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Sunday Songbook #1636

2024年02月18日 | Sunday Song Book

2024年02月18日プレイリスト「リクエスト特集」
1. アトムの子 / 山下達郎 "アルチザン"、"オーパス" '92
2. SCHOOL DAYS / CHUCK BERRY '57
3. THE OTHER SIDE OF LOVE / THE CARAVELLES '68
4. NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU / BARRY WHITE "IS THIS WHATCHA' WONT ?" '76
5. GETTING IN TUNE / THE WHO "WHO'S NEXT" '71
6. FLOATIN' ON YOUR LOVE / THE ISLEY BROTHERS '96
7. 青い魚 / 金延幸子 "み空" '72
8. MAGIC TOUCH / 山下達郎 "コージー" '98
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■内容の一部を抜粋
・近況
そろそろスタジオ仕事が入ってきて、データ打ち込みとかそういうのがはじまるそうだ。

・リクエスト特集
ちょっと忙しくなってきたので今週は「リクエスト特集」。

・アトムの子
「このところ番組は元気に元気にという感じでやっております。今日も元気なところで一曲」と達郎さん。お馴染み「アトムの子」。

・SCHOOL DAYS
チャック・ベリーの1957年の全米3位のロックンロール・スタンダード「SCHOOL DAYS」。

・THE OTHER SIDE OF LOVE
ザ・キャラベルズはイギリスの女性デュオ。1968年の「THE OTHER SIDE OF LOVE」。

・NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU
バリー・ホワイトの1976年のアルバム『IS THIS WHATCHA' WONT ?』に入ってる「NOW I'M GONNA MAKE LOVE TO YOU」。「ジーン・ペイジーの素晴らしいストリングス」と達郎さん。

・GETTING IN TUNE
ザ・フーの1971年の名盤『WHO'S NEXT』のB面の1曲目「GETTING IN TUNE」。「私も昔はよく聴きましたが。実を言うと何十年も前に(笑)、聴きましたがですね、正直申し上げてぶっ飛びまして」と達郎さん。ザ・フーはライヴを考えてトラックはシンブル。ドラム、ベース、ギター、そしてニッキー・ホプキンスのキーボード、ロジャー・ダルトリーの歌。「素晴らしいってもんじゃない。久しぶりに聴いて感動しました」と達郎さん。

・FLOATIN' ON YOUR LOVE
アイズリー・ブラザーズの1996年のアルバム『MISSON TO PLEASE』からのシングル・カットでアンジェラ・ウィンブッシュ(ANGELA WINBUSH)とのコラボ。R&Bチャート14位、全米でも47位のスマッシュ・ヒット「FLOATIN' ON YOUR LOVE」。

・青い魚
金延幸子さんのリクエストが増えてるので調べたら、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』に使われていることがわかったという。1972年の名盤アルバム『み空』に入ってる「青い魚」が選曲されている。達郎さんはまだ映画を観てないそうだ。バックは林立夫さん、細野晴臣さん、鈴木茂さんのキャラメルママの面々。
曲をかけ終えて。
「このメンバーですので小坂忠さんなんかのアルバムと同じ音がしております。吉野金次さんのエンジニアリングですので時代の音がしております」と達郎さん。

・MAGIC TOUCH
季節柄なので1993年のシングル「MAGIC TOUCH」で終わるとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年02月25日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1635

2024年02月11日 | Sunday Song Book

2024年02月11日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. BLUE VALENTINE'S DAY / 大瀧詠一 "ナイアガラ・カレンダー '78" '77
2. WHEN I'M GONE / BRENDA HOLLOWAY '64
3. NOBODY BUT YOU / OTIS LEAVILL '67
4. ONE DAY LOVE / TOMMY DODSON '65
5. FLY / EXIT 9 "STRAIGHT UP" '75
6. WHY SHOULD I FORGIVE YOU / SHOCK '76
7. FIRE AND WATER (LIVE) / FREE "ISLE OF WIGHT 1970"
8. VERY SPECIAL GIRL / EARL WHITE JR. '77
9. BLUE VALENTINE'S DAY / 山下達郎 "HOME RECORDING"
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■内容の一部を抜粋
・近況
ここのところスタジオ仕事がいろいろとあってお籠りが多くなってるそうだ。

・棚からひとつかみ
この間に新しく買ったレコードの整理ができてなかったのでやってるという。そうすると二年ぐらい前に買って忘れていたレコードが出てきて、それで「棚からひとつかみ」をすることになった。この数週間のレコード整理から純粋「棚からひとつかみ」、略して「純棚」。

・BLUE VALENTINE'S DAY
今週はバレンタインズ・デイ。昔は特集をしていたけれど、ネタが切れてきたので特集にはならなかったそうだ。番組では大滝詠一さんの1978年のアルバム『ナイアガラ・カレンダー '78』から「BLUE VALENTINE'S DAY」がお馴染み。リクエストもたくさん来ているという。

・WHEN I'M GONE
まずはモータウンもので一曲。ブレンダ・ホロウェイ、日本ではブラッド、スウェット&ティアーズの「You've Made Me So Very Happy」のヒット曲のオリジナルで名前が知られたが、当時はなかなかレコードが出てなかったので知名度は今ひとつ。でも美人で歌もとっても素晴らしいシンガー。「WHEN I'M GONE」は1964年、R&Bチャート12位、全米チャート25位。スモーキー・ロビンソンのペンになる。メアリー・ウェルズの大ヒット「MY GUY」の焼き直しみたいな曲。メアリー・ウェルズ用に録音されたものがブレンダ・ホロウェイのほうに回ってきたという素晴らしいトラック。

・NOBODY BUT YOU
モータウンの次はシカゴのR&B。オーティス・リーヴィルはアトランタ生まれでシカゴに移ってきた人。メジャー・ランスと一緒に活動していて、メジャー・ランスが売れてしまったのでソングライターのほうに移った。1967年のソロ・シングル「NOBODY BUT YOU」は達郎さんが最近買ったお気に入りのレコード。

・ONE DAY LOVE
最近買ったレコードから。トミー・ドットソンはカンサス生まれで南カリフォルニアに移ってきて、クラブ・シーンでクラブのピアニストとして、世界一周の船でピアノを弾いていた人。シングルが数枚出ていてすごくいい出来。最近はネットでレコードを購入する場合も試聴ができるようになって、試聴してレコードをパッパッと引っ張ってこられるいい世の中になったとか。で、わからないやつでもネットで調べれば音が出てくる。いい世の中になりました、と達郎さん。1965年の「ONE DAY LOVE」。

・FLY
数年前にシカゴのブラウンズウィック・レーベルがどっとCD化された、その中の一枚。達郎さんが昔持っていたボロボロのアルバムがCD化される時代が来たそうだ。イグジット・ナインは9人組のファンク・バンド。ブラウンズウィックからアルバムが一枚だけ出ている。ニューヨークのグループで十代から二十歳くらいの若い人たちがやっていることが最近になってわかった。その割にはむちゃくちゃ演奏力がある。1975年のアルバム『STRAIGHT UP』から「FLY」。
曲をかけ終えて。
ジャケットの裏のライナーに16から20歳のメンバーだとちゃんと書いてあったと達郎さん。

・WHY SHOULD I FORGIVE YOU
明るくにぎやかにやってきたが、お知らせの前なので少ししっとり。日本では昔から人気のあるレコード。ショックの1976年のレコード「WHY SHOULD I FORGIVE YOU」。これ一枚しかシングルが出てない。イースト・コーストのグループで、プロデュースしているのがブルース・クラーク。

・FIRE AND WATER (LIVE)
前半はR&B一辺倒だったが後半はロックをおひとつ。フリーの1970年のワイト島でのライヴがCD化された。素晴らしい演奏。ちょうどこの頃のフリーのライヴを達郎さんは観ていて、達郎さんにとってのベスト・ライヴのひとつ。出たばかりのライヴ・アルバム『ISLE OF WIGHT 1970』から「FIRE AND WATER」。

・VERY SPECIAL GIRL
達郎さんの大好きなドラマー、ジェームス・ストラウドはアメリカ南部のフロリダとかミシシッピーで活動している人。この人のプロデュースしている作品。歌っているのはアール・ホワイト・ジュニア。1977年、アール・ホワイト・ジュニア自作の「VERY SPECIAL GIRL」。

・70歳からはじめたいこと
30歳のリスナーから「達郎さんは70歳からはじめたいこと何かありますか?」という質問。
はじめたいことはたくさんあるけれど、とりあえず読書と映画鑑賞と漫画は二十代くらいのペースで。昨年は漫画を300冊くらい読んだという。毎日読書にいそしんでる今日この頃だとか。

・ラップ
リスナーから「早口に悩んでるそうですが、それだけ早口ならラップができそうなんですが、ラップをやらないのが不思議です。何か音楽的信条と関係があるのでしょうか?」という質問。
「ラップはむずかしいですよ、あーた」と達郎さん。早口だからラップができるわけじゃない。今いちばん尊敬するのはフリースタイルのラップの人たち。「よくあんなことができるってですね。とても自分には無理です。ボイパなら、まあなんとかなりますが。あのフリースタイルのラップは本当に尊敬します。えぇ」と達郎さん。

・BLUE VALENTINE'S DAY
達郎さんが2000年代にライヴで披露するつもりで、自宅で弾き語りした「BLUE VALENTINE'S DAY」のデモがある。このデモ・ヴァージョンにリクエストが集まっているそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年02月18日は、引き続き、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1634

2024年02月04日 | Sunday Song Book

2024年02月04日プレイリスト「Birthdayで棚からひとつかみ」
1. BIRTHDAY / UNDERGROUND SUNSHINE '69
2. HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY / McGUINNES FLINT '71
3. HAPPY BIRTHDAY EVERYBODY / RAY BARRETTO '67
4. BIRTHDAY SONG / HELEN REDDY "NO WAY TO TREAT A LADY" '75
5. BIRTHDAY MORNING / THE ASSOCIATION "BIRTHDAY" '68
6. 誕生日がクリスマス / 伊藤銀次 "MAGIC TIME" '17
7. みんなお誕生日 / 空気公団 "あざやか" '05
8. HAPPY HAPPY GREETING (LIVE) / 山下達郎 "2010/10/26 神奈川県民ホール"
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■内容の一部を抜粋
・近況
本日2月4日は達郎さんの71回目の誕生日。

・Birthdayで棚からひとつかみ
どんぴしゃで番組の当日が誕生日になることはなかなかないので、今日は誕生日にちなんで「Birthdayで棚からひとつかみ」。何年か前にやったことがあって、そのときにかけそこなったやつ、今日は邦楽も交えつつ。

