個もらったという。今回はサンソンのリスナーに抽選で10名にプレゼント。もうひとつはワーナーがシングル「SYNC OF SUMMER」のときに作ったタンブラー。30名にプレゼント。
応募は番組のホームページから。どちらかのプレゼントのバナーをクリックとのこと。締め切りは9月10日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・ボウリング
今年の二月に原由子さん、桑田佳祐さんからまりやさんに電話があってボウリングをしたそうだ。何十年もやってなかったけれど147のスコアが出たという。そしたら原由子さんから誕生日プレゼントとしてマイボウルが贈られ、6月にまた声がかかって一緒にやったそうだ。

・SUMMER VACATION
夏を偲んだ失恋の歌「SUMMER VACATION」はもともと川島なお美さんに書いた曲。番組でかけようと機会をうかがってるが、なかなかチャンスがないと達郎さん。

・登山
「達郎さんは登山に興味はありますか?」という質問。
小学生から中学生にかけて富士山に三回のぼったことがあるそうだ。

・LET IT BE ME
リスナーからのリクエスト。『SOUVENIR』に収録された2000年の武道館ヴァージョンの「LET IT BE ME」。

・棚からひとつかみ
来週はツアーのスケジュールが詰まってるため、ただの「棚からひとつかみ」。

・さよなら夏の日
「納涼夫婦放談」の最後は「さよなら夏の日」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年09月10日はレギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1611

2023年08月27日 | Sunday Song Book

2023年08月27日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. BRIGHTEN UP YOUR DAY / 竹内まりや "TV朝日系 「ワイド!スクランブル」テーマ"
3. 輝くスターリー・ナイト / 竹内まりや "ビギニング" '78
4. 二人はステディ / 竹内まりや "ヴァラエティ" '84
5. OUT OF THE BLUE / 竹内まりや "ターンテーブル" '19
6. OUT OF THE BLUE / THE BAND "THE LAST WALTZ" '78
7. SOMETHING STUPID / 竹内まりや with 大瀧詠一 "ロングタイム・フェイヴァリツ" '03
8. 素敵な午後は / 山下達郎 "イッツ・ア・ポッピン・タイム" '78 アナログ&カセット9月6日発売
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は若干前倒しで収録しているそうだ。22日(火)の松山公演の前とのこと。本日のフェスティバルホールが19本目なので、ツアーはちょうど半分。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
チケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
今週、来週は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。

・BRIGHTEN UP YOUR DAY
今年4月からTV朝日系 の情報番組「ワイド!スクランブル」のテーマ・ソングとして竹内まりやさんの新曲「BRIGHTEN UP YOUR DAY」がオンエアされている。大下容子さんがどんな一日を過ごしているのかをイメージして書いたとまりやさん。

リクエストしたリスナーから「いちばん好きな花はなんですか?」という質問。
「究極は薔薇だね、やっぱり」とまりやさん。

・ 輝くスターリー・ナイト
まりやさんのリクエストで高橋幸宏さんが作詞した「 輝くスターリー・ナイト」。デビュー・アルバム『BEGINNING』収録曲で作曲は細野晴臣さん。曲をかけ終えて。
細野晴臣さんのデモ・テープには「今からリンダ・スコットのような曲をやりまぁす」と一言入っていて、ララメロで歌っていたそうだ。ロサンゼルスで録音しているときにファクシミリで高橋幸宏さんが作詞した歌詞が届いたとか。幸宏さんとは加藤和彦さんの自宅で催されたカレー・パーティで初めて会ったという。文京区の川口アパートメントには加藤和彦さん、安井かずみさん、高橋幸宏さんがいて、「東京スノビズム」というか、ハイカラな生活に触れて、当時大学生だったまりやさんにはきらびやかに映ったそうだ。幸宏さんはすごく穏やかでいい人だったとか。最後に会ったのは2000年代で、中野サンプラザの達郎さんのライヴに来ていて、それ以来会ってなかったという。「なんかもう一度お会いしたい人でした」とまりやさん。

