中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

南スーダンの「状況は落ち着いている」だって?!!

2016年12月02日 22時08分12秒 | 活動日誌

今月号の「デイズ・ジャパン」が届いた。特集「南スーダンに行く自衛隊」。

南スーダンの歴史や、現状をつぶさに映し出しています。ぜひ皆さんに見てほしいと思った。

 

私はこのフォトグラフの長い愛読者です。発行人は広河隆一さん、真実から目をそらさず、現実をありのままに報道するフォトグラフは、もうこれ以外ないのではないか。ライフでさえ発行が不可能になった。

 

そうそう、話はそれますが、ベトナム・ホーチミンの戦争博物館には、ライフの写真がたくさん展示してありました。

 

広河隆一さんは、フォトジャーナリストの精神を貫いている人だなあと、私は思っています。

 

つまり、今までもそういうフォト雑誌がほとんどなかった、ということでしょうか。西側に売れない写真は撮らないで、核心には触れずに撤退するカメラマンが多いとか・・・・・

 

この雑誌が続いているのは、世界中の心あるカメラマンが、格安で写真を提供してくれるからだそうです。しかし、常に厳しい状態で支援金も募っています。私は、たった800円でこれだけの内容を!と感嘆しており、応援しているのです。

 

その雑誌が、今回「南スーダン」を特集しました。

 

稲田防衛大臣は10月8日、ジュバを訪れ「状況は落ち着いている」とうそぶきました。その2か月前にジュバで大激戦があり、住民を巻き込んで270人が死亡しているのにです。

 

安倍総理、稲田防衛大臣の答弁をきいていると、この人たちの体には血が流れているのか、と思う。

 

「デイズ・ジャパン」をみて、さらにさらに、空恐ろしさが大きくなり危機感が迫りました。

 

PKOではなくて日本らしい支援ができないのか。400万人以上の人が極度な飢餓状態に置かれているというのに。

コメント
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