・BIRTHDAY
達郎さんの世代でバースデイといえばいちばん最初に浮かぶのがビートルズの「BIRTHDAY」。「でもビートルズをかけないのがサンソンのいいとこで。いいとこじゃねえや(笑)。おかしぃ」と達郎さん。ビートルズのカヴァー・ソングで1969年、ウイスコンシン州のバンド、アンダーグラウンド・サンシャイン。全米26位だというこれ一曲のいわゆるワンヒットワンダー、一発屋。ガレージ・サイケ時代のバンド。

・HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY
お次はブリティッシュ・ロック。マクギネス・フリントはマンフレッドマンから来たトム・マクギネス、ジョン・メイオールとブルースブレイカーズから来たヒューイ・フリント、のちにソングライターで人気が出るベニー・ギャラガーとグラハム・ライルが、イギリスのザ・バンドを作ろうとして結成した。1971年のセカンド・アルバムのタイトル・ソングで「HAPPY BIRTHDAY, RUTHY BABY」。
曲をかけ終えて。
この曲は達郎さんが浪人時代に通っていた渋谷のロック喫茶ブラック・ホークでよくかかっていたので、その店を思い出すという。

・HAPPY BIRTHDAY EVERYBODY
ニューヨーク・ラテンの巨人、レイ・バレットが1967年に出した「HAPPY BIRTHDAY EVERYBODY」。

・X-15のプラモデル
リスナーから「達郎さんが子供時代にいただいた誕生日プレゼントで思い出深いものがありますか?」という質問。
小学校のときにもらったX-15のプラモデル。

・BIRTHDAY SONG
ヘレン・レディはオーストラリア生まれの女性シンガー。1975年のアルバム『NO WAY TO TREAT A LADY』に入ってる、ドン・マクリーンのカヴァー「BIRTHDAY SONG」。

・BIRTHDAY MORNING
アソシエーションの1968年の名盤アルバム『BIRTHDAY』のB面最後に入ってる「BIRTHDAY MORNING」。

・今後の予定
先週の純粋「棚からひとつかみ」が予想外の好評だったので来週も「純棚」。そのうち「シン・棚からひとつかみ」の「シン棚」。また忙しくなりそうなのでリクエストも引き続き募集中とのこと。ハガキが増えてきているので、引き続きハガキ・オンリーを続けるそうだ。

・アルバム『DENIM』
竹内まりやさんが2007年にリリースした通算10枚目のアルバム『DENIM』をアナログ盤で再発。4月24日に発売。販促用の特典でアナログ盤を作ったことがあるけれど一般発売は初めて。180グラム重量盤2枚組仕様。定額制音楽配信サービスでの配信も同日からスタート。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・誕生日がクリスマス
伊藤銀次さんの2017年のアルバム『MAGIC TIME』に入ってる、ちょっと季節外れだけれど「誕生日がクリスマス」。
曲をかけ終えて。
「銀次さんは12月24日が誕生日なので自伝的な作品といいましょうか。ふふ」と達郎さん。

・みんなお誕生日
空気公団の2005年のアルバム『あざやか』に入ってる「みんなお誕生日」。現在は曲を書いてる山崎ゆかりさんのソロ・プロジェクトで、今でも新譜が出ると送ってきてくれるという。

・ライヴの前の食事
リスナーから「ライヴは3時間の長丁場になる達郎さんですが、事前にごはんをお腹いっぱい食べますか?」という質問。
「私、本番前の3時間は食事一切口にしません。水だけです。お腹いっぱいだと声出ません(笑)。私の場合は」と達郎さん。

・お賽銭
初詣のお便りを読んで。
「私の友人は絶対十円しか入れないという人がいます。どうせそんなもん神社や寺が儲かるだけなんだ、そういう、神様儲かるわけじゃないんだ、そういう人もいますので。人それぞれ、気持ちは気持ちです(笑)。なんか、お賽銭の多い少ないで、ご利益が違ったら、なんか神様ぽくない、そういう感じもします(笑)。いろんな人がいますので(笑)」と達郎さん。

・ワイン
「禁酒している達郎様は今夜だけは一杯だけ祝杯を挙げるとすればビールですか、日本酒ですか、ワインですか」という質問。
「一杯だけならワインですね」と達郎さん。でも乾杯でひとくち口つけることはあるそうだ。「そこまでは、ねぇ。だってウイスキーボンボンみたいなもんですからね、えぇ、マドレーヌと」と達郎さん。

・HAPPY HAPPY GREETING (LIVE)
今日の最後は「HAPPY HAPPY GREETING」。リクエストがたくさんきているとか。「71になりましたが今年もツアーやりたいと思います(笑)。がんばってやりたいと思います。働きます」と達郎さん。2010年10月26日に神奈川県民ホールでの「HAPPY HAPPY GREETING」。今から14年前なので、曲の途中で「デビュー35周年」と歌っている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年02月11日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1633

2024年01月28日 | Sunday Song Book

2024年01月28日プレイリスト「棚からひとつかみ」
1. ヘロン / 山下達郎 "コージー"、"オーパス" '98
2. LA LA LA / THE SHAMROCKS '64
3. DREAMIN' / GENERAL JOHNSON & THE CHAIRMEN OF THE BOARD "WHAT GOES AROUND COMES AROUND" '93
4. HAVE YOU EVER / THE ENCHANTED FIVE '69
5. THE LIFE OF A CLOWN / BEN AIKEN '67
6. WHENEVER A TEENAGER CRIES / REPARATA & THE DELRONS '65
7. LOVE CAME TO ME / DION '62
8. HEY BABY / ANTHONY WHITE '75
9. BETTER BELIEVE IT / BRENTON WOOD '75
10. バラ色の人生~ラ・ヴィ・アン・ローズ / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ" '11
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■内容の一部を抜粋
・近況
スタジオに入ってレコーディングを行っているそうだ。

・棚からひとつかみ
一月にちょっと時間があったので、仕事場のテーブルに、山のように積んでいるレコードやCDを棚に戻したり、買ったレコードの整理をしたという。そんなレコード整理のお供の「棚からひとつかみ」。

・ヘロン
「世相が割と混沌としておりますので、明るく明るく心がけます。そうしますとこういうリクエストがたくさんいただきます」と達郎さん。お馴染み「ヘロン」。

・LA LA LA
ザ・シャムロックスは1960年代にスウェーデンで活躍したバンド。1962年のスティービー・ワンダー最初期の曲を、カリフォルニアのラテン系チカーノのバンド、ブレンデルスが1964年にヒットさせた。同じ1964年にシャムロックスが更にカバーしてヒットさせた。日本でもヒットして、達郎さんも中学生の頃にアマチュア・バンドでやっていたとか。

・DREAMIN'
ジェネラル・ジョンソン&チェアメン・オブ・ザ・ボードが1993年に再結成してアルバム『WHAT GOES AROUND COMES AROUND』を出した。その中に入ってる「DREAMIN'」。

・HAVE YOU EVER
お次はソウルもの。最近手に入れたシングル。オハイオのヴォーカル・グループ、エンチャンテッド・ファイブの1969年のシングル「HAVE YOU EVER」。のちにエンチャンテッド・ファイブはアルティメッツに発展するが、そのアルティメッツの名義でも発売されている。

・THE LIFE OF A CLOWN
ソングライターものを相変わらず買っていて、これはジョージ・カーのプロデュース作品。ベン・エイケンはフィラデルフィアのシンガーで、1967年の「THE LIFE OF A CLOWN」はジョージ・カーのプロデュース。アレンジはリチャード・ティー。

・バースデイで棚からひとつかみ
来週2月4日は達郎さんの71歳の誕生日なので「バースデイで棚からひとつかみ」。来週はまた恐怖の聴取率週間だけれどものともせずに。新しいネタをいろいろと仕入れてあるとか。

・WHENEVER A TEENAGER CRIES
1960年代の終わりから1970年代の頭にかけて、オールディーズのレコードの情報がなかなか手に入らなかった。そんな中でオールディーズのファンジン、マガジンの草分けだったのが、今は亡き宮下静雄さんの『フォーエバー・マガジン』。それともうひとつ神谷誠一さんという方がやってらした『バック・トゥ・ザ・ロック』というマガジン。このふたつが達郎さん世代のオールディーズの情報としては本当に貴重なミニコミであった。その神谷誠一さんは宮治淳一さんとも、とっても関係が深い方だった。今年の1月3日に73歳でお亡くなりになった。達郎さんが結婚したときにはラスカルズのスパニッシュ・ヴァージョンとイタリアン・ヴァージョンのシングルをプレゼントしてくれたそうだ。ご冥福をお祈りしながら神谷誠一さんが好きだった一曲、ニューヨークのガール・グループ、レパラタ&ザ・デルロンズの1965年のヒット・ソング「WHENEVER A TEENAGER CRIES」。

・LOVE CAME TO ME
レパラタ&ザ・デルロンズの「WHENEVER A TEENAGER CRIES」を聴いてたら急にディオンが頭の中で鳴ったとか。ディオン1962年のベストテン・ヒット「LOVE CAME TO ME」。

・HEY BABY
達郎さんはコレクター体質ではあるけれど、オリジナルに拘ってるわけではなくて、リイシューでも音のいいやつだったら購入するそうだ。そうして買ったレコードが山の中にあって出てきたのがアンソニー・ホワイト。フィラデルフィアのキーボード奏者だけれど、一枚だけアルバムが出ている。これ結構レアなやつ。1976年にフィラデルフィア・インターナショナルから出たアルバム『COULD IT BE MAGIC』は1990年代以降に再評価された。このアルバムの前にフィラデルフィア・インターナショナルから一枚シングルを出していて、これがレアでむちゃくちゃ高い。昔買ったボロボロのシングルしかなかったが、十年ほど前にリイシューが出て、意外と音がよくて好きで聴いていたのが、今回、山の中から出てきた。1975年の作品でアンソニー・ホワイトの「HEY BABY」。

・BETTER BELIEVE
サンレイズのリック・ヘンの話を新春放談でしたが、つい最近届いたのがブレントン・ウッド。1975年に発売した「BETTER BELIEVE」。プロデュース・クレジットはないがアレンジがリック・ヘン。

・バラ色の人生~ラヴィアンローズ
宮城県仙台市のリスナーから「今月、私の夫が誕生日と共に退職を迎えます。この日のためにサンソンへリクエストは『バラ色の人生~ラヴィアンローズ』と十年以上前から決めていましたが、現在の状況を考えると難しいのはわかっています。せめてこのハガキ、達郎さんにお目を通していただければ、それだけでもうれしいです」というお便り。
「おかけしますよ」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
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2024年02月04日は、「バースデイで棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1632

