shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Out There Tour 2013 ~Just Like I Need You~ / Paul McCartney

2013-12-11 | Paul McCartney
 今日もポール大阪公演のブート盤を取り上げる。大阪2日目は自分が観に行ったこともあって思い入れもハンパなく、前回アップした「Osaka Second Night」ですっかり味をしめた私は “今回のアウト・ゼア・ジャパン・ツアーの思い出になる音源、映像を徹底的にいったれ!” とばかりにネットで情報収集し、高音質ブート盤CD やら DVD やらを買いまくっているのだ。私は昔あるレコード店のご主人から “shiotch7さんの通った後はぺんぺん草も生えてへん焼け野原状態ですね” と笑われたことがあるぐらい一旦マニア魂に火がつくと歯止めが効かなくなる性格なのでこれまでブートレッグにだけは手を出さないように自制してきたつもりだが、ついに魔界に墜ちてしまったようだ(笑)
 私がチェックしているブート・ショップはいくつかあるが、情報収集に一番役に立つのが JUNK HEADZ というお店の HP である。ここの値付けは他店より2~3割高いので絶対に買うことはないが(笑) 情報の速さと量の多さはピカイチなので、まずここのHPを見て狙いを付けた盤をネット検索し、一番安いお店で買うことにしている。ちょうど家電量販店で現物を見てから価格コムで最安ショップを探してそこで買うようなものだ。
 試しにここで今回のポール日本公演関係のアイテムを数えてみたら何と24種類もあった。メーカー・インフォを読むとどれもこれも自画自賛の嵐(←当たり前)で笑ってしまうが、その中からお目当ての盤を見つけるにはそれなりの知識と経験でもって行間を読まねばならない。あれやこれやと散々迷った挙句、私が選んだのが Sylph というレーベルから出ている「Just Like I Need You」というタイトルの商品で、 “アリーナ最前ブロックから収録されたオリジナルマスターを使用し、ポールのヴォーカルやバンド演奏もリアルなのはもちろんのこと、他では味わえないリッチで厚みのある低域が気持ちいいダイナミックなライヴサウンドを再現! アコースティックセットで生じる音量レベルの調整などの丁寧なマスターリングも施された、ライヴの熱気がダイレクトに伝わる超エクセレントな逸品!” とのこと。プレス盤でないのが惜しまれるが、ネット上の口コミによるとこのレーベルは高音質で評判らしい。
 当然 CD-Rに 4,000円も払う気はないのでヤフオクで探すとちょうどタイミング良く1枚出ていたので即ウォッチ、ネットでの高評価とは裏腹に -R盤ということで敬遠されてるのか、結局ショップのほぼ半値の2,180円でゲット出来た。同時期に出ていた Lighthouse 製の「Out There In Osaka First Night」なんてプレス盤で200枚限定ナンバー入り(←これってあんまり意味ないと思うけど...)のせいか5,000円近くまで高騰する修羅場オークションになっていたことを考えればめっちゃ得した気分だ。出来るだけ良いモノを安く買いたい私としては何と言ってもコスパが最優先なんである。
 届いたCD-R の音は口コミ通りの素晴らしさで、凡百のオーディエンス録音盤とは激しく一線を画すダイナミックなサウンドがめっちゃ気持ちイイ(^o^)丿 少し音をいじり過ぎの感が無きにしも非ずだが、とにかくまるでカブリつきで聴いているかのようなド迫力で、アンプのヴォリュームを通常レベルより更に上げていくとアルテック・ヴァレンシアの38cmウーハーが生み出す重低音が音の塊となってドドーッと押し寄せ、リスニング・ルームが京セラドーム最前列に早変わり(^o^)丿 躍動感溢れる「オブラディ・オブラダ」を聴けば誰でも一緒に歌いたくなるだろうし、「死ぬのは奴らだ」の爆音なんかもう腰を抜かしそうになるぐらい凄まじい。ジャズで言えばルディ・ヴァン・ゲルダーが録ったような迫力満点のサウンドに仕上がっており、聴いていて楽しいことこの上ない。10段階評価なら文句なしに9点あげたい高音質録音盤だ。敢えてマイナスポイントを挙げれば、「オール・マイ・ラヴィング」の1分44秒あたりで音が僅かに揺れる(?)ような箇所があるのと、曲と曲の間で近くの男性オーディエンスのチャットがウザい箇所が2,3あることぐらいか。低い声でボソボソ喋られるとかえって気になるんよね。男のおしゃべりは嫌われるでぇ...<`ヘ´> 
 とにかくポールの大阪弁のMCを聴いてるとあの日の感動がリアルに蘇ってきてたまらんたまらん(≧▽≦)  聞くところによると、東京ドームが真っ赤に染まった最終日の東京公演を来春スカパーで放送するらしいので、そちらの方もめっちゃ楽しみ...(^.^)  ポールは帰っちゃったけど、私のポール後夜祭はまだまだ続きそうだ。

※その後 Sylph の大阪初日と福岡も入手したが、どちらも周りのオーディエンスの奇声を結構拾っている(特に福岡が酷い...)ので要注意。Sylph を買うならこの大阪2日目がオススメです。 (12.23追記)

All My Loving (Sylph盤)

Ob-La-Di, Ob-La-Da (Sylph盤)

Live And Let Die (Sylph盤)
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