高尾の温泉、極楽湯に入るため高尾山、城山へレッツゴー。
先月に京王線の高尾山口の駅前1分に温泉施設ができました。
極楽湯は
今まではJR高尾に近いフロッピー(健康ランド)に送迎バスで寄っていましたが、これからは選択枠が広がり、京王線高尾山口の極楽湯へにも立ち寄れるようになりました。京王線を使う人は断然、極楽湯が便利です。JRに乗り換える人はフロッピーでもいいかな。
フロッピーは
京王線の高尾山口がリニューアルされておしゃれになっていた。
改札出て右手の怪しげな売店群がなくなって、ただのコンコースになっていた。今までは売店が駅中にあって人があふれていましたから、ふさがれていたスペースがあき通行しやすくなった。
駅の天井からして木製のおされな感じになっていた。
トイレやロッカーや足洗い場が激変だ。
駅ホームはそれほど変わりがないがベンチが大きくなったのが良い。
ロッカーは駅の左右に振り分けられた。ローカー数はもしかして変わらないかも。
足洗い場は、下山してきて駅手前に移動して、理にかなった造りになった。
トイレがきれいに広くなったのがうれしい。狭くて臭くて水浸しで汚かったのが、都会風になった。便座が冷たいのはちょっとねーというくらい。
でも全体は素晴らしくバージョンアップ。
20年前を知っているトレイルランナーとしては隔絶の思いです。そもそも駅の反対側には高尾の温泉「極楽湯」ができて、高尾に温泉だけ入りに来る人だってありそうです。駅改札を出て右に行くと地下道で温泉施設に、ほぼ直接行けます。駅から1分というか30秒ぐらいじゃないか。
ただただ、、多い時で1日で3万人というお客さんが、さらに増えそうだから、芋の子を洗うようになるんじゃない。
だから、フロッピー(JR高尾の健康ランドの送迎バス)は残しておいて欲しいですねーーー。
今日は新宿を7時に出てきて、高尾山口のロッカーに荷物を入れてスタートしたのが8時ちょいすぎだった。
天候がいまいちだったので、登山者もトレイルランナーも少なめでした。
6号路の稲荷山コースを登っていくと、後ろから一人の軽快な女性トレランが追い抜いていった。とても若そうでコースの最初だから走っていけるのねーと思っていたら、一丁平で引き返すのに出会った。
もう、どこかまで行って戻ってきたんだーーーと思い、すれ違いざまに確認したら、第一生命の実業団陸部員だった。
それじゃ、どこかまで行って、もう戻ってきたんだ。
第一生命の女子陸上部はオリンピック(世界陸上?)のメダリストの山下監督のもとで練習している、強豪チームじゃないですか。
高尾山を過ぎ城山の手前まで行くと、登山コースの分かれに人が固まっていた。旗やら何か持っていたのでトレランの大会があるのはすぐわかった。
高尾人馬八峰トレランだった。
けっこう距離の長いトレラン大会だと思ったが、、、。
URLはhttp://tokyo-8mine-trail.org/
大会名がTOKYO八峰マウンテントレイルとなっていた。
私が高尾~人馬往復トレランの練習を頻繁にしていたころ、この大会に出くわしたことがあって、そのコースをたどって走ったことがあった。
私は10年くらい前は月間で300kmから400kmを走っていて、トレイルが人気になる前に、ランニングチーム南蛮連合の仲間と、高尾エリアや奥多摩を良く走り回っていました。高尾のこの辺りはすべて走り尽くしたぐらい。高尾~人馬往復は今までに250回ぐらいは走っているだろう。ランニングチーム南蛮連合やアトミクラブや、コニカミノルタに方たちはトレランの先駆者だと思います。
20年以上前から「山を走りに行く」と言ってフルマラソンの練習を山でしていました。
コニカミノルタの速い人は高尾~人馬往復を2時間30分を切っていた。南蛮の速い外人さんも3時間を切るくらいだった。私のベストは3時間15分で往復だった。
だいたい、高尾~人馬往復28kmの負荷はフルマラソンに等しくて、タイムもフルマラソンのタイムに比例します。
今では登山者やハイカーが多いので、そんなスピードで走っては危険ですが、、、。
往路は上りが多いのでスピードはさほどじゃないけど、復路のスピードたるや1500m競争ぐらい速い、まさに飛ぶように走っていた。木の根っこがいっぱいあるが、それをひょいひょい飛びながら猿のようにカモシカのように走らなきゃ、そのタイムは無理です。