・二人はステディ
まりやさんのリクエストで坂本龍一さんがレコーディングに参加した「二人はステディ」。アルバム『VARIETY』収録曲。1984年、音響ハウスで竹内まりやさんのアルバム『VARIETY』をレコーディングしていたら、坂本龍一さんが別のスタジオでアルバム『音楽図鑑』のレコーディングをしていた。先月の「極私的・坂本龍一追悼特集 PART 2」では「本気でオンリー・ユー (LET'S GET MARRIED)」をオンエア。もう一曲参加して弾いてくれたのが「二人はステディ」。1988年、アカデミー賞を受賞したあと、坂本邸にお呼ばれして行ったら、ダイニング・キッチンの隅にオスカー像が置いてあり、坂本龍一さんは帽子をかけたりしていたそうだ。プライベート・ビデオを撮っていて、達郎さんと坂本龍一さんがタバコを吸っているところが写ってるという。「ほんと坂本さんはチャーミングな人だったと私は思ってます」とまりやさん。「二人はステディ」ではシンセで三連の循環コードを弾いてもらってるが、達郎さんは1978年のアルバム『GO AHEAD!』の「THIS COULD BE THE NIGHT」のような感じで弾いてほしいと依頼したそうだ。「タイムをキープするのが好きな人でした」と達郎さん。

・OUT OF THE BLUE
8月9日にザ・バンドのロビー・ロバートソンが亡くなった。享年80歳。まりやさんは大学時代にいちばん聴いたバンドのひとつがザ・バンドだった。最も好きなギタリストの一人で、ソングライターとして優秀な人だなと崇めていたとか。かつてまりやさんは課外活動のひとつとしてザ・バンドの「OUT OF THE BLUE」をレコーディングしていて、2019年の『TURNTABLE』に収録している。

・OUT OF THE BLUE
1976年のザ・バンドのライヴ・アルバム『THE LAST WALTZ』から「OUT OF THE BLUE」。映画『THE LAST WALTZ』のオリジナル・サウンドトラックでもあり、この曲はスタジオで収録している。
曲をかけ終えて。リチャード・マニュエルが歌う予定だったが、スタジオをすっぽかしたので、ロビー・ロバートソンが歌うことになったというエピソードがある。ザ・バンドはガース・ハドソンただ一人になってしまった。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
来月9月6日に1978年発売のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。これでこのシリーズは終わり。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・山下達郎『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』
タワーレコードNU茶屋町店 3階の特設会場で7月12日(水)から本日8月27日(日)まで『CITY POP UP STORE FOR YOU @ UMEDA NU CHAYAMACHI』が開催されている。この後、9月には東京、前回と同じ渋谷にて『CITY POP UP STORE CIRCUS TOWN @ TOWER RECORDS SHIBUYA』が開催される。詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/news/

・プレゼント
中野サンプラザは7月2日(日)に最終日を迎えた。達郎さんが「さよなら中野サンプラザ音楽祭」の最終日を行ったが、このときに消しゴムを10個もらったという。今回はサンソンのリスナーに抽選で10名にプレゼント。もうひとつはワーナーがシングル「SYNC OF SUMMER」のときに作ったタンブラー。30名にプレゼント。バンブー素材で山下家でも使用しているそうだ。
応募は番組のホームページから。どちらかのプレゼントのバナーをクリックとのこと。締め切りは9月10日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

今年3月に奈良岡朋子さんが亡くなった。享年93歳。まりやさんは生前お世話になったという。2008年のNHKの朝ドラ『だんだん』のナレーションをするときに、奈良岡朋子さんが大河ドラマ『篤姫』のナレーションをしていて、現場見学をさせてもらったとか。生前に残したメッセージがカッコよくて、まりやさんの中ではハンサム・ウーマン、ミュージシャンではないけれど追悼したいひとりだった。

新たな旅が始まりました。旅好きの私のことです、未知の世界への旅⽴ちは何やら⼼が弾みます。
向こうへ着いたらすぐに宇野さん(宇野重吉)を訪ねます。もう⼀度あの厳しい演出を受けたいと⻑い間願ってきました。でもね、宇野さん、私はあなたよりずっと⻑く⽣きて経験を積んできましたからね、昔のデコ(奈良岡の愛称)じゃないですよ。「デコ、お前ちっとましになったな」と⾔われたくてこれまで頑張ってきたんですから。腕が鳴ります。 杉村先⽣(杉村春子)とももう⼀度同じ舞台を踏みたかった。どんな役でもいいからご⼀緒したい。ワクワクします。 両親に挨拶するのは⼆、三本舞台をやって少し落ち着いてからにします。それからは裕ちゃん(石原裕次郎)や和枝さん(美空ひばり)と思いっきり遊びます。これが別れではないですよ。いつかはまたお会いできますからね。
それでは⼀⾜お先に失礼します。皆さまはどうぞごゆっくり…
—奈良岡朋子

