2010年3月15日(月)
四国遍路前半第25日
=高知県から愛媛県へ、40番観自在寺=
5時50分起床、6時30分からの朝食は、夕食と同じく玄関を入った正面のテー
ブルで。
大阪の人は先発し、7時7分に岡本旅館を出発した。ポチポチしていたので雨
の装備をして出たが、すぐに止んだ。
市街地外れの、国道56号交差点際にあるコンビニで弁当を購入し、遍路道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/65/8cfaf749a483168e87c25eee7cf6575a.jpg)
民家の並ぶ一角に宿毛貝塚があり、その先から上り坂となる。上がるにつれて、
昨日通過した宿毛湾などが見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ac/f4a030b7068eed894fdde715eee9f034.jpg)
山間を抜けて集落に下ると、ナノハナの花盛りでウグイスが鳴く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/eb/50a67b572912a34ff53b9cbb612efbc9.jpg)
再び山間を抜けた錦集落にも、ナノハナやプラムが花盛り。雨はしばらく大丈夫
そうなので、ポンチョを脱いだ。
高知県最後の集落、大深浦に入り、北に向かって最奥まで進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f6/184ed6a44fa1ca507a42fc15f3333e27.jpg)
田んぼではレンゲが花開き、山間にはヤマザクラがあちこちで咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/cd/ad94e77ce93fb50b65aa70832cd004b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/77/eb50d6bd4107964ff2a440c78ea856ba.jpg)
集落を抜けて文旦畑に入り、子安地蔵堂で小休止する。以前あった地蔵堂への
表示はなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/03/396ed1194a01de8cf6fbcd5d4ace9f10.jpg)
その先から、いよいよ県境の峠に向かっての上り道となる。幅広くよく踏み固め
られた道を少しずつ高度を上げる。古くは松並木があったことや、わずかに残る石
だたみの説明板があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/31/fdd8fa6e6277957cefef6e0284bf65c7.jpg)
ひとしきり上って、高知・愛媛県境の松尾峠(300m)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/6c/8f36709c89d709b477c5da7590596288.jpg)
峠には、土佐藩と宇和島藩の標石が立ち、松尾大師堂跡やトイレがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/7d/7f365ed63ba4b8bb500ae683d990b630.jpg)
この峠は、享和元年(1801)には、普通200人、多いときには300人の通行
があったという。南からの風が強まり、竹がガタガタ音をたてている。
愛媛県に入り、疑木のさくが続く緩やかで歩きやすい下り道は、いつ来ても気
持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/4e/8ded4cb9de118f24db44bef21c07b8ef.jpg)
車道に下り小山集落に入ったら、雨となりポンチョを着用する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/34/668f0964251fe224e3bd03cd02a1d814.jpg)
小山御番所跡に、当時から使われている井戸↑があり、少し先の春日神社
下に、新しいトイレが出来ていた。ここで大阪の人と、もう一人の男性を追い抜
く。古い東屋のところに、新しい松尾大師堂が出来ていた。
一本松の町並みを抜けて、県道299号を進む。札掛(ふだかけ)の先からは、
林間の遍路道となり、やがて沢沿いに出た。2つのヘヤピンカーブのところは、
以前に通過した記憶のない林間の遍路道で、ショートカットして上大道に上が
った。
満倉簡易郵便局の手前、大宮神社のそばに、愛南町で作ったらしい照明付
きのりっぱな遍路休憩所があり、トイレも水洗になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9d/fe24205388f8e4d6720f6d0199105514.jpg)
大阪と神戸、そしてもう一人の歩き遍路が、あい前後してここで休憩し、私が
昼食中に3人は先発する。
県道299号にいったん出て、再び旧道の遍路道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e3/2802c793db68a7f4917b4a1441a5cddf.jpg)
「いっぷく堂」という遍路休憩所があり、その先を下って県道に出て、間もなく
僧都川(そうずがわ)左岸沿いとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a6/3d9beca329a59b0191e9a5a6a092df3a.jpg)
以後、左岸堤防を進み、観栄橋を渡って正面突き当たりの、40番観自在寺
(かんじざいじ)に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/0b/70252bcfe58945fe7cb4fc8d9b4f1285.jpg)
本堂、大師堂↑ともに屋根下で参拝でき、納経所は本堂内にある。
国道56号に出て西へ2㎞足らずで、3度目の民宿磯屋に14時47分に着い
た。濡れた靴には新聞紙を入れ、ポンチョは外のバイクに干し、ほかのものは
部屋に干す。先着の大阪の2人のあと、入浴を済ませたのは15時半前だった。
私の部屋は、1階の食事をする部屋の隣、前回同様、床の間に大きなヒョウ
タンが飾られていた。
【コースタイム】岡本旅館7:07ーローソン7:20~26ー小深浦の池8:10ー子安
地蔵堂8:35~43ー松尾峠(高知・愛媛県境)9:30~45ー林道へ下る10:10ー
春日神社下10:36~40ー国道56号交差点11:04ー満倉の大宮神社(遍路休
憩所)(昼食)12:03~35ーとよた茶堂(休憩所)13:11~15ー40番観自在寺
13:55~14:20ー民宿磯屋14:47
(天気 曇後雨、距離 23㎞、歩行地 宿毛市、愛媛県愛南町、歩数
38,000、遍路地図 46-2、50-1図)
四国遍路前半第25日
=高知県から愛媛県へ、40番観自在寺=
