ランシモ

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現代写真研究所の写真展

2013-04-30 20:04:36 | 日記・エッセイ・コラム

英伸三さんが率いる現代写真研究所の本科生徒の修了写真展です。

友人の石田氏が会社を退社したあとに通っていました。

皆さん妙齢の年代の方たちが生徒さん。

いわゆる写真学校とは違い若い人向けではないようだ。

だから一年という短期です。

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写真展はアマチュアーの視点で撮られていて、若い人達が多い写真学校に比べると、内容が地に足がついている。

石田雅章:気になるオブジェ~柏木

江坂美代子:品川宿探索

柏俣和夫:農村のRHAPSODY

功力俊文:現代(いま)も虫を追う

栗原恭子:豪雨の中で

笹尾淑:粕谷の里

佐藤正男:幸せな時間

樽矢敏広:水とあるく

野口倫住:モクミツ

東巨剛:築地市場

吉川隆:王子路中

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会場:新宿ヨドバシカメラ本店前のMYビルB1のヨドバシフォットギャラリーINSTANCE

会期:4月29日~5月5日

時間:11:00~18:00

住所:東京都新宿区西新宿1-10-1

電話:03-5337-1091

写真展を見た感想は、自分の視点で写真を撮ろうとしているところが良い。社会生活を経てようやく自分の時間が取れて、もう一度まわりを見回したということです。おそらく生きてきた社会を肯定的に考えている安定した視線、姿勢を感じます。往々にして、写真学校の若い方たちの写真は、社会に対して斜に構えたり、若者独特の迷いがあったりして、うつろな写真が多かったりします。あるいは観念的であったり、ひとりよがりであったりして、仲間内で傷口を舐めあうような痛々しさがあります。

ここの会場にはそのような痛々しさは皆無です。新しい感性などはないかもしれないけど、写真に写る「いま」を大事にしているからだろう。良いご趣味ですねーと言われてしかるべき作品たちです。

面白かったのが、写真展会場に飾ってあるパネル写真より、会場の真ん中に置かれている、各々が製本したブックの方が生き生きしていたということ。ブックなので枚数が多くて一枚ずつページをめくっていくというスタイルが良かったのだろう。

130430g3若い人だったら日大芸術学部や東京工芸大学、ビジュアルアーツや東京総合写真専門学校、日本写真専門学校がいいと思うが、趣味で写真をやられる方には、写真とは見る力だと正攻法で教えてくれる本校がお勧めです。

現代写真研究所
http://www.genken.ac/

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