あるきメデス

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新春の荒幡富士から鳩峯八幡神社へ(埼玉・所沢)

2022-01-05 17:30:45 | 所沢だより
 2022年1月3日(月)

 新春3日目の今日も快晴なので、富士山が眺められるのではないかと期待して、郷土の
ミニ富士山、荒幡富士(あらはたふじ)に行くことにした。
 
 やや出遅れて10時30分に自宅を出た。県道4号・東京所沢線バイパスの梨子の木戸
(なしのきど)交差点から南へと下り、まずは岩崎弁在天に参拝する。




 弁天池には、全面ではないが氷が張っていた。


 その先で県道55号・所沢武蔵村山立川線を横断し、西武狭山線の下山口駅東側の踏切
を越えて、水の少ない柳瀬川の橋を渡る。
     


 さらに南進して茶畑の南側から、標識に従い住宅横の細い遊歩道を前方の稜線に向かっ
て上がる。
     

          

 
 途中から「やすらぎの森」の迂回路へ。雑木林の中を緩やかに上がる途中、右手に休憩
舎が設けられていた。
     



     
      さらに常緑広葉樹や落葉樹の間を進み、稜線上にある西広場の三差路へ。
          


 ここにも休憩舎があり、休憩中の市民も見える。


     
 左折して東に向かうとすぐ先、北東側に屋根も草に覆われた「狭山丘陵いきものふれあ
いの里センター」が望まれるが、この写真↓を見ても建物とは認識し難いかもしれない。

 センター内には狭山丘陵の自然に関わる展示があり、周辺は「荒幡富士市民の森」と呼
ぶ所沢市の特別緑地保存地区で、コナラやアカマツを主とする樹林になっている。



 その南側が荒幡富士である。

 荒幡富士は、明治17(1884)年から15年かけて、当時の荒幡村の住民達を中心
に造った人工の小富士で、富士塚としては最大級という。


 登山路は北側からで、鳥居をくぐり猿田彦大神を祭る小さい祠(ほこら)の横から石段
が続き、1合目ごとに折り返すジグザグの登山路になっていて、山頂まで1分足らずで登
頂できる。
     
 
   山頂には石の祠(ほこら)が祭られて、周囲360度の展望が得られる。
     
 
 期待した富士山には、少しだが雲がかかっているのが残念。もう少し早く来れば良かっ
たかもしれない。



 富士山の右手には、埼玉西武ライオンズのホームグラウンド「メットライフドーム」の
上部が。そして富士山の左手には丹沢の山並みが。



 東方の木々の間からは、都心の高層ビル群が建ち並ぶ様子もうかがえる。


 北側眼下は浅間神社。



 その背後には、西武池袋線の小手指駅周辺や地元山口地区などの家並みが望まれる。


 荒幡富士から下山して山麓の浅間神社に参拝し、新型コロナウィルス感染しないよう、
あわせて健康や災害の少ないことなど祈願した。



 北東側から荒幡富士を振り返り、そばの鳥居をくぐり東に延びる稜線上の遊歩道へ。
     

          
 北側谷間の斜面に2本のミカンの木があり、たくさん実が付いていた。その西側には豊
富な木々に囲まれ、所沢市内と思えぬ民家が見下ろせる。


 少し道が左カーブする辺り、荒幡小の校庭の向こうには、これから進もうとする鳩峯公
園の一角にある市の浄水場のタンクが。



 荒幡小の北側に回り込むと、北斜面一帯が展望のよい芝生地になっている「ドレミファ
の丘公園」である。

 北西方向には、奥武蔵の山並みや日本二百名山のひとつで秩父のシンボル、武甲山↓
(ぶこうざん・1304m)などのスカイラインが。


 北側は地元山口の住宅地など。高層ビル2棟は小手指駅前のマンション。


 公園の東側からふり返るドレミファの丘公園



 荒幡小の東側、住宅地の間を下る途中の畑に、花キャベツがたくさん並んでいた。




 東側の市道に出て、そばの光蔵寺に入る。



 本堂に参拝後、山門近くに並ぶ「所沢七福神」の寿老人と「聞くぞう地蔵尊」にも手を
合わせた。
     

          

     
      山門の内側、反対側のロウバイはかなり花開いている。
              

 市道の反対側の坂道を上がり、先ほど見えた市の上水道タンクの北側から、稜線上に東
に延びる鳩峯公園に入る。
          

     
 少し進むと、狭山丘陵の豊かな自然環境保全のためのナショナルトラスト運動「トトロ
のふるさと基金」が取得した「トトロの森2号地」があり、そばのベンチでご夫妻が昼食
をされていた。
          

 近くには、「ナショナル・トラスト運動」の説明パネルも。


    
 間もなく、樹林帯の東端近くに祭られた久米水天宮に背後から下り、拝殿に参拝する。

 水天宮は、壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなった安徳天皇を祭る宮。安産や商売繁栄など
に御利益があるようで、2日後の1月5日(火)は初水天宮の祭礼で、だるま市が開催さ
れて多くの参拝者が訪れることで知られている。

 拝殿に並んでいるのは、昨年のだるまなのだろうか・・・


      北側の石段を上がると、鳩峰八幡神社境内である。
          

 鳩峰八幡神社は、京都の石清水(いわしみず)八幡宮を分祀して延喜21(921)年
に創建した古社のよう。

 新田義貞が鎌倉幕府を攻めた元弘3(1333)年には、戦勝祈願をしたとか。また、
天正19(1591)年には、徳川家康から社領5石の御朱印状を拝領しているという。
 
 本殿は、見世棚造りと呼ばれる一間社流れ造りという建築様式のよう。室町中期の建築
であることから、県の文化財になっている。

 だが、拝殿背後の本殿は覆い屋の中で、その建築様式を見ることはできない。

 拝殿の左手(南東側)には「新田義貞兜掛松 史跡」碑と、その横に枯れた松があるが、
当時の松は枯れ、その切り株に植えた何世代か後のものも枯れてしまったようだ。


   拝殿の前、北側には歌碑が立っているが、どのような歌人かは分からない。
          

    参拝を終え、東に延びる参道を進んで正面鳥居から八幡神社を後にした。
     
     
 鳥居の前から北に下る細い車道を進む。右手は富士幼稚園で、樹木に囲まれた広い運動
場があり、園児は伸び伸びと駆け回れそう。


 住宅地に下って少し東進して北に進むと、県道4号線バイパスの現在の東南端、北久米
交差点のすぐ東南側に出た。

 この先少しは、敷地は確保されているが未工事中↑で、すぐには着工しそうにない。

 こちらが北久米交差点方向、信号のあるところが交差点になる。


     
 北久米交差点から北に延びる市道を進む。柳瀬川の樋の坪(ひのつぼ)橋を渡り、所沢
高の東側を通過して所沢高入口交差点で県道4号・東京所沢線に入って北に向かう。
 
 金山町交差点近くのスーパーで少しだけの買物をして、13時51分に帰宅した。

(天気 快晴、距離 8㎞、地図 「ところざわウオーキングナビ①西エリア」(部分)、
 歩行地、所沢市、歩数 16,200
 



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