中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

抱き留められて。。

2016-04-03 01:34:32 | Weblog
「ゲゲゲの女房」以来、ずーっと勝手に録画で見続けているNHKの朝の連ドラ。
今回は広岡あささんの生涯を描いた「あさが来た」。

良かったですよ~!
何が良かったって、一番は登場人物の死に方というか臨終の場面(何でやねん!)。

お話は、江戸から明治にかけての時代ですから、病院で臨終というのではなく、自宅。
弱ってきたら、畳にお布団敷いて、寝てる。
いよいよ、その時が来たら、家族のものを枕元に呼んで、一人一人にメッセージを伝える。
最後に、妻と二人きりにしてもらって、二人でお別れをする。

昨日、あさのご主人の新次郎さんのお別れ場面でした。
新次郎さんは、多分癌だったようですが、ずーっと自宅療養して家族と暮らしていました。
家で倒れて、そのまま布団に寝かされ、一人一人にお別れを言うわけですが、一人娘の千代ちゃんには、
「あんたが生まれてきてくれて、自分の人生がほんまに華やかやった~。おおきに」て。

子供に、「育ててやったんやから、親の恩を忘れんと返してや。」と取引する親もいてる中、新次郎さんは、子供に感謝している。
「決して、見返りを求めない愛」これが、日本人の愛の形だと思う。
昔、韓ドラを見ていて気分が悪なったのも、親が子供と取引してるからやったね。

あさと二人きりになった新次郎さんが、あさに
「ずっと、いつでも、わてが見ていること忘れたらアカンよ」てなことを言うてました。
これも、事実なんだと、年を取った今は思います。

父が、母が亡くなった時、
「お母さんも、あっちの方に沢山知り合いが行ってるから、寂しいないやろ」と言い、
認知の人は、鋭いこと言うんやな~と思ったことがあります。

80代の方が、死んだらどうなるんやろ、とかどうやって死ぬんやろとか言われますが、
今日の朝ドラでも、そうであったように、自分が死ぬときは必ず誰かがお迎えに来るようです。

父が亡くなる前日、病院で話している途中に、父が「誰か入って来た」と言いました。
よく夢で誰かに会った話をしていたので、その時も、また夢うつつか?と思いましたが
今思えば、誰かが父を迎えに来てくれたのだと思います。

あさの話に戻りまして。。。
昔やから、畳に布団を敷いて寝てるわけですが、これがやっぱり良いと思うのですが。
足を揉む時、いつもベッドは揉みにくいって思います。
布団やったら、おしめ交換も足揉みもやりやすいのにな~。
なんで、介護や看護はいつもベッドなんやろ~。
昨日も、あさが新次郎さんの背中から抱き留めてあげたから、あさの腕の中で臨終を迎えられたわけで、病院ではまず「背中から抱き留める」という行為が無理。

4人の親を見送って、いよいよ順番から言えば、次はぱくちゃん夫になるわけです(夫が絶対このブログを読まないので書いてます)。
これまでと違って、ぱくちゃんが第一責任者になるので、自分が思う通りのやり方を試してみたいと思っています(本当に、夫は読まないと信じて)。

病院も足揉みも大嫌いな夫をどう看取れるか、今、病院で不本意にも生かされ続けているお年寄りを、今後、どういう看取りをすれば減らせるのか。

ぱくちゃんの知り合いの中にも、鼻腔栄養だけで1年以上、点滴だけで1年過ぎたおばちゃんがいらっしゃいます。
鼻腔栄養の方は、頭がしっかりしているので、栄養の管を外してしまおうとされるので、手には(父もはめられていた)グローブという拘束具を付けられているそうです。

前にも書きましたが、今回の朝ドラでは、いくつもあった臨終の場面があまりにも暖かで安らかなので、本当は、これを国民に見せたいという政府の想いではないかと思いました。

ついでに言えば、臨終の後、何度か自宅での葬儀の場面も出てきました。
ぱくちゃんは、「自宅での家族葬」を願っているのですが、ドラマの中に出てきたようにできるのではないでしょうか。

今回、父の葬儀は会館での家族葬にしましたが、参列者が父の妹家族が2軒とぱくちゃんちのみ(総勢15名)、ということで弟が「全然疲れてない!」というほど、楽な葬儀でした。
5年前の母の時は、普通の葬儀だったので参列の方々にご挨拶やら気遣いやらで、5歳若かったはずの弟がへとへとになってましたから。。

とても、面白かった半年の連ドラでした。
次回は、「暮らしの手帖」の編集長(確か大橋さん)が主人公だそうです。
「暮らしの手帖」は大好きな本で、何年か購入しました。
まだ、時間にゆとりがあった時、年に6冊出版されているのを季節ごとに出してきて、その時期の暮らし方をおさらいしていました。
料理、季節のしつらえ、健康のことなど、その時期に合った事柄が色々書かれていたので、楽しく読んでいました。

いつか、そんな時がまたきたら、「早春、春、初夏、夏、秋、冬」と季節ごとに取り出して、読んでみたいものです。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お前さんも逝くのかい? | トップ | 人が好き! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事