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ハンガリー&チェコの建築&タイル旅2023【ブダペスト地下鉄その四・3号線Lehel ter駅&4号線Rakoczi ter他】

2023-07-10 | ハンガリー&チェコのタイル&建築旅2023
リスト音楽院のコンサートが終わった後は、もうひと踏ん張り
地下鉄駅巡りへ繰り出した。
この日はDeak Ference ter駅から3号線の北側区間の駅を見ていくことに。
まず降り立ったのはLehel ter駅。
ザラッとした土の質感のある壁面がピンク色に染まっている。
駅名のサインもカッコいい。


グレーとピンクがテーマカラーな駅のようで、
ホームのベンチは壁面の色とはちょっと違うピンク色がおしゃれ。


そして驚いたのが、ホームに建つ柱から天井にかけての鉄板を使ったインスタレーション。
ブルーのライトが鉄板に反射し、ホーム全体が幻想的な空間に包まれている。



ブルーだけでなく、オレンジ色の光のコーナーもあったり、、


駅とは思えない演出は、
それほど費用が掛かってそうにないのにさりげなくてセンスがいい。
ハンガリー恐るべし、とうなってしまう。


ホームから地上へ上がってきたところには、ホームとは全く違う色使いの天井。


Dozsa Gyurgy ut駅はアイボリー色の大理石に、黒大理石のラインが入る柱がポイントに。






升目状の天井、照明は間に一直線に入ってた。


駅の構内でしばしば見かけたハンガリーの伝統的なお菓子、「クルトシュ」
ちょうどこの駅でも見つけて、小腹が空いてたので、買ってみた。


クルトシュは棒に巻き付けて焼かれたものなので、真ん中が空洞。



トッピングはいろいろあって、シナモンをチョイスした。
ちぎると渦巻状に解けていく、軽い口当たりのパンだった。


Forgach utca 駅はパンチングメタルの壁面。


ブラウンカラーでコーディネイトされた渋い駅。


改札を上がると、蛍光灯のラインが自由な弧を描いてた。
おもしろいなあ。


ベンチを兼ねたカラフルな光の演出も楽しい。



そして、Gyongyosi utca駅へやってきた。


ホームは、白い壁面に、青い帯状のラインが入る。
ホームのベンチは宙に浮く感じで吊るされてる。


大理石の壁面に、テーマカラーのブルーと白、黒で塗分けされたタイルが貼られていた。


Ujpest-Varoskapu駅は紫のグラデーション。


駅ごとにベンチもデザインされている。メタリックな椅子


陶板アートも発見。
1990年、Zalakovacs Jozsefとサインも入っていた。
ハンガリーの画家で、大学教授でもある方の作品のよう。


エナメル壁画とのことだったが、発色がクリアで、色の取り合わせも素敵な作品だった。


後一駅で終点というところまで来ると、
遅い時間帯だし、乗客は一人になってしまった。
チャンスとばかり、車内を激写。


北側の終点駅、Ujpest-kozpont駅には、Tari Gabor によるエナメル壁画が、


こちらはNemcsics Endre によるエナメル壁画が設置されていた。


3号線終点まで行ったので、一気にKalvin ter駅へ戻ってきた。
ここは、4号線と交わる前回ご紹介したカッコイイモザイクタイル使いのある駅。


黄色とオレンジの通路




壁に反射させるというライティングもカッコイイな。
うっすら色がついてる光。


ここから4号線へ。
Rakoczi ter駅はメタリックで無機質な雰囲気。


柱に照明が仕組まれていて、
半透明のアクリル板を通して、光が浮かび上がる。
これも面白い演出だなあ。



改札へのエスカレーター上には、メタリックな二本の柱がぶら下がる。
天井は水玉。





天井の水玉は、照明を強力化して反射する反射板のような役割も
あるようで、天井からは明るい光が降り注ぐ。




コンクリートとメタルのシンプルでスマートな空間が広がる。







エスカレーターの手すりの下あたりにも照明が仕組まれていた。




そして、II.Janos Pal papa ter駅。


吹き抜けのホーム、コンクリートの壁面には白い陶板が貼られている。


大小さまざまな四角形の組み合わせ。








こちらにも、反射板を利用した間接照明がまぶしい。









吹き抜けの空間には、コンクリートのフレームを何重も重ねたようなデザインがされていた。


次の駅がホテルの最寄り駅だったので、この日はここまで。

地上は歴史的建造物の宝庫で、100年前にタイムトリップでもしたかのような街並みが続くブダペストであるが、ひとたび地下へ下りれば、
ハイセンスな現代的アート空間が広がっていて、駅を降りる度にこれでもかと、思いがけない素敵空間が現れる。
ブダペストの地下鉄恐るべし。だった。

これでやっとブダペスト2日目が終了。
2日目でブログもすでに16回分にもなり、自分でもあらためて振り返ると、一体どれだけ見て回ったのか!?
というくらい密度の濃い2日目だったが、
日頃の鍛錬?の成果と、アドレナリンが出て興奮状態の為か、疲れ知らずで                                                                                                                                                                                                                                                                                 集中力が最後まで切れることがなかった。

いよいよ翌日はジョルナイの聖地、ペーチへ。

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