5時50分起床、6時30分からの朝食は、夕食と同じく玄関を入った正面のテー
ブルで。
大阪の人は先発し、7時7分に岡本旅館を出発した。ポチポチしていたので雨
の装備をして出たが、すぐに止んだ。
市街地外れの、国道56号交差点際にあるコンビニで弁当を購入し、遍路道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/65/8cfaf749a483168e87c25eee7cf6575a.jpg)
民家の並ぶ一角に宿毛貝塚があり、その先から上り坂となる。上がるにつれて、
昨日通過した宿毛湾などが見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/ac/f4a030b7068eed894fdde715eee9f034.jpg)
山間を抜けて集落に下ると、ナノハナの花盛りでウグイスが鳴く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/eb/50a67b572912a34ff53b9cbb612efbc9.jpg)
再び山間を抜けた錦集落にも、ナノハナやプラムが花盛り。雨はしばらく大丈夫
そうなので、ポンチョを脱いだ。
高知県最後の集落、大深浦に入り、北に向かって最奥まで進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f6/184ed6a44fa1ca507a42fc15f3333e27.jpg)
田んぼではレンゲが花開き、山間にはヤマザクラがあちこちで咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/cd/ad94e77ce93fb50b65aa70832cd004b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/77/eb50d6bd4107964ff2a440c78ea856ba.jpg)
集落を抜けて文旦畑に入り、子安地蔵堂で小休止する。以前あった地蔵堂への
表示はなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/03/396ed1194a01de8cf6fbcd5d4ace9f10.jpg)
その先から、いよいよ県境の峠に向かっての上り道となる。幅広くよく踏み固め
られた道を少しずつ高度を上げる。古くは松並木があったことや、わずかに残る石
だたみの説明板があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/31/fdd8fa6e6277957cefef6e0284bf65c7.jpg)
ひとしきり上って、高知・愛媛県境の松尾峠(300m)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/6c/8f36709c89d709b477c5da7590596288.jpg)
峠には、土佐藩と宇和島藩の標石が立ち、松尾大師堂跡やトイレがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/7d/7f365ed63ba4b8bb500ae683d990b630.jpg)
この峠は、享和元年(1801)には、普通200人、多いときには300人の通行
があったという。南からの風が強まり、竹がガタガタ音をたてている。
愛媛県に入り、疑木のさくが続く緩やかで歩きやすい下り道は、いつ来ても気
持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/4e/8ded4cb9de118f24db44bef21c07b8ef.jpg)
車道に下り小山集落に入ったら、雨となりポンチョを着用する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/34/668f0964251fe224e3bd03cd02a1d814.jpg)
小山御番所跡に、当時から使われている井戸↑があり、少し先の春日神社
下に、新しいトイレが出来ていた。ここで大阪の人と、もう一人の男性を追い抜
く。古い東屋のところに、新しい松尾大師堂が出来ていた。
一本松の町並みを抜けて、県道299号を進む。札掛(ふだかけ)の先からは、
林間の遍路道となり、やがて沢沿いに出た。2つのヘヤピンカーブのところは、
以前に通過した記憶のない林間の遍路道で、ショートカットして上大道に上が
った。
満倉簡易郵便局の手前、大宮神社のそばに、愛南町で作ったらしい照明付
きのりっぱな遍路休憩所があり、トイレも水洗になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/9d/fe24205388f8e4d6720f6d0199105514.jpg)
大阪と神戸、そしてもう一人の歩き遍路が、あい前後してここで休憩し、私が
昼食中に3人は先発する。
県道299号にいったん出て、再び旧道の遍路道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e3/2802c793db68a7f4917b4a1441a5cddf.jpg)
「いっぷく堂」という遍路休憩所があり、その先を下って県道に出て、間もなく
僧都川(そうずがわ)左岸沿いとなる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a6/3d9beca329a59b0191e9a5a6a092df3a.jpg)
以後、左岸堤防を進み、観栄橋を渡って正面突き当たりの、40番観自在寺
(かんじざいじ)に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/0b/70252bcfe58945fe7cb4fc8d9b4f1285.jpg)
本堂、大師堂↑ともに屋根下で参拝でき、納経所は本堂内にある。
国道56号に出て西へ2㎞足らずで、3度目の民宿磯屋に14時47分に着い
た。濡れた靴には新聞紙を入れ、ポンチョは外のバイクに干し、ほかのものは
部屋に干す。先着の大阪の2人のあと、入浴を済ませたのは15時半前だった。
私の部屋は、1階の食事をする部屋の隣、前回同様、床の間に大きなヒョウ
タンが飾られていた。
【コースタイム】岡本旅館7:07ーローソン7:20~26ー小深浦の池8:10ー子安
地蔵堂8:35~43ー松尾峠(高知・愛媛県境)9:30~45ー林道へ下る10:10ー
春日神社下10:36~40ー国道56号交差点11:04ー満倉の大宮神社(遍路休
憩所)(昼食)12:03~35ーとよた茶堂(休憩所)13:11~15ー40番観自在寺
13:55~14:20ー民宿磯屋14:47
(天気 曇後雨、距離 23㎞、歩行地 宿毛市、愛媛県愛南町、歩数
38,000、遍路地図 46-2、50-1図)
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