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ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

四国は高松から琴平金比羅さんへ

2016-02-04 13:02:58 | 旅行記


四国香川県の高松と言ったら「うどん」と「金比羅さん」でしょ。

夜行列車で高松について、真っ先に駅前のうどん屋さんへ直行した。

何度もうどんを食べに来ているが、20年前に最初に駅前のセルフうどんを食べた衝撃が忘れられなかったのだ。

あの感激をもう一度!

最後に香川でうどんを食べたのは10年はたっていないと思うが、そうとう昔になる。

で、ネットで調べておいた、高松駅前の長距離バス停近くのうどん屋さんへ。

一口食べて???、、、これはなに、、、。

これは、これは、四国は香川のうどんとは思えないしろものだった。

駅員さんや肉体労働者さんが入っているから、間違いないと思ったら、、、東京だったら場末のはやらないうどん屋さんレベル。

ぶちぶちじゃないかーーー。

350円でも「しまった」と思うのはまずいんじゃないか、、、。

あとでもういちどネット検索したら、駅前5軒は間違いないが、口コミでは期待しないほうが良いと書いてあった。それを私は見逃していた、しまったーーー。

駅前5軒ではあるが、推薦に値しないお店だったのだ。

おぃおぃ、そんなお店を載せるなよ~~~怒ったが時すでに遅し、うどんは腹の中に納まった。

四国へ上陸して、しょっぱながそれじゃ思いやられます。

あれほど感激した「四国のうどん」はどうしたの???

うーん、気を取り直して鉄マニに変身します。

じゃーん

JR駅から徒歩5分ぐらいにある「ことでん」の始発駅へ。

いい感じです、いかにも始発駅と言った風情、、、鉄マニの心を揺さぶります。

高松築港駅といいます。

高松城跡にめんしています。 

高松城は江戸時代には松平さまが治められていて、お城は66万平米もあって、お堀には海水が引き込まれ船着き場まで城内にあった。完全な海城だった。

別名が玉藻城といい、海海苔がいっぱいあったんだろうな、おいしそう。

現在の高松城はは1/8の面積になってしまった。

このお堀も海水で、たまに色とりどりな魚が泳いでいるという。

海水が引き込まれた堀をとっておけば観光資源になるのにと思うのは、いつものとおり後の祭りですね。

海城として第一級ものだった。

江戸城も海に浮かぶお城だったという。銀座のあたりは砂浜だったと言います。佃島は離れ島だったし遠浅だったのでしょう。

だから、海から見ると江戸城はすくっと海面より立ち上がっていた。

今では想像ができないけど。

がっかりした「うどん」のことは忘れて、たのしい乗鉄になり金比羅さまへ向かった。

うーむ琴電(ことでん)はいい味があるぞーーー。

もしかして、京王線で使っていた車両かな。

私らが中学生のころの京王線みたいだな。

「ことでん」は大きく3路線あります。

金比羅山へ向かう路線と、源平合戦で有名な屋島を抜け讃岐市へ向かう路線と、香川平野を長尾までの路線です。

地方鉄道はすいています。

これが8時頃と5時頃だと学生さんたちが通学でいっぱいになる。

これを見るのが私の楽しみでもあります。

地方の学生さんは、どんなのかなーと、住人観察ですね。

 

東京まで4990円とは、恐るべしLCC航空ですね。夜行特急だと15000円近く、バスでも8000円ぐらいでしょー。飛行機でどうやって4990円でできるんだ?

整備は完全か???

と言っても、つい正月明けに台湾へLCCで飛んだが、2人で往復80000円以下ですよ~~~!

恐るべしコストダウンだ。

うちの会社も似たようなものかな。業界最安値と言ってくる人がいてがっかりすることがある。安さを売りにしているわけじゃないからです、、、。原価償却がだいぶ終わっていて、いろいろ安くなっているからなので、売りはハードと技術だと自分たちは思っていたのだ。

琴電の終点「琴平駅」。

JRの琴平駅は近くにあるが乗り換えに使えるような距離じゃない。

ローカル鉄道の旅なのでJR四国は使わなかった。

JR四国もそうとうローカルな感じがしますが、、、。

でも、徳島に来たら「ことでん」でしょー。

琴平の街を歩いていたら、こんな文字を発見。

「カフェ&足湯&うどん」

なんだこれ、、、。

コーヒーを出すうどん屋さんで足湯があるのかーーー。

すごい!

