★ 「MODERN ART」・ART FARMER
1991 キャピタル 発売元はBLUE NOTE
中古だった。800円!今も、国内盤・輸入盤とも色々出てると思うよ。
LPはある。で、良く聴いた。カーステレオ用に購入したのだ。
アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン・コンビといえば、1959年に結成した3管編成のジャズテットが有名だけど、本作はその前身バンドともいえるクインテットによる58年の録音。
ゴルソンとの相性も抜群で、両者が奏でるハーモニーが美しい。
60年代以降のファーマーはあまりトランペットを吹かず、もっぱらフリューゲルホーンを吹きましたね~。本作は50年代録音とあって、ハード・バッパーとして元気にトランペットを吹くファーマーを堪能できる作品ですね。ピアノがビル・エヴァンスでございます。このピアノ、結構ブルージーなのだ。
僕はね、アート・ファーマーといえばモダン・ジャズ屈指のトランペッターと思っているが、やもすれば、クリフォード・ブラウンとマイルス・デイヴィスという二人の天才の間で、苦悩したトランペッターなどと、言われたりですね。
ブラウン好きが、マイルスを「やつは**と弾けない」などと言って、マイルスフリークは「やつは哀愁が足りない・・」などと揶揄。
ブラウンでもマイルスでも無くたっていいのよ。
100人人がいて、100人の個性よ!
だから、楽しいじゃござんせんか!ってんだ。
ゴルソンと絡むと、ヤハシいいね。分厚い音・たまりませんです。