今年5月に上岡龍太郎さんが亡くなった。享年81歳。まりやさんとは面識がなかったが、2003年に突然手紙をもらったという。アルバム『LONGTIME FAVORITES』を聴いて、「『LONGTIME FAVORITES』を買いました。ぼくはこのオールディーズの世界が好きなので感激しました」と直筆で書いてあったとか。まりやさんも返信し、その直後に行われた達郎さんの大阪公演を観に来られたそうだ。差し入れにコロッケが百個届いて、まりやさんがお目にかかってお礼がしたいですと伝えたら、「もう一般人なので、それは遠慮します」と伝言があったという。

・SOMETHING STUPID
上岡龍太郎さんが好きだった『LONGTIME FAVORITES』からまりやさんと大滝詠一さんとのデュエットで「SOMETHING STUPID」。
上岡龍太郎さんは大滝詠一さんと親しくしていて、上岡さんが大滝さんに「クリスマス・イブには浪曲の節が入ってる」と言って、大滝さんは「あいつ(山下達郎)は浪曲好きなんです」と言ったら、「せやろ、せやろ。昔からそう思ってた」と上岡さん。そのご縁で達郎さんの大阪公演を聴きに来られたとか。
曲をかけ終えて。
「大滝さんが亡くなられてもう十年ですね。本当に早いなぁと思います」とまりやさん。

・タイトルにサマーが入ってる曲
「タイトルにサマーが入ってる曲で思い出に残ってるナンバーは?」という質問。
達郎さんはビーチボーイズの「YOUR SUMMER DREAM」かラヴィン・スプーンフルの「SUMMER IN THE CITY」。
まりやさんはミシェル・ルグランの「SUMMER OF '42(「おもいでの夏」)」、あとクリフ・リチャードの「SUMMER HOLIDAY」。

・お米を研ぐ回数
「お米を研ぐ回数は決まっていますか?」という質問。
数えたことないけど、最近はそんなに研がなくても大丈夫という説があるので20回くらいかな、とまりやさん。

・駄洒落
「山下家でこの言葉を言うと駄洒落になる言葉は?」という質問。
「今日はどこへ池内淳子」
「そんなことは有馬稲子」
「それはお前がバカァだから」(ドリフの志村けんさんのネタ)

・教材に使いたい曲
「まりやさんがもし英語の教師だとしたらどんな曲を教材に使いたいですか?」という質問。
まりやさんがいちばん好きな作詞家はハル・デヴィッドなので「WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE」。オスカー・ハマースタインの『サウンド・オブ・ミュージック』の一連の曲。
達郎さんは「煙が目にしみる(SMOKE GETS IN YOUR EYES」。バリー・マンとシンシア・ワイルの「ON BROADWAY」。あとは「ROCK AND ROLL LULLABY」。

・素敵な午後は
1978年発売のライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』から「素敵な午後は」。2021年に亡くなったまりやさんのお父様が好きだった曲だとか。達郎さんのお母様の誕生日が、山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクション『IT'S A POPPIN' TIME』の発売日の9月6日。昔の飼い犬のグーフィの誕生日でもあり、いろいろ重なると達郎さん。まりやさんの知り合いは『IT'S A POPPIN' TIME』が収録された六本木ピットインに行って内緒で録音したという。三谷泰弘さんはライヴを現地で観たそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年09月03日は引き続き「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Songbook #1610

2023年08月20日 | Sunday Song Book

2023年08月20日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER / THE FLAMING EMBER '70
3. KEEP SEARCHIN' / DEL SHANNON '64
4. GET ON THE GOOD FOOT / JAMES BROWN '63
5. FAIRY TALES / ANITA BAKER '90
6. TAKE A LOOK / GENOBIA JETER "GENOBIA" '86
7. BESIDE YOU / THE SWALLOWS '52
8. ATLANTIS / THE SHADOWS '63
9. 夏のコラージュ / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。今週は22日(火)に愛媛県の松山市民会館大ホール。大阪は二回目で26日(土)、27日(日)はフェスティバルホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
先週に引き続いて「納涼リクエスト大会」パート2。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。
https://wmg.jp/tatsuro/