うどんを食べて足湯につかって、コヒーで一服しなさいとか、、、。

むちゃくちゃなのが地方の面白いところ。

こちらで話を聞いたのだが、

四国連絡橋が3本できて、高速道路と鉄道が直接本州から乗り入れできるようになって、高松はさびれたという。

タクシーの運転手さんの話です。

以前は金比羅さん参りに来たら、金比羅さん温泉に泊まっていったと言います。

観光客や修学旅行生でいっぱいだった温泉街が閑古鳥が鳴いていると。それは高松とて同じで、交通の便が良くなって以前より栄えているのは四国では松山だけじゃないかと。

道後温泉の一人勝ちじゃない。

昨年、訪れた高知は松山ほどじゃなく、むろん高松よりもローカルな印象を感じた。高層ビルが立ち並ぶ以前の段階だった。高松は開発されているのだが、いかんせん人が少ない。地元の人よりビジネス客が目立ちます。

だからホテルは良さそうだが、こと市民や県民はどうしているのかしら、、、と考えてしまう。

金比羅さんの山道入口にあった、おしゃれなアイスクリーム屋さんです。内部は乾燥果物の売り場でした。

金比羅さんの土産物屋さんの多くは昔ながらの土産物屋さんでした。

おどろおどろした感バリバリあり。

シャーベットに果物がちょび乗っかっています。

たぶん、私がこの日の最初のお客さんじゃないか。

これが正真正銘の金比羅さんの土産物です。

なんだかよくわからないのばかり。

誰が買うのか、、、爺さまか婆さまか?

ほんと時代を考えろよーーーと思ってしまう。意外に中国人に人気がある???

ここから1000段近い階段上りが始まります。

振り返ると讃岐平野が一望にみえる。

関東にも丹沢の大山にも階段が続く参拝道があります。規模は金比羅山のほうがはるかに大きい。大山は小田急線の伊勢原から登ります。大山の中腹に阿夫利神社があります。なぜ知っているかというと大山登山マラソンに何度も出場していて、参道の階段を走って駆け上がっていましたから。

1000段の階段上りの足に自信がなかったら乗り籠がありました。

いくらだか聞きませんでしたが、ネットで見たら往復で6800円だそう。

2人で1時間ぐらい担いでくれるのだから、安いものですよー。でも奥社までは行かないようです。

平日なのでガラガラです。

天気も悪いし見晴らしもよくない。

どんより曇っているが、、、中国語がそこかしこで聞こえてきます。

恐るべし中国観光客だ。

こんなところまで、ちらほら出没している。

と言うことは、、、反対に中国、台湾、韓国、フィリピン、タイにもっと宣伝したらよいのでは。

すごい数の観光客が来る可能性があります。

日本人は、私の感じている限り、、、若い男は旅行しません。金がないのか興味のありどころが小さいのかわからないが。若い女学生たちは、それなりに国内旅行をしていますが。

だけど、若い人に限らず、日本人の観光は国外に目が向いています。その方たちの目を国内に向けさせるのは難しと思うので、外人さんに地方の豊かな自然とローカルな特色を売り込むのがいちばんだと思います。

海外の旅行会社にアッピールですね。

ぜひ、地方行政がやってほしいこと、そのいちです。

苔むした灯篭。

昨年暮れに行った伊豆のお寺さんも苔だらけだったが、日本は基本的に雨量が多くて亜熱帯で苔がはびこり森には蔦がからまり、放っておいたらジャングルになります。

イザベラ・バードの1890年の日本紀行にも書いてあったとおり、ジャングルの国だったようです。
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

