あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

国際ウオーキングトレイル実踏(甲府市上帯那~勝沼)①

2008-11-17 22:01:53 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 「やまさん」こと山浦正昭さんが、6年前から毎年春と秋に続け
ている、「国際ウオーキングトレイル実踏」の12回目が、11月
11日~14日にかけて行われたので、参加した。

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 2008年11月12日(水)
 =甲府市上帯那~山梨市牧丘町=


 
 前日夕方、前回のゴールである甲府市の北郊、上帯那の甲府
ユースホステルに入った。実踏第1日は、太良峠(たらとうげ)を
越えて山梨市に入り、旧牧丘町を倉科までの20㎞を越える行程
である。


 今回のメンバーは5人。ユースホステルの戒能ペアレントに見
送られ、7時過ぎに出発した。曇り空で気温は7度と冷え込んだ。

 すぐ前の大正池に沿って進み、金子峠に上がると、南側に甲府
盆地が広がり、眼下に甲府市の中心街が見下ろせる。


 峠から左折して広葉樹の稜線上を少しで淡雪山(790m)。
北側に上帯那の家並みが望まれた。


 さらに細い稜線上を少しずつ上がり、送電線の鉄塔下に出る。
標高854.5m三角点のある興因寺山。気温が低く手は冷たい
が、汗が出てシャツだけで十分だ。

 稜線を少し下ると再び送電線下に出て、トップの I さんが方向
が違うと気づく。三角点まで戻り、北に下る道があると分かった。

 アカマツなどの林の横を進んで、上帯那町の奥、昭和池への
分岐に出る。その先は、林間をトラバースし、見越沢を渡ったり
して西沢川沿いの林道へ。


 林道を離れてさらに東へ回り込み、上積翠寺町の最奥にある
1軒だけの山の湯、古湯坊温泉に下る。

 信玄の隠し湯のひとつと伝えられ、3階建ての大きな建物が
あり、斜面を生かした庭のモミジが見ごろだった。

 新しい携帯電話のアンテナ塔横から、帯那山への道標に従い
山道に入る。少し上がると林間に古い石垣が残っていて、この
付近で生活した人がいたとがうかがえる。

 落ち葉がいっぱいで、道が分かりにくいところもあるが、木に
巻いた赤いひもを頼りに進む。流れのえん堤横を上がったりする。
傾斜が緩み、放棄された白い乗用車が現れ、間もなく林道に上
がった。

 少し先で県道31号に出る。峠からは、色づく行く手の山に、パ
ラボラアンテナの電波塔が見える。


 さらに帯那山の標識に従い県道を進む。左手の斜面には、ほ
かでは見たことのない、壁面の崩落防止に丸木を積んだの続い
ていた。


 ところどころに色づく黄葉を眺めながら緩やかに上がり、先ほど
見えた電波塔のそばの太良峠へ。


 東側斜面に色づく紅葉が、杉木立の緑と混じり、よい彩りを見
せる。


 峠が甲府市と山梨市との市境。北から東へと峠を下ると戸市の
小集落。大きなモミジが色鮮やか。

 
 切妻のかやぶき屋根の家があり、コケがびっしり生えていた。


 兄川左岸沿いの県道を、次の切差(きっさつ)まで下る。手書き
の「秩父裏街道」の地図があり、周辺の見どころやハイキングコ
ースなどが詳しく記されていた。


 「秩父裏街道古峠」の道標に従い県道を離れ、北の谷間に向か
う。東方に進む県道の谷間は、紅葉が見ごろだった。



 斜面にへばりつくように並ぶ集落の奥にある、若宮神社に11時
40分に着き、昼食にした。

                                    (続く)
コメント
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