・I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER
フレーミング・エンバーはデトロイトの白人ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。1970年、全米ソウル・チャート12位、全米34位の「I'M NOT MY BROTHER'S KEEPER」。モータウンのソングライター・スタッフ、ホーランド=ドジャー=ホーランドが作ったインビクタス / ホットワックス・レーベルからのグループ。この時代はブルー・アイド・ソウルがクロスオーバーで流行っていた。

・KEEP SEARCHIN'
デル・シャノンの「KEEP SEARCHIN'」(邦題「太陽を探せ」)は1964年、全米9位。

・GET ON THE GOOD FOOT
ジェームズ・ブラウンの1972年、全米ソウル・チャートNO.1の「GET ON THE GOOD FOOT」。

・FAIRY TALES
アニタ・ベイカーの1990年、全米ソウル・チャート8位の「FAIRY TALES」。シングル・ヴァージョン。「現実はお母さんが幼い頃に話してくれたおとぎ話のようにはいかなかった、という悲恋の歌でありますが、結構重い歌なんですが、スティーヴ・フェローのドラムの素晴らしさ」と達郎さん。

・TAKE A LOOK
ジェノビア・ジーターはゴスペル出身の素晴らしいシンガー。グレン・ジョーンズの奥さん。1986年のアルバム『GENOBIA』からクライド・オーティスの素晴らしいナンバー「TAKE A LOOK」。

・納涼夫婦放談
来週8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・質問
ビーチボーイズの「サーファー・ガール」はブライアンの一人多重録音ではなく、メンバーでハモっている。
シュガーベイブの「パレード」はKEITH(キース)の一連の作品が好きで、そういうふうな曲が作りたくて作った曲。シュガーベイブ時代には違うアレンジでやっていたが、『NIAGARA TRIANGLE Vol.1』のときにキースをトリヴュートしたアレンジに戻したそうだ。

・BESIDE YOU
スワローズはボルチモア出身のヴォーカル・グループ。1952年R&Bチャート6位の「BESIDE YOU」。最近出たスモーキー・ロビンソンの新譜にカヴァー・ヴァージョンが収録されていて、そのうち「棚つか」でオンエア予定。

・ATLANTIS
シャドウズ1963年、全英2位の「ATLANTIS」は彼らの代表曲の一曲。

・夏のコラージュ
この季節になるとリクエストが増える曲。1998年の『COZY』から「夏のコラージュ」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
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2023年08月27日・09月03日は「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Songbook #1609

2023年08月13日 | Sunday Song Book

2023年08月13日プレイリスト「納涼リクエスト大会」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. GO AWAY, LITTLE GIRL / THE HAPPENINGS '66
3. BEACH GIRL / PAT BOONE '64
4. BOMBORA / THE ATLANTICS '63
5. KICK OUT / THE SAFARIS '63
6. STRANGER IN PARADISE / TONY BENNETT '52
7. SUMMER BREEZ / THE ISLEY BROTHERS '73
8. 夏の陽 / 山下達郎 (99/02/11 大阪フェスティバルホール)
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■内容の一部を抜粋
・近況
久しぶりに直近で収録しているという。ツアーは14回終えて1/3が過ぎた。今週は8月15日(火)が北海道千歳の北ガス文化ホール。一日置いて17日(木)が札幌文化芸術劇場 hitaru 。今週は台風が来ているのでどうなるか。達郎さんは天候でライヴを中止にしたことがないそうだ。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・納涼リクエスト大会
毎年夏は「納涼リクエスト大会」。今年は今週来週の二週間。いつもリクエストカード、お便りは一週毎に分けてるが、三週前と四週前のリクエストのハガキが行方不明になって、曲は選曲したけれど、リクエストしたリスナーが誰なのかわからなくなってるとか。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。8月7日付けオリコン週間ランキング5位。
詳しくは山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・GO AWAY, LITTLE GIRL
ザ・ハプニングスは1960年代に活躍した4人組のヴォーカル・グループ。60年代中期は一昔前の曲を8ビートで復活させるリヴァイヴァルが流行った。そうしたグループの代表的なひとつ。東のハプニングス、西のヴォーグスと言われていたそうだ。ハプニングスは1966年に「SEE YOU IN SEPTEMBER」でデビュー、それに続くセカンド・ヒットで、全米チャート12位の「GO AWAY, LITTLE GIRL」。1962年のスティーヴ・ローレンスの全米NO.1のカヴァーで、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの作品。ハプニングスのヴァージョンのプロデュースはトーケンズ。