2024年01月21日 | Sunday Song Book

2024年01月21日プレイリスト「ドラゴンで棚からひとつかみ」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 "レイ・オブ・ホープ"、"オーパス" '10
2. ENTER THE DRAGON / LALO SCHIFRIN '73
3. PUFF, THE MAGIC DRAGON / PETER, PAUL & MARY '63
4. PITIED BE THE DRAGON HUNTER / THE BACKINGHAMS "TIME & CHARGES" '68
5. WALK LIKE A DRAGON / MEL TORME '60
6. DRAGON DAYS / ALICIA KEYS "THE DIARY OF ALICIA KEYS" '03
7. ドラゴン / ザ・クロマニヨンズ "マウンテン・バナナ" '23
8. 月と地球とドラゴンと / 矢野顕子 "君に会いたいんだ、とても" '23
9. 龍神 / YUSUKE CHIBA - SNAKE ON THE BEACH "REAL LIGHT REAL DARKNESS" '20
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年収録のサンソン。能登半島地震の被災者にお見舞いのコメント。「一刻も早い復旧、陰ながらお祈り申し上げております。こういうときは十数年前の(東日本大)震災のときにも申し上げましたけれども、冷静さとそれから寛容さ、助け合いと思いやり。そういうようなものがいつも以上に大事かと思っております」と達郎さん。

・ドラゴンで棚からひとつかみ
今年は辰年。干支の特集、辰年はやってなかったそうだ。辰年にちなんで「ドラゴンで棚からひとつかみ」。

・希望という名の光
「遅ればせながら被災者のみなさまの心の平安をお祈りしつつ『希望という名の光』」と達郎さん。

・ENTER THE DRAGON
辰年。十二支の中では唯一架空の動物、ドラゴン。ドラゴンと言えば達郎さんの世代にとってまずはこれ。
ブルース・リーの大ヒット作、1973年の映画『燃えよドラゴン』のテーマ・ソング「THEME FROM ENTER THE DRAGON」。作曲はラロ・シフリン。『スパイ大作戦』、その他、映画音楽の重鎮。

・PUFF, THE MAGIC DRAGON
もう一曲、ベタなやつ。ドラゴンと言えば達郎さんの世代はこれ。ピーター、ポール&メアリーの「PUFF, THE MAGIC DRAGON」。1963年、全米2位。ちょっと物悲しいと達郎さん。
曲をかけ終えて。
「我々の世代では誰でもギターで弾いたことがある」と言って一節弾き語り。

・PITIED BE THE DRAGON HUNTER
今度はあまり知られてないやつ。シカゴ出身の5人組のヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ、ザ・バッキンガムズ。1967年のアルバム『TIME & CHARGES』に入ってる「PITIED BE THE DRAGON HUNTER」。プロデューサーのジェームズ・ウィリアム・ガルシオの作曲。とっても難解な歌詞だが達郎さんが好きなので選曲したとか。

西洋のドラゴンと東洋の龍。分類が違うそうだ。洒落なので突っ込まないでとのこと。
広島市の超常連のリスナーから初夢のお便り。あるミュージシャンのコンサート、PERFORMANCE 2024に足を運んだら、「今日は歌いたくない」と言われ、三時間のコンサートで歌は7曲。あとは好きだという落語を聞かされた。「洒落です。洒落」を読んで。
「(小声で)洒落になってねえじゃん。そんなことわたしゃしません」と達郎さん。

・WALK LIKE A DRAGON
1960年の映画『WALK LIKE A DRAGON』にメル・トーメが出演してテーマ・ソングも歌った。達郎さんは映画は未見だという。メル・トーメの1960年のシングル「WALK LIKE A DRAGON」。
曲をかけ終えて。
1960年なのでステレオ最初期。「一発録りだと思われますがいい音してますね」と達郎さん。

・DRAGON DAYS
2003年のアリシア・キーズのアルバム『THE DIARY OF ALICIA KEYS』に入ってる「DRAGON DAYS」。

・今後の予定
達郎さんはレコーディングに入るので少し忙しくなるそうだ。来週は「棚からひとつかみ」。ツアーを再開してレコードの整理がつかないままだったが、この正月休みに机の上のレコード盤とCDを棚に戻したりしてたら、「こんなのがあった。あんなのがあった」と結局整理にならないで聴いてしまったとか。そういうような整理を兼ねた「棚からひとつかみ」。来週は新春放談並みのマニアックなやつ。

・ハガキ
ハガキが値上げされ85円になるが、ハガキ派のリスナーから「ハガキをやめないで」というお便りがたくさん届いたそうだ。愛知県岡崎市の超常連のリスナーからの「84円なら今の封書用の切手がそのまま使えるのに、84円切手+1円切手を貼らなくてはならないことになりますね。ハガキがぶさいくになるなぁと思うのです」というお便りを紹介して、「しょうがない。役所ですからね。申し上げたいことはたくさんありますが。いいんです。なのでハガキはやめないことにしました。ご迷惑をおかけしますが私のせいじゃありません。すいません」と達郎さん。

・ドラゴン
「ドラゴンで棚からひとつかみ」。後半は邦楽。ザ・クロマニヨンズの2023年のアルバム『マウンテン・バナナ』。この中に入ってる「ドラゴン」。真島昌利さんの作詞作曲。

・月と地球とドラゴンと
矢野顕子さんが宇宙飛行士の野口聡一さんの詩に曲をつけたアルバム『君に会いたいんだ、とても』を2023年に出した。この中から「月と地球とドラゴンと」。
曲をかけ終えて。
昨日20日の未明に、スリム(SLIM)が月面着陸達成。「がんばっております。ちょっと今録ってる段階で、その後の情報が出てきませんが。がんばってください」と達郎さん。

・龍神
チバユウスケさんが亡くなった。達郎さんは昔からチバユウスケさんの音楽が好きだったとか。「最近はお亡くなりになる方が多くてですね、つらいですけれども」と達郎さん。今日の最後はチバユウスケさんがYUSUKE CHIBA - SNAKE ON THE BEACH名義で2020年に出したソロ・アルバム『REAL LIGHT REAL DARKNESS』に入ってる「竜神」。「チバユウスケさんのご冥福をお祈りしつつ」と達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年01月28日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1631

2024年01月14日 | Sunday Song Book

2024年01月14日プレイリスト「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
1. STRANGER IN MY ARMS / LYNNE RANDELL '67
2. SUNSHINE BOY / LITTLE PATTIE '68
3. I GOT A REASON / JEFF JOFFRION '69
4. HEY GIRL / DAZE OF THE WEAK '68
5. ANOTHER SUMMER TO REMEMBER / THE ILLINOIS TOLLWAY '65
6. WITH THIS RING / GLENN WESTON '68
7. PUT ME IN YOUR POCKET / JEANETTE HARPER '67
8. TROLL / THE DRAGONS '64
9. DRAGON WALK / THE DANTES '64
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■内容の一部を抜粋
・新春放談(ゲスト:宮治淳一)
先週に引き続いて宮治淳一さんをお迎えして「新春放談」。

・STRANGER IN MY ARMS
達郎さんの選曲。オーストラリアのアイドル・シンガー、リン・ランデルの「CIAO BABY」のB面「STRANGER IN MY ARMS」。ボブ・クリューとゲイリー・ナイトの作品。実はオーストラリアでは発売されておらずアメリカ・オンリーのシングル。

・SUNSHINE BOY
宮治淳一さんの選曲でオーストラリアのリトル・パティで「SUNSHINE BOY」。パレードの「SUNSHINE GIRL」のカヴァー。

・I GOT A REASON
達郎さんの選曲。スコット・イングリッシュ絡みでジェフ・ジョフリオンの「I GOT A REASON」。アレンジがバーゲン・ホワイト。ブルーアイド・ソウル。

・HEY GIRL
宮治さんの選曲でブルーアイド・ソウル。アラバマのグループ、デイズ・オブ・ザ・ウィークの「HEY GIRL」。ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングの作品。

・ANOTHER SUMMER TO REMEMBER
達郎さんの選曲。バッキンガムズの一連のヒット曲を書いてるジェームズ・ホルベ(James Holvay)の作品を集めているが、なかなか集まらないとか。モブ(The Mob)のメンバーでそのあとにバッキンガムズの曲を書いた。シカゴの人だとか。イリノイ・トールウェイの「ANOTHER SUMMER TO REMEMBER」。

・WITH THIS RING
宮治さんの選曲。イギリスものでテディ・ランダッツォの作品。グレン・ウェストンの「WITH THIS RING」。達郎さんの持ってるテディ・ランダッツォのソング・リストには入ってなかったそうで「加える」とか。「G線上のアリア」に歌詞が付いてるという。
曲をかけ終えて。
「注文しました、私」と達郎さん。達郎さんも持ってないシングルだった。

・PUT ME IN YOUR POCKET
達郎さんが最近買ったシングル。ジーンネット(ジャネット?)・ハーパーの「PUT ME IN YOUR POCKET」。アレンジはジョー・レンゼッティ。ジョー・レンゼッティらしいシャッフル、と達郎さん。

・TROLL
宮治さんの選曲。今年は辰年。だからというわけではないが"D"のあたりを探していて見つかったというザ・ドラゴンズの「TROLL」。インストゥルメンタル。作家がダリル・ドラゴンなので調べたら兄弟がいて、その兄弟と組んだのがザ・ドラゴンズ。ダリル・ドラゴンはビーチボーイズのツアー・メンバーでキーボードを弾いていた。そのあとにキャプテン&テニール(キャプテン)。

・DRAGON WALK
達郎さんの選曲。「ドラゴンで棚からひとつかみ」を計画中でいろいろと調べているところだそうだ。今日は宮治さんの好きそうな曲を選んだとか。ザ・ダンテスのエレキ・インスト「DRAGON WALK」。アル・キャップスの作品。シングルを持ってるけれど出てこなかったので今日はコンピレーションから。
曲をかけ終えて。
ドラゴンの曲は二週間特集するだけ見つかったが拷問になるのでそんなにやらないとか。

・アナログ盤『JOY』
宮治さんのお店(ミュージック・ライブラリー&カフェ「Brandin」)はアナログ・ブームもあってか繁盛しているそうだ。いちばんリクエストが多いのは達郎さんの『JOY』で、アナログで聴かせてという声に応えてる。『JOY』はオリジナルの3枚組仕様でアナログ再発が決まってると達郎さん。『ADD SOME MUSIC TO YOUR DAY』のアナログ化も計画しているとか。

Brandinで『JOY』をかけるようになり宮治さんも発売当時よりよく聴いてるという。達郎さんの手元に『JOY』のアナログ盤はもうワン・セットしかないそうだ。「史上最後の3枚組」とレコードの帯に書いてあるとか。マスタリングの関係でCDと曲順が違うし、CDではフェイドアウトする部分が残ってたりする。「でもそれ意図してやってるわけじゃないですからね、大滝さんと違って。全然意図してないです。純粋に製作上のアレとして」と達郎さん。