日本より熱帯の国はいくらでもあるけど、雨量まである地域は東南アジアや台湾、中国南部ぐらいしかない。

カナダは巨木の国だしちょっと違うようだ。

南米のアマゾン流域もジャングルですね。

南米でもアンデス山脈をちょっとでも西側に移動すると、ジャングルから砂漠へと変わります。それは見事なほどの気候の違いです。ペルーはマチュピチなどの印象があるからジャングルの国と思われているけど、実際は南米大陸の西側なので国土の8割がたが砂漠です。砂漠が太平洋の波打ち際まで続いているという荒涼とした国です。ペルーの貧しい人は海岸線の砂漠に掘っ立て小屋でくらしていた。古い見聞なので今ではもっと良くなっているとは思うが、、、。

金比羅さんの奥社からは讃岐富士が見えました。

天気が残念で、この後すぐに雨模様になりました。

ことでんで来るときは晴れていたのに、金比羅さんにいるときに、どんどん天候が悪化してきた。

立派な境内ですが、この季節は参拝人もすくない。

さぞかし古いお堂なのだろう。

高床式はあまり見たことがない。

もしかして舞台になるのか???

天候が心配なので急いで下山です。

どこにでもあるような参道の土産物やさん。

この手では伊勢神宮の「おかげ横丁」が全国いちばんです。

新しく作られた参道の街で、たしか赤福の主人が周りを説得して造ったまちです。

参道がにぎわっているのもお伊勢さんのおかげでしょう。

お伊勢参りは、何といっても日本一ですからねーーー。

日光よりにぎわっています。

東京や関東の人にはお伊勢さんは遠いので、うといと思いますが、、、。

よくできたお面だが誰が買うのだろう。

外人さんが「お~ジャポン」と感激して買ってくれるのかな?

日本人だって、ケニアに行ったら木彫りの像を買ってくるでしょーあれの反対バージョンになるのかな?

「これが日本の象徴なのよ」なんてね。

「日本人はみなこんな顔」などと思われては、問題あるのでは、、、。

こんなに「おかちめんこ」じゃないぞー。

ことでんの琴平駅横にあった灯台です。

海じゃないのに灯台とはめずらしい。

きっと遠くから歩いてくる参拝客にとって、重要な目印になったのかも。

灯台なので、最上階でたき火でも燃やしたか???

また、琴電に乗って戻ります。

次の目的地は仏生山温泉です。

仏生山温泉は最近掘り当てた温泉で、Uターン組の若旦那が始めました。

町おこしもやっているそうで、直島の地中美術館と同じぐらい興味があった。

四国は仏生山温泉が注目
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1a11818f7609f51efb950f430cbe3df3

直島の地中美術館とアートたち
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/15d78080b2ad0420692114dd56e4be30

高松から直島へ渡る、島自体がアートの神殿
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0fbd0dcb330754c1f15bff562ead499d

サンライズ瀬戸、寝台特急で高松往復
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b37a4112804dfa38ab8a9f39fd201d14

つづく 

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直島の地中美術館とアートたち

2016-02-02 11:45:14 | 旅行

四国は高松行きの最大の目的は、直島のベネッセが展開する地中海美術館と島全体を感じること。

その日はあいにく雨だったので、シーズンオフということもあって、直島自体がガラガラに空いていた。季節の良い時はものすごい混雑だと聞きました。

真っ先に地中美術館へ。

館内は写真禁止なので何もお見せできるものはありません。

直島の古い町並みと新しく建築された異形のものたちの共存。

何かエイリアンに侵略された古い町という感じもあります。そんなことを言っちゃおしめいよ、、、と言われそうだが、古い形だけ残した最新版の機械というか、、、なにか変な感じ。

どこでも良くやりそうな事です。

レトロモダンって奴かな。

でもこれしかないのだろうが、、、。

全体を見た感じでは、地中美術館が、わざわざ瀬戸内海の離れ小島に、古い町並みの先に造ったのは良くわかります。あれが渋谷やら品川にあっても、「あーそう」としか感じないだろ。