・BEACH GIRL
リクエストはパット・ブーンの「砂に書いたラブレター」以外の有名な曲というもの。1964年、全米72位までしか上がらなかったが「BEACH GIRL」はブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーの名作。

・BOMBORA
オーストラリアのインスト・グループ、ジ・アトランティクスの1963年のヒット・ソング「BOMBORA」。達郎さんが生まれて2枚目に買ったレコードなんだそうだ。オリジナル・シングルのモノラル・ヴァージョンと違って、EPは擬似ステレオだったので、今日は擬似ステレオ・ヴァージョン。ボンボラはサーフィン用語で波が砕けることをいうとか。

・KICK OUT
エレキ・インストのリクエストから。サファリズはヴォーカル・グループだがこの曲はインストゥルメンタル。1963年の「KICK OUT」はウェスト・コーストでは有名な曲だが、全米ではヒットしていない。

・STRANGER IN PARADISE
トニー・ベネットが亡くなりリクエストがたくさん来ているそうだ。1953年のヒット・ソングで「STRANGER IN PARADISE」。今日は達郎さんが好きな曲を選曲。

・納涼夫婦放談
来週の「納涼リクエスト大会」は前倒し収録とのこと。8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。直近で収録するそうだ。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
8月2日に1976年の『CIRCUS TOWN』と1977年の『SPACY』のアナログ盤とカセットが発売された。オリコンの週間アルバム・ランキングで『SPACY』が6位。『CIRCUS TOWN』が7位。どちらも当時はベストテンに入っておらず初のトップテン入り。『SPACY』は46年二ヶ月ぶり、『CIRCUS TOWN』は46年九ヶ月ぶりで、邦楽としては過去最長インターバルの記録を更新。
今回のコレクションもあとは9月6日に発売される『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』を残すのみ。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・SUMMER BREEZ
アイズリー・ブラザーズの「SUMMER BREEZ」は1974年、全米ソウル・チャート10位、全米チャート6位。もともとはシールズ&クロフツの1972年のヒット・ソング。

・夏の陽
1976年の『CIRCUS TOWN』のアナログ盤とカセットが出たばかりからなのか「夏の陽」にリクエストが集まってるそうだ。今日は1999年2月11日にフェスティバルホールで行われたライヴから「夏の陽」。



■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月20日は引き続き「納涼リクエスト大会」
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Sunday Songbook #1608

2023年08月06日 | Sunday Song Book

2023年08月06日プレイリスト「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. SOMETIME WHEN WE TOUCH / TINA TURNER "ROUGH" '78
3. LET'S STAY TOGETHER / TINA TURNER '84
4. WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT / TINA TURNER '84
5. PRIVATE DANCER / TINA TURNER '85
6. TYPICAL MALE / TINA TURNER '86
7. I DON'T WANNA FIGHT / TINA TURNER '93
8. IN YOUR WILDEST DREAM / TINA TURNER with BARRY WHITE '96
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は超前倒しで収録。7月28日(金)、29日(土)のNHKホール公演の前に収録。今週は8月9日(水)、10日(木)に金沢の本多の森ホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・ティナ・ターナーで棚からひとつかみ
先週は「アイク&ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。特集というほど密度が濃くないので「棚からひとつかみ」。今週はソロになってティナ・ターナー名義の作品を本当に舐める程度。「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。

・SOMETIME WHEN WE TOUCH
70年代に離婚が成立。借金や訴訟問題などがあり70年代の前半はクラブ周り。1974年にソロ・アルバムが出たけれど商業的成功は収められなかった。ユナイテッド・アーティスツ・レコードのロードショー・レーベルから1978年に3作目『ROUGH』がリリース。この中からバリー・マンの作品で「SOMETIME WHEN WE TOUCH」。

・LET'S STAY TOGETHER
80年代に入りEMIと契約。アル・グリーンのカヴァー「LET'S STAY TOGETHER」が1984年、全米3位のヒット。ここからティナ・ターナーの大復活劇がはじまる。

・WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT
続いて出たシングル「WHAT LOVE GOT TO DO WITH IT」が大ヒット。全米NO.1のミリオンセラーになった。この頃からティナ・ターナーに作品を提供していく Graham Lyle と Terry Britten のコンビの作品。邦題は「愛の魔力」。