『JOY2』も現在鋭意製作中で聴くだけでも時間がかかってるという。今年中には発売する予定とのこと。

宮治さんはカルチャースクールをやる暇がないほど忙しいとか。茅ヶ崎エフエムの開局で少し痩せたという。レギュラー番組が現在5本あるそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年01月21日は、辰年にちなんで「ドラゴンで棚からひとつかみ」
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Sunday Songbook #1630

2024年01月07日 | Sunday Song Book

2024年01月07日プレイリスト「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
1. I CAN'T HEAR YOU NO MORE / THE NEWBEATS '65
2. I COULD HAVE LOVED YOU SO / PATTY LEMANN '65
3. YOU'RE THE ONE / MELODY PATTERSON '65
4. I WANTED TO CALL IT OFF / CILLA BLACK '77
5. KISS AND RUN / THE HI-FI'S '65
6. SPANISH ARMADA / THE LES REED COMBO '64
7. MOGUL MONSTER / THE RANGERS '64
8. CIAO BABY / THE TOYS
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■内容の一部を抜粋
・近況
「山下達郎です。この度の能登半島地震の被災者のみなさまに心よりお見舞いを申し上げますとともに、速やかな復興をお祈り申し上げております。本日の番組は昨年暮れに収録されたものでございます」と達郎さん(声が嗄れている)。

・新春放談(ゲスト:宮治淳一)
宮治淳一さんをゲストに迎えて新春放談。今年で5年目。

・茅ヶ崎FM
宮治淳一さんは昨年、茅ヶ崎FMの開局にご尽力されたという。

・I CAN'T HEAR YOU NO MORE
宮治淳一さんの選曲。ニュー・ビーツは南部のグループ。彼らがジェリー・ゴフィン&キャロル・キングの作品で、ベティ・エベレットがオリジナルの「I CAN'T HEAR YOU NO MORE」を取り上げている。1965年のシングル。

・I COULD HAVE LOVED YOU SO
達郎さんもジェリー・ゴフィンの作品。達郎さんが最近買ったシングルでパティ・レマン。まったく素性がわからない。1961年のレイ・ピーターソンのヒット・ソング「I COULD HAVE LOVED YOU SO WELL」(フィル・スペクターのプロデュースでジェリー・ゴフィンとバリー・マンの作品)のカヴァー。パティ・レマンの「I COULD HAVE LOVED YOU SO」のアレンジはアーニー・フリーマンで、フィル・スペクターよりもウォール・オブ・サウンドっぽい仕上がり。

・YOU'RE THE ONE
宮治淳一さんの選曲。ワーナー・ブラザーズつながりでメロディ・パターソンの「YOU'RE THE ONE」。「YOU'RE THE ONE」はザ・ヴォーグスで知られているがもともとはペトゥラ・クラークの1965年のアルバムに収録されたトニー・ハッチの作品。メロディ・パターソンは当時16歳の女優でシングルはこれ一枚しか出ていない。プロデュースはディック・グラッサー。

・I WANTED TO CALL IT OFF
達郎さんの選曲。サンシャイン・ポップもののコンピレーションに、ジョイというグループの「So Lonely」が入っていて、すごくよくてシングルを注文したが今回の収録に間に合わなかった。曲を書いてるのはリック・ヘン(ザ・サンレイズのドラマーでシンガー・ソングライター)。それで火が点いて調べたら、リック・ヘンはけっこうアレンジの仕事もやっていることがわかった。William "Mickey" Stevensonと組んでHodges James & Smithのアレンジを半分ぐらい手がけている。アルバム『What's On Your Mind?』のB面最後の曲「Off」がすごくいい。この曲をシラ・ブラックがカヴァーしている。1977年のシラ・ブラックの「I WANTED TO CALL IT OFF」。リック・ヘンとWilliam "Mickey" Stevensonの共作。

・KISS AND RUN
達郎さんの選曲。ハイファイズはロンドンのグループ。1965年のシングル。A面がビートルズの「BABY'S IN BLACK」のカヴァー。B面の「KISS AND RUN」が「Da Doo Ron Ron」風で楽しいとか。

・SPANISH ARMADA
宮治淳一さんの選曲。UKものでレス・リード・コンボの「SPANISH ARMADA」。昔からメル・テイラー(ヴェンチャーズのドラム)が「SPANISH ARMADA」(邦題「無敵艦隊」)をあんな時代(1966年)にやったのか不思議だったという。レス・リード・コンボの「SPANISH ARMADA」をそのあと、ワーナー・ブラザーズのビッグ・バンド系のロンドンデリー・ストリングスが1965年にカヴァーしてるので、それ経由でプロデューサーのディック・グラッサーがメル・テイラーにカヴァーさせたのではないかと推察。実はサンソンにリクエストが来てレス・リード・コンボの「SPANISH ARMADA」を以前かけたことがあるそうだ。

・MOGUL MONSTER
達郎さんが先ほどのリック・ヘンでソンググラフィを作ろうとしたら、自宅にレンジャーズの「MOGUL MONSTER」が見つかったという。1964年のシングルでインスト。
曲をかけ終えて。
曲のクレジットを見るとほぼサンレイズ。名前を変えられた印象。

・CIAO BABY
宮治淳一さんの選曲。歌もの。ザ・トイズの「CIAO BABY」。2022年の新春放談ではモンタナスの「CIAO BABY」をかけたそうだ。オリジナルはトイズでラリー・ワイスとスコット・イングリッシュの作曲。
曲の途中で地震の情報が入る。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年01月14日は、引き続き「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
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Sunday Songbook #1629

2023年12月31日 | Sunday Song Book

2023年12月31日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. 君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. SYNC OF SUMMER / 山下達郎 '23
3. 最後のタンゴ / 竹内まりや "トラッド" '14('08)
4. 恋のひとこと (SOMETHING STUPID) / 竹内まりや "ロングタイム・フェヴァリッツ" '03
5. CRYING IN THE RAIN / 大瀧詠一 & 山下達郎 '81
6. MUSIC BOOK (LIVE) / 山下達郎 (18/11/02 カルッツかわさき)
7. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は直前の収録だとか。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
先週に引き続いて「年忘れ夫婦放談」。大晦日も薄めに薄めに。

・君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE)
まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。

・SYNC OF SUMMER
達郎さんは今年シングル一枚で、ツアーがはじまった頃に出した。「SYNC OF SUMMER」。

・最後のタンゴ
伊集院静さんが11月24日に亡くなった。達郎さんが人生でいちばん一緒に飲んだのが伊集院静さんだった。わざわざまりやさんの実家の旅館に宿泊してくれたり、まりやさんのお父様がゴルフが好きだったので文通してくれたりしたそうだ。まりやさんが2008年にラジオ深夜便のテーマ・ソングを、タンゴで書こうと思い、メロディが出来上がったその夜に食事会に出かけたら、たまたま伊集院静さんも来ていて、「僕ね、歌詞書きたいんだよね」って話したので、「できたら書いてください。できなかったら私書きます」と出来上がったばかりの曲を渡したら、二週間後に歌詞が書き上がってきた。その曲が「最後のタンゴ」だったとか。2008年のシングル「縁の糸」のカップリングで「最後のタンゴ」。
曲をかけ終えて。
歌詞カードの文字は伊集院静さんの直筆だとまりやさん。アレンジは服部克久先生。伊集院静さんは服部先生のタンゴ・アレンジにいたく感激していたという。

・恋のひとこと (SOMETHING STUPID)
大滝詠一さんは12月30日が命日でちょうど十年が経った。まりやさんと大滝詠一さんのデュエットにたくさんのリクエストが集まった。「恋のひとこと (SOMETHING STUPID)」は大滝詠一さんの公式レコーディングとしては最後になる作品。『LONGTIME FAVORITES』は2003年の作品で、ストリングスのレコーディングはアビーロードにて行われた。
曲をかけ終えて。
「SOMETHING STUPID」はフランク・シナトラとナンシー・シナトラの親子のデュエットで全米NO.1になっている。まりやさんが大滝さんにデュエットの打診をしたら、「実は僕これ本当に歌いたかった曲なんだよ」と言っていて、できたら娘さんと歌いたいという思いがあったが、まりやさんのオファーを受けてくれたという。

まりや「今年は坂本さんがいなくなったりね、幸宏さんもいらっしゃらない、なんか寂しい一年でしたよね」
達 郎「ふふふ」
まりや「よく考えれば私、デビュー曲のいちばん最初の音って幸宏さんのあのフィルだったんですよね」
達 郎「なるほど」
まりや「あの『戻っておいで』の。だからそういう人たちがいなくなっちゃう寂しさを、ちょっと感じちゃう一年でしたよね」
達 郎「まぁ年取っちゃう、こっちもね」

・CRYING IN THE RAIN
達郎さんと大滝さんのデュオ。NHKの一月間の特番で、大体、みんなお終いのほうはライヴ・ヴァージョンになるというやつ。一発録りでもうカセットのコピーしかない。キャロル・キングとジェリー・ゴフィンの作品でエヴァリー・ブラザーズの1961年のベストテン・ヒット「CRYING IN THE RAIN」。1981年8月、NHKのスタジオでのスタジオ・ライヴ。大滝さんと達郎さんがギター2本で一発録りした「CRYING IN THE RAIN」。

・新春放談
年が明けると毎年恒例の新春放談。昔は大滝詠一さんとやってきたけれど、今は宮治淳一さんがすっかり定着化。5年目になるそうだ。来年もけっこう濃いという。「桑田の佳ちゃんが言ってます。二人が言ってる意味が何にもわからないってよく言ってます(笑)」とまりやさん。「😆。いいんです。それがサンデー・ソングブックの本来の、アレです」と達郎さん。

・プレゼント
まりやさんはニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」のジャケットのB3サイズのアート・ポスター。直筆サイン入り。今年まりやさんはデビュー45周年なので抽選で45名にプレゼント。当選者の名前、宛名入り。
達郎さんは「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のB2サイズのポスター。直筆サイン入り。こちらも今年まりやさんがデビュー45周年なので抽選で45名にプレゼント。
応募はメールのみで番組ホームページのプレゼントのバナーをクリック。メッセージ・フォームのお名前のふりがなを必ずご記入してくださいとのこと。締め切りは2024年1月7日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・ギターで初めて弾いた曲
リスナーから「まりやさんがギターで初めて弾いた曲は何ですか?」という質問。
まりやさんは最初はウクレレを弾いていて、初めて弾いたのは中一くらいのとき。アメリカン・フォークをやっていたのでPPMとかキングストン・トリオとか。「ドナドナ」、「500マイルもはなれて(500 Miles)」、「花はどこへ行った(Where Have All The Flowers Gone)」など。

・MUSIC BOOK(LIVE)
しつこくリクエストが来ていた2018年11月2日にカルッツかわさきで行われたライヴから「MUSIC BOOK」。今日に限ってリクエスト・カードがどこかに行ってしまったという。『JOY2』に「MUSIC BOOK」は入るそうで、でもこのヴァージョンではないかもしれませんとのこと。



