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shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

イナバサラスの神戸ライヴ、最高に楽しかった\(^o^)/

2025-03-18 | B'z
 待ちに待ったイナサラ・ライヴの日曜日、朝目が覚めると外が妙に明るい。前日の極寒大雨、更に当日の雨予報が頭にあったので、冷たい雨が降りしきる中を神戸まで行く覚悟を決めていた私は狐につままれたような感じ。アメダスを見ると午後の神戸はヤバそうだが、とりあえず電車に乗ってしまえばこっちのものだ。物販で長時間並ぶのを想定して朝っぱらからユンケル投入し、予定通り10時すぎに自宅を出たが、電車が難波を過ぎて地上に出ると空は暗く、神戸に近づくほど雨が強くなってくる。ポートライナーに乗るのは初めてだが、ラッキーなことにイナサラTシャツを着たファンを見つけたので彼女らについていき、無事市民広場駅に到着。しかしここではぐれた私は改札口を出て左へ行くべき所を右へ行ってしまうという痛恨のミスを犯してしまい、途中で間違いに気づいて慌てて来た道を戻って何とか会場に辿り着くも、物販の列はホールをぐるっと3/4周して隣の建物の端まで続いており、最後尾に並んだ時は12時半を過ぎていた。後で知ったが、雨のためにグッズ販売開始時刻を2時間早めたらしい。
 こんなに長い列はポールのナゴヤドーム以来だが、悪いことに今回は雨が降ってるし、しかもめちゃくちゃ寒い。まぁこれは予想していたことなので、私は心頭を滅却してイヤホンでイナサラの音楽を聴きながらただひたすら時が過ぎるのを待った。そして並ぶこと約1時間、ようやくグッズ売り場に辿り着き、自分の番が回ってきたので売り子のお姉さんにグッズ一覧表を指さして「メモリアルプレートと...」と言おうとしたまさにその瞬間、横から別のお姉さんが「メモリアルプレート売り切れましたっ!」の無慈悲な一言と共に一覧表にSOLD OUT シールを貼っていったのだ。えっ、何それ? それってつまりさっきのタイムロスがなかったら余裕で買えてたってことやん... 当日の日付と会場名が入ったプレートが欲しかった私は自分の凡ミスを悔やんだが、済んでしまったことは仕方がない。とりあえずキャップとバッグとタオルを購入し、気を取り直してガチャガチャへと向かう。しかし悪いことは重なるもので、行ってみると既にガチャは終了していた(>_<)  まだ14時過ぎやっちゅーのにもう終わりかい? ということで楽しみにしていたB’zガチャ初トライは次回にお預けとなった。
      
 このようにグッズ購入は思い通りにはいかなかったが、まぁそんなもんは後からメルカリで買えばどうにでもなる。何よりも大事なのは “生イナサラ” を目一杯楽しむことなのだ。ライヴ本番に備えて英気を養おうと思ってとりあえず雨と寒さを凌ぐために一旦駅へと戻ろうと歩いていたその時、駐車場に停めてあった1台の車に目が留まった。B’zの痛車だ... それも筋金入りの... ナンバーはもちろん178(稲葉)である。それにしてもこれは凄い、いや、凄すぎる! オーナーのお兄さんは気さくな方で、「写真撮ってもいいですか?」と訊くとニコニコしながら「どうぞ、遠慮なく」と仰って下さった。凄いモンが見れてさっきのショックはすっかり消し飛んでしまった(←単純)のだが、それにしてもこれ↓、ホンマに凄いでしょ?
      
       
 駅に戻ってスマホを見るとラッキーなことにF1オーストラリアGPをストリーミングでやっていたのでそれを見て時間をつぶしながら開場時間を待つ。そうこうしているうちに15時半を過ぎたので再び会場に向かうが、やはり雨は強い。びしょ濡れになりながら入場ゲートに入るが、周りはみんな電子チケットとやらでスマホを用意していて、紙チケットの私は不安になったが、事前にやいやい言われていた本人確認もなく普通に入場できて一安心だ。
 座席は「スタンド Iブロック 12列」ということで、行ってみるとめちゃくちゃステージがよく見える席で大喜び\(^o^)/ 私は前が見づらいアリーナ席よりも視界を遮るものが何もないスタンド席の方が好きなのだ。ちょうど去年行ったクイーンの京セラドーム公演の時と似たような位置・アングルだが、会場の規模が全然違うのでステージまでの距離は今回の方が遥かに近く、今までテレビでしか見たことがなかった稲葉さんをこんな近距離から生で観れると思うともうそれだけでテンションが爆上がりしてしまう。このワクワクドキドキ感は priceless だ。
      
 席に着いたのは16時を回った頃だったが、外が寒いせいか席は既にかなり埋まっている。BGMにポリスの「Bring On The Night」やカーズの「Good Times Roll」といった70年代後半のニュー・ウェイヴ・ロック(←懐かしいな、この言葉)が流れていて耳に心地良い。瞬く間に時間が過ぎ、開演時刻の17時を少し回って場内の照明が暗くなり、白いスクリーン越しにメンバーがステージに歩いて登場してくるシルエットが浮かび上がると凄まじい歓声が上がる。
【ここから先はネタバレ注意です。尚、写真撮影厳禁のため、今回はデジカメ撮影なしで、とにかく歌って踊って腕振り上げまくってライヴを100%体感することにしました。】

