春に続いて、秋の高原ヒルクライムレースに、旦那が再び参戦するというので、それに付き添い便乗してきた。
前回同様レースは、午前中の早い時間に終わってすぐ解放されたので、
ランチと前回近くを通って気になってた坑道ラドン浴を体験して帰ることに。
ちくさ高原は、ススキがあちこちに生えていて、朝日に照らされてきれいだった。
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粟倉でランチする前に通り道に、興味深い建物があったので立ち寄った。
西粟倉村にあるあわくら会館は、役場庁舎、図書館、生涯学習施設がひとつになった施設。
こちらは市庁舎。吹き抜けの庁舎には、独特なデザインの梁が天井に通っていて圧巻。
図書館にも、同じデザインの梁がめぐらされ、書架や家具など、目に入るものほとんどのものが木製。
森林率93%という西粟倉村、こちらの施設は、村産の原木が96%使用されているという。
スギとヒノキが大部分を締め、クリ、カシノキも使用されているそう。
地階には、児童書のコーナーも。
階段ホールも細い木材を装飾的に大量に使用したデザイン。
地階への階段の脇には、子供用の滑り台なども設けられている。
階段はベンチにもなり、きめ細かなデザインがあちこちに散りばめられていた。
階段ホールを地階から見上げる。
この日は、イベントも行われていて、にぎわっていた。
ホールでは、カラオケ?大会中。
こちらのホールも木に包まれた空間がすばらしい。
議場兼展示ホールの天井が、見たことのないくらい波打っていて、
その凝った細工に驚いた。
なんと贅沢な造りだろうか。
あわくら会館の向かいには、西粟倉保育園があり、こちらは、村産の原木100%目指して造られたのだそう。
木製の滑り台など、遊具なども木にこだわって造られている。
子供たちにとっても、木のぬくもりに包まれた保育園は、最高の環境だろう。
1400人ほどの小さな村のようだけど、これらの建物を中心に多くの人が集い、活気のある村という印象を受けた。
通りがかりだったが、建物たっぷり楽しめて満足~
そして、ランチに目指していた「あるの森」に到着。
こちらは築130年の古民家を改装したお店。
すぐそばのお寺の住職さんの住居だったそう。
日本人とタイ人のご夫婦がされていて、タイ料理が頂けるようだ。
屋根は覆われているが、中は茅葺。
お店のカウンター。
欄間の模様がかわいい。
土間には薪ストーブも置かれてた。
店内も広く、ゆったりと席が配置されている。
あちこちのコーナーが素敵で、思わず写真を撮ってしまう。
このセルフ給水コーナーも素敵だった。
私たちの席は、この床の間の前。
私はこのトライカレーという三種のカレーが乗ったランチセットに。
三角形に盛られたご飯の上にグリーンカレー、レッドカレー、マッサマンカレーが乗る。
スパイシーで、どのカレーも美味しかった。
辛いもの苦手な旦那は、辛さを抜いたガパオライスセットにしてた。
ドリンク付き。
甘い香りのタイティーというのを初めて飲んだ。
食後は、ひたすら坑道ラドン浴ができるという富栖の里を目指す。
途中に、日本で民家としては一、二を争う古さという推定室町末期に建てられた旧古井家住宅にも立ち寄った。
立派な茅葺屋根、土壁の迫力・・
江戸時代やその後に、2、3度修理や改修が行われたそうだが、主要部の柱や梁は当初のものだそう。
おくどさんが、かなり低い位置に。
竹をすのこ状につなぎ合わせ、むしろを敷いた床。
もう一部屋は板の間に。
更に、車を走らせ、ようやく最終目的地「富栖の里」へやって来た。
富栖の里は、大正~昭和にかけて栄えた金坑山、富栖鉱山の坑道跡を利用し、
坑道ラドン浴が楽しめるという日本で唯一の施設だそう。
世界にも三か所にかなく、オーストリア、アメリカと、そして日本のここのみだとか。
最初なので1時間半までの体験コースにした。
部屋着に着替えて、坑道内へ案内して頂く。
坑道内は、ラドンが最も吸収できるよう温度と湿度が管理されていて、ほの暖かい。
あちこちにベッドが置かれていて、好きなところに横になる。
1時間弱、ゆっくりと寝た。
ラドン浴の後は、天然水のお風呂で汗を流して終了。
身体が温まったような、疲れが取れたような、、
旦那は、過酷なレースの後で相当足が張ってたそうだが、翌日全く残らなかったそう。
様々な効能があるみたいで、、また機会があれば行ってみたい。