中国足心道 足揉みぱくちゃん 「今日も元気だ!ご飯がうまい!」

「足揉みぱくちゃん」の療術師 市村良子の日々の出来事、暮らしを綴った日記です。

初めての上級実践講座

2016-11-18 01:04:27 | Weblog
一般の方向けの「上級実践講座」。

を受講中の大学生さん。



1年半揉んでいる、肝臓がんのお母さんを揉んであげたいと受講してくれています。
普通、中国足心道は63の反射区があるのですが、この講座では、癌と認知症の14の反射区だけを練習していただきます。

去年の4月、肝内胆管癌で肝臓の7割を切除。
その2ヶ月後、肺とリンパに転移があることがわかり抗がん剤治療をスタート。
抗がん剤と足揉みを同時スタートしました。
普通なら、4,5ヶ月で副作用のため中止すると思われたきつい抗がん剤を、もうすでに1年半続けられています。
特に、副作用に苦しめられることもなくお元気に過ごしてこられたのですが、今回肝臓に新たな腫瘍が見つかりました。
二人で、「なんでー!!!こんなに元気やのに!」と驚いたのですが、とりあえず画像に写っているらしい。

がんセンターの主治医は抗がん剤の変更を考えておられるようで、抗がん剤が点滴から服薬になるのは、病院へ行く手間が省けて、ありがたいね~などと話しながら、「さてさて、どうしたもんじゃろか~」と考えていました。
で、思いついたのが、3人いらっしゃる娘さんの誰かにこの講座を受けてもらって、週に2,3回揉んでもらおうってこと。

この娘さん、小さい時からおやつが納豆、というくらいの納豆好き。「納豆娘」と呼んでいました。
納豆の効果かどうか、とにかく元気で体温も高い。
院長先生のおっしゃるところの「天性の手を持ってる」ってこのことか、と思うほど。

実技のこの日、連日の風邪引きさんの足揉みで、さすがのぱくちゃんもややヘタレ気味でした。
ところが、実技を終えての帰り道、足がぽかぽかと温かい。
帰った時には、元気もりもり。夜中の2時までお仕事できました。

通常の認定講習より、時間もずっと短くて反射区も14個だけ。
なのに、たった4時間の実技(この時点ではまだ4時間だけ)でこれだけの効果が出せる。
胆管癌のお母さんも「市村さんに揉んでもらった二日後に娘が揉んでくれたのですが、びっくりするくらい元気になったんです」
やはり、頻繁に揉むのは効果があがるんやね。

今晩、最後の授業で合計8時間。
お母さんと認知症のじいちゃん、二人のお姉ちゃんは共に学校の先生で日々ストレス満帆。
「毎週、4人揉んだら、すごい手が上がるね。頑張れ!」

「なんだか、とても不思議で。。。」とお母さんがおっしゃる。
「娘に習ってもらいたいと思ったら、そのすぐ後、娘の大学が1週間おやすみになりました。その間に、娘が受講できるようになり、こうして揉んでもらえるようになりました」

「頭にひらめいた時にグズグズせず、すぐに行動すればオセロの黒石が白石に変わるようにまっすぐ道が開かれるとおっしゃった方があります。
でも、たいていの人は怠け者で、何かと理由をつけて物事を後回しにするから、道が閉ざされてしまうんだそうです。
今回は、すぐに提案に乗ってくださったから道が開かれたのかも。Aちゃんはとても良い手を持っておられるから、いつか本講座も受講されたら嬉しいです。」

ということで、本日めでたく修了証をお渡しいたしました。








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恐る恐る。。。

2016-11-18 00:32:26 | Weblog
ホスピスに再入院された方の足揉みに行ってきました。
11月7日時点では、ベッドの上で、ほぼ寝たきり状態。

1週間後の13日、病室の前で恐る恐る、ドアをノック。コンコン。。
「は~い!」
へ?なんだか元気な声がする?

入ってみると、1週間前は導尿でベッド上だった方が、すっかりお元気で歩いておられる。
「お元気ですね~。痛みはどうなったのですか?」とお尋ねすると、
「はい、痛みはかなりましになっています。今月末には退院できそうです」なんてことで。

肺から背中に転移した腫瘍が大きくなっていて、それが出血を起こし、激痛になったそうです。
「前の退院のとき、7.8センチだったのが、8.9センチまで大きくなって、少し圧迫したみたいです。」
と、淡々とおっしゃる。
腫瘍が食道を圧迫して、食べにくかったのもやや、ましになっているそうな。
「もりもり食べてます。」
先週は、果物を少し食べてるだけだったのに。

「一体、癌はどのくらい進行しているのですか」と開けっぴろげにお尋ねしてみたら。。
「診断書には、末期って書いてありました。肝臓にも転移しているって」
「いつから末期になったのですか」とまたまた開けっぴろげな質問。
「多分、1月に抗がん剤の新薬をやめた時点でしょう。もうできる治療は何もありませんって言われましたから」
今は、痛み止めをコントロールしながら服用されているだけです。

診断書っていうのは、封印してあるのかと思ってましたが、封がしてないから読めるんだそうです。

「今回は、つくづく、生かしてもらってるんだな~と思いました」と。

生かされているのだから、今日も目が覚めたら、生きればいいんですね。
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