あるきメデス

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青梅、薬王寺のツツジを見る(東京・青梅)

2022-05-04 18:48:47 | ウオーキング
 2022年4月28日(木)

 青梅市のツツジの名所というと塩船観音が知られているが、塩船観音の東北東3㎞ほど
のところの今井にもツツジの名所があると知り、観覧に行くことにした。

 午前中、左腕骨折後のリハビリで毎週1回通院している豊岡第一病院(埼玉県入間市)
に出かけ、10時30分過ぎに会計も終了したので、この後、行くことにする。

 次の入間市(いるまし)駅行き送迎バスまで少し時間があるので、歩いて駅に向かう。


 途中の彩の国入間公園の南入口付近に、ベニバナトチノキが咲き出していた。
     

 少し先、「駅前プラザ」と呼ぶ中層団地の歩道にはスズランが。

 
 西武池袋線入間市駅東口から、河辺(かべ)駅(JR青梅線)北口行き11時19分発
の西武バスに乗り、市街地を南下して県道63号・青梅入間線を西進する。

 JR八高線を金子駅の北側で横断して間もなく、青梅市の東端に近い今井市民センター
前バス停で11時49分に下車した。

 そばに交番があり、隣接して「名代酒まんじゅう」の看板やのれんのかかる店があった。

 入ってみたら商品の展示はなく、聞くと酒まんじゅうだけを販売しているという。昔な
がら素朴な酒まんじゅうはひとつ90円というので、6個求めた。

 店の横の十字路を北に入ると、背後はバス停の名の今井市民センターや体育館、図書館
の入る建物があった。

     
      少し先で霞川を渡る。沿道の民家には、きれいな花が咲き競う。
     

 緩やかな上り道となり、途中の三差路際に地蔵堂があり、珍しい名の「富耀地蔵尊」が
祭られていた。
     


 さらにナノハナやツツジなどの咲く沿道を上がると、七国山薬王寺の鐘楼門前に着く。



 薬王寺の本尊は薬師如来で、法相宗(ほっそうしゅう)の僧 良誓が奈良から聖徳太子の
作と伝えられる薬師像を持参したのが始まりと伝えられ、現在は真言宗とか。

 良誓は暦王2(1339)年没といわれ、同年の板碑も現存しているよう。また、足利
尊氏の開基という説もあり、慶安2(1649)年には幕府から薬師堂領十石の朱印状を
与えられているという。

 山門は青梅市内では唯一の鐘楼門で、2階に下がる銅鐘は寛政6(1794)年に市内
に住む鋳物師(いものし)島村照思の鋳造。

 市内の鋳物師が制作した唯一のものとして貴重なものという。
     


 鐘楼門を入って右手に本堂があり、南側から南西側斜面一帯にたくさんのツツジが咲い
ていた。



 本堂前の一角には黄花のツツジが、その近くにはシャクナゲも咲く。



 近くには紅白の混じるツツジや別の大きな紫花のシャクナゲも。





 ツツジの咲き競う一帯を巡る園路があるので、回ってみることに。






      入口付近には弘法大師像がある。
     


 橋を渡って南側の園路へ。

      ツツジの多くが杉木立の斜面で花を競う。
     
 

 南西側高みから本堂を見下ろし、さらに園路上部を北側へと進む。



 花時は過ぎたものも多いが、まだ見頃のツツジもたくさんあり、見栄えのよいのを選ん
でシャッターを切る。

 
 本堂の西側上部には別のお堂もあったが、何のお堂かは分からない。



 建物の右手前には、大きな鉄釜と倶利伽羅(くりから)不動の石像があった。
     

           その横からは、ヒノキの木立の中を七国峠への山道が延びている。
          


 最上部から、北西側斜面の園路を本堂近くまで下った。




 本堂の右手奥からツツジ園の中ほどに向かう園路は、四国八十八か所の砂を埋めた御砂
踏み道になっている。


      入口付近の斜面下には、シャガがたくさん咲く。
     

     
 御砂踏み道を第一番霊山寺(りょうぜんじ)から第八十八番大窪寺まで、かつて3度歩
いて巡礼した四国霊場の各々の寺院のことを思い出しながら、踏み進んだ。
     

          






    最後、八十八番大窪寺の御砂踏み石の近くには、長寿観世音菩薩立像が。
     


 ほぼ一巡し終えたので本堂左手付近に戻り、お砂踏み道への標柱を見直す。
     



 本堂前からもう一度、ツツジの咲き競う斜面をふり返る。


 本堂のガラスに映るツツジ


 本堂前では、東南アジアから来訪したらしい数人の僧が記念撮影をしている。


 12時55分ころ鐘楼門を出て、薬王寺を後にした。

 下車した今井市民センター前バス停に13時12分に戻ったが、次の入間市駅行バスは
13時41分なので、帰りはJR八高線を利用することにして、金子駅に向かう。

 坂を下って霞川の北側を走る車道を東進し、寺から1㎞ほどの青梅市(東京)と入間市
(埼玉県)との都県境の橋際で、バス道の県道63号線へ。


 200mほどで県道に分かれて少し南下し、霞川左岸沿いの車の通れぬ細道を東進する。
     
 
 小さな堰堤(えんてい)上には、コイが泳いでいた。


 駅に近い南峯地区に入り、金子駅の西側に向かって延びる車道を進む。

     
      沿道の民家にも、様々な花が咲き競っていた。


     


 13時35分頃、JR八高線金子駅の西側に着いたが、こちらには金網が張られていて
出改札口がない。かなり以前来たときに知っていたが、久しぶりなので忘れていた。

 それにしても、西口の駅周辺も住宅地になっていて人口も結構ありそうだが、出改札口
を設けるほどの乗降客はないのか、東口に回らなければならない。

 間に合うと見込んでいた下り電車は13時44分発、急ぎ東口に回ることにしたが、線
路際を踏切のそばまで進んだら、金子駅で交換する八王子行き上り電車がもうやってきた。


 金子駅に回って急ぎ急ぎ無人の改札を入ったが、反対側ホームの下り電車はちょうど発
車してしまい間に合わない。


 待合室に入って次の30分後の下り電車を待つことにして、バス停際の店で買った酒ま
んじゅうをひとつ口に入れる。

 14時14分発下り川越行電車で次の東飯能駅まで乗る。


 飯能駅では、次の西武秩父線上りまで時間があるので飯能駅まで歩くことにした。飯能
駅近くで遅くなった昼食を済ませ、飯能駅15時05分発西武池袋線上り電車に乗る。

 (天気 晴、距離 4㎞、地図 (1/2.5万)青梅)

 


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