・キャロル・キング
キャロル・キングのセントラル・パークの映画を観に行ったリスナーから「まりやさん、何かキャロル・キングの思い出があったらお話を」というお便り。
まりやさんはアメリカ留学のちょっと前に『つづれおり』を聴いてたので、特に「So Far Away」という曲が好きで、洋楽カラオケでカヴァーしてたりしていたという。

・来年の抱負
達郎さんは「別にいいんじゃない。そんなもん。もうこの歳になって」とのこと。
まりやさんは年明けから曲書きに励んでアルバムのレコーディングに備えるそうだ。

・人生の扉
今年の「年忘れ夫婦放談」でいちばんリクエストが集まったのは「人生の扉」。

リクエストしたリスナーのひとりから「もしリード・ヴォーカリストではなくバンドのメンバーだったらどんな楽器を担当したいですか?」という質問。
まりやさん「もちろんベースです。だってかっこいいじゃん😀 軽っ!」。達郎さんはもちろんドラム。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2024年01月07日は、年始恒例「新春放談(ゲスト:宮治淳一)」
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Sunday Songbook #1628

2023年12月24日 | Sunday Song Book

2023年12月24日プレイリスト「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. すてきなホリデイ (2023 NEW REMASTER) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. 君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
3. BRIGHTEN UP YOUR DAY ! / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
4. MY GIFT TO YOU / 山下達郎"シーズンズ・グリーティングス" '93
5. THE CHRISTMAS SONG (2023 NEW REMASTER) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
6. WHITE CHRISTMAS (HAPPY X'MAS SHOW VERSION) / 山下達郎 12月13日発売 アナログ12インチ・シングル
7. クリスマス・イブ / 山下達郎 12月13日発売 アナログ12インチ・シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんは番組で曲がうまい具合に流れてるかチェックするそうだ。最近、年のせいか気が短くなってきて、ものすごい早口になってる。昔も早口だったが滑舌がよくてトーンが高かった。最近は声のトーンが低くなっており、早口で何言ってるのか自分でもわからないという。特に英語のタイトルは何いってるのか全然わからないとか。これはいかんということで今日からは少しスロー・テンポで落ち着いた喋りをしようと心がける、と達郎さん。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
毎年年末はすっかりお馴染みになったゲストに竹内まりやさんを迎えて「年忘れ夫婦放談」。今週はクリスマス・イブがオンエア日なのでクリスマス特集。

・すてきなホリデイ (2023 NEW REMASTER)
まりやさんの12月20日発売のニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」のカップリングで「すてきなホリデイ」。もうリリースから23年になるそうだ。今回のニュー・シングルに収録したのでリマスターをしたという。 2023 NEW REMASTER。

・好きな季節
リクエストしたリスナーのひとりから「達郎さんの好きな季節は秋だそうですが、まりやさんの好きな季節は?」という質問。
まりやさんは生まれた月が三月なので春。

・君の居場所 (HAVE A GOOD TIME HERE)
まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。オファーが来たとき「どうして私なんですか?」って尋ねたら、ポケモンをよく知らない人たちにも是非、今回のストップ・モーション・アニメを見ていただきたいので、幅広い世代に向けてまりやさんを、という答えが返ってきたとか。ストップ・モーション・アニメは一日4秒しか撮れないので、今回は4年くらいかかってアニメが作られたそうだ。まりやさんの好きなポケモンのキャラはコダックとマダツボミ。

・今年読んだ本
リスナーから「お二人が今年読んだ本でおすすめがあれば教えてください」という質問。
まりやさんはヤマザキマリさんのエッセイ『扉の向こう側』。あと磯田道史さんから頂いた『日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで』。達郎さんは渡辺惣樹(しょうき)さんが2011年に発表した『日米衝突の萌芽1898-1918』。アメリカ側から見た黒船来航の研究書。ペリーは達郎さんが生まれる100年前の1853年にやってきた。

・落ち着く場所
リスナーから新曲の「君の居場所 (Have a Good Time Here)」にちなんで落ち着く場所の質問。
まりやさんが落ち着く場所はべッドの上、リビングのいつも座るところとキッチンのいつも座る椅子。達郎さんはレコード室。

・好きな動物
リスナーからの質問で「好きな動物は何ですか?」という質問。
まりやさんは犬派で犬が大好きだけど動物王国で見たカピバラが穏やかで癒されるという。
まりや「たっつぁんは何? 動物」
達郎「動物(笑)」
まりや「動物」
達郎「う〜ん」
まりや「自分で飼った犬以外で」
達郎「動物...うん」
まりや「(小声で)クマだろ(笑)」
達郎「😂」
まりや「今ね、クマ下りてきて大変だったりするからね」
達郎「被害がねぇ」

・茶色いお茶
リスナーから「達郎さんはお酒をやめて何を飲んでるんですか?」という質問。
あったかいお茶、番茶、茶色いお茶か水だとか。

・BRIGHTEN UP YOUR DAY !
まりやさんのニュー・シングルのカップリング曲。今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている。大下容子さんのイメージで書いたそうだ。きっと朝早く起きてるから寝不足だろうな、毎日タブレットでニュースを読んでるイメージを想定して書いたとか。
曲をかけ終えて。
レコーディングは昨年の今頃だったとか。達郎さんの昨年のツアーが、コロナで延期になり年跨ぎで二月までやっていたので、年内のツアーが終わったときにまとまって録音。オーディオ環境が改善されて迷いがなくなり、あがり(録り)が早くなったので、「SYNC OF SUMMER」もその頃にやっていたそうだ。

・MY GIFT TO YOU
達郎さんの1993年のアルバム『SEASON'S GREETINGS』が今年30周年。アレキサンダー・オニールのカヴァーで「MY GIFT TO YOU」。

・THE CHRISTMAS SONG (2023 NEW REMASTER)
まりやさんのニュー・シングルのカップリング曲。メル・トーメの作曲。アルバム『QUIET LIFE』に収録した音源を今回リマスターしている。「THE CHRISTMAS SONG (2023 NEW REMASTER)」。ニュー・シングルにはオリジナル・カラオケ入りで合計8トラックも入ってる。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・今年購入したよいもの
リスナーから「今年購入されたものでこれはいいというものはありましたか?」という質問。
まりやさんは解凍プレート。達郎さんは2テラのSSD。SSDが2テラの大容量になったのでPCの全てのデータを入れて持ち運んでいるとか。

・プレゼント
まりやさんはニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」のジャケットのB3サイズのアート・ポスター。直筆サイン入り。今年まりやさんはデビュー45周年なので抽選で45名にプレゼント。当選者の名前入り。
達郎さんは「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のB2サイズのポスター。直筆サイン入り。こちらも今年まりやさんがデビュー45周年なので抽選で45名にプレゼント。達郎さんは2025年にデビュー50周年。あと2年。
応募はメールのみで番組ホームページのプレゼントのバナーをクリック。メッセージ・フォームのお名前のふりがなを必ずご記入してくださいとのこと。締め切りは2024年1月7日の23時59分まで。
https://www.tfm.co.jp/ssb/

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリコンの週間シングル・ランキングのベストテンに入った。これで38年連続チャートイン。

・WHITE CHRISTMAS (HAPPY X'MAS SHOW VERSION)
オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、12インチなのでB面にもう一曲収録することになった。テレビ番組のHappy Xmas Show!のために作った「ホワイト・クリスマス」のドゥー・ワップのアップテンポ・ヴァージョン。2000年代の前半に作ったとか。

・竹内まりや公式YouTubeチャンネル
まりやさんが今年11月25日にデビュー45周年を迎えたことを記念して公式YouTubeチャンネルが開設された。「君の居場所(Have a Good Time Here)」のミュージック•ビデオが公開されている。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・クリスマス・イブ
今週の最後はクリスマス・イブなので「クリスマス・イブ」。

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2023年12月31日は、引き続き年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Songbook #1627

2023年12月17日 | Sunday Song Book

2023年12月17日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 12月13日発売 アナログ12インチ・シングル
2. YOU DON'T HAVE TO BE A STAR / MARILYN McCOO & BILLY DAVIS JR. '76
3. DECEMBER,1963 (OH, WHAT A NIGHT) / THE FOUR SEASONS '75
4. TEARS OF RAGE / THE BAND "MUSIC FROM BIG PINK" '68
5. PEACE IN THE VALLEY OF LOVE / THE PERSUADERS '72
6. LIFE / SLY & THE FAMILY STONE "LIFE" '68
7. NOTHING BUT LOVE / JESS & JAMES '68
8. BRIGHTEN UP YOUR DAY ! / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
スタジオ仕事に追われているそうだ。

・年忘れリクエスト大会
先週に引き続いて「年忘れリクエスト大会」。今週は恐怖の聴取率週間で無言のプレッシャーがあるけれど、仕事が立て込んでいるのと、来週再来週が「夫婦放談」なので、今週が聴取率週間でも来週再来週で挽回するとのこと。

・クリスマス・イブ
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・YOU DON'T HAVE TO BE A STAR
マリリン・マックーとビリー・デイヴィスJr.はフィフス・デイメンションのメンバーで、デュオで出した「YOU DON'T HAVE TO BE A STAR」は1976年、全米NO.1のミリオンセラー。達郎さんはこの曲のミックスが好きで、1977年のアルバム『SPACY』の「素敵な午後は」をミックスするとき、エンジニアの吉田保さんに聴いてもらって「こんな感じで」と依頼したそうだ。

・DECEMBER,1963 (OH, WHAT A NIGHT)
フォー・シーズンズ、1975年の全米NO.1のミリオンセラー「DECEMBER,1963 (OH, WHAT A NIGHT)」。

・TEARS OF RAGE
38歳のリスナーからザ・バンドの1968年のアルバム『MUSIC FROM BIG PINK』の1曲目「TEARS OF RAGE」にリクエスト。達郎さんは二十歳そこそこの頃にブラウン・アルバム(『THE BAND』)を聴いて、あんまりわからなかったけれど、十回二十回と聴くうちにじわじわと染み込んできたという。セカンド・アルバムの『THE BAND』から聴いたのがよかった。あれがいちばん内容が濃いので、と達郎さん。それでファーストの『MUSIC FROM BIG PINK』に戻ると、「そうだったのか」、で次の『STAGE FRIGHT』に行くとまた「そうだったのか」。「ザ・バンドは2枚目からでしょ」と達郎さん。
曲をかけ終えて。
「TEARS OF RAGE」はボブ・ディランとヴォーカルを取ってるリチャード・マニュエルの共作。「ザ・バンドの中ではやっぱりヴォーカルはリチャード・マニュエルがいちばんだなと思いますが」と達郎さん。

