ビートルズのレコードは中期の名盤「Rubber Soul」あたりからはステレオ盤も結構音が整ってきたので(←もちろんモノラルには遠く及ばないが...)これからはモノラル、ステレオに分けて聴き比べをやっていきます。今回はまずモノラルの独自マト盤3連発からスタート。
①ブラジル盤(147g)
Sさん:これはいきなり凄い音ですね。スネアの音の抜けがすごく良いです。
私:クリアーですよね。ベースも頑張ってますし。縁の下の力持ちという感じです。
Sさん:メリハリがあって、結構激しい音になってます。タンバリンやマラカスが引っ込んでギターが前に出てる。非常にロックっぽい音ですね。
私:他の国の盤とは印象が違いますね。とにかくギターの音が耳に残ります。
Sさん:中々カッコ良い仕上がりですね。こんなに尖がったラバー・ソウルは他ではちょっと聴けません。B①「What Goes On」でもリンゴの歌よりもギターに耳がいっちゃいます。
私:ギターのキレがハンパないですね。
Sさん:B④「In My Life」のトップ・シンバルの音が良いですね。全体的に高域寄りかな。
私:でも低いところもちゃんと出てるから聴けるんですよね。
Sさん:B⑥「If I Needed Someone」のサイド・ギターの音が強すぎてリード・ギターが霞んでしまってますね。
私:B⑦「Run For Your Life」ではリード・ギターが強烈ですよ。いやはや、まったく凄いですね。
Sさん:もっと柔らかい音を想像してたので正直驚きました。とにかくめちゃくちゃロックなラバー・ソウル(笑)
私:それにしてもこのレコード、先週聴いた「Please Please Me」と比べると全く別のバンドみたいですね。2年間で凄い進化です。
Sさん:このアルバムを聴くとオリジナル曲のレベルが高すぎてビックリしますね(笑)
②フランス盤(164g)
Sさん:いいですねー、この立ち上がり。
私:音が太いですよね。独自マトでラウドカットじゃないけれど、結構デカい音です。
Sさん:これはこれで良い音ですね。
私:でも細かい音がちょっと...
Sさん:このA③「You Won't See Me」、ベースの音が消えちゃってますよ。
私:A①「Drive My Car」では “中々やるなぁ...” と思ったんですけどね。
Sさん:どこにフォーカス当ててるのかワカラン音ですね。
私:てゆうか、このA面後半どれも音がおかしくないですか? A⑦「Michelle」なんて音がビリついてますよ。
Sさん:曲間のサーフェス・ノイズが変でしたね。多分盤面に古いレコードスプレーか何かの油分がこびりついてるんやと思います。
私:私はてっきり盤質が悪いんやと思って諦めてました。帰って中性洗剤で洗ってみます。とりあえずB面いきましょか。
Sさん:B面はキレイですね。UKの音とは違うけれど、フランス的な情緒のある音に仕上がってます。ちゃんとヴォーカルに焦点を合わせてるのがわかりますね。
私:このB②「Girl」なんかめっちゃ雰囲気ありますもんね。
Sさん:激しさはないですけど聴いてて気持ちの良い音ですね。
私:きちんと聴きどころは押さえてる感じがします。
【追記】帰ってから中性洗剤でしっかり洗ったら、A面の音はかなりマシになりました(^o^)丿
③イタリア盤(145g)
Sさん:これも独自マトですね。レーベルはブラック・パーロフォンかぁ...
私:結構荒っぽい音ですね(笑)
Sさん:ちょっとピッチが速いかな...
私:さすがイタリア、細かいことは気にしない(笑)
Sさん:このA④「Nowhere Man」、ヴォーカルはよく聞こえるんですがギターの音が弱いですね。
私:B面はA面よりもエエですね。B①「What Goes On」なんてもうノリノリですよ。
Sさん:でもこのB③「I'm Looking Through You」はちょっと激しすぎませんか? 前のめりな感じがします。
私:はい、これはちょっとやりすぎですね。B⑤「Wait」も結構ヤバいですよ。
Sさん:B⑦「Run For Your Life」も聞こえ方が変ですよね。この曲でギターよりもベースがブンブン唸ってるのって...
私:ヘドバンできそうな勢いですね(笑) UK盤を凌駕したイタリア盤「Help!」は一体何だったんでしょうね? 確変やったんかな?