・PRIVATE DANCER
アルバム『PRIVATE DANCER』のタイトル・ソング「PRIVATE DANCER」。娼婦を歌った曲で作曲はマーク・ノップラー。間奏のギター・ソロはジェフ・ベック。サックスはキング・クリムゾンのメル・コリンズ、ダイア・ストレイツのアラン・クラークがオルガン。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
先週8月2日にファースト・ソロ・アルバム『CIRCUS TOWN』とセカンド・アルバム『SPACY』のアナログとカセットが発売。
この後は9月6日にライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』とベスト・アルバム『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・納涼夫婦放談
8月27日と9月3日の二週間は毎夏恒例の竹内まりやさんをゲストに迎えて「納涼夫婦放談」。

・TYPICAL MALE
1986年の「TYPICAL MALE」も Graham Lyle と Terry Britten のコンビの作品。プロデュースは Terry Britten 。

・I DON'T WANNA FIGHT
ヴァージンから1993年に出た「I DON'T WANNA FIGHT」は全米9位。

・IN YOUR WILDEST DREAM
今日の最後は1996年にバリー・ホワイトとコラボした、ティナ・ターナー・ウィズ・バリー・ホワイトの素敵なトラック「IN YOUR WILDEST DREAM」。「ティナ・ターナー、素晴らしいシンガー。心よりご冥福お祈り申し上げます」と達郎。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月13日・20日は、「納涼リクエスト大会」
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Sunday Songbook #1607

2023年07月30日 | Sunday Song Book

2023年07月30日プレイリスト「アイク&ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」
1. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 7月26日発売ニュー・シングル
2. A FOOL IN LOVE / IKE & TINA TURNER '60
3. IT'S GONNA WORK OUT FINE / IKE & TINA TURNER '61
4. I CAN'T BELIEVE WHAT YOU SAY / IKE & TINA TURNER '64
5. TELL HER I'M NOT HERE / IKE & TINA TURNER '65
6. RIVER DEEP-MOUNTAIN HIGH / IKE & TINA TURNER '66
7. BOLD SOUL SISTER / IKE & TINA TURNER '69
8. PROUD MARY / IKE & TINA TURNER '70
9. NUTBUSH CITY LIMITS / IKE & TINA TURNER '73
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しで収録しているそうだ。7月28日(金)、29日(土)のNHKホール公演の前に収録。今週は8月3日(木)が仙台サンプラザホール、8月5日(土)は山形のやまぎん県民ホール。

・山下達郎 PERFORMANCE 2023
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は18都市39公演。6月30日から11月6日まで。
9月分のチケットの一般発売日などの詳細は山下達郎オフィシャル・サイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp/live/

・アイク&ティナ・ターナーで棚からひとつかみ
ツアーの真っ最中なので「棚からひとつかみ」で行きたいところなのだけど、ハガキかメチャクチャ多いのでバンザイしている(お手上げ)状態。
今週はかねてから予定していたティナ・ターナーの特集。追悼特集が続くのが嫌なので「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。カタログ数が多いので今週、来週の二週間。まずは「アイク&ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」。曲数が多いので代表作かけて終わりという感じだけれど、日本のラジオではあまりかからない。今日はデビュー作から70年代の中頃まで。ソロになるまでのアイク&ティナ・ターナーの作品を特集する。最近は映画もあるし、ティナ・ターナー自身の自伝も出ている。データはたくさんあるので、今日は純粋に音を聴いていく。

・SYNC OF SUMMER
7月26日に通算53枚目のシングル「SYNC OF SUMMER」が発売。

ティナ・ターナーはテネシー生まれ。テネシー州ナットブッシュ出身。お姉さんが働いていたセントルイスのクラブで歌っていたところ、のちに旦那さんとなるアイク・ターナーにスカウトされる。アイクはギタリストでタレント・スカウトとしても活動していた。目染められて結婚し、アイク&ティナ・ターナーとしてデビューすることになる。

