あるきメデス

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軽井沢の信濃路自然歩道を歩く(長野)

2011-10-11 21:54:38 | ハイキング
 2011年10月9日(日)

 軽いハイキングを楽しむグループの第44回例会で、軽井沢の北辺の峰の茶屋から小瀬
(こせ)温泉まで、信濃路自然歩道を歩いた。

 2台の車に分乗して8前に青梅市内を出発、青梅ICから圏央道に入る。予想された渋
滞はほとんどなく、関越道から上信越道へと順調に進み、甘楽(かんら)PAで休憩をする。

 碓氷(うすい)軽井沢ICで上信越道を出て、軽井沢駅前から観光客の多い旧軽井沢の
町並みを抜ける。小瀬(こせ)温泉のそば、軽井沢レクの森入口のわずかなスペースに車
を止めた。

 すぐ先が、「白糸ハイウェイ」と呼ぶ有料道路の入口。料金徴収の係員がいるが、手前
に止めたので無料で済む。気温は15度を示す。同じ場所に小瀬温泉バス停があり、タイ
ミングよく間もなく来たバスで、峰の茶屋まで行く。


 西側に緩やかな山容の浅間山が望まれ、交差点際のモミジがよい彩りを見せる。



 今日のリーダー、N会長の挨拶があり、10時55分に信濃路自然歩道の標識のところ
から広葉樹林の自然歩道に入った。


 峰の茶屋の標高は1,405m、信濃路自然歩道は、ほぼ湯川に沿った下り道である。爽
やかな秋晴れで、木漏れ日の続く広葉樹林は傾斜も緩やかで気持ちよい。


 頭上には、黄色く色づき始めた葉も見える。背の高いシラカバもあちこちにあり、やが
て下草には大きな葉を広げたシダが目につく。


 道幅が広がっていた平坦地で、最初の休憩をした。


 その先にはカラマツが増えてきたが、まだ葉の色づきは少なく、緑が濃い。1,353m
地点付近から、やや急な木の階段を下る。


 ところどころに色鮮やかになった葉も見られる。


 赤いグロテスクな実を付けて立っているのは、マムシグサだろうか…。


 朝早かったのでお腹が空いてきた。白糸の滝周辺は混雑が予想されるので、1時間近く
歩いた、白糸の滝に近い1,330m地点の先あたりで昼食とする。


 間もなく、左手眼下に白糸の滝が見下ろせる。急な木の段を下ってヘヤピン状に折り返し、
白糸の滝のそばに出た。


 車やバスで来た100人近い観光客が、半円形に落下する滝を眺め、カメラを向けている。
われわれも、ここで記念撮影をした。


 白糸の滝は浅間山に降った雨が地下浸透し、湧出するまで6年程かかり、水温は11.8
度と高めだが、これは火山活動に伴う地熱の影響と考えられているという。


 滝の高さは3m、幅70mの岩肌から数百条の地下水が落下し、冬も枯れることなく湧き
出し、千曲川に流れて信州を潤している。

 流れのすぐ下に、3本に分かれた背の高い木が立っている。バスの案内にあった大木だろ
うか…。その奥にももう1本、2つに分かれた太い木が見えた。


 流れに沿って擬木の柵の設けられた遊歩道を少し下ると、バスで通過した有料道路に出る。
草軽交通の売店やトイレなどがあり、こちらも観光客で賑わう。


 滝からの流れをまたぐ橋の上流際にある標識に従い、右岸の高見に向かって木の段の信濃
路自然歩道を上がって行く。

 自然歩道の樹間から左下に、流れに沿った有料道路を見下ろしながら進む。このあたりの
紅葉はまだこれからで、一面緑の葉に覆われている。


 緩やかな下りと上りが続いたあと流れ際に下り、流れと有料道路を横切り左岸に回った。



 しばらくは渓流沿いの道。せせらぎの瀬音をを聞きながら進む。こぶの付いた太い木が立
っているが、何の木かは分からない。


 左からの支流を3本ほど木の橋で越し、その間には木道の設けられたところもあった。こ
のあたりは流れが近く傾斜も少なく、気持ちよい清流を見下ろしながらの快適な木漏れ日の
道である。


 湯川本流の木橋を渡って左岸から右岸へ、有料道路も横断した先の自然歩道は、車の通れ
そうな平坦で幅広い道になっていた。

 右手に、幾つものこぶが付いたハルニレの大木が立つ。この木を、北海道ではエルムと呼
ぶと、そばの説明板に記されていた。

 急坂を下って、しばらく離れていた本流際の、橋のところに出た。標識に従い流れに沿っ
て左に進むと、高さは15m前後かと思われるが、豊富な流れを見せる竜返しの滝が落下し
ている。




 白く泡立てて広がる流れに沿って橋まで戻り、左岸に渡って左に回り込む。



 大きなこぶの付いた枯れ木の横を進み、ほどなく今日のゴールである、小瀬温泉バス停の
ところに着いた。

 10分足らずで、再び2台の車に分譲してて帰路につく。カラマツ林の間を下り、旧三笠
ホテル横を通過し、旧軽井沢周辺まで進むと、まだ観光客が多く、道路は帰りの車で大渋滞。
左手に迂回してみたが駅前通に戻ったら渋滞は続く。

 小瀬温泉を出て、1時間20分余りでようやく碓氷軽井沢ICから上信越道に入る。休憩
した横川SAの先から渋滞がはじまり、関越道に入ってもあちこちで渋滞が続く。

 こちらはがら空きの圏央道に入り、狭山PAに19時過ぎに着いて解散となる。

【コースタイム】青梅市Kさん宅7・46=甘楽PA9・03~09=碓氷軽井沢IC9・40=
 小瀬温泉10・10~26=(バス)=峰の茶屋10・45~55ー休憩11・15~20ー白糸の滝手前
 (昼食)11・50~12・25ー白糸の滝12・35~45ー最初の橋(左岸へ)13・07ー休憩13・19
 ~24ー次の橋(右岸へ)13・48ー竜返の滝14・20~28ー小瀬温泉14・43~50=(軽井沢
 中心街渋滞)=碓氷軽井沢IC16・12ー横川SA16・23~48=(上信越道・関越道渋
 滞)狭山PA19・05~10    (注) =自動車 ー歩き

 (参加 10人、天気 晴、距離 7・3㎞、地図(2万5千分の1) 浅間山、山と
  高原地図 浅間山軽井沢、歩行地 軽井沢町、累積標高差 約560m、峰の茶屋
  →小瀬温泉下り標高差約300m)
  


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