Sさん:もう一度A④「Nowhere Man」聴いてみましょうか... う~ん、やっぱり変ですよ。ジョンの声だけがやたらと響いてコーラスが抑えられてますもんね。
私:この曲って “メイン・ヴォーカルとそれを支えるコーラス” っていう構図が聴きどころなのに、それが台なしですよ。エンジニアの感性を疑っちゃいますね。
Sさん:UKオリジナル盤を遥かに凌ぐ「Help!」を作り上げた後で、オリジナルとここまで違う変てこりんな「Rubber Soul」を作ってしまうイタリア人ってある意味凄いなーと思いますね、逆に(笑)
私:イタリア人の “俺たち” 症候群はフェラーリだけやなかったんやな... (つづく)
①ブラジル盤(147g)
Sさん:これはいきなり凄い音ですね。スネアの音の抜けがすごく良いです。
私:クリアーですよね。ベースも頑張ってますし。縁の下の力持ちという感じです。
Sさん:メリハリがあって、結構激しい音になってます。タンバリンやマラカスが引っ込んでギターが前に出てる。非常にロックっぽい音ですね。
私:他の国の盤とは印象が違いますね。とにかくギターの音が耳に残ります。
Sさん:中々カッコ良い仕上がりですね。こんなに尖がったラバー・ソウルは他ではちょっと聴けません。B①「What Goes On」でもリンゴの歌よりもギターに耳がいっちゃいます。
私:ギターのキレがハンパないですね。
Sさん:B④「In My Life」のトップ・シンバルの音が良いですね。全体的に高域寄りかな。
私:でも低いところもちゃんと出てるから聴けるんですよね。
Sさん:B⑥「If I Needed Someone」のサイド・ギターの音が強すぎてリード・ギターが霞んでしまってますね。
私:B⑦「Run For Your Life」ではリード・ギターが強烈ですよ。いやはや、まったく凄いですね。
Sさん:もっと柔らかい音を想像してたので正直驚きました。とにかくめちゃくちゃロックなラバー・ソウル(笑)
私:それにしてもこのレコード、先週聴いた「Please Please Me」と比べると全く別のバンドみたいですね。2年間で凄い進化です。
Sさん:このアルバムを聴くとオリジナル曲のレベルが高すぎてビックリしますね(笑)
②フランス盤(164g)
Sさん:いいですねー、この立ち上がり。
私:音が太いですよね。独自マトでラウドカットじゃないけれど、結構デカい音です。
Sさん:これはこれで良い音ですね。
私:でも細かい音がちょっと...
Sさん:このA③「You Won't See Me」、ベースの音が消えちゃってますよ。
私:A①「Drive My Car」では “中々やるなぁ...” と思ったんですけどね。
Sさん:どこにフォーカス当ててるのかワカラン音ですね。
私:てゆうか、このA面後半どれも音がおかしくないですか? A⑦「Michelle」なんて音がビリついてますよ。
Sさん:曲間のサーフェス・ノイズが変でしたね。多分盤面に古いレコードスプレーか何かの油分がこびりついてるんやと思います。
私:私はてっきり盤質が悪いんやと思って諦めてました。帰って中性洗剤で洗ってみます。とりあえずB面いきましょか。
Sさん:B面はキレイですね。UKの音とは違うけれど、フランス的な情緒のある音に仕上がってます。ちゃんとヴォーカルに焦点を合わせてるのがわかりますね。
私:このB②「Girl」なんかめっちゃ雰囲気ありますもんね。
Sさん:激しさはないですけど聴いてて気持ちの良い音ですね。
私:きちんと聴きどころは押さえてる感じがします。
【追記】帰ってから中性洗剤でしっかり洗ったら、A面の音はかなりマシになりました(^o^)丿
③イタリア盤(145g)
Sさん:これも独自マトですね。レーベルはブラック・パーロフォンかぁ...
私:結構荒っぽい音ですね(笑)
Sさん:ちょっとピッチが速いかな...
私:さすがイタリア、細かいことは気にしない(笑)
Sさん:このA④「Nowhere Man」、ヴォーカルはよく聞こえるんですがギターの音が弱いですね。
私:B面はA面よりもエエですね。B①「What Goes On」なんてもうノリノリですよ。
Sさん:でもこのB③「I'm Looking Through You」はちょっと激しすぎませんか? 前のめりな感じがします。
私:はい、これはちょっとやりすぎですね。B⑤「Wait」も結構ヤバいですよ。
Sさん:B⑦「Run For Your Life」も聞こえ方が変ですよね。この曲でギターよりもベースがブンブン唸ってるのって...
私:ヘドバンできそうな勢いですね(笑) UK盤を凌駕したイタリア盤「Help!」は一体何だったんでしょうね? 確変やったんかな?
Sさん:もう一度A④「Nowhere Man」聴いてみましょうか... う~ん、やっぱり変ですよ。ジョンの声だけがやたらと響いてコーラスが抑えられてますもんね。
私:この曲って “メイン・ヴォーカルとそれを支えるコーラス” っていう構図が聴きどころなのに、それが台なしですよ。エンジニアの感性を疑っちゃいますね。
Sさん:UKオリジナル盤を遥かに凌ぐ「Help!」を作り上げた後で、オリジナルとここまで違う変てこりんな「Rubber Soul」を作ってしまうイタリア人ってある意味凄いなーと思いますね、逆に(笑)
私:イタリア人の “俺たち” 症候群はフェラーリだけやなかったんやな... (つづく)