自然の中にあって人の力(アート)を誇示できるのだな。

超高層ビルに取り込まれたニューユークにあったら、規模を100倍くらい大きくしなきゃ「つまらないもの」になりそうです。

こまごました瀬戸内の自然の中にあるから、地中美術館が生きているのだと思う。

でも実際にユニークで面白く、感動し見に来て良かったと思いました。

かぼちゃに何の意味があるんだと言われてもねー。

ただ感じてくれればいいだけ

地中美術館の入場券を買ってから、100m以上歩いて本館に入ります。

途中に色とりどりの花が植えてあり、その脇を小川が流れています。

これも展示品のひとつでモネの小道(草花)だそうです、、、なんだかなー。

大きく分けて4つの展示室がありました。

クロード・モネの部屋は温泉か銭湯かと思った。

蛇口や湯船がありお湯でも出てきたら、まさに銭湯です。

むわーと湿気があり暑かった。

とするなら、モネの生きていたところは亜熱帯だったのか???

サウナのような部屋にして、銭湯を連想させるのが床に豆タイルを使っているから。

モネの絵は完全防水防湿なのかアクリルフレームに入っている。

************************

ウオルター・で・マリアさんは世界各国で丸い石を展示し続けています。

ここ地中美術館では現代的な神殿の真ん中にあって厳かなイメージを醸し出している。

要は、真ん中に鎮座していれば、なにか重要物と感じますから。

音の反響がすごく良く声を出す事を禁じられた空間です。

現代のアートを祀る神殿です。

ここだけ、館内員は巫女さんのような服でした。

現代風ミニチュアー・パルテノン神殿といった感じ。

パルテノンはアートであるけど権力の象徴でもあるから、巨大性が必要なのです。

権力や宗教には畏敬の念が絶対条件ですね。するとどちらも似たようなものと考えられるなーーー宗教と権力、やましいものなのか?

************************

意外性があって、ぎょっとしたものはジェームズ・タレルの作品だった。

写真ではお見せできないし、見せてもしょうがないもの。

体験しなきゃ感動はわからない。

見ただけじゃタレルの言わんとすることは何もわからない。

ある時間が必要だ。

暗い空間に薄明るいブルーの箱(空間が)の口が開いている。そのブルーの箱の中に入ると、左右の壁はホリゾントになっていて、写真をやっている人はホリゾントを知っているから何だと思うが、知らない人には境目がなく不安になってしまう。

無限のブルーの空間にぽつんといる感じだ。

恐ろしくなって、戻ろうとすると、、、突然に入ってきた入り口がオレンジ色に輝いているのに気がつく。

ブルーに目が慣れてかすかなオレンジでも強烈な印象を受けます。思わず、ぎゃっと声をあげるほどです。

電灯色に慣れると薄くブルーがかかっていても補色なので、どちらに目が慣れるかで色が違って見える。

なんだ、、、あれは、いつからオレンジになったんだ。今まで白い空間だと思っていたが、オレンジだったんだーーーと、実際はどちらも不確かな話なんですが、白と感じているのは自分の感覚か錯覚で、長く自分のいるところが白(普通)と思っているだけなんだと、急に気がつかせられます。

地中海美術館の中でこれがいちばん強烈なメッセージです。

君達が普通と思っていることは、立場が違うと違う空間や時空間にいたら奇妙なのかもしれないよーーーとジェームズ・タレルはおっしゃっている。

ジェームズ・タレルさんの作品は日本にも数多くあるようで、金沢の21世紀美術館にもあるというが、昨年に行ってきたが直島ほど印象に残らなかった。どこにあったかわからないし記憶にもない。