今では激増したハイカーに遠慮してほしいから、、、厳禁ですね。
城山茶屋のおっちゃんとお話ししてきた。
私は餅りお汁粉、相棒はなめこ汁。なめこ汁には豆腐となめこを満載してくれた。
上りは体も足も熱を持ってくるから暑いけど、下りは寒くなります。
だけど今年は例年に比べて体感で5度以上暖かい。
例年だと霜柱が多くてザクザクと走りますが、今年は暮れになっても堅い土のままだった。11月くらいの気温だなーーー。
これ以上冷え込むと耳当てが必要になります。吹雪いたら耳当てがないと耳が凍傷になります。以前、超寒いところで耳当てを忘れたら、耳が凍って巨大になり、ジャリジャリのシャーベット状になっていた。血液が凍って膨らんだのだ。それに気が付いたが、耳当てを忘れたので手袋をしたまま手で温めて戻った。ずーと手を万歳したままの変な格好だった。もうちょっとで耳が凍傷になるところだった、危なかった。耳がなくなったら、「耳無法一」でしょー。
今日の下山は11時ころ。
そのころになるとハイカーもだいぶ増えてきた。
城山を折り始めたころ、八峰トレイル大会のトップ選手に追い抜かれた。
5番手ぐらいまで確認できた。
高尾山はハイカーの山なので、トレイルランニングのコースはメインルートから相当外れています。
コース最後のほうは、城山直下から南高尾に振らされたようだ。
高尾山まで戻ってくると、また女性ランナー2人に抜かれた。ずいぶんきれいな方たちで、やはり第一生命の女性部員だった。家に戻ってネットで見たら、あのかわいらしい女性部員たちは5000mを軽く15分台で走っているじゃない。やはり実業団のレベルはすごいなー。
市民ランナーで5000mを15分台で走れれば男子でも優勝できますからねー。並みのスピードじゃない。
でも、今日の走りっぷりは彼女たちにしてはジョギングなのだろう。第一生命の女性陸上部員全員が、今日の八峰マラソンの男子優勝者レベルではあるのは間違いない。
彼女たちがハイカーの人に、「大会なんですねー」と声を掛けられていたが、、、にこにこ笑いながら「私たちは違いますよーーー」と余裕で答えていた。でもきっと陣馬山を軽く往復してきた復路なのだろう。
第一生命の女性陸上部はマークですよー。
なぜかというと、、、これも以前の話ですが、私が志賀高原をトレランしていたら、とある頂上に息を切らせた男性ランナーが続々と登ってきて、またすぐに折り返して走って下山していった。どこのチームかと思ったら、、、トヨタだった。
トヨタはお金に余裕あるから、実業団スポーツにも力を入れ始めていたころで、男子陸上実業団でもめきめき力をつけてきました。
今ではトヨタはトップクラスの駅伝チームになりましたから。あの時見た人たちは気合が入っていたもの。私は連中を見た瞬間、このチームは強くなるぞーと思いました。
さてさて、高尾山口に下りてきたけど、休日だというのにお店が閉まっていたり、人はガラガラだった。
さすがに暮れなんだなー。
がらーんとしていました。
京王線のプラットホームから見た高尾の温泉「極楽湯」です。
あそこが露天風呂のようです。
お食事はいつもと違い、駅ビルの2階にあるイタリアン「ふもとや」でいただきました。
スパゲッティとピザとジェラートを注文。
京王線高尾山口という辺鄙なところにありますが、「ふもとや」は本格的なお食事ができます。イタリアンの「ふもとや」は美味しくて、お勧めのレストランです!
なにしろ、高尾山はミッシュランで3星なんだから、いつまでもお蕎麦屋さんだけじゃいけません。美味しい本格的なイタリアンができてうれしいです。
これからは、ハイキングやトレランのあとに、ワインとイタリアンですよ~~~。
そうそう、極楽湯の温泉はいいけど、休憩室がちょっと足りないかな。たぶん、これからはハイキングのあとに温泉がデフォになると思うから、まったくキャッパシティが足りなくなるかもしれない。時期を見て拡張工事をお願いしたいところです。
だから、今まであったJR高尾にあるフロッピー(健康ランド)にも、温泉行の送迎バスは続けてほしいのだ。そもそもフロッピーのほうが安いし広い。
PS:リオデジャネイロ・オリンピック・マラソン代表に第一生命の田中智美さんが選出されました。すごく若い選手がいたので、その方だったと思います。実業団ではコニカミノルタの選手も陣馬往復練習していますから、トレイルランニングはフルマラソンの良い練習になると断言いたします。