・PEACE IN THE VALLEY OF LOVE
ニューヨークの黒人ヴォーカル・グループのパースエイダーズ。1972年のセカンド・アルバム『THE PERSUADERS』からのシングル・カット「PEACE IN THE VALLEY OF LOVE」。

・年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)
今年はクリスマスイブ(24日)と大晦日(31日)に放送があり、二週にわたってお馴染み、竹内まりやさんを迎えて「年忘れ夫婦放談」。竹内まりやさんへのお便り、リクエストを募集とのこと。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・LIFE
スライ&ザ・ファミリー・ストーンの1968年のサード・アルバム『LIFE』のタイトル・ソング「LIFE」。"You don't have to die before you live"、「生きる前に死ぬ必要はない」が有名な歌詞として知られている。
曲をかけ終えて。
「なんといってもラリー・グラハムのベースとドラムのグレッグ・エリコ」と達郎さん。達郎さんはまだ1968年にはドラムを叩いていたので、「なんでベイ・エリアのこの頃のドラムはみんなこんなにうまいんだ」と思ったそうだ。「グレッグ・エリコはフィルの段取り、アイディアがとにかく素晴らしい、惚れ惚れします」と達郎さん。

・NOTHING BUT LOVE
ベルギーのデュオ、ジェス&ジェームス、1968年のヒット曲「NOTHING BUT LOVE」。日本ではグループ・サウンズのザ・タックスマンのカヴァーの「恋よ恋よ恋よ」が有名。

・BRIGHTEN UP YOUR DAY !
最後はまりやさんのニュー・シングルのカップリングで、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマ「BRIGHTEN UP YOUR DAY ! 」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月24日・31日は、年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
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Sunday Songbook #1626

2023年12月10日 | Sunday Song Book

2023年12月10日プレイリスト「年忘れリクエスト大会」
1. クリスマス・イブ / 山下達郎 12月13日発売 アナログ12インチ・シングル
2. HEATWAVE / MARTHA & THE VANDELLAS '63
3. SURE GONNA MISS HER / GARY LEWIS & THE PLAYBOYS '66
4. (SEE THE SKY) ABOUT THE RAIN / THE BYRDS "BYRDS" '73
5. AND I PANICKED / THE DRAMATICS '74
6. THE MOON IS WALKING / LADYSMITH BLACK MAMBAZO "MOONWALKER" '88
7. THAT'S THE WAY IT IS / LOVE '71
8. SO LITTLE TIME / DENNIS LAMBERT "BAGS & THINGS" '72
9. 君の居場所 (Have a Good Time Here) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は前倒しして収録しているそうだ。スタジオ仕事で年末までバタバタしているとか。

・年忘れリクエスト大会
今週は「年忘れリクエスト大会」。三ヶ月前までの音源のストックがあるという。

・クリスマス・イブ
今年は「クリスマス・イブ」が40周年。本当はもう少し大々的にやる計画があったものの、ライヴとRCA/AIRイヤーズで忙殺されて地味になったそうだ。40周年なので40th Anniversary Editionとして今週12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

リクエストが集まったので今年最初の「クリスマス・イブ」。

・HEATWAVE
マーサ&ザ・ヴァンデラスの1963年の「HEATWAVE」。この時代のモータウンのレコードはラジオ向けに作っているので抜けが悪い。補正しようとしてもオリジナル・シングルでコンディションのいいのがほとんどないそうだ。

・SURE GONNA MISS HER
ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの1966年のベストテン・ヒット「SURE GONNA MISS HER」、邦題は「ひとりぼっちの涙」。作詞作曲はボビー・ラッセル。

・(SEE THE SKY) ABOUT THE RAIN
11月12日の放送で「CHESTNUT MARE」をかけたときに達郎さんが「バーズはもうちょっと勉強しないとダメだな」と言ったらザ・バーズのリクエストがどっと増えたとか。
ザ・バーズが1973年に再結成した際のアルバム『BYRDS』に入ってるニール・ヤングの作品で「(SEE THE SKY) ABOUT THE RAIN」。リード・ヴォーカルはジーン・クラーク。翌1974年にニール・ヤングが『ON THE BEACH』でセルフ・カヴァー。

・AND I PANICKED
ザ・ドラマティックスの1974年のアルバム『DRAMATICALLY YOURS』からシングル・カットされて全米ソウル・チャート49位の「AND I PANICKED」。

リクエストしたリスナーから「どんなときに年の終わりを感じられますか?」という質問。
年の最後の一週間に、えいやという感じで仕事場を大掃除するそうだ。出し放しのレコードを片付けて、いらないものを捨てて、仕事場をきれいにしてお正月を迎える。でもここ15年くらいはライヴに明け暮れていて、もう山になっていて、それを眺めて呆然としているとか。「今年はちょっとはやらないとダメだという。去年も同じことを考えておりました」と達郎さん。

・THE MOON IS WALKING
マイケル・ジャクソンの1988年の映画『ムーンウォーカー』のエンディングにながれるアフリカ音楽の曲にリクエスト。南アフリカのアカペラのグループ、レディスミス・ブラック・マンバーゾの曲。映画ではオリジナルの歌詞とメロディを少し変えて改作して「THE MOON IS WALKING」というタイトルになってエンド・テーマとしてながれる。マイケルが涙を流して感動したという逸話が残っている。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」オリジナルフレーム切手
「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のリリースを記念したオリジナルフレーム切手が販売中。63円切手が10枚で1シートになっている。山下達郎オンラインショップにて12月17日23時59分まで販売している。山下達郎オンラインショップのみの限定販売となり、郵便局では販売しない。詳しくは山下達郎オンラインショップにて。
https://shop.fannect.jp/tatsuro/pc/syousai.asp?item=SCYT000398

・THAT'S THE WAY IT IS
ラヴは60年代のウェストコーストのロック・バンドが有名だが、リクエストしたリスナーはスイート・ソウルのグループをご所望。検索してみても見つからないはずで、調べたところウェスト・コーストのファミリー・グループ。ルーディ・ラヴ&ラヴ・ファミリーの前身がラヴという名前で1971年にシングル1枚だけ出していた。後のルーディ・ラヴ&ラヴ・ファミリーになるグループだとわかった。運よく現物が見つかったので取り寄せたところ、今年の達郎さんの収穫になったという。1971年の「THAT'S THE WAY IT IS」。

・SO LITTLE TIME
デニス・ランバートの1972年のソロ・アルバム『BAGS & THINGS』から「SO LITTLE TIME」。来年になったらデニス・ランバートの特集をしてみようと思うとのこと。ランバート&ポッターで幾多のヒット曲を出した。

・君の居場所 (Have a Good Time Here)
今日の最後はまりやさんの新曲「君の居場所 (Have a Good Time Here)」。



・ギブソンJ-160E
リクエストしたリスナーのひとりからCDのジャケットでまりやさんの抱えてるギターについての質問。ギブソンJ-160Eはジョン・レノンの愛機としても知られているとネットの情報。
達郎さんの私物で昔から持ってるギター。サンソンのスタジオで弾いてるギターとのこと。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月17日は、引き続き「年忘れリクエスト大会」
2023年12月24日・31日は、年末恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」

Sunday Songbook #1625

2023年12月03日 | Sunday Song Book

2023年12月03日プレイリスト「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
1. BRIGHTEN UP YOUR DAY ! / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. POOR ROCK 'N ROLL / THE NOBLES '57
3. OH MY ANGEL / BERTHA TILLMAN '62
4. COULD THIS BE MAGIC / THE DUBS '57
5. REMEMBER THEN / THE EARLS '63
6. RAINDROPS / THE VERNALLS '58
7. HOMEWORK / THE CLASSMATES '61
8. LOOKING FOR AN ECHO / THE PERSUASIONS "CHIRPIN'" '58
9. REMEMBER ME BABY / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 1" '80
10. SO MUCH IN LOVE (LIVE) / TATS YAMASHITA "郡山市民文化センター 86/10/09"
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■内容の一部を抜粋
・近況
「私はまたしこしこスタジオをやっております」と達郎さん。

・ドゥー・ワップ・リクエスト特集
先週に引き続いて「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」パート2。

・BRIGHTEN UP YOUR DAY!
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。今日はカップリングの今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「BRIGHTEN UP YOUR DAY!」。

・POOR ROCK AND ROLL
今年のライヴの開演前のドゥー・ワップにリクエスト。ザ・ノーブルズはコネチカット州ニューヘブンの黒人ヴォーカル・グループ。1957年の作品で「POOR ROCK AND ROLL」。

・OH MY ANGEL
次はバラードもの。バーサ・ティルマンはテキサス生まれ。カリフォルニアのサンディエゴに出てきて働いていたところをスカウトされて歌手になった。1962年、全米チャート61位の「OH MY ANGEL」。

・COULD THIS BE MAGIC
ザ・ダブスは全米チャートインしたのが3曲あるが、その最初の曲。1957年、全米チャート23位の「COULD THIS BE MAGIC」。あとの2曲は「DON'T ASK ME TO BE LONELY」と「CHAPEL OF DREAMS」。

・REMEMBER THEN
ジ・アールズはブロンクス出身の白人グループ。1962年の「REMEMBER THEN」。リード・ヴォーカルのラリー・チャンスは先日亡くなったので、その追悼。

・RAINDROPS
この曲も過去開演前に何回かかけたという。ザ・ヴァーナルスは実態がよくわからないグループ。ひじょうにインティな音作り。1958年の作品で「RAINDROPS」。リード・ヴォーカルは女性。

・今後の予定
12月に入ったので来週10日は年末恒例「年忘れリクエスト大会」。17日はまた聴取率週間なので、「考えます」と達郎さん。で、今年はクリスマスイブ(24日)と大晦日(31日)に放送があり、二週にわたってお馴染み、竹内まりやさんを迎えて「年忘れ夫婦放談」。竹内まりやさんへのお便り、リクエストを募集とのこと。

・竹内まりやニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・HOMEWORK
ザ・クラスメイツはブルックリンの白人ヴォーカル・グループ。バリー・マンとハンク・ハンターの共作による「HOMEWORK」。1961年の作品。シンシア・ワイルが今年6月1日に亡くなったときにリクエストが来ていて、取っておいたけれどハガキをなくしたとか。

・LOOKING FOR AN ECHO
ジェイとアメリカンズのオリジナル・メンバーのケニー・ヴァンスが1975年にシングルとして発表したのが「LOOKING FOR AN ECHO」。1998年の映画『奇跡の歌(LOOKING FOR AN ECHO)』のテーマ・ソングに使われ日本でも有名になった。ザ・パースエージョンズというアカペラのグループが1977年に「LOOKING FOR AN ECHO」をカヴァーして、それがのちにスパイク・リー監督の『Do It A Cappella』に使われた。今日のリクエストは1977年のザ・パースエージョンズのアルバム『CHIRPIN』から「LOOKING FOR AN ECHO」。

