shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に面白カヴァー、60s~80sポップス、ジャズヴォーカル、イエイエに昭和歌謡と、音楽バカ一代のブログです

「ヘイ・ジュード」各国盤LP聴き比べ②

2016-09-24 | Beatles
 「ヘイ・ジュード」聴き比べ・パート2は前回のパート1とは比べ物にならないくらいレベルの高い盤を2枚ご紹介。どちらも独自の音作りで楽しませてくれる高音質盤だ。

⑤デンマーク盤(SW-385)
 「ヘイ・ジュード」 EMI 1ボックス・ロゴの偽物盤(笑)の2タコに懲りた私はシルバー/ブラック・レーベル系の盤をキッパリ諦め、ダーク・グリーン・アップル・レーベル狙いへと方向転換。日夜eBayをくまなくチェックし続けてついに見つけたのがこのデンマーク盤だ。デンマークと聞いて頭に浮かぶのはオルトフォン・カートリッジとエスキモー・カヴァーぐらいでレコードの音の良し悪しについては何の予備知識も無かったが、私にとってはUK盤と同じダーク・グリーン・アップル・レーベルというだけで安心感があった。しかもカタログ№こそSW-385とUS系だが(←ジャケットも何故かUS製...)、マトリクスはUKの輸出仕様であるYEEXが使われているし、レーベル表記にもUK 2ndプレスと同じ誤植(Paper Back Writer)があるしということで、“これで音が悪かろうはずがない” と考え、£18で即決購入した。
 はるばる北欧の地から届いた盤は、“デンマークやから北欧系の透明感溢れる繊細な音なんかな?”という私の予想とは正反対の、非常にメリハリのある骨太サウンドで、特にB①「ヘイ・ジュード」でベースがズンズン響くのにはビックリ...(゜o゜)  ベース音のこの深~い響きは他の盤ではちょっと聞けない類のもので、これだけでも “買って良かったぁ(^o^)丿” と思ってしまう。続くB②「オールド・ブラウン・シュー」でもギター、ベース、ドラムスが一致団結して襲いかかってくる感じが痛快そのもので、ハッキリ言ってジョージのヴォーカルよりも遥かに目立っている(笑) とにかくどの曲もまるでビートルズの4人がユンケルでも飲んで演奏してるんちゃうかと思いたくなるようなパワフルな音作りで、“デンマーク・プレス恐るべし” を痛感させられた。ロック・スピリット溢れる「ヘイ・ジュード」... これは本当に凄い(≧▽≦)

⑥ニュージーランド盤(CPCS-106)
 ビートルズの各国盤ガイド本「アナログ・ミステリー・ツアー」で湯浅学氏が激賞していたのがこのNZ盤だ。一体どんな音なのかと前々から興味があって、たまたま MusicStackに $18で出ていたのでモノは試しと買ってみたのだが、なるほど確かに全体域にわたってバランスのとれた素晴らしいサウンドだ。マトはYEEX 150-1/151-1でUK盤と同じマザーを使っているとのことだが、盤自体が非常に分厚く UK盤よりも20gも重い165gもあるせいか(←手持ちの「ヘイ・ジュード」アルバムの中で一番重い...)ミッドレンジの充実ぶりが特筆モノ。ヴォーカルがググッと前へせり出してくるような感じがめっちゃ気持ち良く、“やっぱり歌モノは中域やな...” との思いを強くした次第。特にB③「ドント・レット・ミー・ダウン」のジョンの歌声に薫る男の色気にはゾクゾクさせられるし、まるでクスリの質が上がったかのような(笑)A④「レイン」の清々しいトリップ感もたまらんたまらん(≧▽≦)  興味本位で買ったこのNZ盤だが、聴いてビックリのハイ・クオリティー。送料込み3,000円でこれだけの音が楽しめるのだからコスパは抜群に高いと思う。