直島のこの空間が図抜けて面白いのだと思う。

アートといっても、あとのは、、、話を聞いただけで想像がつく。

私は自分の認知を超えたものに出くわすと嬉しくなる。

それがアートだと思う。

 モネの小道を通って戻り、ミニバスに乗ってベネッセミュージアムへレッツゴー。

雨が降っていなければ散歩しながら屋外の展示を見たかったが、そうもいかない。

1月だというのに寒くなかったのがせめてかな。

おぃおぃおぃ鳥居が埋まっているじゃないかーーー。

しかも鳥居の上に石っころが乗っかって、カラスにでもやられたのか。

そういえば、どこかで見た景色だなーーーそうそう猿の惑星のイントロでエンパイヤステートビルが海岸に突き刺さっていた、、、。

あれは人類が滅び去ったあとの風景でしょー、鳥居がこんなになっていては、、、日本が滅び去ったあとの瀬戸内海ということかーーー。

自然はそれでも、たんたんとあり続ける。

生命体は自然の一部なんだなーとわかる瞬間です。

町営バスとベネッセバスの乗り換え場には人が来ると、、、人を感知するのか、演歌ががんがん流れ出します。おっと「おやじの海」じゃないですが。北島三郎にでも歌わせたいなー。大好きです!!!

もしかして、これもベネッセのアートなの?

世界のアートに演歌が仲間入りとは嬉しい限りです!

これは草間彌生の大きなカボチャ。

これはわかりやすいアートですね、だけど「おやじの海」までアートとなると、おやじである私まで嬉しくなります。おやじだって、トラック野郎だってアートしたいんだぞー。

ベネッセ・ミュージアムは地中美術館の展示ほど重くるしくない。

軽い作品が多い。

その中でも超面白かったのが、館内に入るとどこからともなく音(声なのか歌なのかわからないが人の声)が聞こえているコーナー。

館内の展示をひとつづつみて、ずーと耳に残っているが、意識の片隅にあるだけだったが、B1に降りると、それが声だとわかって、何を言っているのかと聞き耳をたてるが、やはり何だかわからなかった。

見ると巨人がパクパクして声を出していた。

ジョナサン・ボロルスキーさん作の木製の巨人で、漫画の「進撃の巨人」を思い起こさせられ、彼らから発せられる声だった。

口をパクパクさせて「あーーーあーーーあーーー」と音階が単純なのだが、音符で理解できない私には再現できない。

それと「チャクチャクチャク」「クチャクチャクチャ」と小さな声で言っているのだが、反響がよい美術館では遠くまで良く聞こえる。

クチャクチャチャクチャク何を言っているかわからないが、気が狂いそうな空間でした。

これはすごい!

二次元のものを見て感激するのじゃない、空間と音を聞いて感じるのだ。

オペラや演劇、映画に通じるものがある。

美術館は娯楽であるそれらに簡単に負けてしまうのは、音と言葉で語られる事象と、時間の流れに負けてしまうのだ。

アートの限界はないと思うが、一般的には2次元のアートは弱いものだ。

直島の美術館でのオススメは、ウオルター・で・マリアの神殿、ジェームズ・タレルの視覚の錯覚、それとチャクチャク・クチャクチャの進撃の巨人が面白い。

*********************

その後ぶらぶら歩いて町営バスに乗って宮浦へ戻り時間つぶし。

ところが、その宮浦も曲者で、ぱっと見では何もない瀬戸内の小さな港ですが、一歩街へ踏み込むとゲゲゲの鬼太郎みたいな世界が展開していた。

直島ビールもあるよーーー。

探検隊ですなー。

なんじゃこのゴテゴテは、、、。

風呂らしいがエラく南国風だし漫画風だ。

「i❤️湯」という店名の銭湯だった。

http://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.html

雨が降っているし、帰りの船まで時間はなかったが、温泉好きとしては銭湯でも突撃しないわけにはいきません。

中は撮影禁止です。

脱衣所だけ撮らせてもらった。

洗い場と湯船のスペースには大きな象がいた、、、。

極彩飾のきらびやかな銭湯でした。

入り口からして竹の子族みたいな装いでしょ。

私がその日の最初のお客さんだったようです。

朝風呂は5分できっちり上がりました。5分も熱いお湯に浸かっていたら汗が出てきますよー。

外に出て見上げたら、、、

建物がずれて崩れそうじゃないか。

床が抜けているよー。

ここまでやると、わざとらしいけど、まーいいかーーー。

さらにお隣の雑貨屋さん兼喫茶店。

こういうのを、かぶくというのだな。

歌舞伎という言葉の原型です。

奇妙キテレツをよそおって人を驚かせる。街の町民を衣装だけで驚かせようという魂胆だ。それに奇声でもあげれば目立つものねー。

ちょっと昔の原宿の竹の子族、もしくは女子高生のガングロ&山姥?

