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米兵の遅い逮捕

2008-04-04 04:48:08 | Peace Cafe
やっと、殺人を犯したアメリカ兵が逮捕された。念には念を入れていたようで、サイパンでぐずぐずしている三浦被告を考えれば、外国というものの主権は、はがゆいばかりだ。それにしてもアメリカ軍は犯罪を繰り返す。徹底した教育など、沖縄の暴行事件の後の米軍の言い訳に過ぎない、全く効果がない。神奈川でのアメリカ兵の殺人事件はこの前もあった。そもそも教育でどうにかなるような事なら、殺人事件など繰り返しおきるわけがない。米軍の内部が、精神的に全く統制の取れない、収拾のつかない状態と、考えざる得ない。アメリカ軍の世界での置かれた立場を考えると、当然の事かもしれない。今度のアメリカ兵はナイジェリア人らしい。米軍というものが良くわからない。何故外国人の兵隊がいるのだろう。アメリカ国籍をとるために、米軍に志願するというのを聞くが、そう言う事だろうか。もしそうなら、米軍内部でのストレスがさらに高いはずだ。軍に所属する目的が、単純に打算ということなら。

逮捕までこれほど時間が掛かった背景はなんだろう。3月8日に脱走。これも全く神奈川県警には連絡もない。19日に殺人を起こす。22日に米軍に逮捕。普通なら、クレジットカードが見つかっているのだから、事件3日後、米軍が脱走はんとして逮捕した時点ですぐ、日本の警察に身柄を移すべきだろう。何度もアメリカ側は、日本からの要請があった時点で、日本の警察の事情聴取を受けると、発言していた。にもかかわらず、今日まで2週間それがされなかったと言う事は、つまり、日本の警察が、身柄引き渡しの要請を、ためらっていたと言う事だろうか。これも日本を守っていただいている、アメリカ軍への思いやりか。何という及び腰の、生ぬるい事か。これでは基地周辺では安心して暮せないという事だ。何しろ訓練している兵隊だ。銃器も当然手にしているだろう。それが、頻繁に犯罪を犯すのだ。こんな狼藉が繰り返されていて、何の手も打てない、せいぜい、再教育。こんな米軍に何故居てもらわなくてはならないのか。

アメリカの、特にブッシュ政権の世界で犯した失敗の数々、イラク、パキスタン、アフガン、イラン、イスラエル、北朝鮮、ポーランド。何処でも何をやっても上手くゆかない。これが米軍内部の空気を悪くしていないか。何処へ行っても、嫌われ者。アメリカ兵にしてみれば、その国の為に命をかけて、戦っているつもりだ。にもかかわらず、早く帰れの声が大きい。こんな状況下でおかしくなるのも、ある意味し方がないことかもしれない。経済も貧困層には相当厳しくなっているようだ。兵隊の多くは貧困層出身者で占められているという。イラクでは開戦以来、4000人を越えるアメリカ正規兵が死亡している。しかも解決どころか、泥沼化の様相だ。ベトナム戦争末期を思わせる状態だろう。あの時は、米兵の麻薬汚染が随分といわれた。

神奈川県も基地の県だ。米兵の数は多い。アメリカ兵は又犯罪を起こす。そんな目で見て、そんな対応をしなければならないと言う事が、すでにお互いにつらい。自衛隊員が犯罪を犯した場合とは又意味が違う。外国の軍隊に国防を依存する状態。これは、自衛隊を強化して対応。あるいは軍事的防衛を排除する対応。いずれ意見は対極的に分かれるだろうが、何時までもアメリカ依存は、止めるべきだ。こういう基本となるところに嘘がある国家。これが60年を越えて続いている国家。これは歴史上に見れば、占領下の属国以外の何物でない。要領よくアメリカ依存で、来た結果、日本の経済的生活水準は高くなった。軍事強化するにしても、平和外交を強化するにしても(私はこの考えだが)、経済的困難は高まるだろう。それでも、やるべきことをやらないままいる事が、日本人の在り方を駄目にしているような気がするのだが。
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