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寿命は社会的要因で決まる

2020-05-08 15:00:10 | 社会・経済

寿命は社会的要因で決まる、いつでも元気5月号から

働く人のほんとうの健康法。

健康は自己責任だけじゃない、本人の意思で病気を予防できるの可能性は、、、極めて小さいということ。

「いつでも元気」は民医連の機関紙です。

ひょんなことから民医連の端っこにいさせてもらっています。

米国の疾病予防センター(CDC)は健康か病気かを決めるのは「遺伝子が約2割り、環境が約2割、保健医療が約1割」で、残る半分がライフスタイルだとしています。

ライフスタイルは個人で変えられそうに思いますが、実は育った家庭、社会、国など集団の影響が大きく、育った後に個人で変えられるのはごく一部です。

タバコ辞めればいいじゃない、お酒やめればいいじゃない、ギャンブルやめればいいじゃない、と簡単にいかないのが、育ってきたライフスタイルに縛られるからです。

2015年の男性の寿命・年収統計では差が大きく、横浜市青葉区(平均寿命83.3歳、平均年収が765万円)が日本で平均寿命が一番長い。大阪市西成区(平均寿命73.5歳、平均年収266万円)が平均寿命が一番短いのは年収に比例しているからで、生活も健康度もそれに比例しているからです。

ここでは日本の最高と最低を出していますが、おおむね寿命と年収は比例しています。もろん国や社会が違ったら、その中での対比になると思いますが。

それと同一国内、社会の中では、職業の違いが健康を脅かす高ストレスや危険環境の違いにもなります。

統計では、日本の中高年死亡率には大きな職業格差があります。

乳児の死亡率には、さらに目を見張るものがあります。

表を見るとサービス業、漁業、農業は外に出て働くものだから、気候や環境ストレスがあるのはわかるけど、管理職が同じぐらい値が高いのは何故だろう???

どうも過労が原因で、過労により免疫力が低下すると、ありとあらゆる病気にかかりやすくなるのか。

学歴によって選べる職業や企業規模に差が生まれ、年収の格差となっていきます。

日本国内には「年収格差⇒学力格差⇒職業格差⇒年収格差⇒平均寿命」という「格差」を再生産する強固な仕組みがあり、その中では自己責任では片付けられない健康格差が生み出されています。

さまざまな格差が固定されてきていますが、それに気づき社会を変えたいと思うが、、、若者・若年層の中にその意識が少ないのが私は気になります。


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