フェリー乗り場にも草間彌生のオブジェがあった。

ここのかぼちゃは潰れている。

何はともあれ、一回ぐらい直島のベネッセが展開する「アート」を見て感じてください。

四国は仏生山温泉が注目
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1a11818f7609f51efb950f430cbe3df3 

四国は高松から金比羅さんへ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/da68fd0c0e9074f690797c55c2f94325

高松から直島へ渡る、島自体がアートの神殿
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0fbd0dcb330754c1f15bff562ead499d 

サンライズ瀬戸、寝台特急で高松往復
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b37a4112804dfa38ab8a9f39fd201d14


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初回、東京マラソンの意見交換会

2016-02-01 16:37:40 | 日記・エッセイ・コラム

2007年のことです。

東京マラソンは何回目かもう知らないが、初回の大会が終わって1ヶ月目に、ボランティア・リーダーたちを集めて意見交換会を、お疲れ様会を兼ねて開催されました。過去記事ですがこれからボランティアをやられる方、大会を企画されている方などに参考にしてください。私は現在は東京マラソンのボランティアは、考えることがあって、やっていません、新宿マラソンのボランティアは地元なので続けています。

**************************************

ボランティアをやって、すでにレポートは提出しているけど、日数がたたないうちに、実際に我々(ボランティア)の口から意見を出し、聞くという企画でした。ボランティアは12000人、リーダーは宇佐美さんが率いるNPO法人から選抜され、お手伝いしました。

070312b1

ゲストの谷川真理さんは走った立場からの発言です。タイムは2:49:54。

いつみてもスタイルがいい。十何年前に東京国際女子で優勝した時から変わっていないのがすごい。

お話も上手で人を引き込む力があります。

さて、意見交換会で仰天の事実。給水係りで一ヶ所だけですがボランティアが一人も来なかったところがあったそうです。

周りのテーブルから人を回したのだろうけど、ボランティアなんで責任感のありどころが、人それぞれという危惧していたことがあった。

他には荷物預かりのさい、決められたトラックに預けなかったものが、つまり間違ったところに預けたのが、30~40個あったという。終了間際でトラックのシャッターが閉じられていて、開いていたトラックに頼み込んで預けたものらしかった。

しかし、30000個のうち30個ぐらいの荷物の預けミスだから0,1%。初回だし考えようによっては上手く出来たのかもしれません。

いちばん、多く言われたことが、荷物預かりと返却のスペースが足りなかったこと。特に返却場所は狭すぎて、これが広ければ、いろいろあった問題は全て解決したんじゃないかと。

次に案内板がスタート地点で特に足りなかったこと。都庁のあたりは複雑で近隣に住んでるものですらわかりにくい!

ゴールしてからの荷の受け渡しや、動線が長すぎること、ゴールしてから着替えられるまでが時間がかかったことなど。ゴールしてトイレに行きたくても、荷物をもらい着替え場所へ行かなきゃ無かった等々。

環境(清掃)、コース係りでは、リタイヤをした人への救済活動の良い指示が、なされていなかったのが反省点だった。車椅子でリタイヤされた人の連絡が出来なくて、大きな事故がなかったからよかったけど、救護体制がやや不備だった。

東京メトロのポンチョはギリギリになって、配布が決まったそうで私らも当日まで知らなかったので、ボランティア達は右往左往して手に入れてきた。

評判が良かったのが、都立高校生達の働きで、ボランティアが若い人たちに定着してくれればいいことだと思います。予定にはなかった学校側の点呼があって、遅刻することがあったらしいが、自主性に任せたほうが良かったのではということぐらいですね。学校の先生方の勇み足じゃないかな。