・A FOOL IN LOVE
・IT'S GONNA WORK OUT FINE
1960年のデビュー曲「A FOOL IN LOVE」がいきなりR&Bチャートの2位のミリオンセラーになった。
最初期はアイク・ターナーの作曲、プロデュース。スー・レーベルから出ているがろくなCDがない。1994年にピーター・バラカンさんが編纂した『I Can't Stand It!! the best of Sue records』のおかげでかけられる。
1961年のR&Bチャートの2位、全米チャート14位の「IT'S GONNA WORK OUT FINE」。2曲続けて。
曲をかけ終えて。
「IT'S GONNA WORK OUT FINE」はノベルティ風のかけあいの曲。ニューヨークのスタジオ・ミュージシャンのミッキー・ベイカーとのかけあいで、バック・コーラスもシルヴィア・ロビンソンとミッキー・ベイカーが担当している。達郎さんは「PROUD MARY」のヒットの後で、アイク&ティナ・ターナーのレコードを集めはじめたが、その当時はアイク・ターナーとのかけあいだと思ってたそうだ。

・I CAN'T BELIEVE WHAT YOU SAY
1964年にケント・レーベルに移籍。ケント・レーベルからの最初のシングル「I CAN'T BELIEVE WHAT YOU SAY」はR&Bチャート95位。

初期はブルース色の強いシャウター然としたスタイルだったが、年を経るごとに少しずつ柔らかくなりポップス色がついてきて、60年代の後半はファンク色が出てくる。アイク・ターナーは商売っ気の強い人で、いろいろとレーベルを動いて、それでギャランティーを稼いだ。

・TELL HER I'M NOT HOME
60年代の中期にロマ・レーベルに移籍。1965年、R&Bチャート33位の「TELL HER I'M NOT HOME」。

・RIVER DEEP-MOUNTAIN HIGH
ティナ・ターナーの歌唱力に惹かれる人がたくさん出て、その中の一人にフィル・スペクターがいた。「フィル・スペクターとアイク・ターナー。揃ってDV親父でありますが。えぇ。『TINA』という映画を観ればその凄さがわかりますけれども。フィル・スペクターも負けず劣らず」と達郎さん。二人がくっついて、1966年に制作したシングルが「RIVER DEEP-MOUNTAIN HIGH」。ジェフ・バリー&エリー・グリニッチのコンビの作品。エコーの渦という感じのウォール・オブ・サウンドの中でも一際すごい作品ができた。アメリカでは正直言って転けた。ところがイギリスでは3位のヒット、ヨーロッパで大人気。この辺からヨーロッパでのティナ・ターナーの人気が大きくなっていった。ちなみに日本では出なかった。

アイク&ティナ・ターナーは必ず女性コーラスがバックについていた。女性3人組のアイケッツで、この人たちもひじょうにセクシーなコスチュームであった。この中からJosephine Armsteadがソロ・アーティストになり、その後、作曲家になり、かなりの作品を残している。とりわけアシュフォード&シンプソンとのコンビで、レイ・チャールズの「LET'S GO GET STONED」とか数多くの名曲を残す。

・TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS Vinyl Collection
今週8月2日に記念すべきファースト・ソロ・アルバム『CIRCUS TOWN』とセカンド・アルバム『SPACY』のアナログとカセットが発売。
この後は9月6日にライヴ・アルバム『IT'S A POPPIN' TIME』と『GREATEST HITS! OF TATSURO YAMASHITA』。
詳しくは山下達郎RCA/AIRイヤーズ・ヴァイナル・コレクションの特設サイトにて。
https://www.tatsurorcaairyears.com

・BOLD SOUL SISTER
1969年にブルーサム・レーベルに移籍。ここのブルーサム時代のアルバムは素晴らしい出来のものが多い。スライ&ファミリー・ストーンに影響を受けてファンク色が強くなる。1969年、R&Bチャート22位、全米チャート59位の「BOLD SOUL SISTER」。

・PROUD MARY
この後、リバティ・レーベルに移籍。ここで「PROUD MARY」の大ヒットが生まれる。クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのカヴァー。1970年、全米R&Bチャート5位、全米チャート4位。日本でもラジオでヒットして、アイク&ティナ・ターナーの知名度が上がった。
曲をかけ終えて。
「ティナ・ターナーの声の持つ哀しみ、切迫感がひしひしと伝わってきます」と達郎さん。

・NUTBUSH CITY LIMITS
ユナイテッド・アーティスツ・レーベルに移籍。1973年のシングルで、イギリスでは全英4位になった「NUTBUSH CITY LIMITS」。アメリカでもソウル・チャート11位、全米チャート21位。不思議なことにイギリスでは「PROUD MARY」はヒットしなかった。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
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「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年08月06日は、「ティナ・ターナーで棚からひとつかみ」
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