・REMEMBER ME BABY(おうちカラオケ)
最後は達郎さんのドゥー・ワップ。『ON THE STREET CORNER 1』から「REMEMBER ME BABY」。オリジナルはジ・アールズでバリー・マンのペンになる作品。今日はおうちアカペラ・ヴァージョン。

・SO MUCH IN LOVE(LIVE)
1986年10月9日に郡山市民文化センターで行われたライヴから「SO MUCH IN LOVE」。シアター・ライヴに使用した音源。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月10日は、年末恒例「年忘れリクエスト大会」
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Sunday Songbook #1624

2023年11月26日 | Sunday Song Book

2023年11月26日プレイリスト「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
1. 君の居場所 (Have a Good Time Here) / 竹内まりや 12月20日発売ニュー・シングル
2. BLUE MOON / THE MARCELS '61
3. I'M SO IN LOVE WITH YOU / THE HARPTONES "LOVE NEEDS" '82
4. MY JELLY BEAN / BOBBY & THE CONSOLES '63
5. UNTIL THEN / THE PENTAGONS '62
6. BRING ME LOVE / THE CLOVERS '56
7. JUST TO BE WITH YOU / THE PARAMOUNTS '63
8. BABY TALK / THE LAURELS '58
9. DON'T ASK ME TO BE LONELY / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 3" '99
10. SHE'S GONE (WITH THE WIND) / TATS YAMASHITA "ON THE STREET CORNER 0" '00
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■内容の一部を抜粋
・近況
東京は気温差の激しい一週間で周りはみんな風邪を引いているそうだ。特に若い人たちが多くてインフルでもコロナでもない風邪。

・ドゥー・ワップ・リクエスト特集
先週の「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」の延長で今週来週の二週間は「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」。

・君の居場所 (Have a Good Time Here)
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。ポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/「君の居場所 (Have a Good Time Here)」

・BLUE MOON
ザ・マーセルズはピッツバーグの黒人白人混成のグループ。「BLUE MOON」は1961年、全米NO.1。スタンダード・ナンバーをアップ・テンポのドゥー・ワップに変身させて大受けした。先週オンエアしたザ・バインダーズのコーネリアス・ハープがリード・ヴォーカル。今、マーセルズの「BLUE MOON」をCDで探せばほとんどステレオ。でも「BLUE MOON」はモノラルでないと迫力が出ないのでオリジナルのモノラル・ヴァージョン。

・I'M SO IN LOVE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップにリクエスト。1982年のザ・ハープトーンズのアルバム『LOVE NEEDS』に入っている達郎さんの大お気に入りの一曲「I'M SO IN LOVE WITH YOU」。リアル・ステレオのいい音。

・MY JELLY BEAN
続いて今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。「MY JELLY BEAN」にリクエスト。1963年の曲で歌っているのはボビー&ザ・コンソールズ。ボビーさんの本名はボビー・ペドリックで、のちのロバート・ジョン。子どもの頃から子役で働いていて、70年代にロバート・ジョン名義で「ライオンは寝ている」が大ヒットして日本でも知られるようになった。「MY JELLY BEAN」は60年代初めのホワイト・ドゥー・ワップのムーブメントの中から生まれた一曲。

・UNTIL THEN
ザ・ペンタゴンズはウェスト・コーストの黒人ヴォーカル・グループ。最末期、1962年の「UNTIL THEN」。

今日かけてる曲は2018年に達郎さんが監修して発売になった『ドゥー・ワップ・ナゲッツ』に、権利関係で入らなかった曲ばっかり。

・BRING ME LOVE
ザ・クローバーズはアトランティック・レーベルの代表的なグループ。1956年のシングル・オンリーの「BRING ME LOVE」。

リクエストした質問魔のリスナーから「レスラー界、相撲界のご贔屓を教えていただけますか?」という質問。
プロレスはアントニオ猪木さん。「初めて卍固めをやったときのあの興奮は。スゲェ! 相撲はもう富士櫻関。突き押しの富士櫻関ではじまり富士櫻関で終わったという。そういう感じであります」と達郎さん。

・クリスマス・イブ40周年記念盤
今年は「クリスマス・イブ」が40周年なので40th Anniversary Editionとして12月13日に12インチ・アナログ盤を発売。オリジナルの「クリスマス・イブ」と「ホワイト・クリスマス」のカップリングに、『SEASON'S GREETINGS』のボーナス・トラックに入ってる「ホワイト・クリスマス」の“Happy Xmas Show! Version”を収録。完全生産限定盤とのこと。詳しくはワーナーミュージック・ジャパンの山下達郎特設サイトにて。
https://wmg.jp/tatsuro/

・「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」オリジナルフレーム切手
「TATSURO YAMASHITA RCA/AIR YEARS VINYL COLLECTION 1976-1982」のリリースを記念してオリジナルフレーム切手を販売する。63円切手が10枚で1シートになっている。山下達郎オンラインショップにて11月27日18時から販売開始。山下達郎オンラインショップのみの限定販売となり、郵便局では販売しない。詳しくは山下達郎オンラインショップにて。
https://shop.fannect.jp/tatsuro/pc/syousai.asp?item=SCYT000397

・JUST TO BE WITH YOU
今年のライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップから。もともとは1959年のザ・パッションズのヒット・ソング「JUST TO BE WITH YOU」。この曲をカヴァーしたのがザ・パラマウンツ。1963年のリリース。ザ・パラマウンツはたくさん同名のグループがいて、これはニューヨークのブロンクスの白人ドゥー・ワップ・グループだというデータが80年代、90年代にあった。最近はそうではないという話がネットに出ており、実際4つのザ・パラマウンツが存在している。テネシーのグループはロバート・ナイトが率いる黒人のグループ。声の感じだと白人のような感じがすると達郎さん。

・BABY TALK
ザ・ローレルズはブルックリンの白人ヴォーカル・グループ。1958年のシングル「BABY TALK」をウェスト・コーストのジャン&ディーンが翌1959年に出してベスト10ヒットになった。

・DON'T ASK ME TO BE LONELY
達郎さんの1999年のアルバム『ON THE STREET CORNER 3』に入ってる「DON'T ASK ME TO BE LONELY」。もともとはニューヨークのドゥー・ワップ・グループ、ダブスの1957年のヒット曲のカヴァー。

・未来都市を想定したセット
ライヴに関する質問で「ステージのセットの建物の書体がどれも個性的な書体で解読できなかったのですが、あの4つの看板は何と書いてあったのか教えてください」。
未来都市を想定したセットなので完全なフィクション。デザイナーが勝手に考えたもの。

・ゴジラ
ライヴに関する質問。「この度、『ゴジラ −1.0』が公開されましたが来年のコンサートからゴジラが三体に増えるのでしょうか」。
達郎さんのステージには1953年のゴジラとシン・ゴジラのフィギュアが飾ってある。「今回の『ゴジラ −1.0』のゴジラはデザインがあんまり好きじゃない。私が好きなのはとにかく初代のゴジラと、でもシン・ゴジラはよかったので、その二つを飾っています。三体にはなりません。このまま二体のままです。よしなにひとつ」と達郎さん。

・SHE'S GONE (WITH THE WIND)
達郎さんの『ON THE STREET CORNER 0』のアナログから「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」。1999年に『ON THE STREET CORNER 1』と『ON THE STREET CORNER 2』をリマスターで再発し、そのときに『ON THE STREET CORNER 3』も出し、アナログ盤も3枚出した。そのアナログ盤を3枚お買い上げになった人に『ON THE STREET CORNER 0』というアナログ盤を進呈した。レアものが入っていて「SHE'S GONE (WITH THE WIND)」はファイブ・サテンズの作品。アカペラでやろうとしたがメロディの構造に問題があってアカペラではできなかったので、演奏付きで作った。数少ない演奏付きの達郎さんのドゥー・ワップ・ヴァージョン。このアナログ盤に収録されたのは歌が最終的にOKを出したやつじゃない仮歌なので「リハーサル・ヴァージョン」となっている。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年12月03日は、引き続き「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
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Sunday Songbook #1623

2023年11月19日 | Sunday Song Book

2023年11月19日プレイリスト「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」
1. WHY DO I CRY / LISA & THE LULLABIES '64
2. IT'S YOU / THE DEANS '61
3. DON'T LEAVE MY BROKEN HEART / THE PARAKEETS '54('73)
4. BEYOND THE SEA / THE REVERES '60
5. GOODNIGHT / THE PLURALS '59
6. YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE / THE BINDERS '70
7. EVERYTHING ABOUT YOU / TY HUNTER WITH THE VOICE MASTERS '60
8. LUCKY ME, I'M IN LOVE / THE EL DOMINGOS '62
9. YOU CAN CALL / THE DELMONICOS '63
10. おやすみ、ロージー / 山下達郎 '89
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■内容の一部を抜粋
・近況
ライヴが終わって二週間、風邪をひくこともなくスタジオ仕事に励んでるそうだ。

・ドゥー・ワップで棚からひとつかみ
達郎さんのライヴはいわゆる「客入れ」と呼ばれる開演前のB.G.M.が、40数年ドゥー・ワップをかけている。最初はカセットだったが、CD-Rになり、今はデータで流している。開演の一時間前から開場するので一時間強ドゥー・ワップをかけている。最近は熱心な人がスマホのアプリ(Shazamその他)で曲目を調べているそうだ。大阪府茨木市の超常連のリスナーからは、28曲調べて5曲解明できなかったので、そのうちの1曲でもオンエアしてほしいとリクエストが届いているとか。プレイリストが同封されていて空白部分がわからない曲。そういうリスナーが他にも数人いるという。なので今日は社会還元。久しぶりに「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」。今年のツアーのB.G.M.でShazamでわからない曲を中心に。

ドゥー・ワップ。1940年代末から60年代初頭まで10数年間アメリカで流行ったスタイル。ストリート・ミュージックで、楽器を買う経済的余裕がない若い人が、街角に集まりヒット・ソングを歌だけでやっていたことからはじまった。映画『ロッキー』の一作目でそういう場面が出てきたり、アメリカ映画ではしばしばドゥー・ワップのストリート・パフォーマンスが出てくる。達郎さんはドゥー・ワップが好きで趣味が高じてレコード・コレクションをしていて、ライヴの開演前のB.G.M.で使い続けている。今年も一時間強で28曲ほど会場で流れている。

・WHY DO I CRY
まずは12曲めでかかったリサ&ザ・ララバイズ。ニューヨークの白人ガール・シンガー、リッキー・リッシーと白人のヴォーカル・グループ、コンコーズがバックアップし、リサ&ザ・ララバイズの名前で出した1964年の「WHY DO I CRY」。

