館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

新宿の西条八十・そして新川和江さんを想う。

2006-02-03 07:13:53 | 生活雑感


新宿アルタ前の花壇にこれは建てられている。
詩人・西条八十にかかると新宿のネオンもこの様になる。
もっとも21世紀、不夜城の現在のネオンはすでに「造花」なっていまいか?

花も嵐も踏み越えて 行くが男の生きる道・・(旅の夜風)

「蘇州夜曲」も「青い山脈」も西条さんでしたね・・・

この詩人の弟子が「新川和江」さんである。
1作年・その前と2年お目にかかった。2年前はたっぷり2時間「詩」の生み方を教わった。
八十の持つ言葉の「なまめかしさ」が新川さんには確かにある。
決して若くは無いが、いつでも「恋」が出来そうな「艶」があるのだ。

1つ転載をする。多分「ふゆのさくら」だろう?の期待を裏切って、次の詩をどうぞ!


               それから地球も皺ばむほどの・・・・

  <お手紙はもうくださいますな
  秋があなたの手の中に落とす
  木の葉だけをお送りください>
  とアリエット・オドラは書いてゐる

  その詩をはじめて読んだのは十五の時だった
  それから地球も皺ばむほどの月日が流れた

  それなのにまだわたしの心は叫んでゐる
  <お手紙をくださいまし くださいまし あなた!>


                      詩集・「ひきわり麦抄」より
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