コース上のトイレ問題は、ボランティアに直接かかわらなかったので意見として出なかったが、大きな次回への問題点でしょう。

食べ物に関しては、谷川さんが面白いことを言っていました。谷川さんらサブスリーの人たちは、パンや浅草名物の人形焼が置いてあることすら知らないで、ただ水のみ飲んで突っ走ったそうです。だけど往年の名ランナー山下佐知子さんは5時間かけて走ったが、それら人形焼もパンの影も形も見ていなかったそうです。つまり、3時間~4時間あたりのランナーがごっそり持って行ったんじゃないかと。

遅いランナーほど食べものが欲しいので、出すタイミングを遅らしたらどうかと提案がありました。、、冗談ですけどね、、、絶対量が足りなかったんですが、ひとりで2個や3個とっていく人がいる中で、6000個はすくないです。

都の実行委員の方もいらしていて、平成15年より計画がスタートしたんだと言っていました。警察と道路の閉鎖時間の詰めばかりで、大会の形を作るのが精一杯だったと。試行錯誤は大会前日まであり、我々ボランティアにも変更事項が当日まで知らされていなかったこともあった。その辺は柔軟に対処して、事を進めていったのがボランティア達なんだと私達は自負しています。

次回も私らに任せてくれとの発言もあり、東京マラソン・ボランティアのエキスパートまで出来てくるのかと頼もしい限り。NYマラソンではベテランの係員がいらっしゃるそうです!

2008年03月13日 東京マラソンボランティア報告書

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080313

2009年0410日 東京マラソンボランティア懇談会(有料)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090410

2009年04月28日 東京マラソンDVDをいただいた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090428

2010年03月09日 東京マラソンボランティア給水係りの写真をいただいた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100309

2010年02月28日 東京マラソンは雨だった

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100228

 

