館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

マスコミって何?

2006-02-10 07:12:26 | 時事言いたい放題
昔、学問と呼べるものに打ち込んだ時代があった。今は「歌しか歌わない」と言われている。大学では古代の土地制度史を卒論のテーマにした。2年前お亡くなりになった「網野善彦」氏が新進気鋭の学者として「無縁・公界・楽」の名著を世に出した時代である。
彼はこの様に2000年に記した。
「2月11日という戦前の紀元節、神武天皇の即位の日というまったく架空の日を「建国記念の日」と定める国家の、国旗・国家を法制化したのであり・・(中略)・・このように虚偽に立脚した国家を象徴し、讃えることを法の名の下で定めたのが、この国旗・国家法であり、虚構の国を「愛する」ことなど私には不可能である。それゆえ、私はこの法に従うことを固く拒否する」(講談社・日本歴史00・「日本」とは何か・P20)
全くの同感であり、僕の歴史認識なので、引用した。君が代(音楽的にもまずダメだな)・天皇制にも確信を持ってNOだ!(ここまで、前振り)

某A新聞2月8日の1面2面の見出しを拾う。(ほとんど2つの面が懐妊記事で埋められていると分かる思う)
紀子さまご懐妊――第3子、9月末に
皇室典範改正に影響も――首相「今国会成立へ努力」
典範改正「様子見ムード」
「急ぐ必要ない」の声――推進派は「別の問題」
「男女で大違い」――宮内庁も驚き
性別、いつわかるか?――超音波で妊娠20週前後に

皇室典範も天皇の次男の3人目の子供も、先の前振りで僕の意見は分かると思うので、くどくど書かない。

どうしたの「日本のマスコミは?」が言いたいのだ。
今の日本。
姉歯事件で被害者が苦しみ。
牛肉はお粗末で、国民の「健康」なんて役人は考えていないことが分かって。
ライブドアで「新自由主義」や「格差社会」の病巣が見えてきている。
数日前は防衛施設局の官製談合が、国民の目にさらされた。
前日まで、国会でもこれらが論議され、マスコミも関連記事をこまめに載せていた。
次男の子供より、国民の生活や、そのためのより良き政治の問題のほうが、重要ってもんだろう?こらっ!
だから小泉にライブドアで「マスコミだって」とためぐち言われるんだよ。
A新聞にしてそこらの「女性週刊誌」状態で、上記事件・病巣の追及のトーンがダウンする。そしてほっとしているやつが沢山出る。
こどもに超音波?「女でも男でも、かわいい子供です」「あえて生まれるまでの楽しみにします」と生まれて、我が子が等しくかわいいのだ。昔近所のおばさんが「あたしは女ばかりの兄弟で、また女だったのでもう女はよしだ!とトメとつけられたんだ」と聞いた。
じゃあ、今度の子供、女なら「トメ」か?

このマスコミ・危ない時代が来たら「大政翼賛」だな(もう危ない時代か?)
権力の玉座で国民の生活を危うくするやつがいて、その玉座の争いが始まっている。次男の子供は安全に生まれればいい。(これも「お世継ぎ騒動」かあ?)
逃がすなよ!悪いやつら。「ペン」は強いんだろう?
コメント (2)
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