 セットリストは「Chubby Groove」から5曲、「Maximum Huavo」から7曲、「Atomic Chihuahua」から6曲、そして稲葉さんのソロから2曲の全20曲で、アッパーなダンス・ナンバーとじっくり聴かせるスロー・ナンバーの配列など、実によく考えられてバランスのとれた構成になっている。最新作の中でも突き抜けたグルーヴで聴く者を圧倒するイケイケ・ナンバー「Burning Love」でライヴがスタートするや否や場内のヴォルテージは一気にMAXへ! 間髪を入れず「U」や「OVERDRIVE」といったアップテンポの曲で一気に畳み掛け、会場全体が大沸騰する感じで、ライヴの熱気がとにかくヤバい。私は「U」(←まだ2曲目!)で早くも長袖シャツを脱ぎ捨て半袖Tシャツ1枚になって踊り狂ってしまったが(笑)、B'zとはまた違ったノリ、グルーヴでグイグイ押してくるイナサラ独特のライヴ感が楽しすぎてたまらない(≧▽≦) 
 稲葉さんは絶好調そのもので声の伸びがハンパなかったし、若い頃より低音がハッキリ出てる感じで、より深みのあるヴォーカルを聞かせてくれた。しかもあのハスキーな歌声に加えて、とても還暦とは思えない腰の振りやステップが超絶カッコ良くて(←あの “やんちゃな膝小僧” はエルヴィスと稲葉さんだけの専売特許だ...)、男の自分でも惚れてしまいそうなくらい(笑)だから、そりゃあ女性ファンは悶絶必至でしょうな。更に「マイミライ」では台に腰かけて足をぶらぶらさせながら歌ったり、「Demolition Girl」PVで着てたようなチャラいOP衣装も後半のデニムonデニムもめちゃくちゃキマッてたりで、サングラスを外す瞬間とか、さりげなくへそを出す仕草とか、まさに “カリスマ降臨” という感じで、お世辞抜きで私がこれまでの人生で見てきた中で一番カッコいい人だと思う。
 若い頃の稲葉さんはテレビに出ても “喋りは苦手!” っていうのが画面越しに伝わってきたものだったが、年齢を重ねるにつれて喋りも上達し、ユーモアのセンス全開で我々ファンを楽しませてくれる。この日のライヴでもMCで「この会場は40周年だそうですよ。我々と同じくビンテージで...」と軽く笑いを取ったまではよかったものの、「えっと、ここ、神戸国際...」と言い間違えて客から「違ーう!」と言われ「え? 神戸... え?」と会場の名前をすっかりド忘れし、客席のあちこちから「神戸ワールド!」と言う声が飛び交うと、いつもの神妙なトーンで「あの... 喋るのひとりだけでお願いします」と返したのには会場中が大爆笑。挙句の果てに「神戸ワールド記念センター?」と盛大に間違えるというお茶目っぷりを発揮し、「ああ、分かりました」「言葉の言い間違いと愛情は別ですから」 「24時間のうち23時間は覚えてるんですけどね」(←ほんまかいな?)という言い訳で終わったのがめっちゃおもろかった。
 他にもライヴが終わった後、客席に向かってまるで豆まきみたいな感じでピックを投げまくってるサラスに向かって「節分じゃないんだから」とツッコミを入れたりとか、メンバー紹介時に「ベースのアルマンドとドラムのマットの2人は新幹線での移動中うるさいと叱られてました」といじったりとか、とにかく喋りの方も絶好調で、稲葉さんって歌が上手くてカッコ良いだけでなくて本当に人間的な魅力に溢れる人だなぁと改めて実感した。
 バンドの演奏も最高で、これまで体験してきた数々のロック・コンサートとはまた違った強烈なグルーヴが快感そのもの。稲葉さんもサラスも他のメンバーもめっちゃ弾けてて(←サラスあんまり喋ってへんのに最後声かすれてガラガラやったけど大丈夫かいな...)、鉄壁と言えるリズム隊が生み出す圧倒的なノリがオーディエンスを煽りまくり、ミラーボールに煌びやかな光線を照射してホール全体を幻想的に演出するステージ照明との相乗効果で、神戸ワールド記念センター(笑)がまるで巨大なダンスクラブと化したかのようだ。私も約2時間立ちっぱなしでずーっと揺れ続け、踊り続けたので筋肉痛がハンパないが、心地良い痛みと言うべきか、とにかく “グルーヴィー” ってこーゆーことなんやなと身体で体感できたし、めっちゃ陽気でファンキーなんやけど、「IRODORI」や「Everywhere」などのミディアム調のナンバーではどこか温かくて優しい感じもする、そんな感じの素敵なライヴだった。
      
 この2日間、月・火と連続で有給を取って(←仕事なんかアホらしゅーてやってられんわ!)、今も幸せ一杯の余韻に浸りながらこのライヴ・レポートを書いているが、良いライヴに行くと何ていうか得体のしれない生命力がわいてきて、確実に寿命が延びたかのような、そんな気になってくる。イナサラ・ライヴにこれから参加される方、期待しまくって下さい! 参加するか迷っている方、行かないと一生後悔すると思いますよ。私も出来ることなら何度でも観たい! 週末のライヴ・ビューイング行こうかな...
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