 
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高松から直島に渡る、島自体が現代アートの神殿

2016-02-01 13:02:48 | 旅行記

今回の四国行きの目的は直島のベネッセ・ミュージアムを見たいと思ったからです。

高松港から小豆島や直島へのフェリーが出ています。

写真は前日に下調べした時のもので晴れていましたが、翌日は雨になりました。

よく見ると、このオブジェは直島の入口を表す現代アートなのか、、、。

その時は気がつかなかった。

フェリーで中は広々としています。

車を積むのでがらんどうです。 

高松⇄直島⇄宇野

快適な船の旅を1時間で直島に着きました。

直島に進研ゼミで有名なベネッセ・コーポレーションが島ごと美術館に作り上げたと聞いて何年ぐらいになるかなー。

いつか行ってみたいと思っていたが、、、香川のうどんは食べる機会はあっても、直島までは足が伸ばせなかった。

直島までフェリーで渡っていろいろ見ると丸1日が必要です。

直島は本州の宇野から近いので、高松経由じゃなく宇野経由で往復したら日帰りが可能です。直島は香川県なので四国の方には申し訳ないが、その方が便利です。

直島の周りには豊島など同じような島々がある。

島巡りも楽しいかもしれない。

高松からは宮之浦につきます。

そこからは村営バスで島の反対側までいき瀬戸内の町並み保存を見学。

町並み保存を家プロジェクトと呼んでいます。

ただ保存しているだけじゃなく、ちょっと現代風にアレンジしているところが、現代アートっぽい感じかな。

観光客のコースはさらに村営バスでつつじ荘に行き、そこからベネッセの無料バスに乗り換えます。

村営バスは100円だったと思う。

マイクロバスなのですぐにいっぱいになるが、島道は細くて駐車場も少ないのでしかたない。

夏休みなど繁忙期はマイクロがいっぱいあるらしく回転数で対処するのだろう。

家プロジェクトと言っても変わった家があるわけじゃない。

古い瀬戸内の街が整備されて、新しく設計された集会所も風土に溶け込んで、なおかつ現代を強く主張している、、、わけだ。

キレイにして小さな表札や目印が目新しい。

草間彌生のモチーフは直島には至る所にある。

草間彌生が似合うからいいけどねー、松本にある草間彌生ミュージアムの方が強烈ですが、直島の草間彌生は村に一体化している。

直島は現代アートの島なのだということでしょう。

うーむ、現代アートぽいツバメの巣だ。

こんな感じの路地が続きます。

直島はベネッセが運営する地中美術館やベネッセハウスミュージアムはもちろん、直島の家プロジェクトも見ておきたいところ。

家プロジェクト

 
ひとことで言うと、、、島生まれの人がUターンで直島に戻り、古い家をおしゃれにした感じです。それと家をキレイにしても、村や町としての集会所が昔ながらじゃつまらない、、、ということで、神社やお寺までちょっと手を加えて現代アートしている。
碁会所らしいが、こんなに清められたら誰が使うのかーーー、建築アートだから使うことを前提にしていないようだ。つまり、使われない現代アートの碁会所ということ。

 

ただのお寺だろうが、遠近感を加え面白がっているようだ。

手を加えていないとは、、、思えないから。

直島プロジェクトは、けっこう徹底的にやっていると思われる。

このしめ縄と奥に見える階段の妙(異様)がいい。

天に昇るような急階段がしめ縄越しに目に入ります。

この通路でさえ何か高貴な感じを与える空間です。

唐突な感じで階段が存在する。

現代アートは存在というのが根本的なテーマだったりしますから。

階段を数段昇ると左右の白壁がなくなり巨木が現れてきます。

神聖な奥社に通じているんだなーと表現している。

階段の先には鳥居があって、雨と靄にけぶるたたずまいは神聖さを、これまた表している。

狛犬は神社だけでなくお寺にもあります。

中国より伝わったもので、獅子の像をみて変な犬だと日本人は解釈して狛犬になったようです。

大陸には虎はいましたが、日本には虎、獅子はいませんでした。

虎はともかく獅子は雪が降るようなところには似合わない。

大猫なんだからね。

現代風な侘び寂びの世界だな。どう見たって手が込んでいるよーーー。

怪しい白い石!

シャレコウベがゴロゴロ転がっているかと思った。

どう見てもセンスは現代的だから、なにか「やった」なと身構えます。

案の定、伊勢神宮の一番古い形式の神殿を参考に新たに作り直したそうだ。

あの階段はガラスブロックでできている。

しかもガラスの材質は、、、光学ガラスだそうです。

これを考え出して創作された方は写真家の杉本博司。

護王神社

http://www.sugimotohiroshi.com/appropriateJP.html

地下に通じるガラスの階段もあります。

まづ、地上の護王神社をお参りして、山腹にあるトンネルで地下の礼拝堂に行くらしい。私たちは地下の存在を知らなかたので、地上部分だけを見て怪しい神社だなーと感じ入った次第。よくできているけどミニチュアーサイズでしょ、普通の神社に比べたら、、、。

護王神社は山のてっぺんにあって下って行くとにまた戻ります。

1月に早々と白梅が咲き出していました。

雨にけぶる本村港を眺めていたら、小舟に乗った外人さんが船から上陸してきた。

大きなザックを背負って、いったいどこの島から来たのだろう。

白人の旅は我々の想像を超えたところまで入り込んでいることがあります。

こんな辺鄙でマニアックなところに、、、というほど。

どこかの島に釣り船でもチャーターして行ってきたのだろう。

若い男女でした。

それを案内していたのが、やはり直島に住んでいるような白人男性だった。

日本人も世界中に出かけているが、他国の人も面白いところに出没しています。

四国は仏生山温泉が注目
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1a11818f7609f51efb950f430cbe3df3

直島の地中美術館とアートたち
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/15d78080b2ad0420692114dd56e4be30

四国は高松から金比羅さんへ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/da68fd0c0e9074f690797c55c2f94325

サンライズ瀬戸、寝台特急で高松往復
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b37a4112804dfa38ab8a9f39fd201d14


つづく

コメント
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