蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

企業が「帝国化」する

2014年08月15日 | 本の感想
企業が「帝国化」する (松井博 アスキー新書)

著者は、アップル、グーグル、マイクロソフト、エクソンなどの企業は「帝国」化しているという。

著者による「帝国」の定義は次のとおり。
①ビジネスの在り方を変えてしまう(ような企業)
②顧客を「餌付け」する協力な仕組みを持つ(ような企業)
③業界の食物連鎖の頂点に君臨し、巨大な影響力をもつ(ような企業)
この定義からは、単に市場を独占的に支配している大企業、くらいのイメージしかわかず、多くの人が持っている「帝国」のイメージ(帝国主義の定義から連想するもの)とは結びつかないと思う。

本書の結論として、「帝国」のような少数の強大な企業が支配する世界で生きていくための対策を述べているが、あまりにもありきたりな内容でがっかりした。
(読んだのは2013年9月頃)


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