・IT'S YOU
12曲目のリサ&ザ・ララバイズの後にジョーイ&ザ・オベーションズと書かれたリストが何人かから送られてきている。Shazamも間違えているが、YouTubeに出ているクレジットも間違えている。曲をリッピングしたときに間違えた曲名、アーティスト名が出てくるようなもので、よくあることだという。正確なデータは、やはりニューヨークの白人グループ、ディーンズが1961年に出した「IT'S YOU」。
曲をかけ終えて。
ディーン・マーチンのファンだからディーンズと付けた。だからイタリア系のグループ。

・DON'T LEAVE MY BROKEN HEART
19曲目はザ・パラキーズ。ワシントンD.C.の黒人ヴォーカル・グループ。「DON'T LEAVE MY BROKEN HEART」は1954年のレコーディングだけど発売されなかった。1973年になって世に出たので、たぶんデータがないのかShazamでは出てこないと思われる。

・BEYOND THE SEA
20番目はザ・リビアーズというニュージャージーの白人ヴォーカル・グループ。1963年にたった一枚だけシングルを出した。ボビー・ダーリンの1960年のヒット「BEYOND THE SEA」、もともとはシャンソンの「ラ・メール(La Mer)」をドゥー・ワップ仕立てにしている。

・GOODNIGHT
23番目はニュージャージーの白人ヴォーカル・グループ、プルーラルズ。2枚しかシングルが出てないが、そのうちの1枚で、1959年の「GOODNIGHT」。イースト・コーストではかなりのヒットになったという記録が残っている。

・YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE
番組の前半は不明の5曲と間違えてる1曲を全て紹介。不明のドゥー・ワップ、最後はこの曲も正確な録音年代がわからないが新しいドゥー・ワップなので、相当濃いファンじゃないと顧みられないのではと推測される。ザ・バインダーズはピッツバーグの黒人ヴォーカル・グループ。歌ってるのはコーネリアス・ハープでデル・バイキンスに在籍していた。曲を書いてるもコーネリアス・ハープ。アレンジは大物のジョー・シャーマンなので、1970年代の録音かもしれない。正確な録音年代がわからない謎に満ちた一枚。だけど出来はとってもいい「YOU DON'T HAVE TO CRY ANYMORE」。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。
今回はポケモンの新作ストップ・モーション・アニメ『ポケモンコンシェルジュ』のテーマ・ソング。Netflixで12月28日から独占配信。
4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・EVERYTHING ABOUT YOU
後半は今年のツアーのB.G.M.でかかったドゥー・ワップから達郎さんの好きな曲。モータウンの初期の作品でタイ・ハンター。デトロイト出身の黒人ヴォーカリスト。タイ・ハンター・ウィズ・ザ・ヴォイス・マスターズという名前で1960年、R&Bチャート18位の「EVERYTHING ABOUT YOU」。

・LUCKY ME, I'M IN LOVE
ニューヨークの黒人ヴォーカル・グループ、ザ・エル・ドミンゴスの1958年のレコーディングで発売されたのは1962年の「LUCKY ME, I'M IN LOVE」。

・YOU CAN CALL
ライヴの開演前の「客入れ」ドゥー・ワップ。今年も一時間強で大体28曲くらいかかる。いろいろな事故があって、開演が10分、15分遅れたりすることを見越して、今回は全部で37曲用意していたそうだ。29番目からは今回かかっておらず、来年のライヴの開演前のB.G.M.に散らして使用するとか。もったいないので最後はかからなかった曲。ザ・デル・モニコスはニューヨークの黒人ヴォーカル・グループでイースト・ハーレムのグループ。1963年の「YOU CAN CALL」。
曲をかけ終えて。
ドゥー・ワップ・ナゲッツのご所望も多いけれど、許諾を取るのが難しいそうだ。今回の28曲もよくて2/3というところ。今は利権の時代なので、ちょっとでも金になるのなら寄越せみたいなすごい世界。

・おやすみ、ロージー
神奈川県東山市の超常連のリスナーからのリクエストで「おやすみ、ロージー」。

■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月26日は、サンソンならでは「ドゥー・ワップ・リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp

Sunday Songbook #1622

2023年11月12日 | Sunday Song Book

2023年11月12日プレイリスト「リクエスト特集」
1. JUNGLE SWING / 山下達郎 '93
2. GEORGY GIRL / THE SEEKERS '67
3. SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH) / THE FINISHING TOUCH '74
4. HAND CLAPPING SONG / THE METERS '70
5. AGUA DE BEBER / ASTRAD GILBERTO "THE ASTRAD GILBERTO ALBUM" '65
6. LET'S NOT FORGET / CURTIS MAYFIELD "NEW WORLD ORDER" '96
7. TOKYO WOMAN / 竹内まりや フジテレビ系 "TOKYO WOMAN" 主題歌 発売未定 '23
8. JOCK-A-MO (IKO IKO) / JAMES "SUGARBOY" CRAWFORD '54
9. CHESTNUT MARE / THE BYRDS '70
10. ENDLESS GAME / 山下達郎 '90
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■内容の一部を抜粋
・近況
今年の全国ホール・ツアー「山下達郎 PERFORMANCE 2023」は11月6日(日)、7日(月)の沖縄市民会館で千穐楽を迎えた。
ツアーが終わって今度は新しい仕事があってスタジオに入ってるそうだ。

・リクエスト特集
そんなわけで番組は引き続き今週も「リクエスト特集」。

・JUNGLE SWING
達郎さんの曲へのリクエストはバラけているので、今週は自分が聴きたい曲、この季節にはいいかなという感じで「JUNGLE SWING」。ディレクターの山岸さんからは「10月もかけてます」と。「いいんです、別に」と達郎さん。

・GEORGY GIRL
ザ・シーカーズはオーストラリア出身の4人組のフォーク・グループ。1967年、全英3位、全米2位の「GEORGY GIRL」。

リクエストしたリスナーが生まれた頃の曲。最近はネットで生まれた頃の曲が手軽に聴ける。達郎さんの時代にはそんなわけにはいかなかったが、だから最近のビートルズの新曲が成立すると達郎さん。

・SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)
ザ・フィニッシング・タッチはフィラデルフィアの3人組のヴォーカル・グループ。1974年のシングルで「SECOND BEST (IS NEVER ENOUGH)」。

・HAND CLAPPING SONG
ミーターズはニューオリンズを代表するインストゥルメンタル・グループ。1970年のアルバム『STRUTTIN'』からシングル・カットされて全米ソウル・チャート26位の「HAND CLAPPING SONG」。「この曲からたぶん大滝さんはインスパイアされた曲があります」と達郎さん。

・AGUA DE BEBER
ブラジルや中南米の音楽をかける番組が少なくなったせいか、ここ数年、目に見えてそういう音楽へのリクエストが増えてるそうだ。アストラッド・ジルベルトの1965年のアルバム『THE ASTRAD GILBERTO ALBUM』からアストラッド・ジルベルト・フィーチャリング・アントニオ・カルロス・ジョビンの「AGUA DE BEBER」(「おいしい水」)。

・LET'S NOT FORGET
カーティス・メイフィールドの1996年のアルバム『NEW WORLD ORDER』から「LET'S NOT FORGET」。この一曲はアトランタのソングライター、プロデューサーのアーノルド・ヘニングスのプロデュース&アレンジ、作曲もカーティスと共作している。

・ドゥー・ワップ特集
達郎さんのライヴはいつも開演前の一時間、ドゥー・ワップ・ソングがかかっている。来週はそんな中から選びながら「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」。

・TOKYO WOMAN
11月6日月曜日から4夜連続でフジテレビの深夜ドラマ枠にて「TOKYO WOMAN」というドラマが放映されていた。竹内まりやさんの未発表のカバー曲「TOKYO WOMAN」を主題歌にしたドラマで、「TOKYO WOMAN」は竹内まりやさんが度々レコーディングで共演をしている杉真理さんのバンド、BOXが2012年にリリースしたアルバム『MIGHTY ROSE』の収録曲。関東ローカルだったが放送終了後はTVerで見逃し配信されている。気の早いリスナーからリクエストが届いている。今日はTVサイズ。完成版はまだ先とのこと。

・竹内まりやニューシングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」
竹内まりやさんのニュー・シングル「君の居場所 (Have a Good Time Here)」が12月20日に発売。4年ぶりのシングルで、カップリングには今年4月からテレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」のメインテーマとしてオンエアされている「Brighten up your day !」、クリスマス前の発売なのでこの時期の定番曲となる「すてきなホリデイ」、そして洋楽カヴァーの「The Christmas Song」(アルバム『QUIET LIFE』に収録)、オリジナル・カラオケ入りで合計8トラックの豪華盤。詳しくはワーナーミュージックの竹内まりやサイトにて。
https://wmg.jp/mariya/

・JOCK-A-MO (IKO IKO)
今年のツアーで達郎さんはディキシー・カップス、ドクター・ジョンの「IKO IKO」を一節やっていたのでオリジナルにリクエスト。ニューオリンズのトラッド・ソングで、1954年にジェームス・"シュガーボーイ"・クロフォードが「JOCK-A-MO」というタイトルで発表して知られるようになった。その後、ディキシー・カップス、ドクター・ジョンとニューオリンズのムーブメントで歌い継がれている。

・CHESTNUT MARE
今年の10月27日は十三夜で「栗名月」と言われている。リスナーから「栗」にちなんだ曲にリクエスト。達郎さんが調べた結果、栗の曲はなかったという。「CHESTNUT(チェスナット)」だったらクリスマス・ソングに出てくるそうだ。いろいろ調べたらザ・バーズの1970年のアルバム『UNTITLED ALBUM』に入ってる「CHESTNUT MARE」がヨーロッパでヒットしたことがわかった。「CHESTNUT MARE」はロジャー・マッキンの曲で栗毛の雌馬のこと。達郎さんはバーズの「CHESTNUT MARE」が大好きなので選曲。アルバム・バージョンはものすごく長いので今日は短く編集されたシングル・バージョン。クラレンス・ホワイトのギターが素晴らしいと達郎さん。
曲をかけ終えて。
野生の馬がほしくて、それを追いかけるという歌で、ひじょうに象徴的な、ラヴ・ソングとも取れるし、メタファーがいっぱいな詞。「これ久しぶりに聴いたんですが、バーズはもうちょっと勉強しないとダメだなという、そういうアレですが。少年老い易く学成り難しという正に」と達郎さん。

・ENDLESS GAME
愛知県知多郡のリスナーからのリクエストで「ENDLESS GAME」。連城三紀彦さんの原作『飾り火』をドラマ化して篠ひろ子さんが主演したテレビ・ドラマ『誘惑』の主題歌。1990年のリリースから今年で33年の歳月がながれた。

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「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2023年11月19日は「ドゥー・ワップで棚からひとつかみ」
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